販促の知恵袋

売れない時代に、“売れる”方法を探り出すのが、私の仕事です。
世の中の動きや事例を紹介しながら、その中に隠されているヒントをお届けします。

2007年10月

待ち時間のおもてなし5

お客さまをお待たせする時の心配りによって、
ファンになっていただけるかどうかが、変わります。

飲食店での注文後の時間。
贈答用の包装にかかる時間。
美容院での順番待ち。
車の修理・オイル交換。

こうした時間に、
あなたは、お客さまを放ったらかしですか。

ある飲食店では、
時間のかかる料理を注文されたお客さまには、
小鉢ものや飲み物をサービスすることがあります。

包装を待つ間、
お菓子とお茶を提供している和菓子屋さんもあります。

DVDを自由に観ることができる美容院もあります。

車の修理屋さんでは、コーヒーをお出ししています。

これらは、私が体験したことですが、
とても気分の良いものです。
嬉しくなります。

ただボーッと待っているのは、
退屈で辛いものです。

お客さまを退屈させない工夫があれば、
喜んでもらえ、ファンにもなってもらえます。

そのお店に行くのが、楽しみになるかもしれません。

売り方を絞り込む5

商品ラインアップを「香典返し用」に絞って、
儲けている製茶メーカーがあります。

さまざまなメーカーが、
幅広い品揃えで勝負している中で、
香典返しだけで勝てるのでしょうか。

実は、明確な位置づけができているので、
逆に目立つのです。

売り方を絞り込むことで、
余計なことは考えずに、ひとつのことに集中できます。

商品コンセプトが明確なら、
PRの表現もブレがなく、
営業マンもアピールしやすくなります。

その結果、「香典返しなら、あの会社」となります。


他にも、

・オフィス用に限定したフラワーショップ
・大きいサイズ専門のブティック
・コロッケだけで売り上げを確保する肉屋
・持ち帰り専門のお好み焼き屋

などが、繁盛しています。


売り方を絞り込むのは、
お客さまが少なくなるような感じがしますが、
固定客の割合が増えるので、
逆に安定した経営ができるようになります。

商品写真は、美しく5

全国チェーンの食堂のチラシを見ていて、
行く気が無くなりました。

料理の写真が、美味しそうに見えないのです。

チラシを見るまでは、
一度行ってみようと思っていたのですが、
宣伝のためのチラシで行く気が無くなるとは……。

プロの写真とは思えません。
本部の宣伝担当の素人が、撮ったのかもしれません。

美味しそうに見えない料理写真は、致命傷です。

料理に限らず、
商品写真は“良さそう”に見えなければ、逆効果です。

下手な写真なら、載せない方はマシです。

勝負をかけるような商品なら、
できれば、プロに頼む方がいいでしょう。
プロにも下手な人はいますが。

最近は、素人でも、
オークションに出す商品の写真には、
気を遣っています。

売り上げが大きく変わることを知っているからです。

商売のプロであるあなたが、
手を抜くわけにはいきませんよね。

競合店に近づく5

「近くに大型店ができたら、うちはダメかもしれない」

そう嘆く商店主が、結構おられます。

いくつかの手立てがありますが、
その中のひとつをご紹介します。


ある地方スーパーでは、
近くに巨大ショッピングセンターができることを知り、
意外な戦略を取りました。

その隣に引っ越したのです。

もし、いまの場所で営業を続けると、
お客さまがショッピングセンターに
流れることは確実です。

そこで、その集客力を利用しようと考えたのです。

ショッピングセンターに来た人が、
“ついでに、隣でも見てみよう”となることを期待し、
見事成功させたのです。

いまでは、安定した売り上げを確保しています。

勇気のいる決断ではありますが、
お店を潰すわけにはいきません。


集客の基本は、『人のいる場所』です。

技術力があっての遊び心5

神戸元町に「イスズベーカリー」という、
老舗パン屋さんがあります。

パン・ド・カンパーニュやバゲットといった、
オーソドックスな主食パンを作り続け、人気があります。

このお店に、「トレロン」という、
長さ80センチのフランスパンがあります。

中には、驚くことに、
長さ75センチの太いソーセージが入っています。
441円。

惣菜フランスパンとでも言うのでしょうか。

従来、このようなパンは作っていませんでしたが、
店主の遊び心で作ってみたら、話題になったのです。

店主曰く
「うちは奇をてらったものは作らない店ですが、
 お客さまに喜んでもらいたいと思って、作りました」

確かな技術力で、確かな商品を作り続けるのが、
モノづくりの老舗ですが、新しいチャレンジも必要です。

伝統を守りながらも、
お客さまに飽きられない話題を提供すること。
そんな遊び心が大切なのです。

技術力があるので、味は確かです。
お客さまも安心して、買っていかれます。


よく巷のパン屋さんでは、
“変な発想”で奇をてらったパンを作っているのを
見かけますが、美味しくはありません。
一度買うと、二度とは買わないパンばかりです。

次から次へと、変なものを作っています。
おにぎりを中に入れたり、
下手なアンパンマンの顔を描いたりします。

そんなことは、大手のメーカーに任せればいいのです。

しっかりとした基盤が無いのに、
奇をてらったものを作っていては、
客足が遠のくだけです。

まずは、定番品からです。
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