販促の知恵袋

売れない時代に、“売れる”方法を探り出すのが、私の仕事です。
世の中の動きや事例を紹介しながら、その中に隠されているヒントをお届けします。

2007年04月

お客さまの服を気遣う5

東京下町。真っ赤な暖簾。真っ赤な看板。古い建物。
もくもくと煙が外に流れ出ています。

ここは、焼肉屋さんです。
お世辞にもキレイとは言えない、
実に古い感じがするお店です。

テーブルには七輪が置かれ、炭火焼肉が食べられます。
普通の高さのテーブルの上に七輪が置かれるので、
高い位置で焼かなければならず、
少し焼きにくいのですが。

壁に貼られたメニューも汚れており、
決して上品なお店ではありません。

しかし、お店はいつも掃除が行き届いており、
古い暖簾も洗濯されています。

このお店には、心遣いがあります。
お客さまをもてなそうとする「心」があります。

入口付近には、小さなテーブルが置かれ、
「服をお入れください」という張り紙と、
カゴに入れられた「ビニール袋」が置かれています。
服に匂いがつかないよう、ここで服を脱ぐのです。

小さな心遣いですが、こんな心あるお店に、
お客さまは集まるのです。

子どもを預かるサービス5

コンサートや講演会では、
小さな子どもを預かるサービスを
実施している場合があります。
これは、非常に助かります。

小さな子どもを持つ親は、
さまざまなことを諦めなければいけない場面に、
たびたび遭遇します。

“親なのだから、仕方が無い”
と言われれば、それまでですが、
いまの若い親は我慢できません。

「面倒だから、子どもは作らない」
という人もかなりいます。
これも出生率低下の原因です。

少子化対策には、
こうした問題を解決することも有効です。

企業・商店が、
“何かをしたい”と思う親をサポートするために、
子どもを預かるサービスを考えてはどうでしょう。

ショッピング、食事、習い事……
短時間でも、子どもから開放されると、
息抜きとなり、また子育てに頑張れるようになります。

すると、お出かけも多くなり、消費も拡大します。

子育てする新人パパをサポート5

海外には、男性用トイレに、
赤ちゃんのオムツ取替用の台を設置する空港が、
増えています。
百貨店でも設置しているところがあります。

これは、男性の子育て参加が
積極的になってきたことを意味しています。

ここに、ビジネスチャンス。

・かっこ良さを重視した、
 男性用のだっこベルトができるかもしれません。

・パパと子どものペアルック。

・お父さんの育児教室。

・子育てメルマガの書き方セミナー。

・幼児用おもちゃの作り方講座。

・パパのための幼稚園行事・参加ノウハウ

・もしかして、
 お父さんのための子ども服の作り方教室なども
 流行るかもしれません。

これまで、母子でしか知らなかった世界を
新人パパに教えてあげることが、
新しいビジネスとなります。

誕生日商法で集客5

高知市のとあるお店に、「名物おじさん」がいます。
この店主は、頻繁に“誕生日セール”を実施しています。

「今日は、私の誕生日・3割引」
「今日は、弟の〜」
「今日は、従兄弟の〜」

本当の誕生日もあるのですが、ほとんどは嘘です。
地元のテレビでも何度か取り上げられ、
お客さまもこのことはよく知っています。
でも、「嘘つき!」というお客さまはいません。

こじつけや害の無い嘘は、
面白ければ、許していただけます。
それで、商品が安く買えるなら、
お客さまは喜んで騙されてくれます。

この誕生日商法は、“売り”の演出なのです。

世の中には、面白い商売人がたくさんいます。
このおじさんのキャラクターが、
一番の“売り”なのかもしれませんね。

エコロジー商店になる5

環境に配慮した商品の仕入れ。
過剰包装の廃止。
環境保護の啓蒙。

個人商店でも“エコロジー”を実践することはできます。
地球規模の問題となっている“エコロジー”の意識は、
今後ますます広がっていきます。

いち早く、この問題に取り組む商店は注目され、
信頼を得ることができます。

お客さまと一緒になって、
エコロジー活動に貢献しましょう。

自信の持てる商品を扱う5

アメリカのテレビ局が、
高級ブランド紳士服のお店を取材していました。
そのお店には、3000ドルのスーツが並んでいます。

マーケティング関連の番組なのですが、
研究者が店員と会話します。

研究者「車の買える値段だね」
店 員「3000ドルの車は、
    この服ほど、良い品質ではありません」

私は、“ほぉ〜”“う〜む”と、
唸ってしまいました。

何でしょうか、この自信は。
私にお金があったら、買ってしまいそうです。

とても深い言葉というのか、
納得させるものがあります。
それだけ、自信を持てるほどの品質なのでしょう。
素晴らしいことです。

自分の扱っている商品に自信が無ければ、
これほどの言葉は出てこなかったでしょう。

これは、商売をする上で、もっとも大切なことです。
自信の持てる商品を扱うこと。

ガラガラ抽選会で、商品券を売る5

あるスーパーで行なっているイベント(?)です。
2000円を払って、ガラガラをまわすと、
テレビやDVDプレーヤー、扇風機が当たります。

なぜ、2000円なのか。
当たりハズレは関係なく、参加すれば、
このスーパーの商品券2000円分がもらえるからです。

もし、ハズレても、
お菓子と2000円の商品券がもらえます。
お客さまにとっては、すごくお得な抽選会です。

……と、思わせているところが、
このスーパーのウマいやり方です。

見方を変えれば、
「2000円分の商品券をお買い上げの方は、
 ガラガラ抽選会ができます。
 当たれば、賞品。ハズレは、お菓子です」
となります。

これでは、お客さまに興味を持っていただけません。
「ハズレても、2000円分の商品券」
というところがミソです。

いつも、すごい行列です。
同じことなのに、やり方を変えるだけで
成功している事例です。

元気なシルバーを忘れずに5

60歳以上の還暦野球チームが、
全国に1000チームあると言われ、
全国大会も開かれています。驚きです。

テレビアニメ「サザエさん」の磯野フネ役の
声優・麻生美代子さんは、
47歳でスキューバダイビングを始め、
81歳の現在も潜っているそうです。
スゴい! としか言えません。

高齢であるため、日頃の運動や
健康診断は欠かせませんが、スポーツを楽しむことで、
いつまでも元気でいることができます。

ここに、ビジネスチャンスがあります。

医師のバックアップ、高齢者向けスポーツ用品の開発、
スポーツジム、健康食品、講演会など、
対象を高齢者に絞ったビジネスが、考えられます。

いま、あなたが扱っている商品・サービスを
見直してみてください。
高齢者を対象に考えることはできませんか。

残り物は、お客さまに差し上げる5

昔、パン屋さんでは、
食パンの耳を無料でお客さまに差し上げたり、
10円、20円で売っていました。
貧乏な学生などは、これに助けられたものです。

でも、そんなお店は少なくなりました。
もう、パンの耳など、置いていません。
置いているお店でも、
他のものを買った人でないと、
貰えないようになりました。

最近は、パン粉にして、
揚げ物屋さんに売ったり、店頭に並べたりしています。

昔は、そんな“セコい”店主はいませんでした。
誰かの役に立とうとする「心」がありました。


豆腐の残りでもある「おから(卯の花)」も
安く売るお店がなくなり、
非常に高級なものになってしまいました。
産業廃棄物で処理費をかけるくらいなら、
無料で配ったっていいと思いますが。

こうしたお店の店主は、決まって、こう考えています。
「タダであげていると、そればかりをアテにされて、
他のものが売れなくなる」と。

厳しい世の中ですから、貰えるものだけ貰う、
という人もいることは確かです。

しかし、何か間違っていませんか。
買わずに貰うだけの人も、
将来はお客さまになっていただける
かもしれないのです。

サービスは、社会への奉仕です。
喜んでいただけるのなら、
セコいことをするより、差し上げた方がいいのでは。


ロンドンにあるチーズショップの話です。
ここでは、パンも売っているのですが、
残ったパンを閉店後、ビニール袋に入れて、
店頭に吊るしておきます。
欲しい人に、無料で持って行ってもらうためです。
パンは、次の日になると固くなるので、
売るわけにはいかないからです。

この「心」がうれしいです。
お客さまは、ちゃんと見ています。
そんなお店になりたいものです。

くじ引き販促5

有名なラーメン店「一風堂」のどんぶりの底には、
『ありがとう!』のメッセージが書かれています。
ラーメンを食べて、
ある程度スープを飲むと見えてきます。

“やられた!”という感じです。
気が利いています。小粋ですね。
美味しいラーメン店だからこそ、
さらに「感動」を与えています。


この「どんぶり文字」で、
集客に成功しているお店があります。

ラーメンで有名な喜多方の「まこと食堂」です。

このお店のどんぶりの底には、
『大当たり!』の文字が書かれています。
もちろん、すべてのどんぶりにではありません。

この当たりが出ると、
「お土産用ラーメン」のプレゼントがあります。
これは、うれしいですね。
当たっても、ハズレても、また来たくなります。

これは、人の心理です。
よく考えられています。
しかし、ラーメンが美味しいという前提ですが。

人は、“当てもの”が好きです。
駄菓子屋に通っていた頃から、
「くじ」をやっています。
大人になっても、くじ引きがあると、
やりたくなります。

いつ行っても、くじ引きができるお店。
どうせ、同じ買物をするなら、
そちらに行ってしまいますよね。

これ、大きなヒントです。
コラム

マーケティングコラムを
書いています。



人気ランキング
▼ブログランキングに
 参加しています。
 1クリックを
 お願いします。

にほんブログ村 ベンチャーブログ 起業・独立へ


おすすめ情報




佐藤きよあきの書籍