我が青春の銀英伝

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今までたくさんのアニメを見て来ましたが、やはり私にとって一番思い入れのあるアニメは

”銀河英雄伝説”です。

なぜこのアニメが好きなのかと言うと、まずそれぞれのキャラクター の性格付けです。

私が一番好きなキャラは、何と言ってもダントツで不敗の魔術師こと”ヤン・ウェンリー” です。

その異名のごとくヤンは戦場における指揮で一度たりとも負けたことがありません。

しかし私がヤンに強く惹かれるのは、その強さだけではありません。

私がヤンに最も強く惹かれるところは、彼の心の中の”矛盾”です。

心の中の矛盾に惹かれると言われてもイマイチぱっと来ないかもしれませんが、彼は戦場に於ける軍隊の役割として、この様な事を言っています。

「軍隊というのは道具にすぎない　それも　ない方がいい道具だ　そのことを覚えておいて　その上で　なるべく無害な道具になれるといいね」

彼は自分が軍人であることを十分わきまえた上で、軍隊という組織の怖さを理解し、それが人々のためになるのか悩みつつも戦うしかない自分を嫌悪しているのかも知れません。

ですが私はそんな彼の自己矛盾しているところがたまらなく好きなのです。

自分が正しいと自己正当化することはたやすいですが、彼のように戦争を嫌い、戦争をしている自分を嫌いながらも、大切な人のため・守るべき人達のために戦うしかない・・・そんな悩みを抱えつつ生きて行く。

そんな人間愛に満ちている彼がたまらなく愛おしいのです。

ヤンの声優であられる富山敬さんの人間味溢れる演技も素晴らしく、まさにはまり役と言えるでしょう。


原作は小説ですが長期に渡るアニメ本編・劇場版や外伝。

更には宝塚でも演じられたり、今度新しくアニメでもリメイクされるそうです。

銀英伝の魅力については語ればキリがありませんが、もしまだ見たことがないのであれば、これを機に見て頂けたら幸いです。

本編アニメの第一話と二話を再構成してビジュアル面やその他全ての面で進化した劇場版銀河英雄伝説”新たなる戦いの序曲”をまず見てみることをお勧めします。

そしてもしこの劇場版を見て気に入って下さったなら、銀河の長い歴史を１ページずつひも解いていって下さい。

では今日はこの辺にて失礼致します。

長文にお付き合い下さりありがとうございました。