~10月4日付 中日新聞より~

    図書館建設審議 会長が辞意
       小牧住民投票1年  突然「情熱冷めた」

 レンタル大手CCCが指定管理候補者だった市立図書館建設計画が
住民投票で否決されたのを受け、協議を進めていた愛知県小牧市の
図書館建設審議会の11回目の会合が3日開催され会長の内野安彦氏が
「委員としての情熱が冷めた」として、突然、辞意を表明した。市側は慰留
する方針。住民投票から4日で1年、計画を白紙にして始まった審議会
だが先行きが見えなくなった。
  会合に先立ち、住民投票のための署名活動をした市民団体、「小牧の
図書館を考える会」が、市民の意向調査などを求める要請書を約3200人
分の署名とともに提出した。同会の渡辺共同代表は審議会委員。内野氏は
「審議会の一員でありながら署名を集めたのは私への不信任」と話した。昨年の
住民投票で反対投票が過半数を占め、市教委が今年4月、市民や有識者ら
21人でつくる審議会を設置。2009年にできた新図書館建設計画を見直し
ながら 、建設へ向けて議論していた。しかし、考える会が「もっと市民の
意見を聞くべきだ」と反発、署名活動を始めていた。内野氏は茨城県鹿嶋
市役所を経て、長野県塩尻市の新図書館の開館を指揮、館長を務めた。
 現在は常盤大(水戸市)非常勤講師」  「図書館はまちのたからもの」
などの著書がある。

 内野氏は「(渡辺さんが)審議会の一員でありながら(会長になんの相談もなく)
署名を集めたのは私への不信任」と述べていますが、どうしてそのような解釈
になるのでしょう。3000名余の署名数はまだ第1次集約分であり、署名期間
から考えれば昨年の直接請求署名6000名分に匹敵する数です。内野会長が取る
べき態度は「けしからん」として無視するのではなく審議会の場で渡辺代表に
署名運動を始めた理由、署名活動の中で寄せられた市民の反応等について
説明を求め、審議会の議題として真摯に議論することでした。(昨年「考える会」
が直接請求署名を議会に提出した際は、本会議場で渡辺さんが30分にわたり
署名活動の趣旨を説明しただけでなく、委員会においても参考人として所管
議員と2時間以上質疑を行いました)。署名の扱いをどうするかは審議委員の
皆さんの合議で決まるものです。審議委員に何も諮らず、自らの「思い」を
一方的に「告白」して、これまた審議委員の意見を何も聞かずに勝手に退席して
しまうという行為は審議会を纏める座長としての責任を放棄するものであり
無責任極まる振る舞いと言わねばなりません。、