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【維新通信】No.118・・・橋下知事のコラム ヨーロッパで学んだこと

■ヨーロッパで学んだこと
6月の14日から21日にかけて、フランス・ドイツ・イギリスの三か国に出張してきました。知事に就任して以来、アジア諸国には何度か行きましたが、ヨーロッパを訪問するのは公私ともに初めてです。
 
今回の出張の目的は、教育現場や地元企業を訪問したり、都市の魅力づくり・賑わいづくりをめざすには何が必要かを探るなど盛りだくさんでしたが、私が一番楽しみにしていたのは欧州の議会や行政のトップの方との意見交換です。

ドイツのヘッセン州ではカルトマン議長やコッホ首相とお会いすることができました。ドイツは連邦制を採用しており、州によって法令、制度が異なります。コッホ首相に率直に連邦制の短所についてお伺いしたところ、「教育など州ごとに格差が生じることは事実、しかし国が地方の面倒をみるような集権的なやり方では全体は良くならない」とおっしゃっていました。私も全くそのとおりだと思います。地方が成長するためには各地域が「責任」をもって努力するということが不可欠です。そのためにも連邦制に近い形での分権が必要。いきなり連邦制というのは難しいなら、まずは道州制をめざしていくべきであると感じました。
 
また、イギリスでは大ロンドン市(GLA(グレーター・ロンドン・オーソリティ))のバーンズ副市長とお会いすることができました。GLAとは、ロン
ドン全域をカバーする広域行政体です。32の区とシティで構成されており、GLAはロンドン全域の戦略の策定や総合調整を担い、区は教育や福祉などの住民サービスを行っています。これは、私のめざす新たな大都市制度に非常に近いのではないかと思っています。 

バーンズ副市長とは1時間半にわたってじっくりとお話ししましたが、徹底
して都市間競争というものを意識してGLAを運営されていると感じました。今の大阪の状況、例えば国際空港へのアクセス1つとっても府と市の戦略が途切れているという話をしたら、「それでは衰退するだろう、あとは静かに死んでいくのみだね」と非常に厳しいこと言われました。しかし私は別にショックは受けていません。きちんと変えれば未来が見えるということですから。
 
今回の出張は非常に厳しい行程でかなりくたびれましたが、様々な人にお会いできて本当によかったです。出張に先だち、資料等で勉強はしていったのですが、やはり資料には書かれていないこと、行政、政治家双方の生の声を聞くことができて非常に有意義な出張となりました。今後、この出張で得た成果を府政に反映させていきます!
 
 
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【維新通信】No.117・・・橋下知事のコラム 今週はお休みっちゃ♪

というわけで、府政トピックス

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【 04 】 府政トピックス
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■インド最大のIT企業「タタ コンサルタンシー サービシズ」の大阪誘致が実現
インド最大のIT企業「タタ コンサルタンシー サービシズ」の日本法人、
タタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン株式会社が大阪市内にオフィスを開設し、6月15日(火曜日)から業務を開始しました。インド最大のコングロマリット(複合企業体)であるタタ・グループが大阪に拠点を設けるのは初めてです。
 
大阪府、大阪市、大阪商工会議所が設立・運営する大阪外国企業誘致センター(略称O−BIC(オービック))、IBPC大阪企業誘致センター及び日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部の3者は「チーム大阪」として、アジア・世界の活力を大阪に呼び込み、大阪産業を活性化させるため、外国の有望企業の発掘、進出のサポートから定着支援まで幅広く企業誘致に取り組んでいます。
 
今回の誘致の成功は、「チーム大阪」が物件・生活情報の提供、テンポラリーオフィス(正式な事務所を設けるまでの短期事務所)の提供などの支援を行ったことが実を結んだものです。
 
今後とも、めざましい発展を遂げるインドをはじめ、アジア企業の誘致に積極的に取り組んでいきます。
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【維新通信】No.116・・・橋下知事のコラム

■大阪・日本が成長し続けていくために
府議会議員の皆さんにも同席いただき、6月5日に民主党、6日には自民党、そして来る13日には公明党の大阪府選出の国会議員の皆さんに、来年度の国の施策や予算に関する大阪府の提案・要望の説明を行っています。
 
要望にあたっては、昨年度に提案・要望した内容が、国の施策や予算にどのように反映されたかをきちんと評価して要望項目を絞り込むとともに、法律や制度の改正など、具体的な提案を心掛けました。
今回の主要最重点要望の柱は2つ。昨年度の要望項目でもあった「地域主権の実現」に加え「“競争による成長”戦略の実現」を強く訴えています。
 
知事就任以来、大阪の現状を知れば知るほど、競争力がなくなっていることを感じています。都市間競争の時代を生き抜くためには、自由な発想を縛る、全国一律の規制を排除することが不可欠です。そこで私は、「“競争による成長”戦略」の核となる大阪の特区構想を、この場でもアピールしました。
 
大阪の特区構想のポイントは2点あります。1点目は大阪・関西の強みである環境、新エネルギー分野などに磨きをかけハイエンド(高付加価値)を創出すること。もう1点は、以前にもこのコラムで書かせていただきましたが、大阪を世界と日本各地との「ヒト・モノ・カネ」の結節点、いわば中継都市とすることです。私からは、大阪・関西を特区に指定してもらえれば、首都圏と一緒になって日本を牽引し、地方都市も引っ張り上げる役割をしっかりと担っていく覚悟があることを強く主張しました。
 
このほか、社会保障制度のあり方、医療体制の確保など、国の責任において確保すべきセーフティネットの整備や、誰もが安心して暮らせる大阪の実現に向けて、教育施策の充実、警察基盤の整備についてもしっかりと要望しました。
 
国会議員の皆さんには、我々の提案・要望を非常に熱心に聞いていただき感謝しています。また、国政に関する情報をはじめ、貴重なご意見を伺うことができ、有意義な意見交換となりました。今後、大阪・日本が成長し続けるためにも、この提案・要望を実現していきたいと考えています!
 
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