犬養毅　功績たたえる : 【偉人録】郷土の偉人

YOMIURI ONLINE（2015/5/16）

　◇講演や琴演奏「木堂祭」

　岡山市出身の元首相、犬養毅（１８５５～１９３２年）の命日にあたる１５日、同市北区川入の犬養木堂記念館周辺で犬養元首相をしのぶ「木堂祭」があり、地元住民ら約６５０人が訪れた。

　県出身者で初めて首相になり、「木堂さん」と多くの人々に親しまれている犬養の功績をたたえようと、同館が毎年開催している。

　記念館近くにある犬養家墓地では、市立吉備小学校（岡山市北区）の６年代表の４人が献花し、近隣住民らが次々と訪れて墓前に焼香した。記念館では倉敷芸術科学大の時任英人教授が「犬養木堂と政治改革」と題して講演。地元の愛好家による琴の演奏や、訪れた人への抹茶の振る舞いなどもあった。

　墓前に花を手向けた、吉備小６年岡川直樹君（１２）は「元首相のお墓に献花をすることができて誇りに思う。犬養さんのように日本を支え、みんなに知られる有名人になりたい」と話していた。