鍵のない夢を見る’24、1帖の畑の

2024年06月06日

消滅に囲まれた該当しない自治体

 先週から今週にかけて、町の教育関係のカタガタとの集まりが続きました。
 少子化のハナシから、近くの席のカタガタと『 消滅可能性自治体 』のハナシになりました。
 今年の4月24日に発表された『 人口戦略会議 』による人口減少問題の分析結果のことです。今日は、話題に上った地図(東北地方版)をココに載せます。

人口戦略会議(東北) この地図に示されるのは
赤:消滅可能性自治体(全体の4割)
青:ブラックホール型(人口流入し低出産率 東北には無い)
緑:自立持続可能性自治体(大衡村のみ)
白:いずれにも該当しない自治体

 と云うわけで、我が町は庄内地方でポツンと白い(赤くない)。それで、この辺りでは
『 なんと、三川だけが生き残るんだと 』と云われ、騒がれてゐたのです。

『 ははは。そんなバカな、だよな 』

『 他が無くなってポツンと残るなんて、あり得ねえ 』

『 水道も、消防も、ゴミ処理も、自分で出来ないのに 』

『 田ンボを埋めて宅地にして、近隣から人を集めたって、そんなのじゃダメなんだよな。意味無い、実際 』


 全国どこでもそうだけれど、同居を嫌う子育て世代の夫婦が新しく開発された住宅地に移り住む、自治体もソレを狙って税金から補助金を用意して人口増加!と成果を強調する。だけど、そこで育った子供が大人に成れば他の新しい地を求めて移るもので、十数年が過ぎれば中年だらけの街区になり、三十年も過ぎれば老人だらけ、四五十年でゴーストタウンだ。豊かさは生まない。

 この分析結果は10年前に続き2回目の発表で、どうやら20代30代の女性が2050年迄にどれだけ減るかと云う視点での分析だそうです。各自治体に危機感を持たせるには良いかも知れないけれど、それだけのハナシで。ただ、ここから読み取れるのは、この10年間、各地域でやってきたことは、どうやら違ってゐたらしい、と云うこと。 町の予算の組み方を視ても、力の入れるところが違うと感じるし、それは全国どこも同じで。だいたいにして、国が、何も動かない。何も変えない。手を打たない。地方創生も、こども政策、少子化対策も、若者活躍も、ナンチャッテの口だけ。何もせず、やるのはむしろ逆のことで、ずっとそうで。疲弊が進む一方だ。
 為政者よ、まずは、その居心地の良い自分たちの拠点、ブラックホールを潰せ!

igayoshiyuki at 12:48│Comments(0) 独り言 

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