笏谷石(しゃくだにいし)雑記帳

 『笏谷石を訪ねて』の HPを管理する
  稲葉デザインルームの笏谷石(しゃくだにいし)雑記帳です。
  笏谷石を通して見えてくる歴史や文化、
  そして福井市の“まちづくり”についていろいろ書いてます。

2010年09月

『ふくい笏谷石の会』設立総会 と 『笏谷石公開講座』開催

2010年9月26日に
『ふくい笏谷石(しゃくだにいし)の会』の設立総会と
笏谷石研究家の三井紀生氏による『笏谷石公開講座』が行われました

まず、設立総会が行われ、
『ふくい笏谷石(しゃくだにいし)の会』が発足されました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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(福井市)市民まちづくりゼミナールの「福井の文化を学ぼう」部会では、
平成20年度から今年度の3年間を通じて
福井市で産出されていた「笏谷石」をテーマに、
福井の文化と歴史を学んでまいりました。
その学びを発展させ、私たちは、笏谷石文化を市民の力で蘇らせ、
愛着と誇りをもって次の世代に伝えていくとともに、福井の魅力ある
地域ブランドとして育て、福井のまちづくりに活かすことを目的として、
笏谷石文化にかかわる人々のネットワークをつくりたいと考えました。
そこで、全県、全国視野をもった活動の展開、発展のために有志が集まり、
平成22年9月26日に
市民活動団体「ふくい笏谷石の会」を設立することになりました。
そして、世代を超えて、みんなで楽しみながら
笏谷石文化を発展させていきたいと考えております。

設立総会終了後、午後1時30分より
笏谷石研究家の三井紀生氏を講師に迎え
『笏谷石文化遺産を後世にのこすために』をテーマに「笏谷石公開講座」
が行われ、
約100名の方が受講されました。 

講座では、
笏谷石(しゃくだにいし)で作られた代表的な遺品の紹介や
越前から各地へ移出されたことについて、
また、もの言わぬ証人である笏谷石(しゃくだにいし)の遺品を後世に残すために
調査、保存、笏谷石(しゃくだにいし)の啓蒙活動などが必要、など
笏谷石(しゃくだにいし)について学ぶ事ができました。
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この日は会場であるアオッサや福井駅前周辺で多くのイベントが行われ、
込み合っておりましたが、多くの方々がご来場くださいました。
本当にありがとうございました。

これからも勉強会などの活動を考えておりますので、
興味のある方はご参加ください。お待ちしております。

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福井市美山森林温泉 「みらくる亭」の笏谷石の大浴場

浴場に笏谷石が使われている、福井市美山森林温泉「みらくる亭」の方から
お写真を頂きました。ありがとうございました!

国道158号線を大野方面へまっすぐ進んだ場所にある
福井市美山森林温泉 「みらくる亭」には下記の写真(頂いた写真)のように
笏谷石の湯船から見る、眼下に広がる森林はリラックスムードが満点です。

笏谷石は濡れることによって、深い青緑色に変化し、
より笏谷石らしい暖かみを感じることができます。

一乗谷朝倉氏遺跡にも近く、
日帰り入浴も出来ますので、ぜひ訪れてみてはいかかでしょうか。
入浴可能な時間や料金は、みらくる亭さんのホームページをご覧下さい。
福井市美山森林温泉 みらくる亭のホームページ
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にしん商家横山家(北海道江差町)の土蔵屋根の棟石交換の記事

笏谷石研究家の三井紀生先生より
北海道新聞で
笏谷石(しゃくだにいし)が取り上げられた記事があると情報を頂きました。


北海道江差町のにしん商家横山家(北海道指定有形民俗文化財)で、
土蔵屋根の棟石(笏谷石(しゃくだにいし))を150年ぶりに
交換した
という内容の記事です。


《横山家》
横山家とは北前船の網元(漁師などを雇っていたところ)の一つで、
漁業、商業、回船問屋を営んでいた商家でした。
横山家の建物は約160年前に建てられた家屋で、
文化財に指定された現在もこの家に住み続けているそうです。
江差町ホームページ「横山家」

横山家の土蔵の屋根の棟石の取り替えにあたって
現在、採掘が行われていない笏谷石の確保を
どうすればよいかと相談を受けたのが三井先生でした。

先生は、横山家の地元にある真宗大谷派江差別院が保管している
笏谷石を再利用する事を提案したそうです。

《真宗大谷派江差別院》
越前三国から11隻の舟を使って、江差に運ばれた笏谷石(しゃくだにいし)が
本堂の玄関や参道の石段に使用されていたそうです。
2001年に花崗岩に替えられましたが、
それまで使われていた笏谷石(しゃくだにいし)は
捨てずに保管されていました。
江差町ホームページ「真宗大谷派江差別院 東本願寺別院」
※笏谷石(しゃくだにいし)と江差別院の詳しい内容については
「越前笏谷石 第三編」三井紀生 著 をご覧下さい。

その江差別院に保管されていた笏谷石が
横山家の棟石に再利用されました。


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※棟石:屋根の棟に乗せる石
↓屋根の上にある棟石の例:福井城址の中央公園側(西)にある御廊下橋
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笏谷石の井戸枠(4)橋本左内の「初湯の井」

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2010年9月1日に行きました、橋本左内先生の生誕の地(春山2丁目)には、
笏谷石(しゃくだにいし)の啓発録の石碑以外に
「左内先生 初湯の井」と言われている
    「常盤井」
という井戸が石碑の近くにあります。
この「初湯の井」の井戸枠も笏谷石(しゃくだにいし)で作られています。
※春山2丁目あたりは、当時常盤町と呼ばれていました。

朝倉氏遺跡の井戸と形は少し異なり、
上部に井の字をした井桁がない形をしています。


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福井市郷土歴史博物館の特別展「福井城と城下町のすがた」について

2010年9月10日(金)から2010年10月24日(日)まで
福井市郷土歴史博物館で展示されている
「福井城と城下町のすがた」という秋季特別展へ行ってきました
福井市立郷土歴史博物館のホームページ「平成22年秋季特別展 福井城と城下町のすがた」

展示では
福井城や半石半木だったころの九十九橋の様子、
福井城にいくつもある「門」の様子を
絵で見る事が出来ました。
今とはだいぶ違う町の姿を想像できる資料が
たくさん見れます

展示品の中に笏谷石(しゃくだにいし)でできた石鬼や石瓦があり、
笏谷石(しゃくだにいし)にもスポットが当てられていました
その他の展示の説明文の中にも笏谷石(しゃくだにいし)の名前が見られる事があり、
福井市の歴史の中には笏谷石(しゃくだにいし)が存在していると
改めて感じられました。


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願念寺の笏谷石の納骨堂

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上の写真に映っている、笏谷石(しゃくだにいし)が美しい建築物は、
願念寺(福井市石新保町)の境内にある納骨堂です。
※遺骨を納める堂。お墓の一種。

“福井市歴史的建造物ガイドブックp46〜47
[(財) 歴史のみえるまちづくり協会]”によると、
この納骨堂は、
昭和2年12月に鶉小学校の校舎が焼け、昭和4年8月に新築した時に、
同窓生の寄付によって建てられた「奉安庫」を、昭和22年10月に購入し、
移築したものだそうです。
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納骨堂の屋根には瓦が敷かれ、
柱や庇には洋風の装飾がされています。
この笏谷石(しゃくだにいし)の納骨堂は昭和の初期に作られ、
外に建てられているにもかかわらず、
今もなお、きれいな笏谷石(しゃくだにいし)色を
見る事の出来る建物です。
とても質の良い石を使っているようで、
笏谷石(しゃくだにいし)が、本当に見事です。


その他にも、鐘楼やお手水場など、
笏谷石(しゃくだにいし)がたくさん使われているお寺です。


※奉安庫:御真影(天皇・皇后の写真)と教育勅語が安置されていた建物。


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橋本左内先生の生誕の地(春山2丁目)に笏谷石の「啓発録の石碑」2

春山公民館の館長さんから福井市政策調整室の方へご連絡を頂いた、
橋本左内先生の生誕の地(春山2丁目)にある
笏谷石製の「啓発録の石碑」を見学に行きました。

橋本左内は、福井藩士の子として生まれ、
福井藩主の松平春嶽の側近として活躍した幕末の福井藩士です。
「啓発録」とは、橋本左内が15歳の時に書いた
自らを律するための行動規範です。
「去稚心」、「振気」、「立志」、「勉学」、「択交友」
の5つからなっています。
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側面には、橋本左内の家紋「五七の桐」が刻まれていました。
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〈ちょっとした疑問〉
この石碑に使われている笏谷石は、足羽山から採掘され、
そのまま石碑として使われたものなのでしょうか?
それとも、福井城の石垣などを再利用して、作られた石碑なのでしょうか?
もし、福井城の石垣の再利用なら、また一つ石垣の行方が分かった事になるのですが・・・
答えは分かりませんが、気になるところです。


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