April 29, 2020

magazine。



久しぶりに雑誌というものを買った。

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『Number』の1001号。

創刊40周年記念特集として
「日本サッカー 希望の1ゴール」

中学生、高校生の頃はワールドサッカーダイジェストとワールドサッカーマガジンを定期講読していて、さらにたまにサッカーマガジンやダイジェストなど気になる雑誌をを買う、みたいな感じで、大学生から数年はエルゴラを読んでいたりしたけども、最近ではサッカーに関する最新の情報はめっきりインターネットになった。

買いに行く手間もなければ処分にも困らず、最新の情報が何と言っても無料で回ってくる。

きっと僕みたいに読み物が変わっていった人は少なくないだろうと思う。


そんな中なぜ今回久しぶりに買ってみたのかと言うと、、、

もちろん特集が気になった、というのはあるけれども、
なんだろう?製本された活字に飢えていたというのもあるのかも知れないし、本当になんとなくの気分、で、買ってみた。


で、読む。

何日間かに分けて空いた時間で。

結果、良かった。


雑誌の内容、ことこの特集に関して素晴らしかったのは言うまでもない。
あのときの、あのゴール。
代表での各選手のゴールに関してはその場に立ち会っていたものがほとんどだったので、そのときそのときで魂から心震えた記憶が蘇ったし、各選手のゴールへの詩吟と言おうか美学と言おうか、そのようなものが伺えたし、サッカーに対する姿勢も大変参考になった。

でもこれは僕の性格?特徴?なのかどうかはわからないけど、もしネット上で小出しでこういうコラムが出てきてもここまで脳や心に訴えかけられてはいなかったと思う。
紙媒体だからこそ伝わる視覚性やレイアウトがそこにあったように思うし、コラムの出てくる順番、ページをめくる順番によっても心動かされていたとしたら、それも雑誌だからこそだよね。
ネット上にはいい意味でも悪い意味でも情報が溢れていて、普段からそんな文字を見慣れちゃってる分、紙媒体の活字より印象に残りにくいとかもあるかもだし。

少なくともネットで見つけてそこをクリックするには見出しによって大きく左右されるし、ネット・SNSで評判になっていても、選手によっては見なかったと思う。
だけどせっかくお金を出して買ったものだからついでに(?)どの選手の記事も読むし、なんならNumber って雑誌は他のスポーツの記事もいくつもあるので、その記事も読む。

そうするとネットでは見つけられない、見つけてもスルーしてたであろう記事も読むし、知見の幅が広がるよね。

確かにネットと違ってお金はかかる(ネットでも課金するやつはあるが)。
だけどもお金を出したからこそ得られるものもあるし、お金を出したからこそ自分自身もちゃんと読む。

海外への移籍金と一緒だね?!
0円移籍で獲ってきた選手を大事に使うか、みたいな?!笑


もちろんスピード感ではネットニュースには敵わないし、だからこそ各雑誌社もそのスピード感に対応するため(&雑誌の宣伝)のネット記事や速報を出しつつ紙媒体もやってるわけで。
それでも久しぶりに雑誌というものを買ってみて、ネット上の記事とはまた違う"趣"を感じられて良かったです。


インターネットが普及し、便利なもの、無料のものが増えた昨今。
それでもお金を掛けてでも売れるものの価値。
あらためて見直してみたい。

そんなことを思った昭和の日。


ijan0257 at 23:28│ ふっとぼーるじゃん?! | ほんをよむ
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コメントあざーーっす!!