道具作り

2006年04月08日

鳥打作り

鳥打2鳥打3







鍛金の道具の一つである当て金、鳥打(トリウチと読む。鳥口、トリクチが正式名称なのかも)?を作りました。めったに作らないのでアップしてみました。

3センチ以上ある鉄の棒を送風機でコークスをゴーゴーに熾して真っ赤にし曲げます。ちゃんと真っ赤になってたらけっこう簡単に曲がります。そして、赤いうちに頭をでっかい金槌で成形。はじめのうちは長い棒のままで進めるので熱くないのですが、切って短くなってくると熱くて熱くて。んで、金槌も私にはまだしっかり扱えないくらい重くて。体力勝負です。

とりあえず、曲げるために1日と連続2日、山の仕事場に通ったのですが、1回目は胃からの風邪、2回目は喉からの風邪ひきました。汗かいて、冷えるからかなあ。久々の胃からきた風邪は応えました。

父親もかなり体力的に限界を感じてました。鳥打作りなんてよっぽどのことが無い限りしないから、父親はもう現役ではしないかも。そして私も一人ではできないので今後やることはあるのかなあ?と思います。買う、ていう手もあるので(高いですが。)でも、普段の仕事とは違ったことなので、ちょっとしたイベントみたいな感じで楽しかったです。だれかやる気があったら10年後くらい(?)に一緒にやりましょう〜。

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2006年03月01日

芋虫

幼虫私、昆虫には強いほうだと思っていたのですが、大人になり昆虫と触れ合う機会も減ってきた今となっては、やはり出てきたときは悲鳴を上げそうになりました。

鍛金の技法では、金属を成形するときに当て金を木台に立て、地金を当て、金槌でたたいていきます。その当て金を木台に立てるときに嵌め木がいります。嵌め木は台形の形の5センチ前後くらいのものです。・・・ぜんぜん説明できてないけど、とりあえず、先日私はその嵌め木を作ってました。

嵌め木を作るために、樫の木を15センチくらいに材木屋のおっちゃんに切っといてもらいました。材木屋のおっちゃんもいい人なんだけど適当な人で、半分腐ってる木を切っといてくれました。腐ってるからお金はいらんということなんですけど、こちらとしてはお金払うし腐ってない木をちょうだいて感じです。まあ、もうしょうがないのでとりあえずその腐ってないところを使おうということでそれを鉋と鉈で割っていきました。

そうです。うすうす感づいてはいたのです。腐ってることはわかっているんです。なんかの幼虫は出てくるはずです。ちびこいハサミムシとムカデが出てきたとき来るぞ〜来るぞ〜て思ってて、どう考えてもあやしい穴があって、でも半分何も出てこないかもしれないという期待もあったのですが、ザクッと割れたときにコロンと出てきたときにはウギャー!!です。来るぞ来るぞ、て思えば思うほど本当に出てきたときはビクッ!!てしますね。で、出てきた芋虫計4匹。

蝶の幼虫は全然気持ち悪いなんて思わないのですが、甲殻系の昆虫はあまり興味がなくて育てようとか思わなかったせいか、見れば見るほどゾゾッとします。でも、どうしてもゴミ箱にポイッと捨てることができなかったので、とりあえず住まいを作ってやってみました。いろいろと調べたのですが、たぶん3匹はクワガタの幼虫なんですが、あと1匹がわからない。色は白、足は頭のほうに集中してて腹の部分が長い。住んでる木は樫。朽木に住んでるということは、カミキリかクワガタあたりなんですが、カミキリは幼虫には足がないらしい。となると、その他のタマムシとか、キマワリ?とかになりそうです。うーん。

とりあえず、クワガタの幼虫の飼い方を調べてみたのですがなんかお金かかりそう、かつ邪魔くさそう。うーん。育てる自信はありません。

iichiiko at 03:36コメント(5)トラックバック(0) 
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