気まぐれアメリカ競馬予想

気が向いた時にアメリカ競馬(重賞)の予想・回顧などをしてみたいと思います。他には競馬観戦記なども。2020年はSaudi Cup観戦が目標!

2014年10月

【Breeders' Cup Classic(G1)展望(その2)】三歳馬三頭の三つ巴か?

    昨年は前年に惜しい2着に敗れたMucho Macho Manが雪辱の勝利。また鞍上のG.Stevens騎手は前日のDistaffに続く'Double'を達成。今年はどんなドラマが待っているのか、第一の注目は無敗のShared Belief(9/5)と二冠馬California Chrome(4/1)の対決か。この二頭の対決はAwesome Again Stakes(G1)でのV.Espinoza騎手とM.Smith騎手の「遺恨レース」でもあり、この二人のバトルも見ものになりそう。また快速馬Bayern(6/1)とMoreno(20/1)の逃げ争いも注目。どちらもハナを切ってこそという馬だけにどういう展開になるのだろうか。またTonalist(5/1)も加えた三歳馬3頭はここで勝てば三歳牡馬Championのみならず、年度代表馬の可能性もあり、 こちらも注目である。
    心情的には無敗のShared Beliefに土がついて欲しくないが、雑草のようなたくましさのあるChalifornia Chromeも捨てがたい。TonalistについてはDistaffでUntapableが勝てばTapit産駒の'Double'という快挙にもなる。結局のところこの三歳馬三頭の三つ巴ということになろうか。ただこれではあまりに芸がない、というか配当的に面白くないので大穴候補Imperative(30/1)絡みの馬券も少しだけ買っておきたいところ。Charles Town Classic(G2)でGame On Dudeを破るなど「大物食い」の実績がある馬に今回L.Dettori騎手が騎乗。末脚勝負に徹して前が早くなれば、あっと言わせるシーンもあるかもしれない。
    結論としては、上記の三歳馬3頭の馬単Boxを厚めにImperativeを加えた馬単少しだけ買っておきたい。 昨年はMucho Macho Manという自信の本命がいたが、今年はそこまでの自信を持てる馬がいないのが、今の正直な気持ちだが、昨年同様見応えのある一戦を期待したい。

【天皇賞秋(G1)展望】三歳馬イスラボニータ軸も人気薄に注意!

    今週末は雨の天気予報で先週までとは違った馬場になりそうな今年の天皇賞。菊花賞ではなくこちらに回った三歳馬イスラボニータ、休み明けながら過去2年のこのレースの2着馬、ジェンティルドンナ、フェノーメノの2頭、連覇を狙う福永騎手のエピファネイアの4頭のG1馬が人気上位。
    この4頭のレースになる可能性が高いとみるが、人気薄で気になるのがまずは前走オールカマー0.1秒差4着まで追い込んだフラガラッハ。中京記念(G3)連覇などマイラーのイメージが強いが、最近は2000M前後の中距離メインに出走し、掲示板を確保するところまでは来ている。昨年は9着に敗れたが、時計が早くならなければひょっとしたら上位食い込みがあるかも。もう1頭は前々走宝塚記念(G1)を最低人気で4着と好走したヒットザターゲット。こちらも昨年は7着に敗れているが、時計がかかれば昨年以上を狙えるはず。どちらかというとローカルでの活躍の印象が強い両馬だが、有力馬「休み明け」と馬場を味方にあっと言わせるシーンがあるかもしれない。
    馬券は4強の中から使った強みと東京コースでの安定感を評価してイスラボニータを軸とし、上記の5頭を相手にする三連複でいってみたい。イスラボニータは「外枠が。。。」というコメントもあったが、雨の状況によってはかえっていい枠かも。

【11/2(日)の注目馬(展望)】500万ならすぐに勝ち負け?Street Sense産駒2頭に期待!

    天皇賞Weekの今週末はStreet Sense産駒2頭が500万条件に出走という寂しいラインナップだが、この週末は何と言ってもBC、天皇賞に加え現地で観戦するJBCもあるので、こちらは気楽にいってみたい。

【11/2(日)】 

    東京6レース、Dirt1,300M戦(500万条件)に出走するのがStreet Sense産駒のノウレッジ。前走は1,400M戦に一番人気で出走したものの13着に惨敗。不可解な敗戦だったが、休み明けも影響していたのかもしれない。このクラスは勝って当たり前なので、馬体が絞れていることを条件に再度狙ってみたい。馬券は単勝、複勝で。
    東京7レース、 Dirt1,400M戦(500万条件)に出走するのが同じくStreet Sense産駒のツインブラネット。6月以来の休み明けだが、前走は1000万条件で二番人気で4着。当然このクラスにいる馬ではないが、こちらも馬体重をチェックしてからになる。ただし6レース、7レース共にパドックを見れるわけではなく、馬体重で判断するしかないのが辛いところ。極端な増減が無ければ単勝、複勝を買ってみたい。

【2014 Breeders' Cup土曜日の展望(その2)】

 続いて土曜日の後半戦の展望を。

Juvenile(G1)

 一番人気と思われたB.Baffert調教師のAmerican Pharoahが既にScratchを発表。12頭立てとなったこのレース、昨年はJuvenile Filliesで管理馬Secret Compassを故障で失ったB.Baffert調教師のNew Year's Dayが'弔い合戦'という感じのEmotionalな勝利。今年はどんなドラマが生まれるのか想像がつかないが、故障のシーンだけは見たくない。さて、FrontRunner Stakes(G1)組が2頭、Champagnue Stakes(G1)組が2頭、Breeders' Futurity(G1)が2頭、その他6頭と比較的バラエティに富んだメンバー。ここはChampagnue、Breeders' Futurity共に制したT.Plecher調教師の2頭、Daredavil(7/2)とCarpe Diem(4/1)が強力そう。ここは枠順と距離経験を考慮してCarpe Diemを狙ってみたい。馬券は単勝、複勝で。

Turf(G1)

    昨年の覇者MagicianがScratchして12頭立てとなったこのレース。前回書いた記事ではてっきりR.Moore騎手がMagicianに騎乗するものと勘違いしていたが、今年はTelescope(4/1)に騎乗。Magicianに騎乗だったら出る幕がなかっただけにMoore騎手にとってはラッキーと言えるか。狙いはもちろん2008年、2009年、2013年とSanta Anitaで行われたこのレースを騎乗機会三連勝中のMoore騎手を信頼してTelescopeから。馬券は単勝、複勝、馬単は相手に凱旋門賞(G1)2着のFlintshire(7/2)、落馬負傷のR.Maragh騎手からの乗り替わりは気になるが、アメリカ移籍後三連勝中のMain Sequence(6/1)の2頭に流してみたい。

Sprint(G1)

    当初狙っていた昨年の覇者Secret Circle(9/2)が4番枠に入り悩ましくなったこのレース。「逃げてなんぼ」の馬が結構多くハイペースは必至。包まれない外枠が良かったのだが、ここだと逃げ馬に囲まれてしまうかもしれない。正直このレースは全く自信が無いので、この際遊び心も持ちつつで三歳馬Fast Anna(12/1)に期待してみたい。もちろん「アナと雪の女王」に掛けての話であるが、この馬を管理するのは昨年Mucho Macho ManでClassicを制したK.Ritvo調教師。血統的にも母親はBC Juvenile Fillies(G1)の勝ち馬であり、BCを勝てる下地は十分ある。今回Blinkerを着用してきたのも気になるところ。馬券はFast Annaの単勝、複勝、馬単は手広く流したいが、もう1人の女性調教師L.Rice調教師のPalace(6/1)との馬単裏表はぜひ買っておきたい。

Mile(G1)

     14頭中6頭が欧州からの遠征馬というメンバー。人気はその中の1頭Toronado(5/2)だが、昨年Olympic Gloryがブービー負けを喫するなど、欧州の実績は必ずしも当てには出来ない。ただしこレース三連勝を飾ったGoldikovaの弟であれば期待せざるを得ない。Wise Danがいないここではどの馬にもチャンスがありそうだが、まずはこのGoldikovaの弟に敬意を表してAdonin(6/1)の単勝、複勝。馬単は穴っぽいところで内から前走Wise Danの2着に好走したGrand Arch(20/1)、前走Leopardstown競馬場でレースを観戦したMustajeeb(6/1)、1分31秒台の持ち時計のあるTom's Tribute(15/1)、過去2年3着、5着の逃げ馬Obviously(8/1)、そしてAdoninの5頭の馬単Boxでいってみたい。



   

 

【2014 Breeders' Cup土曜日の展望(その1)】

  昨年、一昨年とDirtはとにかく先行有利な馬場で今年もどんな馬場になるかがポイントになりそう。ということで、Dirtについては実際には金曜日の結果を踏まえて当日柔軟に予想してみたい。まずは現時点の予想ということで順に展望してみよう。

Juvenile Fillies(G1)

 14頭のメンバーはSanta AnitaのChandelier Stakes(G1)の1~4着、Belmont ParkのFrizette Stakes(G1)の1~3着、未勝利勝ちから参戦が2頭にその他3頭というメンバー。昨年はFrizette Stakes5着のRia Antoniaが繰り上がりの1着となっており、前走凡走しても巻き返す可能性は十分ある。狙いたいのは前走Chandelier Stakes2着のConquest Eclipse(4/1)。前走の勝ち馬Angela Reneeとは道中の位置取りの差だけの敗戦で十分逆転の可能性はあろう。堅実な差し脚が武器で、2週前、3週前に一番時計を出すなど調子も良さそうだ。馬券は単勝、複勝で。

Filly & Mare Turf(G1)

 11頭のメンバー中欧州からの遠征馬は4頭。昨年は欧州勢のワンツーだったが、昨年の覇者Dank(5/2)は6月以来の休み明け、Just The Judge(5/1)はE.P.Taylor Stakes(G1)から中2週の強行軍、Secret Gesture(6/1)は8月以来の微妙な休み明け、9月のMatron Stakes(G1)勝ちを現地で観戦したFiesolana(8/1)もマイル戦がベストという感じで磐石という感じではない。狙いたいのは2頭出しC.Brown調教師のStephanie's Kitten(3/1)。この夏L.Dettori騎手が騎乗してから成績が安定し、マイル向きというイメージから完全に脱却。現地で観戦したJuvenile Fillies Turf(G1)以来3年ぶりのBC制覇を期待したい。馬券は単勝、複勝、馬単は欧州馬を中心に流してみたい。

Filly & Mare Sprint(G1)

   11頭のメンバーで人気は昨年の2着馬Judy the Beauty(5/2)が集めそう。ただしこの馬8月以来の休み明けが気になるところ。狙いは内から先行しそうなStonetastic(8/1)、Artemis Agrotera(3/1)を見ながらレースを進められそうなLeigh Court(4/1)。過去2年このレースを制したGroupie DollがPrepレースとして使ったTCA Stakes(G2)の勝ち馬で7ハロン戦は3戦3勝。鞍上はこのレースのみ騎乗のWoodbineベースのG.Boulanger騎手でここは初G1勝ちのまたとないチャンスと見る。馬券はLeigh Courtの単勝、複勝、馬単は手広く流してみたい。

Turf Sprint(G1)

   当初狙っていた三年連続参戦のReneesgotzip(5/1)が1番枠を引いてちょっと悩ましくなったこのレース。ここは例年通りこのDownhill Courseに実績のある馬の馬単Boxでいってみたい。すなわち内からReneesgotzip、昨年2着同着のTightend Touchdown(8/1)、このコース4戦4連対のAmbitious Brew(12/1)、このコース2戦2勝のHomerun Kitten(12/1)、昨年5着でR,Moore騎手騎乗のDimension(12/1)の5頭で。人気を集めそうなNo Nay Never(9/2)は初コースでもあり、ちょっとここでは手を出しづらい。


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