笏谷石(しゃくだにいし)雑記帳

 『笏谷石を訪ねて』の HPを管理する
  稲葉デザインルームの笏谷石(しゃくだにいし)雑記帳です。
  笏谷石を通して見えてくる歴史や文化、
  そして福井市の“まちづくり”についていろいろ書いてます。

2010年05月

福井市の中央公園と笏谷石(1)

本日2010年5月27日の福井新聞に笏谷石(しゃくだにいし)の話題がありました。
 
福井市大手3丁目の中央公園の一部の日本庭園(ホテルフジタ福井前)に笏谷石(しゃくだにいし)を使用という、記事でした。
 
2010年6月19日から開かれるAPECエネルギー担当相会合に合わせて、会合会場のホテルフジタ福井前にある日本庭園を改修したそうです。ただし、笏谷石(しゃくだにいし)とされている石は、中国産らしいです。
 
APECが終っても、市民の憩いの場などとして、この日本庭園を、市民一人ひとりが、利用方法を考えていけたらいいですねぇ〜。


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笏谷石風の陶板瓦

今日2010年5月11日の福井新聞に笏谷石(しゃくだにいし)の風合いを再現したの陶板瓦を開発した企業についての記事が載っていました。

青緑色や赤茶色など笏谷石(しゃくだにいし)の様々な色合いを再現した瓦だそうです。

笏谷石(しゃくだにいし)は、採石されなくなりましたが・・・
最近では、笏谷石について、いろいろな視点からの“創造”が生まれてきていると感じます。

「一乗谷 DISCOVERY PROJECT」福井観光イメージアップポスターの「笏谷石の色を基にしている」という話も含め、福井の暮らしを支えてきた、美しい笏谷石の“色”を、いろいろなコト、モノ、シーンで使用していくことの輪がどんどん広がっていくことが、とっても楽しみです。
 
市民まちづくりゼミナール「福井の文化を学ぼう部会」のメンバーの間でも、「ガラス素材も遠くから見ると、笏谷石(しゃくだにいし)色に見えるね。JR福井駅のガラス部分やAOSAA(アオッサ)のビルだって、笏谷石の色だよね(笑)」と話題にしたことがあります。
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で、笏谷石(しゃくだにいし)の風合いを再現したの陶板瓦についての記事の話に戻りますが。
その記事の中で、昨年(2009年)12月に福井市内の神社に施工したとありますが、きっと5月4日・5日にご紹介した神明神社のことだと思います。


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神明神社(福井市)の神楽殿の棟石と鬼瓦

昨日、ご紹介した神明神社(福井市)の新しい神楽殿の屋根を見たら・・・
棟石と鬼瓦が、笏谷石(しゃくだにいし)でした。
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そして、瓦は!?!?!?
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2010年(平成22年)5月11日(火曜日)の福井新聞に
大手屋根工業の福井窯業(本社福井市田原2丁目)が、
笏谷石(しゃくだにいし)風の瓦を自社ブランドの瓦として
積極的に商品化を進めているという記事が載っていました。

「福井市足羽山を中心に産出された「笏谷石(しゃくだにいし)」の風合いを
再現した陶板瓦を開発し、08年度に県の経営革新計画の承認を受けて、
販路開拓に取り組んでいる」そうです。

「笏谷石は福井市にしかない石。
貴重な地域資源を後世に残すとともに、
『福井ならでは』の屋根材を提供することにつながれば」
とういう近藤社長の思いから、笏谷石風陶板瓦が生まれたそうです。

神明神社の新しい瓦は、この笏谷石風陶板瓦が使われています。

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神明神社(福井市)の玉垣石

5月の3・4・5日に神明神社(福井市宝永4丁目)で春祭りが行われています。

別表神社加列30周年記念事業で、参集殿、神楽殿及び神輿奉安所が新築されて、さらに境内もきれいに整備されていました。

2年前(2008年)に市民まちづくりゼミナール「福井の文化を学ぼう部会」が笏谷石の市内調査で撮影した笏谷石(しゃくだにいし)の玉垣や燈籠も新しくなって別の石(御影石)になっていました。

2年前(2008年)に撮影した神明神社の玉垣
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しか〜し、福井城の石垣で造られたという、笏谷石(しゃくだにいし)の灯籠(常夜燈)は
場所を移してありましたが、今も、ちゃんと見る事ができます。
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笏谷石(しゃくだにいし)の玉垣は・・・

なんと・・・

参集殿の壁の一部に再利用されていました
玉垣だった頃の名残もある新しい姿を見る事ができます
笏谷石の新しい再利用の方法に感心しちゃいました。
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--追記--
《玉垣の再利用の裏話
壁に再利用された玉垣は、彫ってある名前が消されていますが、
始めは、名前も残そうという予定だったそうです。
しかし、自分の名前が彫ってある玉垣の上に
他の人の玉垣が乗っているのをあまりよく思わない方もいるのではないか、
ということで、名前が一部見えなくなるデザインになっているということです。
(村上大理石さんからの情報です。)

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