映画を医学教育のネタにするシネメデュケーションという教育手法がある。
教育方略:Cinemeducation (シネメデュケーション)
1つは 『女か虎か』(フランク・ストックトン)
もう1つは 『極楽まくらおとし図』(深沢七郎)
ぜひやってみていただきたい。自分たち自身が経験した学校の国語の授業より面白いことは間違いない。
最近では比較的ポピュラーで、学会などでも行われることがあるし、初期臨床研修の指導医講習会で行われたりしている。
この手法と似たようなものにフィクショネデュケーションという手法がある。
映画ではなく、小説を使って教育するというものである。
学校の国語の授業とどこが違うか、と言われると、まあ何も違わないのだが、シネメデュケーションに対抗して、フィクショネデュケーションといっているだけである。
なにしろ私が作った造語であるし。
映画ではなく、小説を使って教育するというものである。
学校の国語の授業とどこが違うか、と言われると、まあ何も違わないのだが、シネメデュケーションに対抗して、フィクショネデュケーションといっているだけである。
なにしろ私が作った造語であるし。
シネメデュケーションは、cinema+medical+educationであるが、フィクショネデュケーションは、単にfiction+educationで、特にmedicalは入ってない。
学校で普通にやっているし、別に医学教育に限ったことではないので、medicalはなしでいいかというところである。
学校で普通にやっているし、別に医学教育に限ったことではないので、medicalはなしでいいかというところである。
どうやるかというと、別にこれもどうということはなく、小説を読んで、5~10人くらいでディスカッションするだけである。
約束はただ1つ。何をしゃべってもいいということだけである。
約束はただ1つ。何をしゃべってもいいということだけである。
これまでいろいろな小説でやってみたが、現在継続して使っているのは2つである。
1つは 『女か虎か』(フランク・ストックトン)
もう1つは 『極楽まくらおとし図』(深沢七郎)
小説の一部を使ってもいいし、全部を使ってもいいと思う。
上記の2つは短編なので全文が30分もあれば読める。全体が2時間もあれば十分ディスカッションできる。
上記の2つは短編なので全文が30分もあれば読める。全体が2時間もあれば十分ディスカッションできる。
昨日も1年目の研修医対象に、『極楽まくらおとし図』を読んでディスカッションした。なかなか盛り上がった。
中には、「最初30分間くらいで全部読んで」という間、ずっと眠っていたツワモノもいたが。まあ、みんな勝手な意見を述べられたのではないか。
ただ、一番発言したのは私自身だったりするから、たいしてうまくいってないかもしれないが。
中には、「最初30分間くらいで全部読んで」という間、ずっと眠っていたツワモノもいたが。まあ、みんな勝手な意見を述べられたのではないか。
ただ、一番発言したのは私自身だったりするから、たいしてうまくいってないかもしれないが。