2010年06月17日

伊予鉄道 オレンジライナーえひめ

宇和島からは八幡浜まで移動して、「オレンジライナーえひめ」で戻ってきました。
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歴史のある路線ですが、昼便に乗るのは初めてとなります。


この日は早起きして、5時30分前に宇和島駅へ。
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5時38分発の「宇和海2号」に乗車。車両は2000系ディーゼル車の試作編成である「TES」でした。・・・この車両も登場して22年も経つのですね。

展望席が空いていたので、八幡浜までの30分をここで過ごすことに。
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振り子車の独自の挙動を味わっていると、すぐに八幡浜に到着。

八幡浜駅の駅前ロータリーのバス停は宇和島バス専用となっており、伊予鉄系は駅前の道路沿いにある伊予鉄南予バス本社前からの発着となっていました。
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宇和海2号の八幡浜到着が6時08分で、バスの出発が6時50分と40分ほどの待ち時間。雨が強めに降っていたこともあって、八幡浜駅の待合室でぼんやりと時間を潰すことに。

6時30分頃に待合室を備えた南予バスの本社営業所が開いたので、そちらに移動。6時40分頃にバスへと案内されました。
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八幡浜6時50分発は伊予鉄担当便で、車両は昨日の近鉄バスに引き続き日野のセレガ。
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最前列については基本的には昨日の近鉄バスと同じ仕様。足元が狭くてJピラーで側面展望も良くないです。フットレスト省略も同様でしたが、こちらの車では持ち運びできる小型の足置き台が用意されていました。
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毛布は厚手の少し豪華な感じのするものが用意されており、さらに1A席前のクーラーボックスにドリンクが用意されていたりと、今のご時勢としてはかなりランクの高いサービスを維持している路線ではないかと。これで阪急みたいにビデオサービスがあれば満点だったんですが。

八幡浜からは3名乗車で出発。
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国道197号線で軽く山越えをしながら大洲方面に。大洲の市街地手前で大阪からの夜行便とスライド。
市街地の手前の営業所に併設されている「西大洲」を過ぎると大洲市街地へ。市内の狭い道を進んで行きます。
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交差点を曲がり、個人商店の前でドアが開いたので何ぞ?と思ったら、そこが「大洲本町」バス停でした。・・・伊予大洲駅からかなり離れた場所なんですね。
大洲の2箇所のバス停からは乗車無しで国道56号線に。

国道56号線を進み、大洲ICから松山道へ。
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以前乗った宇和島―大阪線だとこのまま関西まで高速で直行でしたが、この便は次の内子五十崎ICで流出。定刻ピッタリの7時25分に南予バス内子営業所に停車するものの、ここでも乗車無しで再び松山道へ。

伊予ICの手前、晴れてれば松山市街地を一望できる場所なんですが・・・雨でご覧の有様orz。
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伊予ICで再び流出。ICの出口で東京からの西東京バスとスライドしました。
国道56号線を松山市方面に進みましたが、いつの間にか「伊予市」バス停を通過していて、気が付けば松山市内へ。

国道から離れて、川沿いの狭い道を少し走ると、滞泊している阪急バスが見えてきて「松山室町営業所」に8時08分に到着。ここでも乗車無し。
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8時15分までしばらく停車。伊予鉄の踏切を超えて、少し走ると松山市駅。営業所周辺は住宅街なんですが、松山市駅まで意外と近いですね・・・。
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乗り場には乗車待ちの人が数名いましたが、この便に乗ってきたのは1人だけ。
松山市駅出発後、細かな案内が流れました。
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しっかり運行経路まで表示するんですね(笑)。
大街道手前では宇和島バスの松山行特急便と並走。こちらの路線にも乗ってみたいところ。今回もいろいろと迷ったのですが、八幡浜発着便に乗るのを優先としました。
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また、松山IC手前ではJR東海バスの「オリーブ号」とスライド。松山は運が良ければ、関東・東海・西日本・四国とJRバス4社のエアロキングが見れるんですね。

松山ICから松山道に復帰・・・するも、次の川内ICで最後の乗車扱いのために一旦流出。
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川内ICから2名乗車があり、この便は乗客6名で確定となりました。梅田で見かけると結構乗車率の良さそうな「オレンジライナーえひめ」ですが、空いてる時もあるんですね。

川内ICから松山道に戻り、高速走行・・・と思ったら、今度は桜三里PAに入り最初の休憩となりました。9時10分に到着し、9時20分までの10分休憩。
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八幡浜から乗ってると出発後2時間以上経っているので良いタイミングなんですが、松山から乗ると複雑だろうなと。

9時20分に予定通り出発。宇和島からずっと雨が降っており、雨の松山道を疾走して行きます。・・・昨日の近鉄バスとは景色の流れ方が全然違う(笑)。
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10時過ぎに川之江・川之江東JCTを通過。徳島道に入ってからも勢いは衰えず、昨日は行列を「作る」側だったのが、今日は「並ぶ側」に。
・・・しかし、雨で視界が悪いと面白くないですねぇ。

ウトウトしていると、10時25分に吉野川SAに入り2回目の休憩となりました。
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早着気味だったためか、ここでは10時45分まで20分休憩に。井川池田IC付近から阪急バスのよさこい号や宇和島バスの貸切車と車列を作ってこのSAに着きましたが、両車とも先に出発していきました。

10時45分に出発。対面通行の徳島道ですが、ちょうど各地を朝に出発したバスが通る時間帯ということで各社のバスとスライドしていきます。
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神姫の高知行、幕が故障したのか予備車使っているためなのか、行き先表示が仮設でした。・・・それにしても三菱車ばっかりじゃないか(笑)。

実のところ他にも撮ったんですが・・・ブラインドの隙間からズームで撮ってるのでブレブレで・・・orz。
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左の状態からズームをかけると右の写真となります。光学10倍ズームと手ブレ防止機能万歳!(違。

時間的に昨日乗った「しまんとブルーライナー」とスライドするはず・・・と待ち構えていたのですが・・・・
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上板SAで休憩中でした。乗るなら高知西南交通車の方がオススメです(笑)。

11時23分に藍住ICで徳島道を流出して、板野ICから高松道へ。
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鳴門IC付近では本四バス開発のSHDセレガーラの貸切車を見かけました。・・・路線車との格差が大きな会社ですね(笑)。
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小鳴門橋を横目に進み、11時45分に大鳴門橋を通過して四国脱出。約26時間で四国の西側を一周してきました(笑)。

片側2車線となり、中央分離帯もしっかりとした構造になっていることから、対向車の撮影は困難になってきます。
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津名一ノ宮IC付近で松山エクスプレス5号とスライド。四国路線の昼便では唯一のエアロキングが使われている便となります。
バスいこブログさんで特集されていますので、詳細はそちらをどうぞ。
・・・次に四国行くときはこれに乗りたいですね(笑)。

雨の中を疾走してきて、最後の休憩地は定番の室津PA。
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12時10分に到着して10分休憩。定番場所ということで、数台停まっていました。出発直前に入ってきた四国高速のセレガーラですが、どうやら丸亀からの直行便の模様。新しい車入れてるんですね。

12時20分に出発。相変わらず雨は降り続いており、明石海峡大橋では中間点まで進んでも、対岸が見えない状態に。
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本州に入り、垂水JCTをスルーして神戸淡路鳴門道を北上。布施畑JCTで阪神高速北神戸線に進入・・・と思いきや、ここもスルーして三木JCTまで進みました。
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前を走っていた四国高速の大阪行は北神戸線に入っていったんですがね・・・。明石海峡大橋開通以来、何度も四国方面への高速バスを利用してきましたが、三木JCT経由は初めてでした。

北神戸線経由の方が距離が短いのに・・・と思っていたら、神戸JCTから中国道に入ったあたりで、
「この先の西宮北ICバス停で乗務員交代のため停車します」
とのアナウンスが。
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13時に西宮北ICバス停に到着。八幡浜からの乗務員が下車して、バス停で待機していた乗務員と交代となりました。何でまた、梅田まであと30分ほどで着くこのタイミングでの乗務員交代するんでしょうかね・・・。社内的な運転時間制限でもあるんでしょうか?

ここから乗ってきた乗務員、制帽の形が少し違ったので、阪急バスの人?とも思いましたが、伊予鉄の名札が付いていました。阪急バスが伊予鉄の委託を受けてる・・・とかなら面白かったんですが、それはないみたいですね。

3分ほどの停車で出発。宝塚の坂を駆け下りてきて、13時18分に中国池田ICで流出となりました。
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有馬温泉からの特急バスや新大阪駅経由便なら、ここから中央環状線+新御堂筋と下道ルートですが、梅田直行のこの便は阪神高速池田線に進入。

池田線では大阪空港リムジンに混じって、福鉄の小浜行とスライド。舞鶴若狭道を通るこの路線も興味はあるんですが、なかなか乗る機会が無いですね。
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渋滞していると悲惨な池田線ですが、この日はスムーズに進みます。池田ランプから10分ほどで淀川を渡り、13時30分には梅田ランプに到達。
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日曜ということでヨドバシカメラ梅田店付近で足踏みしましたが、終点の大阪梅田阪急三番街には8分ほど早着の13時37分に到着。

八幡浜から梅田まで約7時間弱、ずっと雨が降り続くという乗りバスには最悪な状況でしたが、空いていたこともあって快適に過ごすことが出来ました。個人的には、西宮北ICでの乗務員交代に驚かされましたね。以前乗った、大阪発の夜行便だと梅田から松山市駅まで通し乗務でしたし、どんな乗務員運用になっているんだか・・・。


ヨッシー at 19:55│Comments(5)TrackBack(0)乗りバス 

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この記事へのコメント

1. Posted by あずさ   2010年06月17日 23:24
こんばんは、
昨年東京から伊予鉄さんのオレンジライナーに乗ったのですが、
ラムコーダのアナウンスが、わたしのところのと同じ方でちょっとずっこけました。
2. Posted by ヨッシー   2010年06月18日 00:02
あずさ様
コメントありがとうございます。

どこかの民鉄系の高速バスで、JRハイウェイバスで流れてる音楽が流れて吹き出しそうになったことがありますねぇ。
3. Posted by KOファン   2010年06月19日 17:12
5 新宿−八幡浜間のオレンジライナーえひめ号は
途中、松山室町営業所で乗務員交代です。
新宿−松山は2人乗務、松山−八幡浜は1人乗務です。
特記すべきは西東京バス便でもこの交代が行われます。
松山−八幡浜間は伊予鉄バスの乗務員が運転します。
延長当初は八幡浜まで西東京の乗務員が行っていたのですが、
どうやら現地での解放時間の関係で伊予鉄に委託する
形になったようです。

しかし、伊予大洲ってすごいところに停まるんですね(笑
4. Posted by ヨッシー   2010年06月19日 23:49
KOファン様

コメントありがとうございます。
松山―八幡浜の西東京便は伊予鉄が運転するんですね。阪急便だと運行本数が多いためか、室町営業所で阪急―阪急で乗務員交代が行われるみたいです。

伊予大洲のバス停は私もビックリしました(笑)。機会があれば、乗り降りしてみたいところです。
5. Posted by バスラブ   2011年03月01日 22:01
3 伊予鉄道ではなく伊予鉄南予バスという別会社で運行している時間帯の大阪線は、過酷な労働条件を強いられていて、法の抜け道的変則乗務で西宮交代なんだよ。

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