竹さん日記

愛知県名古屋市で工務店をしています。今日、気になったことやおもしろかったことなど伝えていきます。

2010年09月

「動線」を考える。


みなさん、こんにちは。

竹川です。


前回で、

”マイホームづくりはそんなに焦らなくてもいい。

マイホームづくりの作戦を練っていけば

見えないものが見えるようになる”

というお話をしました。


今回は、具体的にどういうことなのかをお伝えします。

例えば、あなたが主婦である場合、

洗濯の仕方について

1.汚れ物の出どころはどこか。
2.汚れものの置き場所はどこか。
3.洗い場所はどこか。
4.洗濯時の水は何を使うのか。
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建築では、建物の中で自分たちの行動をたどる線を「動線」と言います。

この「動線」は人によって必ず違いますよね。

1の汚れ物の出どころがもし、入浴時にしか出ないのであれば

洗濯機の蓋を開けっ放しにして置く程度でいいかもしれませんが、

これが、居室(主に部屋として使用する空間で、リビング、寝室、子供室など)

で脱ぐことが多ければ、居室の中に人に見られないように扉をつけた脱衣ボックス

などがあると便利ですね。

洗濯室で脱ぐのであっても、そのまま着替えるのであれば

やはり、汚れ物をまとめて収納する空間若しくは、

着替えを掛けておくチョッとしたフックぐらいあるといいですね。


このように洗濯一つにしてもいろんなライフスタイルがあります。

朝起きてから夜、床に就くまでの言わば24時間分の生活スタイル

それも家族全員の。

頭が、痛くなるかも知れません。

時間がいくらあっても足らないかも知れません。

しかし、大事なことだと思いませんか?

ですからマイホームづくりは焦らずゆっくりと

作戦を練る必要があるんです。

それでも完璧にはいかないでしょう。


少しでも今の生活の中で「不便だな」と感じることを

めいいっぱい書き出すところからはじめましょう。

きっといろんなことが見えてきますよ。

”失敗しない住まいづくり”即ち

幸せな空間づくりの第一歩です。

普通一般の人であれば、最初で最後の住まいづくりですもんね。

何のために家を建てるのですか?

なぜ、あなたは家が欲しいのですか? 何のために家を建てるのですか?

突然聞かれて自分なりの答えは、すぐに出せますか?

突然でビックリされたでしょう。


はじめまして竹川起史と申します。

私は名古屋で住宅建築を営んでおります。

建築業であるからには建築施工が本業です。

建売住宅建築の下請け、設計事務所入札物件、注文建築の下請け、元請けと

工法は在来軸組み工法、ツーバイフォー、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造(RC)まで

たくさんの住宅を造らせていただきました。

そして数年前からいろんな方に住まいづくりの考え方について伝えることもしてきました。

しかし、数年前に比べて昨今、建築に対する考え方を

変えた方がいいのではないかという方が結構おられることで

それをブログでお伝えしたいと思いました。


早速ですが、

あなたはどんな間取りが好みですか?

部屋はいくつ欲しいですか?

そして、広さはどのくらい欲しいですか?


こういう質問

住宅展示場や、設計事務所などへ行ったことのある人は

必ずといっていいほど聞かれませんでしたか?


あなたは「住まいづくり」において大事なこととは何だと思いますか?

建物躯体、価格、建築場所、プラン、建物の仕様、いろいろあります。

では、業者としてはハウスメーカー、設計事務所、地元工務店、そして直接大工と

いろいろな企業がありますね。

あなたならどこに依頼しますか?


人よって価値観はそれぞれ違います。

しかしマイホームを建てるということの前の意識の確認として

「幸せな空間づくり」

というマイホームの原点を掘り下げて考えていくことが大事だとは思いませんか?

マイホームづくりはそんなに焦らなくてもいいのです。


今の生活の中で「不便だあ」と思ったことってありますよね。

むしろそう思ったことのほうが多いかも。

そういう所を注意しながらマイホームづくりの作戦を練っていくと

見えないものが見えてきますよ。


具体的なことは次回で少し触れてみましょう。
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