あるスナックの話です。
端午の節句になると、席についたお客さまに、
折り紙で作った小さなカブトの箸置きと
チマキ1本が出されます。

大人になった男にとっては、節句など、
どうでもいいものです。
チマキも食べたいほどのものではありません。

でも、でも、うれしいのです。
ママの心遣いに、ホッとするのです。

折り紙のカブトもチマキも懐かしいものです。
ちょっと折ってみたくなります。
ちょっと食べてみたくなります。
しばし、子どもに帰るのです。

ママは、そんな男心を知っています。
こういうママのいるお店が、
流行らないわけはありません。

日本には、さまざまな年中行事があります。
うちの店には関係ない、などと思わず、
ちょっとした遊び心で、
演出を考えてみるのもいいのではないでしょうか。