【偉人録】郷土の偉人

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堀越二郎(ほりこし・じろう)・群馬の偉人

群馬県藤岡市の農家の次男に生まれる。

明治36年(1903)6月22日−昭和57年(1982)1月11日 78歳 

航空技術者。
零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計主任。「零戦の父」。

藤岡中学、第一高等学校(首席)を経て、昭和2年(1927)東京帝国大学工学部航空学科を卒業(首席)した。
のちに「日本航空機の父」とよばれる木村秀政とは、帝大の同期であった。

三菱内燃機製造株式会社(現三菱重工業)に入社し、名古屋航空機製作所に勤務。
三菱に就職したのは、大学や軍の研究機関で基礎研究をやるよりは、はやく飛行機作りの「指揮者」になりたいという気持からであった。

日本海軍の96式艦上戦闘機(1936)で成功を収め、ついで零式艦上戦闘機(1940)を設計するなど、後世に語り伝えられる名機の設計を手掛けた。

「日本の陸海軍は戦闘機の空戦性能を重視していたから、設計者は、飛行機の身軽さを左右する翼面荷重を小さくするために、徹底的な重量軽減につとめなければならなかった。しかも、一方では機体強度も維持しなければならないのだから、いたずらに機体各部のケタを細くしたり部品を減らしたりすればよいというわけにはいかない。機体強度を計算しつつ、可能な限り贅肉をとっていくというやり方をしなければならなかったのだが、そこで、一グラムたりとも無駄なものははぶくといういかにも堀越氏らしい取り組みがなされた。
 堀越氏は、設計チームのスタッフが次々に作成する約三千枚の設計図のすべてについて、隅々まで目を通し、強度に問題がなければ、「ここの外板は厚さ一ミリではなく、〇・八ミリでもいいじゃないか」とか、「この部材には肉抜きの穴をあけてもいいはずだ」と、部下に命じたのだ。スタッフの作業は、その際限のない繰り返しだったといってよいほどだった。
 だから、当時堀越氏の部下だった人々は異口同音に、「急いで製図を持っていくと、堀越さんは必ず、『もう少し工夫ができないか』とか、『ここはもう少し計算すれば、もっとすっきりするのじゃないか』というのです。そして、四回も五回も画き直しをさせられることが、めずらしくなかった」と語る。
 こうした徹底的な設計管理と重量管理の積み重ねによって、零戦は、それ以前の戦闘機よりかなり大きな形になったにもかかわらず、自重千六百八十キログラム、全備重量二千四百十キログラム、翼面荷重百七キログラム/平方メートルという、欧米諸国では考えられないような軽量化に成功したのだった。しかも、機体全体のラインを美しくまとめたことは、衆知の通りである。」(『零戦よもやま物語』柳田邦男)
零戦よもやま物語―零戦アラカルト


太平洋戦争におけるゼロ戦の圧倒的成果は、長大な航続距離と優秀な操縦性能によるもので、整然と確立された設計思想とたゆまぬ研究の結果である。

戦後、ゼロ戦操縦装置の基本理論で工学博士となり、木村秀政らとともにYS-11の設計にも参加した。
東京大学宇宙航空研究所講師、防衛大学校教授、日本大学教授など教職につき、日本航空学会会長を務めた。

昭和57年、78年の生涯を閉じた堀越の告別式で、ある航空工学者は、零戦が戦後南の島で回収されて日本に戻ったとき機体をつぶさに見て、その隅々にまで堀越氏ならではのきめの細かい設計思想と工夫とが行き届いているのを知り、感服させられたと述べたという。

堀越の言葉
「模倣と小細工のみでは「零戦」は生まれなかったであろう。独自の考え方と哲学、そして「日本人の血の通った飛行機を作るのだ」という意思がそれを可能としたのである」

著書に『零戦の遺産―設計主務者が綴る名機の素顔 』、『零戦』がある。

零戦の遺産―設計主務者が綴る名機の素顔 (光人社NF文庫)


国立科学博物館・地球館2F(東京都台東区上野公園7-20)

河口湖自動車博物館・飛行舘(山梨県南都留郡鳴沢村富士桜高原内)

航空自衛隊エアパーク(浜松広報館・静岡県浜松市西区西山町・航空自衛隊浜松基地)

大和ミュージアム(広島県呉市宝町5-20)

岩国航空基地史料館(山口県岩国市三角町2・海上自衛隊・第31航空群)

大刀洗平和記念館(福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1)

海上自衛隊・鹿屋航空基地史料館(鹿児島県鹿屋市西原3-11-2)

知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市知覧町郡17881)


零戦 (学研M文庫)





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