コーポラティブハウスの話29 プランに於ける実例1~部屋の配置

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みなさんのお住まいを見てください。子供部屋とみなさんの寝室、どちらが玄関に近いですか。もしかしたら子供部屋が玄関に近くはありませんか。コーポラティブハウス上荒田では、その多くが子供部屋はリビングから出入りするようになっていて、親の部屋は玄関に近い所にあります。子供と顔を合わせることが出来るようにして欲しい、子供と対話できる機会をより多く持ちたい、子供の行動を把握出来ないような家にはしたくないという要望からそのようなプランを提案させてもらいました。
 近年、親による子供の虐待事件が増加の傾向にあります。子供の虐待は実に悲しい出来事で、普通の親ならあり得ないことです。親とは何か、家族とは何か、人とは何かを体験出来ずに育った大人が、不幸(生まれた子供からすれば)にして親になってしまったことに問題があると思われてなりません。人にとって一番大事なことを、彼らが彼らの親から学べなかったとすれば、それは彼らが不幸な環境にいたせいかも知れません。住まいは、作りようによってはそのような環境を作り出すことが出来ます。そう言う意味では、間取りをどうするかはとても大事で、且つ難しいことなのです。
 コーポラティブハウス上荒田のみなさんは、家族や子供に対してしっかりとした考えをお持ちです。そのことが先に書いたような要望になり、それを反映した住まいを作ることになりました。みなさんも今のお住まいや生活をもう一度見直してみてください。どれくらいお子さんと話していますか。


コーポラティブハウスの話28 プランに於ける傾向

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私たちは常に“終の棲家”の提供を目的とし、それが可能な広さを区画設定の基本としています。原則4LDKの間取りの確保が可能な広さを提案しています。しかし、これまで4LDKを取得された方はどなたもいらっしゃいません。家族数が少ないからではなく、いらない部屋を省いた結果といえるでしょう。では、みなさんは何を省いたのでしょうか。それは「客間」です。お客さんをお泊めするのに客間がないと困るでしょうと思われがちですが、クライアントのみなさんにとってのお客さんとは、親兄弟や親族でした。それも年に何回泊まるだろうかと考えるくらい、宿泊の回数は少ないというのが見えてきました。つまり、客間は普段は殆ど使われない部屋だというのが見えてきたのです。更に、親兄弟や親族ならば、子供部屋やリビングに寝てもらっても気にならないし、彼らも気にしないと言うことも見えてきました。結果としてわざわざ普段使わない部屋を作るよりも、リビングを広くしたり、納戸を作ったり、個室を広くする方が良いという結果になりました。
 みなさんも家作りの際にはよく考えてみてください。何が必要で何が不要か。それは、普段の生活や自分のスタイルを思い浮かべると見えてきます。人の言葉に振り回されることなく自分の考えを大事にする、家作りで一番大事なことかも知れませんね。


コーポラティブハウスの話27 コーポラティブハウスのこれから~その4

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コーポラティブハウスが普及するためには、この方式の魅力をみなさんに理解してもらうこと、純粋に普及を願い活動する組織が増え、そうでない組織を淘汰することが必要だと思います。
 と同時に、法の改正を願ってやみません。と言うのも、法的には分譲マンションもコーポラティブハウスも同じ集合住宅として扱われています。しかし、両者には大きな違いがあります。それは「作る」のか「買う」のかという事です。コーポラティブハウスは個人の自由参加によって建設されるもので、業者が造るものではありません。だから、まず参加者を募らなければなりません。それも個人が自由に募集することが出来なければなりません。しかし、法的には個人は参加者を募集してはならないとなっています。すなわち、不動産業の免許を持っている者がまず会員を募集することだけが許されているのです。これでは、コーポラティブハウスが普及するとは思えません。誰もが自由に参加者を募集出来るよう法の改正がなされることを望んでやみません。
 
コーポラティブハウスは、市街地での生活や住宅環境を変える力や、そこに住む人々の精神面の向上をも助ける力を持っていると思います。みなさんの住む町をみなさんの手で素晴らしいものに変え、快適な都市居住を実現して欲しい、私達は日々そう願っています。


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