英語学習に関するお話
2017年05月24日
こんにちは、tomoです。
働きながら勉強時間を確保するのはとっても難しいですよね。いろいろな仕事に集中しながら、英語学習も同時並行でやっていかないといけません。私は、仕事と勉強を両立させるために、いつも細切れ時間を使うようにしています。気持ちさえ切り替えることができれば、英語学習の時間はすぐに作ることができます。私の場合は、
①朝起きようとするときに、布団の中で、頭に浮かぶ日本語を英語で言ってみる。
②通勤時間の40分を使って英語のセルフトークをする。たまにリスニングもしています。
③仕事の合間の10分の休憩中、5分でもいいから新聞の一記事を読む。
④昼食を食べながら英語記事を読む。
⑤(学校で働いてるので)教室へ移動するときに頭の中で1文でも2文でも英語で考える。
⑥その他の時間(お手洗いに行くとき、他の場所へ移動するとき、何かを待っているとき)に英語で考える。
⑦帰宅の40分間で、朝と同じで英語でセルフトーク&リスニング
「仕事をしているからなかなか時間が取れない~」と思いがちですが、細切れ時間を考えると、ホントにいろんな時間を活用することができるんだなぁと思います。また、細切れ時間ではないですが、私は帰宅後の夜8時以降は、なるべく寝るまで英語学習をするように心がけています。
ということで、みなさんの中にも、そういった細切れ時間を利用している人も多いと思いますし、まだ利用されていない方も、是非数分間、頭を英語モードに切り替えて、日々の学習時間を確保されていってはどうでしょうか。慣れてくると、けっこういい気分転換にもなると思います。
それでは、他愛もない話でしたが、今日はここで失礼します。
今日も読んでいただき、ありがとうございました!
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2017年06月02日
こんにちは、tomoです。
これまでは、英語の会話力アップのための最善の方法や、考え方についてお話をしてきました。おおざっぱなものもありましたが、全て読んでいただければ、だいたいその考え方が見えてくると思います。
さて、「英語の勉強」と言えば、「資格」ということがよく話題になります。今日はその資格について少しお話したいと思います。
ですので、ReadingとListeningは問題数は違いますが、点数配分はどちらも一緒です。例えば1級なら、850点×4技能=3400点満点、2級なら650点×4技能=2600点満点になります。以前は、Readingの点数配分が高く、ライティングの点数配分が低いというような形になっていました。英検では4技能全てバランスよく点数が取れないといけないという考えのようです。
TOEICと言えば、現在はListening & Reading Test(リスニングとリーディングのテスト)、Speaking & Writing Test(スピーキングとライティングのテスト)という2種類のテストが行われています。
主流はL&Rのテストで、年間200万人以上が受検するほどの人気のあるテストになりました(比べてS & Wはまだまだ受検者は少ないようです)。また韓国では超絶人気です。
そのTOEICについては、近年、新たにS & W Testが導入されたわけですが、これはやはり、従来のListening & Readingでは「スピーキング力は測れない」ということが認識された結果でしょう。
ですが、現在日本では、TOEICのListening & Readingが大人気であり、大手企業も、TOEICの点数を昇進や海外派遣の条件にするところが増えましたし、一定の点数を越えると報奨金を出す企業もあります。そのため、一昔前に比べて、受検者が倍増し、今や英語界では一大ブームとなっています。
これに比べて、日本以外の国では、英語能力試験は「4技能で測定する」時代に突入し、英検やTOEFLでは必ずスピーキングもライティングも課していて、TOEICではそれを補うために別のテストでスピーキングとライティングの技能を測っています。
ですが、今、言いましたように、企業側は、スピーキングテストを除いた2技能試験である「Listening & Reading Test」の方を重要視しているように見えます。
これは、まだまだ改革が必要な2技能試験を行っている高校や大学の入学試験と同様で、とりあえず、「リスニングとリーディング」の点数をそのまま「その人の英語力」、として見ているということなんでしょう。世界の流れには合っていません。
そして「ビジネス英語」=「TOEIC」となり、TOEIC攻略本の人気にも火が付き、多くの人が「TOEICを勉強して英語力を上げる!」という目標に向けて、600点攻略本や800点攻略本を買い、学習されているようです。
英検やTOEICのお話をしましたが、資格の話で私がいつも思うのは、「最終ゴールはどこなんだろう?」ということです。最終ゴールがTOEIC990点の人は990点を目指すでしょうし、最終ゴールが昇進の条件である800点の人は、800点を目指すことでしょう。みなさんそれぞれの目標があっていいと思います。
ただ一つ思うのは、「違う文化を持った他国の人と、英語を通してコミュニケーションをとることができるようになる」という視点も、本来の最終ゴールとして多くの人が少なからず持っているのではないかということです。
「英語は話せなくても全く構わない。ただ高得点が取れればそれでいいんだ。」
「英語の本を読めるようになればいい。英語が話せる必要なんてないんだ。」
と言って「会話力アップ」を否定している人はあまりいないのではないかと思います。
だとすれば、やはり、英会話力を身につけ、異文化を持った人とあまり不自由なくコミュニケーションを取り、その人たちの話を直接聞き、笑い合い、一緒にいる時間を本当に楽しめてこそ、大きな大きな満足感が得られるのではないかと思います。
「あんまり話せなくてもいいよ、自分は」と聞くと、「異文化を持った人と話す必要がない」と言っているような感じになっちゃいますよね。
もし、「会話」が最終目的であれば、資格試験もいいですが、少なくとも半分ぐらいの時間は、スピーキング力を鍛えていくことに充ててもいいんじゃないかなぁと、個人的には思います。みなさんはいかがでしょうか。
私が言いたいのは、「リーディングとリスニングの2技能に偏りがちな学習法に、スピーキング練習もしっかりと取り入れて、バランスのいい英語力をつけたほうがいい。」ということです。
「知らないうちに、スピーキング練習がおろそかになっている」
↓
「でも、最終ゴールは英語によるコミュニケーション力アップ」
↓
「それでも、資格取得の勉強に特化し過ぎて、会話力は身につかないまま」
↓
「やっていること」と「最終ゴール」の不一致(=負の連鎖)
【結論】
(今日のブログのタイトル)
『 どっちを取る? 「会話力を身につける」or「英語の資格をとる」』
(タイトルに対する私の答え)
会話練習を含めたバランスのいい学習をして、「どっちも取る!」
→「どっちも取るんか~い!」と言われそうですが、「バランスよくどっちも取る」が一番いいのではないかと思います。資格試験の勉強もいろんな力がつくことは間違いありません。でも、「バランス」です!
ではみなさん、今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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2017年06月20日
こんにちは、tomoです。
みなさん、英語学習の調子はどうでしょうか。小さな目標、大きな目標に向かって頑張られていることと思います。
さて今日は、いただいたコメントの中にありました、「東南アジア諸国の英語力はどのくらいか」の話題について、ちょっとした体験談とともにお話したいと思います!
最近はオンライン英会話が流行っているみたいで、特にフィリピンの学生の方々が講師となっているのもよく見かけます。予算的にO.Kな方は、英語力アップというよりは、モチベーションアップ、またはモチベーション維持の目的なら、オンライン英会話もいいかもしれません。
私の感覚的なものになりますが、マレーシア、フィリピン、シンガポールなどは日本とは比べものにならないくらいの英語能力を持っていると思います。
以前私が見た2012年ぐらいのEF(Education First)による、国ごとの英語指標ランキング(English Proficiency Index)によると、マレーシア、シンガポールは、やはり東南アジア諸国では群を抜いて英語能力が高い結果が出ているようでした。
それに比べると、インドネシア、タイなどは日本と同じで、あまり高くないようでした。しかし、これはあくまでも「正式な英語、それも筆記試験の結果」にすぎず、観光地などで商売をされている方たちはと言えば、「コミュニケーションツールとして英語を使う」視点からは、やっぱり一般的な日本人に比べると、話す能力は高いと思います。
また、世界的なテストと言えども、統計学の観点からは、それぞれの国のどの層を母集団としているのかがよくわからないため、あまり鵜呑みにできない部分も多々あると思いまいますが、少なくともマレーシア、シンガポールなどは別格で間違いないと思います(フィリピンは、この試験には不参加?のようで、統計の中にありませんでした)。
~こんなエピソードもありました~
私が以前教えたことのある生徒で、中国出身の生徒がいました。その生徒と話していたとき、こんな話になりました。
私:「英語の発音とかすごいよねー。」
生徒:「いやー、普通ですよ。」
私:「中国の人たちは英語力高そうだね。」
生徒:「わからないですけど、中学校2年生の時に日本に来た時、日本の英語の教科書を見てびっくりしましたよ。」
私:「えっ、なんでー?」
生徒:「中学校2年生の教科書なのに、僕が中国で小学校3年生の時に使ってたぐらいのレベルだったんでー…。」
私:「へぇーーー!!」
生徒:「日本の英語のテストは、日本語に訳しなさいとか、いまだにそんなことやっているからダメだと思いますよ。なんで英語のテストなのに、日本語で答えさせるんですか?」
ある時、タイから来た大学院生の講義を聞いた後、その生徒が英語で謝辞を言うことになったのですが、それはそれは堂々とした英語で謝辞を述べていましたが(事前に準備はしていますが)、あまりにも日本人離れした発音に、周りの生徒が驚いていました。
そしてその講義が終わったあと、その大学院生が、「日本人の生徒にも、あんなにうまく話せる生徒がいるんですね!?」と、大変驚いた様子で私に尋ねてきました。私は、「実は日本人の生徒ではないんですよ」と言わざるを得ず、「日本人の生徒に英語を教えている私は、英語教師と言いつつ、いったい何をしているんだ!?」と自問自答する他ありませんでした。
いと思います。
特に、留学生となると、それはそれは必死に勉強してきた方が多いので、筆記テスト以外の話す英語も堪能です。私はこれまで、タイ、バングラデシュ、中国、ブータンの学生と話したことがありますが、どの人も、英語は「ネイティブスピーカー」レベルだと思うぐらい、流暢な英語を話していました。
その中で、バングラデシュ、ブータンの方は、小さい頃からテレビも英語、授業も英語で受けていたと言っていましたので、ネイティブレベルだったとしても納得できます。タイ、中国の方については高い水準の教育を受けて育ったと思われますので、その国全体の英語力と言うと、一概には言えません。
大まかにですが、私の持つ印象として言えるのは、
「日本人は、恥かしがり屋すぎて、人前で英語らしい発音をしようとしない。そして積極的に英語で話そうとする人が少ない。」
「アジア人の多くは、人の目なんて気にせず、通じる英語のために、英語らしい発音を平気で使い、積極的に英語を話そうとする。」
ということでしょうか。
日本人の「目立ちたくない」、「人目を気にし過ぎる」という国民性が見え隠れしている気がします。
英語上達には、「人目を気にせず、間違いを気にせず、とにかく話そうとする態度」が必要です。そういう観点を忘れずに、英語力を磨いていきたいですね。東南アジア圏でも引けを取らぬように、日本人もいわゆる「ラングエッジバリア:language barrier(間違えることを恐れてしまう言葉の壁)」を乗り越えて、どんどんと話す英語を鍛えていかないといけません。
ということで、今日は、「「東南アジア諸国の英語力」VS「日本人の英語力」について、独断と偏見でお話しました。それでは、また次回に。
では今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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【合わせて読みたい記事 リンク先】
「中学校1年生の英語をマスターしたらネイティブの何歳ぐらいに相当するのか」について。http://blog.livedoor.jp/iecafe_english/archives/2512541.html
2017年06月21日
こんにちは。今回も、「中学校1年生の英語をマスターしたらネイティブの何歳ぐらいに相当するのか」ということについてお話します。
「マスターする」という言葉の定義もいろいろと解釈できるため、一言で説明するのは難しいです。ですので、いくつかの視点から見ていきたいと思います。
まずは、「中1英語をマスターした」というのが、次のような定義の場合。
中1の教科書に出てきた単語と文法は全て理解でき、英文も全て覚えた。
中学校1年生で学ぶ教科書は、基本的に1冊だけです。それを使って自己表現活動を行ったりします。この1冊の中に出てくる単語は、教科書によりますが、おそらく400語~500語ぐらいではないでしょうか。
そして大きくわけると、中学校3年間で20個ちょっとの文法を学びます。過去形、未来の文、助動詞、動名詞、不定詞などです。1年生では、かなり基本的なものとなります。文法で言うと、3学期にようやく助動詞「can」が出てくるぐらいです。その間、現在、過去、未来、現在(過去)進行形などを学びます。
ということで、中学校1年生では、単語は400~500語、文法項目は10個以下程度を学ぶことになります。あまり厚くないテキスト1冊なので、英文量で換算すると、200~300文ぐらいでしょうか。
そして、ここがポイントですが、「英文を全て覚えた」という時は、「出てきた表現は覚えた」ということになります。ということは、例えば、
「want to~」=「~したい」は覚えたが、「want+人+to~ 」=「人に~してほしい」は出てこなかったので知らないまま、使えないままということになります。
また、「look at~」=「~を見る」は覚えたが、「look into~」、「look over ~」、「look like~」、「look down on ~」「look through~」の意味は知らないし、使えないということになります。単語単体では知っていても、熟語になると、知らない意味に変わりますので。
その「習った範囲」を踏まえると、教科書には出てこないけど、3歳児、4歳児でも知っているような、「Grab me it.(それ取って!)」、「I’ve got a pen.(ペン持ってるよ)」、「puke(吐く)」、「Happily ever after(めでたしめでたし)」といった表現は当然知らないことになります。
こう見ると、そもそも「高校を含めた日本の教科書には一切出てこない、だがネイティブの子供は知っている表現」は山のようにあるわけです。
そういうわけで、「中1の範囲をマスターした」=「出てきた表現は全て使える」となったとしても、ネイティブ3~4歳児が使っている言葉の中にも理解できないものはたくさんあるでしょう。
ネイティブの4歳~5歳の子供が日常使う英語表現は、すでに何百も何千個もあると思います。なにせ、4~5歳児と言えども、1万時間以上は、英語に触れてきていますので。
そう考えると、中学校1年生で学ぶ英語表現は本当に限定的であると言えます。図に表すと、次のようなイメージになります。一つ目の図は、ネイティブ4~5歳の子供がマスターしている英語表現の範囲を、黄色で示しています。
ネイティブ4~5歳児が、すべて黄色で埋め尽くされている一方、次の2つ目の図では、中1英語で表せる表現の範囲を黄色で示しています。
明らかな差ですね。
日本の中学校の教科書は、「英語を学ぶ上での基礎基本」、「英語の土台」、「今後英語を学ぶために必要になってくる知識」を扱っていますので、それをマスターしても、「日常会話の観点」からは、全くネイティブには及ばないということが言えます。
では、「中1英語をマスターした」というのが、次のような定義の場合も見てみます。
中1の教科書に出てくる単語と文法を使って、たくさん話す訓練をしたので、習った単語の組み合わせの範囲なら、何でも言える。
やはり「自分が一番話したいこと」、「相手から聞かれて言いたいこと」は、中1の範囲内だけで言い表すのは、非常に困難だと思います(その上のレベルの表現力が必須)。先ほど示した「look down on ~を軽蔑する」なども、やっぱり中学校1年生の教科書には出てきませんので。
「ハリウッド映画の98%は、わずか2千語で成り立っています!」
一昔前まで、このようなセリフが広告に掲載されているのをよく目にしました。私もこれを見たとき、「おー、たった2000語をマスターしたら、なんでもぺラぺラに言えるようになるんだー!」と衝撃を受けました。
しかし、これが文字通りの真実であるとすれば、今回の「中学校1年生の英語をマスターしたら、ネイティブの何歳レベルなの?」についても、ある程度「○○歳レベルだよ」という答えが出てきそうです。ですが、それについては今日説明したとおりで、中1の範囲程度では、比較対象にすることができません。
では、いったい、「映画の98%が2000語で成り立っている」とは、どう解釈すればいいのでしょうか。
英語の単語はいくつもの組み合わせで、いろんな意味を表すことができます。前置詞が違っただけで、全く意味が違ってきます。→「look at」(~を見る)、「look after」(世話をする)のように。
確かに、2000語~3000語は、話すときの「核」となる単語です。本当に、この2~3000語で、ある程度、政治のことを含めて話すことはできるでしょう。しかし、これは「単語数」という枠で英語を見た時のことにすぎません。
では、この2000語を「表現数」という観点で見るとどうでしょうか。それこそ、2000単語が、何万、何十万もの組み合わせになってしまいます。ネイティブ4歳の子供が「2000表現」をマスターしたというのならば、私たちも、「2000表現」をマスターしないといけません。
5歳児がすでに、「日常よく使う4000表現」をマスターしているならば、日本人が5歳児の表現数に追いつくには、やはり同じ「4000表現」を覚える必要があります。
ですが、これが「5000表現」になろうが、「1万表現」になろうが、「じゃあ何語で成り立ってるの?」と尋ねられたら、「実は2000語ぐらいで成り立っているよ」と言うことになります。
ですので、「この2000語をマスターしたら、映画の98%を理解できるようになります!」という広告があるとすれば、これは購入者に感違いを起こさせる「すり替え」が行われているにすぎません。
2000語と言いつつ、それを組み合わせた「数万表現」を覚えていないといけないということになるからです。「会話レベルを測る」一つの指標は、実は「単語数」ではなく、この「表現の数」なのです。
これを理解すれば、中1英語、中3英語、高2英語で、いかに単語数やその英文だけを鍛えていっても、日常会話に大変有効な一助にはなるものの、その内容に一切、「日常使う会話表現」が出てこなければ、一向に「日常会話力アップ」は望めないということになります。
最終結論は、
・「日本の教科書は、英語力を底上げするための基礎基本を学ぶもの」である。
・会話力を測る指標は、「単語数」でなく、「覚えた表現の数」
・ネイティブに近づくためには「表現数」をたくさん増やすことが必須で、ネイティブの4歳児、5歳児でもすでに「数千もの表現は身に付けている」
ということです。
そして、マスターした表現数が増えていき、毎日口に出していくことで、それらの「単語」、「文法力」、「表現力」がいつの日か、頭の中でいい具合に共鳴し始め、他の色んな表現もできるようになります。こつこつとやっていけば、そんな日も必ずやって来ることは間違いありません。
ということで、今日は、「中学校1年生の英語をマスターしたらネイティブの何歳ぐらいに相当するのか」について検証してみました。
みなさんの英語学習の参考になればと思います。では今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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2017年07月02日
こんにちは、tomoです。
みなさんは、「英語の勉強をまたやるぞ!」と思ったとき、「何からやっていこうかなぁ?」と思ったことはないでしょうか。
そして、とりあえず単語の暗記や英文を読むことを始めたのはいいものの、確固たる目標がないまま、行き当たりばったりで英語学習を進めた結果、何の力もついてないということがあります。やはり目標と計画は必要ですね。みなさんは、次のような経験をしたことはありませんか?
① 何か月も単語を覚えようと努力しているのに、やってもやっても語彙力がつかない。
② 会話の練習をしているのに、一向にうまくならない。
③ 資格試験を目標にしているのに、1年経っても2年経っても合格できない。
④ リスニング力をつけるために、けっこう英語を聞いているのに、あまり変化がない。
⑤ 長文を読めるようにと英文を読んでいるのに、期待している成果が現れない。
こういうことがあると、「あー、もういやだー」とか、「もうやめようかなぁ」とか、「自分にはできないのかなぁ」など、マイナス思考におちいりやすいです。
いま例に挙げた①~⑤の原因となり得ることを、簡単に示したいと思います。
①について→ 効率的な復習ができていない。復習回数が少ない。
②について→ 覚えた表現を効率的に復習していない。日頃自分が使わない表現を覚えていることが多い。会話練習と言いながら、「暗唱だけ」になっていたり、「音読」中心になっていて、「ゴール」にたどり着かない「過程」となっている。
③について→ 効率的な復習ができていない。やっているようで、実は本当に必要な勉強時間を確保することができていない。
④について→ 聞きっぱなしになっていて、復習をしていない。面倒くさいという理由で、文字と音の確認を怠っている。
⑤について→ 読みっぱなしになっている。(←読んだものをあまり理解できないまま、そのままにしている。)
今、例に挙げた原因に共通するものと言えば次のことでしょうか。
目標があいまいになっている
ゴール(目標)につながらないことをやってしまっている
復習が不徹底になっている
みなさんのこれまでの勉強を振り返ってみてどうでしょうか。あてはまるものはありますか?
今の3つのうち、どれが欠けても、目標達成はむずかしくなりますよね。では、どうすればよいか。それは今の3つのことを、しっかりとやっていくということになります。
『①目標をしっかりと定め、②目標が達成できる正しい過程で学習を行い、そして③徹底して復習する。』
①と③は、気合が入っている人なら、だれでもできることだと思います。しかし、②番は意外に難しいことではないかと思います。
私自身も最大限の効果が発揮できるようにと思いながら勉強をしてきましたが、その時々のことを今振り返ると、「あんなやり方をしていたなー。効率悪かったなー。時間の無駄だったなー。」と思うことが多々あります。
ずっと英語に携わっていたのに、実際には自分が行っている過程とゴール(目標)が一致していなかったのです。また、英語の達人が推奨していたものの中から、知らないうちにあまり時間をかけなくてもできそうな「都合のいい部分」だけを行っていたりしました。
そういうことをしても、英語の実力はつきません。
「読む」、「話す」、「聞く」のいずれを行うにしても、先ほど言いました、
『①目標をしっかりと定め、②目標が達成できる正しい過程で学習を行い、そして③徹底して復習する。』
を忘れずに行っていかなければいけません。
そして、今日の記事のタイトル、「目標達成には何が必要か?」についての東大生の共通した回答についてですが、以前、あるテレビ番組で、「どうすれば目標達成ができますか?」という質問を、現役東大生に投げかけていました。
そして、それに対する回答に対し、みんなほとんど同じことを言っていたので、私は大変驚き、感心したことがありました。要約すると、次のような回答でした。
「努力をすること。そして、その努力が目標に沿った正しいやり方であること。」
「なるほど~。そうだよなー。」
「努力」は必要不可欠だが、方向性が「目標」にまっすぐに向かっていなければ、その努力は報われない、ということです。理論としては当たり前のことですが、案外、真の道筋が理解できているかというと、そうでないこともあると思います。
いろんな答えが返ってくると思っていたのに、ほとんどの東大生が口をそろえて同じことを言っていたことに驚き、勉強の頂上を目指していた人に共通していた考え方を知ることができてよかったです。
ただこの話は、「東大生が考えることだから真実だ!」ということではなく、「あるものの頂上を目指していた人はどう考えるんだろうか?」という興味を私が持っていた、ということだけです(I was just curious.)。
このブログでは、なるべく自分の失敗や経験の中から見えてきた「真の道筋」に近い考え方や、そのやり方を紹介しようという思いで書いています。
もしかすると、もっと正しいやり方や、もっとみなさんそれぞれに合ったやり方もあるかもしれませんが、今後も経験の範囲で見えてきたことをお話していきたいと思っています。
ということで、今日は自分自身への戒めも含めまして、目標と過程について書いてみました。みなさんも、明日から確固たる目標をもって、英語学習を頑張っていきましょう!
では、今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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あなたの英語学習の目標は?
http://blog.livedoor.jp/iecafe_english/archives/2034357.html
社会人は細切れ時間で勉強する①
http://blog.livedoor.jp/iecafe_english/archives/2096324.html
どっちを取る? 「会話力を身につける」or「英語の資格をとる」http://blog.livedoor.jp/iecafe_english/archives/2241103.html
2017年07月19日
こんにちは、tomoです。
今日は、少し堅いタイトルですが、ちょっとだけお話したいと思います。
日本の英語教育は大きく変わろうとしています。今後は小学校3、4年生にも英語の授業が盛り込まれる予定です。それに伴い、5、6年生では英語が「教科」に引き上げられます。
小学校には専属で英語を教える教師も増え始めましたが、まだまだ十分には行きわたっておりませんし、今後は国、社、算、理と同じ扱いで、英語が特に専門ではない教員が、3、4年生でも教えることになると思われるので、その負担は、ものすごいものになりそうです。
よく日本は、先進国の中でも教育費にお金を使っていないという話を耳にします。ICTの活用なども積極的に行うように言われ、活用の仕方について研修なども多く行われています。
ですが現場では、教室備え付けのプロジェクターやパソコン等、ICTを利用できる環境がそろっている学校の方が少ないぐらいです。研修を行うと、「ICT活用といつも言うけれど、国や県は、使える機器を学校に供給してくれない。」という意見が持ち上がります。
まさにその通りです。しかし待っていても教育に関する国の予算は決まっているので、私はICT活用については、i-pad、bluetooth用の携帯スピーカー、そしてプロジェクターを自分で購入して授業で使用しています。
削減される教育費を、ポケットマネーで補完しています。そうしなければ、「教育機器」という観点では、現在謳われている理想的な教育水準を生徒に提供することは難しいのが現状です。
さて、ちょっとした教育事情をお話しましたが、英語については、東京オリンピックも開催が近いため、ますます英語ブームに火がつきそうな予感がしています。
そして、大学入試においても転換期を迎えています。大学入試の英語は、これまでの「読む・聞く」に加え「書く・話す」も評価されることになります。
大きな改革ですが、2020年以降には、実用英語技能検定(英検)やTOEIC、その他の民間試験の中から、大学入試センターの水準を満たすものを試験として取り扱う構想となっています。高校3年の4~12月に2回まで受験可能とするものです。
そう言った流れの中で私の懸念は次のような所にあります。
①英検やTOEIC熱がヒートアップし過ぎるのではないか。
②保護者によっては、英語を小さい頃から習わせないといけないという過度の強迫観念が生まれるのではないか。
③もしTOEICが採用されたら、指導要領(学ばせる学習範囲等々を決めた基準のようなもの)とは違う内容を現場が行う必要がでてくるのではないか。
④ますます「本物の英語力」よりも、「対策」に走りがちになるのではないか。また、学校現場に求められるものが増大するのではないか。
などです。
「懸念は解消されるのか、そうでないのか。」、「どの試験が採用されるのか、そしてどうなっていくのか」と、いろんな思いが交錯します。
ただ、確実に言えるのは、週に数時間の英語の授業では、現在政府が掲げている理想には、とうていたどりつけないということですかね。週に数時間、他教科と同じ扱いでありながら、求められる「スピーキング力」の水準はものすご~く高いので。
高校では、「英語でディスカッションやディべートができるレベルに」という感じの理想があり、それが文字通りの意味合いなら、他教科で置き換えると次のようなことになりそうです。
「週に3時間学校で理科を学ばせることで、卒業までに科学の研究者レベルにまで、子ども達の力を引き上げなさい。」
少し大げさですかね?いやそうでもないかもしれません。
「じゃあ海外みたいに、全教科を英語で教えるようにしましょう。」なんていう案でもあれば、掲げている理想に追いついていく可能性はありますが、非現実的ですよね。
だから、スピーキングの目標は、もう少しレベルを下げてやったほうがいいと、いつも思っています。
これから大学入試改革が行われていっても、スピーキングにおいて私自身が掲げる、「まずは、5歳児を目指そう!」なんていう極論的なものを、日本政府が容認することは、未来永劫、訪れることはないということだけは分かっています。
私が仮に、勝手に日本の英語教育に提言できるとすれば、
①1000語~2000語で書かれた色々な英語のストーリーを、毎時間、継続して読ませる。(中1~高3までの6年間)
②1000語~2000語で日常よく使うフレーズを中心に暗唱させ、その暗唱した文が使える色んな架空のシチュエーションを与えて、ペアで毎時間、会話練習をさせる。(即興で単語を付け加えさせながら)
③リスニングの時間をしっかりと確保して、「聞く→セリフ確認→リピート→再度聞く」のサイクルを徹底して行う。
④自分自身のことについてテーマを決めて、ライティングの形で書かせて、暗唱させる。
⑤教科書のような読み物も、文法事項もおさえながら学習させる(現行の学校英語と似ているが、学ばせる単語数、文法項目は、今の半分ぐらいにとどめる)
⑥自学での復習の仕方などを学ばせることで、さらに自分で学習したい生徒が自学で英語力アップできる方策を教える。
私が自由勝手にできたら、そんな英語学習を展開するかもしれません。
あくまで妄想ですが(^^)v(笑)。
ということで、今日は、これからの日本の英語教育について、少しだけ持論を交えてお話しました。
では今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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【合わせて読みたい記事 リンク先】
「中学校1年生の英語をマスターしたらネイティブの何歳ぐらいに相当するのか」について
http://blog.livedoor.jp/iecafe_english/archives/2512541.html
2017年07月28日
こんにちは、tomoです。
今日は「何で日本語を英語に直そうとすると、ネイティブらしい英語に訳せないのか」という視点について、お話をしたいと思います。
日本で生まれて、日本語の中だけで生活していると、日本語の成り立ちや、日本語の発想、日本語の言葉の使い方に慣れて、「英語と言っても表記が違うだけで、言葉の発想なんて同じ」かのように捉えてしまうかもしれませんが、実は、大きく大きく違います。もう「考え方そのもの」が違います。
よく「本当は日本語は英語に訳せない」みたいなことを聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
たとえば、「私が、僕が、俺が、自分が、私たちが、我々は、」と、日本語にはたくさんの言い方があり、それぞれ微妙な「ニュアンスの違い」があります。ですが、英語に訳すとすれば、”I ”、”we” としか訳せません。
英語は「てにをは」がないので、またそれも訳しづらいです。「虫」は、”a bug”でしょうか、 ”bugs”でしょうか。単体の「虫」という漢字一語では、英訳するときに困ります。
「いただきます」、「お疲れ様です」、「お世話になります」、「どうもです!」は英語の考え方にはないので、英訳できません。文字通り訳しても、「言おうとしていること」が理解できないと思います。
というふうに、ちょっとしたことだけでも「日本語にあって、英語にない単語」が存在します。また、いろんなところに、ニュアンスの差異がでてきてしまいます。
そして、今日の本題ですが、これらの差の他に、日本語と英語の間には、もっと大きな差がいくつかあります。そのうちの一つが、「発想の違い」です。
英語と日本語は根本的に言葉の発想、言葉のスタート地点が違います。たとえば、私たちが「主語」に置くものを、彼からは「主語」に置かず、違う単語を「主語」に置いたりします。
高校では、「無生物主語」を習います。「物」なのに、「人」ではないのに、まるで「意志がある人」かのような扱われ方をします。次の日本語は、みなさんならどう訳しますか?
「このカメラ使いにくい~、いやだ~。」
「も~、どうやってこのカメラ使うの?もういやだ~」
ネイティブっぽい英語で訳すなら、
“This camera hates me.”
=「このカメラは私を嫌ってる。」になります。
こんなセリフを言ったら、
“It doesn’t. You are just not trying to use it!”
「カメラがあなたを嫌ってるんじゃなくて、あなたが使おうとしてないだけじゃない!」という感じで、ごく自然にセリフが返ってきそうですね。
という風に、「物」が主語になる発想が英語には多いと思います。そこがまず日本語と大きく違うところだと思います。
次に英訳表を載せます。それぞれの上段に「日本人が訳しそうな英文」を、下段に「英米人が発想しそうな英文」を載せます(ちょっと強引かもしれませんが)。また、その各文の後ろに、「何を主語に置いているのか」、その「主語」を示しています。
日本語はどちらかと言うと、「~される」や「自分が○○される側」のような「受け身」であったり、あたかも自然とそうなったかのような「自発」みたいな発想が多いです。いろんなものに「影響を与えられている」または、「仕方なくそうなった」というような発想です。
ですが、それに対して英語は「能動」といいますか、「○○が△△に~されてしまうよ~。」という弱腰な感じではなくて、「△△が○○に~する。」、「△△が(意図的に)影響を与えているんだ」という発想を使いますね。
表で言うと、
①木は「切られる」じゃなく「誰かが切る」、
②窓は「割られる」のではなく「誰かが割る」、
⑥「私が修理しないといけない側」の発想ではなく、「それ自体が修理を必要としている。」、
⑩「私がびっくりさせられた」のではなく、「あなたがびっくりさせたのよ!」などがその例です。
また、
⑦は、「なぜ、あなたは来たの?」ではなく、「何があなたを連れて来たの?」ですし、
⑧は「それが面白くて私が笑う」のではなく、「それが私を笑わせる」
④「ペンが自然とある」ではなく、「ペンが存在している」、
⑤「街の中に建物が自然とある」ではなく、「街が建物を持っている」、
⑨「トムは自分で問題を起こす」のではなく、「トムが私たちに問題を投げつけてくる」
なんとなく見ていくと、日本語は本当に「自然発生的」または「受け身」のイメージ、英語はそこに「意志がある」イメージが見えてきませんか?
宿泊先のフロントで「テレビが白黒になってるんで困ってます。」”The TV is black and white. Will you fix it?”という日本語の発想ではなく、”I need color.”「私は(そのテレビの)色が必要なんだ!どうにかしてくれ!」的な感じの英語。
なんとなくイメージが見えてきたでしょうか。とにかく、「発想」、物事を捉える「出発点」がもう最初から違います。
適切な例になるか分かりませんが、以前テレビで、日本人と英米人の物事の捉え方の違いを探る企画があり、風船が空に浮いているような絵が示され、「なぜ風船は飛んでいってるのでしょうか?」という質問を日本人と外国人に投げかけていました。
「え、ほんとに~?」という回答率だったのですが、日本人の9割前後が、「風が吹いているから」と答えました。さっきの説明でいうと、「風に影響されてしまって、飛んでいっている」ということでしょうか。
ですが、7~8割ぐらいの英米人は、「空気が抜けているからでしょう」と答えていました。「えっ、ほんとにそんなふうに思うのかなぁ?」とちょっと疑問に思ってしまいましたが、それによると、英米人は、「個々のもの自体が、そうしている」という感じで捉えるということでした。
「まわりから影響される」と捉える日本人と、「意志ある個々が、そうしている」と捉える欧米人、みたいなことです。その発想が言葉にも表れているのかもしれません。あくまで推論です。
ということで、じゃあ、どうすれば「ネイティブらしい英語になるの?」と言われれば、答えは、「多くのネイティブ英語に触れましょう!」ということです。これしかありません。
たくさんの英文に触れていくと、ネイティブらしい英語にもたくさん出会い、その発想の仕方がだんだん理解できるようになります。
そして、「おっ!この表現は!」と思ったら、いつものように、すらすら言えるまで暗唱、そしてそれを使って独り英会話という流れで、地道に頭の中にストックしていくしかありません。英語の道は長い道のりですので。
ということで、今日は、「ネイティブらしい英訳ができない理由はこれ!①」についてでした。またの機会に、違う視点からも記事を書きたいと思います。
では、今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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2017年07月30日
こんにちは、tomoです。
今日は、ジャマイカ出身のゲストが我が家を訪問してくれました。なかなか時間が取れず、先伸びになっていましたが、午後に時間があるということで、訪ねてくれました。
滞在時間は2時間半ほどでしたが、色々と話すことができました。普段は日曜日には教会に行くということでしたので、”Catholic”や”Latter Day Saint”などのキリスト教の違いや、日本とジャマイカの学校の違い、蒸し暑い気候の話、好きな映画や音楽など、日頃あまり話す機会がなかったので、今日はたくさん話せてよかったです。
今日の話の中で、日本の高校は夏休みでも、課外授業や部活動があって全くリラックスできないけど、ジャマイカの夏休みは2か月から2か月半ほどあり、みんな暑い夏はリラックスしているということでした。
以前、アメリカから来たALTの先生は、その州では、やはりだいたい6月中旬から夏休みは始まり、8月いっぱいまで夏休みなので、家での手伝いもしながら、夏休みを過ごすと言っていました。
ある時その先生の家族が、日本の学校がまだ1学期の6月下旬に、もう夏休みということで来日しました。
一緒に来た親せきである、コカ・コーラでマネージャーとして働いている25歳の方は、日本に遊びに来るために、2週間の休暇を取ってきたと言っていました。そして、日本旅行を満喫する予定だと言うことでした。これが世界経済トップのアメリカの様子です。
今日のゲストも学校勤務ですが、勤務先の学校は先週末が終業式で、夏休みも8月20日ぐらいまでで終了するし、平日も休日も常に部活動だし、生徒はお盆の15日から後半の課外授業だということでした。
おまけに8月12日~14日は部活動の大会であったり、生徒も教師も外国人指導者もホントに日本は忙しくて、海外の考え方と違うというような話になりました。ホントに高校生ですら、すでに過密スケジュールの日本です。
人生もう少し「ゆったり」と過ごしていいのではないかと個人的にはいつも思っています。ちなみに、学校職員の「鬱になる割合」は、民間企業の約2.5倍前後だと聞いています。
友人から10年ほど前のオーストラリアのニュースについての話を聞いたことがあります。欧米は契約(terms and conditions)に対して厳しい社会なので、ちょっと残業をさせられたということで、裁判が起こされていることが取り上げられていたそうです。
多少残業を課して契約違反だとする「契約社会」からすると、日本のこの忙しさはどのように彼らの目に映るのでしょう。
また、以前聞いたことがありますが、フランスなどでは、年に5週間ほどの有給休暇があり、週に働く時間は35時間までだと、法律では決まっているそうです。その有給についても、100%消化するのが一般的な考え方。
おまけに、フランスの「仕事」を意味する単語の語源は、「足かせ」という意味だそうです。賛否あると思いますが、家族を犠牲にせざるを得ずにいそいそと働き、過労死やブラック企業の話題がよく持ち上がる日本です。
日本中の働く労働者が少しでもいいから、「ゆとり」を感じる世の中になればと願っています。先週の「ガイアの夜明け」では、これからの時代の流れを見据え、「残業ゼロ」に取り組む企業が取り上げられていました。
「残業ゼロ」は難しいかもしれませんが、その試みは必要だと思います。私も働く中で、これまで二人の人が「人間らしい暮らしがしたい」と言われたのを覚えています。少なくとも「人間らしい」暮らしができていない人が、現実にたくさんいると思います。
ですので、海外から日本に来た人は、日本の労働システムに馴染めない人も多いかもしれません。今日の私の友人も、「自分を休ませる休暇がほしい」と言っていました。
海外の人から直接話を聞くと、一部の意見だとしても、なんとなく日本の様相を客観的に知ることができます。日本の事情、世界の事情を語り合うことができることもとても素晴らしいことだと思います。
今日はそんなことをつくづく考えさせられた一日でした。
では、今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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2017年08月16日
日本語を英語にしようとする時、「なんだか、文が複雑に見えて訳しづらい」というモヤモヤしたものが頭の中にあることはないでしょうか。
それにはいろいろな理由が考えられますが、今日は、日本語と英語の大きな違いについて見ていこうと思います。
みなさんは、「英語と日本語の違いは?」と問われると、何と答えるでしょうか。私でしたら、「日本語はどんな語順でも通じるけど、英語は通じないよね。」と答えます。
では、まずはその点について詳しく見ていきたいと思います。
例えば、「私はトムに会います。」="I meet Tom."という文があります。
では、この語順を変えてみます。
○ 私は会います、トムに。
○ トムに会います、私は。
○ トムに私は会います。
○ 会います、私はトムに。
どうでしょうか。どの日本文も意味が通じますね。では英文を見てみましょう。
○ I meet Tom.
× Tom meet I.「トムは私に会う」
× Tom I meet.「トムは、私、会う???」
× Meet I Tom.「私、トム、会いなさい??」←命令文??
どうでしょうか。一つ目以外は、全く通じません。
2つ目の文の ”Tom meet I.”←に関しては、100歩ゆずって、「3単元のS」が抜けていると考えたとしても、「トムが私に会う」ことになり、やはり主語も代わってしまっていますね。
結果としては、日本語は「でたらめな語順でも理解できる」のに対して、英語は「1つの書き方でしか理解できない」という大きな差が見えましたね。
では、語順を変えると、「なぜ英語は、通じないの?」について見ていきます。
高校で「5文型」を習った記憶はあるでしょうか。SV, SVO, SVC……などです。「はじめは主語だよ、次に動詞が来るよ、その次は目的語だよ。」というものです。
全て100%ではないのですが、「英語の語順の型」は決まっているんですね。視点を変えると、英語の場合は、「1つ目の箱には主語が入り、2つ目の箱には動詞がきて、3つ目の箱には目的語が入るよ!」ということです。
(↓英語の語順の箱)
主語 + 動詞 + 目的語1つ目の箱には主語が入る→ 1つ目に「I」を入れると、「私は…だ。」となり、「Tom」を入れると、「トムは…だ。」となります。
2つ目の箱には動詞が来る→ 1つ目に「egg」を入れると、もちろん「卵が…だ。」となるが、2つ目に「egg」を入れると、2つ目は動詞の箱なので、動詞の「egg=卵を投げつける」という意味で扱われる。
逆に、名詞だと思いこんでいる単語が2つ目に来ていれば、「動詞の用法があるのかな?」ということになる。
ということで、要は、英語は最初から「語順」が決めてあるため、順番通りに並べないと、たちまち「でたらめになる」ということなのです。
日本語はどんな順番でもいいけど、その日本語を見て英訳しようとしたら、「きちんとした英語の語順」に変えないといけなくなるのです。
ですから、頭の中で、語順を変える必要があるため、慣れが必要となります。また日本語が複雑になると、頭の中で英語の語順にさらに素早く変えていかないといけません。
そういう視点からも、「英語の文の丸暗記」だけやっても、瞬間語順変換に慣れていないため、「活用できない英語」となるわけです。
では、「なぜ英語はわざわざ語順を決めてあるのか?」ということにもなりそうですが、それについては、日本語を見てみると分かりやすいと思います。
日本語はなぜ「でたらめ」な語順でいいのかというと、英語にはない「て・に・を・は」といった助詞があるからです。
逆に英語には、その助詞がないため、語順を最初から決めておかなければならないのです。
私「は」、トム「を」、見かけ「て」、彼「に」、そう言ったんだ。
この助詞のおかげで、日本語は何でもありです。英語にも助詞があれば、語順は気にしなくても良かったんですかね。
「I meet…」の「I」だけでは、「私は」か、「私を」か、「私に」か、全くわかりません。「は、を、に」がないから。
だから英語は、文の1つ目の単語は「~は」にしましょう、2つ目の単語は「~する」にしましょう、giveという単語の後は「~に」としましょう、などと、最初から決めているんですね。
厳密に言うと、giveは「与える」という意味でなく、「~を与える」、「~に与える」という感じで、最初から「を」や「に」の意味が「give」の中に入れてあります。
また、英語には確かに「at」、「to」、「in」 のような前置詞があり、「どこどこに」や、「○○で」のような特定の場面で活躍する単語もありますが、やはりこれでは不十分ですし、日本語の「てにをは」とは別物です。
「トムが私にそれを買ってくれた。」→「Tom for me it bought.」やはり前置詞だけでは日本語の助詞の代わりができません。
ここまで見てくると、「どんな語順でも通じてしまう日本語と、通じない英語」の違いが、はっきりと見えてきます。
日本語と英語はよく「語順が違う、構造が違う」と言いますが、今日お話したような違いから、そうなってくるのです。ですので、英作文にあまり慣れていない人が、「なんだかよくわからない」と思う理由は、そこにあります。
また、もう一つ言うと、日本語は主語や目的語が簡単に抜け落ちてしまいます。
特に会話の際は、その抜け落ちた「主語」や「目的語」を瞬時に拾い上げて、英語の語順に直して言う必要があるので、やはり、日頃から「すらすら」と言えるように、またどんな単語の組み合わせでも「すらすら」言えるように、「暗記のみ」ではなく、「活用」して使っていかないといけないのです。
ということで、今日は、「日本語を英語にするのが難しい理由」についてのお話でした。参考になれば幸いです。
では、今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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2017年08月30日
こんにちは、tomoです。
今日は、よく耳にする「日常会話程度」という言葉についての小話です。
仕事上、色々な人と英会話の話題になることもあります。そしてその話題になった時に、「英語がしゃべれるといいよね。英語ペラペラになるには海外に行くのが一番いいよね。」みたいなことを言う人をよく見かけます。
それを聞くたびに、「あー、そうじゃないんだけどなー。」と思いながらも、あまり時間がないし、相手もそんなに深く英語に興味を持っているわけではないので、それ以上は何も言いません。それについて語ると多分1時間ぐらい、バーッと語ってしまいそうです。
はっきり言うと、海外に行ったとしても、留学を2~3年しても、あまり話せない人は話せないままです。ある程度話せる人がいたとしても、英語は話が通じているからといって、「ペラペラ」話せているわけではありません。
相手のネイティブが、「容赦ないネイティブ英語」は使わず、英語学習者向けに、易しく、ゆっくりと、わかりやすく話してくれていたり、ネイティブの相手が会話をリードしてくれているので、傍から見るとあたかもその英語学習者の人が「ペラペラ」のような錯覚を覚えます。
また、「日常会話こそ一番難しい」と痛感してきた私からすると、「日常会話ならある程度できます。」という人を見かけると、「じゃあ、ちょっと3分間ぐらい、何かについて英語で語ってみてください。」と言いたくなります。だから世の中に流布している、「日常会話程度」という文言を見ると、「なんでそんな簡単に言うのかなー」と思います。
ふと、英語関連の求人票を見ると、「日常会話程度でO.Kです。TOEIC600点前後。」みたいなものもあります。まず、TOEIC600点であれば、学校英語だけでやってきた高校生でも、とれる生徒はとれる点数です。
文法についても語彙力もまだまだこれからという段階ですし、日常会話という未知の語彙が勢ぞろいの分野には、まだ踏み込んでいない段階です。そして、そもそもTOEIC(LR)は「speaking」力を測ることはできません。なのに英会話とTOEICがイコールのように書かれています。いかに英語のことが世間では理解されていないかがわかります。
これがどういうことにつながるのかと言うと、「英語ビジネス」です。
「日常会話程度」の文字が先行して、もしかしたら「コツさえつかめば」、「けっこう簡単に」身につくと思われるような日常会話の世間のイメージのため、「手軽さ」を売りにいろんなビジネスが登場し、幻の「苦労ゼロで英語習得」に投資をしてしまう人も多くいます。
私がビジネスを行うのであれば、「徹底訓練で英語習得!!」を掲げたいと思いますが…。そして「日常会話程度」という言葉も払拭していきたいです。世の中の流れはどうも違うようですね。
ということで、今日は「日常会話程度」について考えてみました。
地道にこつこつやっていきましょう。
では、今日も読んでいただき、ありがとうございました!
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