2018年02月19日

麻雀漫画レビュー 裏の麻雀編

 麻雀漫画レビューの1回目は、「裏の麻雀」系を集めました。数が多いために2回に分けるだけなので、区分は私の独断と偏見により決めています。

 あくまで「裏の麻雀」なので、作品によっては殺人などの要素が出てくることもあります。そういうのが受け入れられない人は、次回掲載する「表の麻雀」のほうの作品を読むことをお勧めします。

天 天和通りの快男児(福本伸行)
連載時期:1989〜2002 個人的評価:9点
 福本氏の出世作とも言える作品。序盤はどこにでもある作品で正直言ってタルいですが、中盤の「東西麻雀」から面白さがグングン増していきます。この東西麻雀が作品の6〜7割くらいを占めるのですが、間延び感は薄く、麻雀だけでなく心理戦なども取り入れられていて夢中になって読めます。
 物語終盤は麻雀との関係が薄くなりますが、東西麻雀より評価する声も根強いほどの出来。序盤の平凡な出来と、主人公・天がやや影が薄いことを減点していますが、MAX時の面白さは10点です。


アカギ 〜闇に降り立った天才〜(福本伸行)
連載時期:1992〜2018 個人的評価:5点
 前述の「天」のスピンオフ作品で、登場人物である赤木しげるにスポットを当てた作品。アカギの感性の鋭さには何度となくうなされます。おおむね15〜20巻くらいまでは良作と言えますが、次第に間延びが我慢不能なほど極端になっていきます。
 私が高校生の時にはすでにスタートしていた「鷲巣麻雀」が、なんと約20年もたってようやく連載終了です。長い、いくら何でも間延びしすぎです。25巻を過ぎたあたりからは読む価値ゼロの駄作です。前半の良さを加味しても、5点がいいところでしょう。


麻雀飛龍伝説 天牌(来賀友志、嶺岸信明)
連載時期:1999〜連載中 個人的評価:8点
 2018年1月時点でコミックが90巻を突破している長期連載の麻雀漫画。ただし1つの対局に5巻も10巻も使うことはほぼない(と思う)ので、間延び感は最小限に抑えられていますが、それでも中だるみを感じることも皆無ではありませんのでそこは注意。
 他の作品に比べると高い手の応酬の傾向が強いですが、そこに至るまでの読みや感性、あるいは人間関係などの描写がうまいです。麻雀漫画好きなら一読すべき作品のひとつでしょう。
 

むこうぶち 高レート裏麻雀列伝(天獅子悦也)
連載時期:1999〜連載中 個人的評価:5点
 「御無礼」の決め台詞が有名な麻雀漫画。主人公の傀が勝つところ…というよりは、敗者の負けっぷりの描写を楽しむ漫画ですが、個人的にはもうひとつ楽しめませんでした。
 次から次に対戦相手が現れて、醜態晒して負ける。ただそれだけが淡々と続くのです。傀が強すぎて負ける気配があまりないので、ドキドキもハラハラもありません。


凍牌(志名坂高次)
連載時期:2006〜続編が連載中 個人的評価:3点
 主人公のケイは、氷のような心の持ち主。作中でむごいことが次から次へと起きるので、読み手も氷の心を持ってないと厳しいかも。そこを抜きにしても、麻雀漫画としての面白さには根本的に欠けます。


麻雀鬼ウキョウ(橋本俊二)
連載時期:1998〜2000 個人的評価:6点
 前述の志名坂高次がアシスタントを務めていた漫画…だったはず。高校生の主人公・松本右侠が学内の闇に挑み、続いて裏の麻雀界に足を踏み入れていくストーリーです。
 全体的に悪くはないのですが、物足りないのは闘牌部分。ちょっと底が浅すぎます。役満縛りの対局の某部分とか、麻雀中級者以上ならすぐ気づくようなカラクリに登場人物たちが気づいていないのはちょっと…。ウキョウの強さが「強運」で片付けられているのも興醒め。


Shoichi ショーイチ(神田たけ志、柳史一郎)
連載時期:1988〜1993 個人的評価:7点
 伝説の雀鬼・桜井章一をモデルにした作品ですが、これがオール実話だと信じるのは無理がありすぎるので、フィクション作品と思うほうが良いでしょう。
 闘牌部分は良いとして、主人公の章一がどうにも胡散臭い。必要以上に美化されすぎています。桜井章一氏のことが大好きならプラス1〜2点してよいかもしれません。


ムダヅモ無き改革(大和田秀樹)
連載時期:2006〜続編が連載中 個人的評価:5点
 小泉ジュンイチローをはじめ国内外の政治家が麻雀を打つという、良くも悪くもバカバカしい内容。この作品に関しては麻雀のルールを知らなくても、雰囲気だけで楽しめる人もいるでしょう。
 実際私も麻雀をあまり知らない人に猛烈に勧められて読んだのですが…。う〜ん、いくらなんでも麻雀の内容が薄っぺらすぎて楽しめません。随所に入っている時事ネタもとっくに賞味期限切れなので、ちょっと厳しいと思いました。


麻雀飛翔伝 哭きの竜(能條純一)
連載時期:1985〜1990 個人的評価:4点
 鳴きを得意とする主人公の生き様を描く漫画。その生き様については、それなりに見どころもあります。しかし肝心の麻雀部分は崩壊気味。
 現実離れしたアガリを連発、そこに至るまでの過程について納得いく説明はなし。強運がすべてで、闘牌については薄っぺら。良く言えば、麻雀を知らない人でも楽しめる漫画とも言えますが。
 
賭博黙示録カイジ(福本伸行)
連載時期:1996〜続編が連載中 個人的評価:8点
 ここでは「カイジ」シリーズをまとめて評価します。各シリーズコミックで十数巻程度続き、また次のシリーズに進んで行くという構成です。ちなみに麻雀も登場しますが、ギャンブル全般が登場する作品です。
 お人よしなカイジの性格が良いと言えます。冷酷で他人を平気で見捨てるギャンブラーだったら、ここまで魅力ある作品になっていないでしょう。
 シリーズによって出来不出来がハッキリ分かれます。基本的には第2シリーズである「賭博破戒録カイジ」までが名作に該当し、以降はかなり好みが分かれます。「賭博破戒録カイジ」までは、文字通り手汗をビッショリかくほど感情移入して作品にのめり込むことができる作品でした。全てのシリーズを総合して8点なので、「賭博破戒録カイジ」までなら10点を与えられる名作だと思います。  
Posted by ik1004 at 21:13Comments(0)アニメ・漫画

2018年02月15日

幻の名作! スターフォックス2

前回」からの続きです。

スターフォックス

 1993年2月21日発売の3Dシューティングゲーム。「家庭用初の3Dシューティング」というのはガセ情報ですが(1991年発売の「ハイパーゾーン」などがあります)、性能的に大きな制約があるスーパーファミコンでキッチリ3Dポリゴンの世界を作り上げた、歴史に残る名作です。

 ちなみに、「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(以下、ミニスーファミ)では、この第1作の最初のステージをクリアしないと、後述する「スターフォックス2」を遊ぶことができない設計になっています。

 私が中学生の時にドハマリしたゲームですが、そんなわけでさっそく十数年ぶりくらいに遊んでみました。

 LEVEL1・2・3の3つのコースがありますが、もちろんLEVEL1を選択。最初のステージ(惑星コーネリア)で100%のスコアを取り逃す(99%)など、さすがに勘が鈍って腕も落ちていましたが、その後は順調に100%を積み重ね、ノーミスで楽々クリア! まだ未プレーですが、おそらくLEVEL2のコースもノーミスでクリアできるはずです。

 ちなみに、LEVEL3は現代レベルで見ると鬼畜のような難易度です。全盛期の私も、数えるほどしかクリアした経験がありません。今プレーしたら、5ステージ目の惑星マクベスあたりで全滅しそうな予感。ここが昔から苦手なのです。。

 音楽がなかなかいい感じなので、YouTubeなどでプレー動画をぜひ見てみてください。

スターフォックス2

スターフォックス2

(画像は任天堂ホームページより)

 1995年2月発売予定でしたが開発が遅れた本作。同年にスーパーファミコンの後継機であるニンテンドウ64が発売され、翌1997年4月に「スターフォックス64」がリリースされます。そちらに注力するためにいったんは発売中止が決定され、永遠にお蔵入りとなるはずでした。

 しかし、前述の通りバーチャルコンソールへの収録が技術的に難しいため、ミニスーファミの発売をきっかけに復活が決まったのです。

 さて内容は、強制スクロールだった前作とは異なり、今作では360度自由に飛び回ることができるようになりました。

 今作では文字通り、攻撃を仕掛けてくる敵から惑星コーネリアを守るのが目的。ミサイルが次々に飛んできますので、それを撃墜してコーネリアを護衛します。そしてそれを発射している空母を撃沈したり、敵の根拠地がある惑星を攻撃して基地を破壊したり、という内容になっています。

 敵は主人公を攻撃してくるだけでなく、素通りしてコーネリアを目指したりしますので、戦場を離脱されないよう加速して追いかける、といった戦闘も発生します。前作とは全く異なる遊び方が楽しめます。

 2017年にスーパーファミコンの新作が遊べるとは夢にも思いませんでした。大感激です。なお、「スターフォックス2」を除くと、スーファミ最後のソフトは2000年11月29日の「メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット」ということになっています。パッケージではなく、ローソンのニンテンドウパワーによる書き換え専用のソフトです。  
Posted by ik1004 at 21:53Comments(0)ゲーム・麻雀

2018年02月11日

懐かしのタイトル多数収録 スーファミミニ

1. 商品説明

 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(以下、ミニスーファミ)は、スーパーファミコンの過去の名作20タイトル+未発売の1タイトルの計21本が遊べるシロモノです。ラインアップは以下の通り。

収録タイトル一覧(任天堂ホームページ)

 マリオ、ゼルダ、カービィ、FF、スト2…。いずれ劣らぬ名作ばかりですが、大半のタイトルは他機種に移植されたり、バーチャルコンソールなどで遊べるタイトルです。今回の目玉は何と言っても「スターフォックス」と、発売中止になった「スターフォックス2」が収録されていることでしょう!

 詳しい説明は省きますが、「スターフォックス」は「スーパーFXチップ」という特殊なチップが使われており、技術的にバーチャルコンソールで提供するのが難しかったもの。それがこのたび、日の目を見ることになったのです! スターフォックスについては、次回たっぷりと書かせていただきます。

 ミニスーファミはカセットを差すことが不要。本体は手のひらサイズで場所を取りません。コントローラーは当時と全く同じサイズで、2つ同梱されているのでゲームによっては対戦や協力プレーも可能です。

 嬉しい点として、クイックセーブのような機能(中断ポイント)が搭載されていること。例えばボス戦の直前で中断ポイントを作成しておき、やられてしまった場合はまた同じ場所から再開できるという夢のような機能です。

2. 遊ぶ前の準備

 実は、ミニスーファミを購入しただけで遊べるとは限りません。良いテレビ・パソコン・モニターを持っている方は問題ないのですが、私の場合はダメでした(泣)

 一番難関となりそうなのが、テレビなどのモニターにHDMI入力があるかどうか! です。ノートパソコンなんかだと一見HDMIが接続できそうに見えますが、これは入力ではなく出力用なのでダメです。

 というわけで、モニターを買うことにしました。もちろん数万もする高性能ディスプレイなど買いません。私が購入したのは、以下の「Eyoyo 10インチモニター」です。



 ミニスーファミではHDMI接続で使いますが、上記モニターはBNC/AV/VGAにも対応していますので、デュアルディスプレイとしても使えるでしょう。 私が購入したのは10インチと小さいので、外出用に携帯することも十分可能な大きさです。

 この問題さえクリアできれば、あとはミニスーファミについているケーブル類ですべて事足りるはずです。接続方法もシンプルなので、配線で迷うこともないでしょう。

 さあ、あとは遊ぶだけ。その模様は後半に続く!  
Posted by ik1004 at 00:24Comments(0)ゲーム・麻雀

2018年02月06日

人工甘味料撲滅運動・ロッテとキシリトールにご注意!



 サントリーとロッテが共同開発で「ボス ラテベース」と「ボス ラテベース ティラミスショコラ」を期間限定発売! 1月23日に発売されたばかりだそうで、スーパーで山積みになっていました。血沸き肉躍るパッケージとネーミング! 迷わずカゴに入れてしまった方も多いのでは?

 しかし私が所属する人工甘味料撲滅連盟(会員3名)では「魅力的なパッケージにはご注意」という社訓? があります。色鮮やかなキノコには毒があるのと同じ理屈です(?) 恐る恐るパッケージを確認すると、やっぱりアセスルファムK(人工甘味料)入りであることが判明しました。残念!

 サントリーがこのたびタッグを組んだロッテという企業は、それはそれはもう、人工甘味料製品の大量生産企業として当連盟に徹底マークされています。

 特に酷いのはガム! 定番中の定番商品であるグリーンガムには「キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK」と、甘味料のオールスターと化しています。これはもう罰ゲームレベルなのであります。



 私がかつて大好きだった同じロッテのブルーベリーガムも同様で、こちらは「アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース、ネオテーム」という多種多様な甘味料が使われています。絶対子供に食べさせたらダメですよ。



 プロ野球・千葉ロッテマリーンズではベンチに大量のガムが置いてあって食べ放題だと聞いたことがありますが、私がロッテの選手だったら丁重にお断りするでしょう。もしかすると、先輩が後輩に強制的に人工甘味料入りのガムを食べさせる「ガムハラ」なる言葉も生まれるかもしれません。

 ちなみにこの際書きますが、ガムに多用されている「キシリトール」なる甘味料は、歯には良いのかもしれませんが、遺伝子組み換え食品が原料の場合が非常に多いです。摂取するべきではありません。

 人工甘味料に心酔するロッテは、ガム市場でシェア約6割を誇る悪徳企業。我々人類が食べても安心なガムは地球上にないのか? いいえ、そんなことはありません!

 遠足のおやつに丸川製菓の10円ガムを持って行った経験、誰しもあるのでは? 20円で6粒入って当たりクジがついたバージョンもあり、私は小学生時代に4回連続で当たりを出したこともあります。そのマルカワのガム、砂糖、ぶどう糖、水飴が原料で、人工甘味料は使われておりません。パチパチパチパチ!



 近年ガム市場が急激に縮小していると言われて久しいですが、そのあおりを受けて以下の「HALLS(ホールズ)」はコンビニなどで見かけることが減っているようです。そしてこちらのガムの原材料は砂糖、水飴などで、人工甘味料は不使用であります。やったー!!



 遠足や修学旅行でおなじみ、3個に1個酸っぱいガムが入っているコリスの「そのまんまコーラフーセンガム」も人工甘味料不使用のようです。人工甘味料入りのガムを食べるくらいなら、超絶酸っぱいガムを食べるほうが良いですよね!?



 今日の教訓:ガムはロッテとキシリトールはご法度!!

 「お口の恋人」なんてフレーズにだまされてはいけません。歯に良いものを探しているならキシリトールなんかじゃなく、マルカワのガムを食べた後にモンダミンで口をすすぎましょう。  

2018年02月01日

今さら…サッカーのフリーゲーム「Mini Soccer Tactics3」の紹介

 3ヶ月以上前にふとサッカーのシミュレーションゲームで遊びたいと思い立った私。その時はドラクエに熱中していたので断念したのですが、とうとう正月休みに情動が抑えきれなくなり、探しに探しまくった結果見つけたのが「Mini Soccer Tactics3」という2007年リリースの古いフリーゲーム。

 790KBという、フロッピーディスクにも収まるサイズから考えてもお分かりの通り、超シンプルなのですが、中毒性はとても高いです。対応OSはWindows 2000とか書いててビックリしましたが、Windows 10でもサクサク動きましたので、特に細工する必要はありませんでした。

 そして、意外とこのゲームについてまとめたサイトが少ないので、昔のゲームではありますが私がまとめてしまおうと思います。できること・やることは以下の通り。

・選手獲得・残留オファーなど

 各チームはユースを持っており、ユースからの昇格は少ないコストで可能。しかし最初は能力の低い選手ばかりなので、お金をかけて選手の発掘先を広げる必要があります。

 シーズン終了後は無所属となった選手の獲得や、他クラブからの選手の引き抜きも可能です。しかし後者は高いコストがかかります。また、他クラブから自チームの選手にオファーが届くので、残留を要請するのも重要な仕事です。

・リーグ戦

 3リーグ、24チーム制。「れある」「ユベン鳥栖」など、実在のクラブをもじったクラブ名が登場します。分かりやすくJ1・J2・J3と表記しますが、まず自クラブはJ3からスタート。8チーム中2位以内に入るとJ2に昇格できます。J2も同じく上位2チームがJ1昇格、下位2チームはJ3降格です。入れ替え戦はありません。

 選手は疲れたり怪我をしたりしますので、格下との対戦時や点差が付いたときは主力を温存して休ませることも大切です。レギュラーが出ずっぱりになると、私のイメージではだいたい怪我をします。あるいは最初のうちは、絶対に勝てない相手の時にも主力を休ませて思いっきり負けてしまうというのも手です。ただし、一応得失点差も重要なのでご注意ください。

・カップ戦

 リーグ戦と並行して行われており、日本で言えばルヴァンカップ(旧・ナビスコカップ)に相当します。1回戦はJ1勢がシード、J2対J3が対戦し、勝者がJ1と当たります。同点の時はPKがなく、格上のチームが勝ちになるようです。例えば2回戦でJ1とJ2が対戦すると、必ずJ2チームがホームになる代わり、同点だとJ1が勝ち上がりとなります。

 リーグ戦とは違い、1試合勝つごとに賞金を得られるのが大きいです。リーグ戦で主力を休ませておき、カップ戦ではフルメンバーで戦うのがコツとなります。賞金はオフの補強で使える大切な資金になりますから、何が何でも勝ちに行きましょう。

・試合のコツ

 正直、誰をスタメンにすればいいか最初のうちは全く分からないと思いますので、自動的に選んでもらいましょう。しかし、フォーメーションは自分でいじるのが良いです。

 私が発見した最強のフォーメーションは、2-2-2-2-2です! こんなフォーメーションは現実には存在しないのでしょうけれども、このゲームではとにかく中央を固めるのが最重要課題です。2人ずつ中央に5列に配置するのが良いでしょう。慣れてきたら、2人だけサイドに置いて残り8人を中央に配置するようなフォーメーションも有力です。

 強いチームほど、能力の高いFWが中央突破を図ってきます。いくらサイドを固めても、中央を簡単に突破されると大量失点に直結します。格上が相手だと前半だけで5失点などはザラです。しかし中央をガチガチに固めれば、格上相手でも簡単に負けなくなります。どうぞお試しあれ。  
Posted by ik1004 at 22:08Comments(0)ゲーム・麻雀

2018年01月26日

センバツ出場校決定 函館工は落選

センバツ出場校一覧

 今年も普通の選考でしたね。今年は記念大会のため、複数地区をまたぐ選考は関東・東京だけでしたが、最後の6枠目は国学院栃木がゲット。南関東から3校だったので、地域性のバランスをとった可能性もありますが、妥当な選考で特に問題はありません。

 個人的には、そろそろ東京の佼成学園を出してあげたかったな〜とは思いますが、それは単なる個人的感情です。

 あとは、滋賀県から3校(一般枠で近江・彦根東、21世紀枠で膳所)選ばれたのは大きいです。一般枠で3校選ばれることはないとルールに明記されていますが、21世紀枠との合わせ技ならOKということですね。



 我が北海道からは、当然駒大苫小牧が選ばれました。21世紀枠は、予想通りではありますが函館工が補欠にも選ばれず無念の落選です。

 工業高校は2006年の真岡工(栃木)、2012年の石巻工(宮城)、そして今年の由利工(秋田)と選ばれているので、工業高校がダメということではなさそうです。ただ函館市が人口約26万の大都市であることと、古豪としてはややパンチに欠けることが影響したかもしれません。

 むろん2006年に県庁所在地の金沢市(石川県=約46万)から金沢桜丘が選ばれたり、さらに2014年に東京23区の小山台(品川区)が選ばれたりしているので26万の函館にも可能性はなくはないのですが、基本的には中小規模の市町村から選ばれるのが21世紀枠なんでしょうね。

 なので、札幌から私の母校が選ばれる確率も当然低いわけなのですが(T_T)  
Posted by ik1004 at 21:53Comments(4)高校野球

2018年01月21日

国民栄誉賞の羽生永世七冠、食事・おやつのエピソード

 最近の将棋界では「見る将」がブーム。中でも対局者の食事・おやつの注文に注目が集まっています。

 エピソードの質と量でナンバーワンはひふみんこと加藤一二三・九段(引退)で、これに続くのがタイトル経験者でもある丸山忠久九段あたりだと思いますが、国民栄誉賞・羽生善治永世七冠にもなかなか面白いエピソードがありますので、ここでご紹介します。

・昼食休憩時、片道1キロ歩いてクラブハウスサンド

 将棋の食事休憩時間は、現在は外出禁止になったこともあり40分。しかし以前は50分となっていました(タイトル戦の番勝負などでは1時間のことも)。

 羽生さんはその50分で約1km(正確には1.2kmだったような気がします)歩いて、ゴルフ場でお気に入りのクラブハウスサンドを食べ、また1km歩いて将棋会館に戻ってくる。けっこうハードスケジュールですが、こういうことを頻繁に行っていました。

 ところが、上記のエピソードがテレビで紹介されるとその店が人気となってしまい、時間内に戻ってきにくくなったことから、ゴルフ場に通う頻度が激減。現在は外出禁止なので絶対不可能になってしまいました。将棋会館での対局ではサンドウィッチの出前はできませんが、タイトル戦ではクラブハウスサンドを注文することをよく見かけます。

 ちなみに。例えば12時〜昼食休憩の対局で、現在11時55分で自分の手番というような場合、記録係に宣言すれば5分早く休憩に入ることができます。その代わり、12時までの5分は自分の考慮時間が消費されます。

・きつねうどん・おにぎり2個定跡

 棋聖戦(産経新聞主催)の番勝負は、兵庫県淡路島のホテルニューアワジという場所で対局が行われるのが慣例になっています。ホームページの写真を見る限り、ディナーは豪華で素晴らしい盛り付けなのですが、プロの料理人が出勤前なのか? 昼食がとにかくショボいことで有名です。

 通常タイトル戦の食事はメニュー表から対局者が選ぶのですが、ホテルニューアワジでは「何を求められても必ず応えるようにしている」とのこと。ところが、何を作らせてもショボいので、ネット上ではネタとして毎年対局者の食事の注文の写真を楽しみに待つファンが多くいます。おおむね毎年6月ごろに対局が行われます。

例:ホテルニューアワジのうな重(どう見てもうな丼なのですが)
ちなみに、同じ年の別な場所の対局で羽生さんが注文したうな重弁当

 羽生永世七冠は、ホテルニューアワジでは毎年「きつねうどん・おにぎり2個」を注文するのが定跡となっています。それもかなり徹底していて、2001年以降11回の対局で10回きつねうどんを注文、残る1回も天ぷらうどんの注文でした。言うまでもなく、きつねうどんのような簡単なメニューならまだマシな出来だろう、ということでしょう・・・。

 ただし格調高い羽生さんは「東京はうどん屋さんが少ないんです。こちら(関西)に来たときはせっかくの機会なので頼んでいます」と大人のコメントを残しています(昨年の産経新聞のインタビューより)。

・溶けたアイスクリームを飲み干す羽生さん

 将棋会館での対局では見られない光景ですが、ホテルや旅館などで行われるタイトル戦の番勝負では10時ごろと15時ごろにおやつが運ばれます。これもファンの楽しみのひとつです。

 2009年の王将戦(スポニチ・毎日新聞主催)で、午前中のおやつに羽生さんがアイスクリームを注文し、10時30分ごろに運ばれてきました。ところが重要な局面で羽生さんは考慮に没頭しており、なかなかアイスに手を付けません。

 相手の深浦康市九段は、どんどん溶けていく羽生永世七冠のアイスに目を奪われて集中できなくなりましたが、羽生さんは平然と11時過ぎにドロドロのバニラアイスを飲み干したそうです。羽生さんの集中力を示すエピソードとして有名です。

・実は庶民派の羽生さん、19歳の青年を遠慮させる

 サンドウィッチが好きという前述のエピソードを見てもお分かりと思いますが、羽生さんの食事の注文はかなり庶民的です。最近の将棋会館の対局では、五目焼きそばか五目チャーハンをよく注文しています。そのへんのサラリーマンと一緒です。

 2003年の王座戦(日本経済新聞主催)で、当時19歳の渡辺明棋王がタイトルに初挑戦した時のこと。渡辺棋王は2,500円のフカヒレラーメンに目をつけていたのに、羽生永世七冠の注文は800円の五目そば。今でこそ永世竜王の資格を得るなど第一人者の渡辺棋王ですが、当時はただの若手棋士。圧倒的に格上の羽生永世七冠に遠慮して、泣く泣く同じくらいの値段の食事を注文したそうです。

・驚きの新手! 対局中にガム

 対局にのど飴を持ち込む棋士は多いですし、森内俊之九段の「パインアメ」など、飴に関するエピソードはいくつかあります。しかし、対局中にガムをかむ棋士は聞いたことがありません。…ただ1人を除いて。

 2014年の王将戦第5局で、羽生永世七冠が対局中にクチャクチャとガムをかむ様子がスポニチによって報じられました。しかも2日連続。たしかに集中したいときには有効な手段かもしれませんが、意外とガムをかむ棋士はいないんですよねぇ。

・記者に気を遣う羽生永世七冠

 タイトル戦の昼食はホテル・旅館の自室が一般的ですが、夕食や朝食は記者や関係者などと一緒に大部屋でとるのが普通。しかし気を使って、対局者の隣はなかなか埋まらず、遅れてきた人が隣になるそうです。

 ある王将戦の夕食で、とある記者が遅れて来ると、空いているのは羽生永世七冠の隣の席だけ。そこに着席すると、なんと羽生さんのほうから「食事の写真は撮らなくていいんですか?」と発言。「これが超大事なんですよね」と笑顔で撮影に応じる羽生さん。

 ちなみに別な日のニコ生では、「食事の写真を載せないと抗議が来ますからね」と笑顔で話す羽生さん。さすがはファンの心理をよく分かっていらっしゃる。羽生さんが将棋界のことを細かいところまでキッチリ考えていることの表れと言えるでしょう。  
Posted by ik1004 at 10:33Comments(2)将棋

2018年01月16日

2017北海道出身選手の二軍成績まとめ

 だいぶ遅れてしまいましたが、主な北海道関連選手の昨年の二軍成績をまとめました。2017年に一軍である程度活躍した選手は基本的に除外しています。選手名の水色が投手、緑色が野手です。

古谷優人(ソフトバンク) 江陵高
11試合 1勝2敗0S 防御率4.09

川越誠司(西武) 北海高→北海学園大
10試合 0勝2敗0S 防御率12.46

田代将太郎(西武) 東海大四高→八戸大
53試合 1本塁打12打点6盗塁 打率.258(一軍で38試合に出場)

戸川大輔(西武) 北海高
52試合 2本塁打20打点6盗塁 打率.271

武藤好貴(楽天) 札幌藻岩高→中京大→JR北海道
34試合 3勝1敗2S 防御率3.49

齋藤綱記(オリックス) 北照高
10試合 2勝3敗0S 防御率5.12

吉田雄人(オリックス) 北照高
75試合 0本塁打8打点7盗塁 打率.187(一軍で11試合に出場)

伏見寅威(オリックス) 東海大四高→東海大
77試合 1本塁打33打点0盗塁 打率.253(一軍で4試合に出場)

瀬川隼郎(日本ハム) 北海高→室蘭シャークス
45試合 0勝3敗0S 防御率4.10

大累進(日本ハム) 駒大苫小牧高→道都大
58試合 0本塁打13打点2盗塁 打率.186(一軍で13試合に出場)

古谷拓哉(ロッテ) 駒大岩見沢高→駒沢大→日本通運
13試合 2勝4敗0S 防御率5.33
 
水野滉也(DeNA) 札幌日大高→東海大北海道
3試合 1勝0敗0S 防御率0.64(一軍で1試合に登板)

笠井崇正(DeNA) 旭川西高→早稲田大→BCリーグ・信濃
25試合 3勝3敗2S 防御率3.72

成瀬功亮(巨人) 旭川実高
16試合 0勝0敗0S 防御率3.18

杉浦稔大(ヤクルト→日本ハム) 帯広大谷高→国学院大
2試合 0勝1敗0S 防御率8.10(一軍で5試合に登板)


 瀬川は日本ハムを戦力外となり、古巣の室蘭シャークスに戻ります。2015年に60試合に登板した武藤は4年ぶりに一軍登板がなく、戦力外となり、こちらも古巣のJR北海道クラブに戻ります。

 私と同い年の古谷は9年ぶりに一軍登板がなく戦力外となりましたが、そのままロッテの球団職員として残れることになりました。正直なところ私はプロ指名されるとは全く考えておらず、スポーツ紙・雑誌でもドラフト候補として名前が挙がらないことが多かったものの、2005年に大社ドラフト5巡目で指名されました。2013年には二軍でノーヒットノーラン達成、一軍でもあと1人でノーヒットノーラン達成という完封勝利を挙げるなど9勝を挙げています。プロ通算は23勝でした。

 成瀬はまたも育成契約を更新され、来季は8年目を迎えます。これほどの長期にわたるのは異例でしょう。もちろん一軍登板はなく、二軍でも2017年の16試合が最多登板なのですが、昨年11月のアジアウィンターリーグにNPBイースタン選抜として派遣され、来月の宮崎キャンプで一軍メンバーに抜擢されるなど、期待されていることがうかがわれます。今年こそラストチャンスになる可能性がありますが、まずは支配下登録を勝ち取ってほしいです。

 笠井は支配下登録されることが発表されました。DeNAは昨季2ケタ勝利の先発が3枚いますが、5〜6番手の先発は不足気味なので、そこを狙うのもありでしょう。同じ道産子の砂田毅樹と一緒に左右の勝ちパターンを担う夢もあります。もちろん遠い先の未来の話ですよ。  
Posted by ik1004 at 21:32Comments(2)プロ野球

2018年01月11日

高校サッカーの日程に余裕を…しかし現実は厳しい

 私が今のサッカー日本代表で一番好きな選手は…。実は長友佑都なのであります。その長友、1週間で5試合というハードスケジュールをこなした今年の高校サッカーの日程にツイッターで苦言を呈したそうです。

 ちなみに今年は曜日の配列上、最も日程がきつくなっており、通常は準々決勝と準決勝の間には2〜4日程度の休養日があるのですが、今年は休養日なしの連戦となってしまいました。

 長友いわく「選手が潰れてからでは遅い」と。言っていること自体はまったくもって正論です。しかしながら、具体的にどうするのか。日程に余裕を持たせるのは意外と難しいことです。

1.開幕を早める

 毎年12月30日に開幕し、東京B代表の試合だけが行われ、翌31日に1回戦が行われるのは決まっています。これを早めるとどうなるか。2〜3日早めた場合、私のようなしがないサラリーマンは出勤ですので、まず間違いなく視聴率ガタ落ちでしょう。主催者である日本テレビとしては到底受け入れられません。

 「視聴率なんてどうでもいいから日程に余裕を持たせろ」というのは暴論で、もし日本テレビが手を引いたら大会自体が成立しなくなる恐れがあることを強く認識する必要があります。

2.決勝を遅くする

 今年のように日程に余裕がない場合に限り、決勝戦を遅らせるという案もあります。しかし平日開催では視聴率が取れないので、先ほどと同じ理由で論外とします。

 ならば1週間遅らせるのはどうか。そうすると、視聴率を考えると土曜(今年で言うと1月13日)に準決勝、日曜(同14日)に決勝と、休養日なしの連戦にせざるを得ません。本州では冬休みが終わってしまっているうえに、それはそれで選手にとっては負担となるでしょう。

 それだけではありません。本州勢ならバスで地元に一度帰るという選択肢もありますが、北海道・沖縄などはどうするのでしょうか。無為に1週間も長く滞在することはホテル代が大きな負担となりますし、一度地元に帰ると航空代が大きな負担となります。少子化の中、資金に余裕のある高校はそう多くはありません。

3.全国大会の出場校を削減する

 今年の高校女子サッカー選手権の場合、北海道2、東北3、関東7、北信越3、東海3、関西4、中国3、四国2、九州4、開催地1の計32校です。これだと男子のように6試合行う高校がなくなり、選手にとっては負担軽減となりますが…。

 これを男子も採用するとすればもちろん当の選手たちが反対でしょうし、日本テレビとしても視聴率の観点から大反対でしょう。地元の高校が出場しない県では視聴率がガタ落ちすること間違いなしだからです。

番外編・そもそもサッカーの全国大会だけの問題ではない

 まず、インターハイ(総体)は猛暑の中7日間で6試合という超過酷なスケジュールが組まれています。冬の選手権に比べスポンサーが少なく、これ以上滞在日数を増やすことができないので、これはどうしようもないでしょう。これに比べれば選手権は恵まれています。

 もっと過酷なのは予選です。2017年の全道大会は、なんと4日間で5試合です! 準決勝と決勝はダブルヘッダー、すなわち1日2試合行われます。「もっと日程に余裕を」と叫んでも、それを実現するだけのお金がないのです。

 いや、サッカーだけの問題なら簡単に解消できるかもしれませんが、インターハイというのは他にもさまざまな競技が行われています。どの競技も過密日程を余儀なくされており、当然サッカーだけ特別扱いすることは許されません。

 現在インターハイは、日程に余裕を持たせるどころか、負担が重いため引き受けたがらない自治体が増えているのが現実なのです。とりわけ五輪と重なる2020年は、開催地が決まっていない競技が半分近くあるというニュースがありました。

 そんなこともあり、ここ数年は都道府県の単独開催ではなく、全国11のブロックで分散開催するように変更されています。2017年は、山形・福島・宮城と近畿の一部で開催されました。

結論と私のアイディア

 長友の意見は全く正しいのですが、実現することはとんでもなく難しい、ということになると思います。日程に関して苦言を呈するだけでなく、どうかもう一歩! 踏み込んだご意見をお聞きしたいものです。

 実は私は1つだけアイディアを持っています。それは、試合を30分・30分・20分の80分制にするのです。しかも、60分経過時点で2点差ついた場合はコールドとなり試合終了とします。選手にとっては負担軽減となるでしょう。準決勝以降は従来通りの前後半制で良いと思います。また、各チームの初戦に関しても従来通りとするのもアリでしょう。

 このアイディアは日本テレビに対する配慮でもあります。サッカーはCMを挟みにくい競技なのですが、3つに分けることでCMを入れやすくなります。バスケットがクォーター制になったのも同じ理由と言われています。

 ただし…。60分で試合終了した場合、余った放送時間はどうするのか。これに関しては私はノーアイディアです。過去の名場面集でも放送してもらいましょうか。

 なお、もっと思い切った対処をするならば、今年のように日程がキツキツの場合に限り、ハナから35分または30分ハーフにしてしまう方法もあります。これも前述の通り、初戦と準決勝以降は従来通りでもよいでしょう。

 どうでしょう。検討する価値くらいはあると思いますが。まずインターハイで先行採用してはいかがでしょうか。インターハイはもともと35分ハーフなので、25分・25分・20分って感じにするか、30分または25分ハーフにしてしまうかでしょうね。  
Posted by ik1004 at 22:10Comments(0)スポーツ

2018年01月08日

羽生永世七冠の実戦次の一手

 羽生善治永世七冠と言えば、NHK杯で指した「伝説の5二銀」など、「羽生マジック」と呼ばれる終盤力に定評があります。

 以下の対局は、上記の対局に比べればかなりマイナーだと思うのでご紹介します。1987年、まだ肩書が「羽生五段」だったころの対局です。森内俊之九段の師匠としても有名な勝浦修九段(北海道紋別市出身)のひねり飛車で始まっています。

 見やすくするために先後逆にしていますが、後手の勝浦九段が△7五歩と詰めろをかけてきたところ。ここでの先手の羽生五段の次の一手をぜひ当ててみてください。盤面のすぐ下にヒントを用意していますので、お好みでご覧ください。

羽生勝浦1


 ヒント:後手玉には即詰みがあります。  続きを読む
Posted by ik1004 at 21:50Comments(0)将棋

2018年01月04日

将棋の七冠とは、どれほどすごいのか?

 将棋の羽生善治永世七冠と囲碁の井山裕太七冠に、国民栄誉賞を授与することが決定的になっています。将棋・囲碁の棋士への授与は初めてです。

 井山七冠についても多少の知識は持っていますが、それはもっと詳しい方に譲るとして、今日は「将棋の七冠とはどれほどすごいのか」について特集してみようと思います。

・タイトルを獲るまでの道のり


 将棋には8大タイトル戦があります(NHK杯など、これに該当しない棋戦もあり)。竜王と名人の2つがタイトルの格において別格で、残る6つはワンランク下と言えば分かりやすいでしょうか。その中で、比較的賞金額が高い王位戦(北海道新聞など3社連合主催)を例にとりましょう。

 前年度タイトル保持者(王位)と後述の紅白リーグ残留の4名を除くすべての棋士は、予選のトーナメント(8つ)を勝ち抜く必要があります。そのトーナメントでは4〜5勝が必要です。リーグに残留すればよいですが、そうでないと実績がある棋士と言えども、まずは4つ勝たなければいけません。

 やっとのことで勝ち上がった8名と、前年度王位戦において成績優秀でリーグに残留した4名を合わせた12名が2つのリーグに分かれて、総当たりの紅白リーグ戦が行われます。上位1名ずつだけが挑戦者決定戦に進出。その2名と次に成績が良かった棋士各リーグ1名ずつ、計4名だけが次期もリーグで戦う権利を得られ、各リーグ4名ずつ計8名は陥落となり、次期はまた前述のトーナメントからやり直しとなります。ただし、一応そのトーナメントではシード扱いです(4勝する必要がありますが)。

 あまりに厳しい紅白リーグを勝ち抜いた2名により挑戦者決定戦が行われ、勝ったほうだけが王位への挑戦権を得られます。現在の王位は、羽生善治永世七冠からタイトルを奪い取った菅井竜也七段です。最終決戦は7番勝負で、4つ勝つとタイトル防衛または奪取となります。

 王位へ挑戦するだけでだいたい10勝前後が必要になる険しい道のり。しかしせっかく勝ち上がっても、チャンピオンである王位にはね返されることも多いという厳しい世界です。羽生さんはその王位のタイトルを18期(≒18年)も獲得しています。

 その他のタイトル戦は、またルールが全く異なります。上位者に対するシードが手厚い棋戦とそうでない棋戦がありますが、王位戦はわりと上位者に厳しく、現役のタイトルホルダーが予選で敗退することも珍しくありません。

・羽生さんの成績は?


 2017年末時点で、通算1956局を戦って1391勝563敗、勝率.712です。羽生さんクラスになると予選の一番下から登場することはまずないので、弱い棋士と当たることは少なく、多くの場合はトップ棋士との対戦にも関わらず驚異の勝率7割超!

 若い頃に勝率7割台をキープする棋士はそれほど珍しくはありません。今なら前述の菅井王位が358局で259勝99敗、勝率.723です。木村一基九段は30代中盤だった2007年頃(対局数500くらい?)までは7割の勝率をキープしていましたが、今は944局で601勝342敗、勝率.637まで落ちています。これは木村九段が悪いのではなく、年齢的な衰えと実績を積んで上位者ばかりと当たるようになるという理由により、次第に成績が落ちていくのが当たり前なのです。

 47歳の羽生さんが通算7割の勝率をキープするのは、ハッキリ言って超人的な偉業であると言えるでしょう。


 ここまでの説明でも、将棋に関する説明のごくごく一部に過ぎないのですが、長くなりすぎてもいけないので今日はここで終わりにします。羽生さん関連の話題はオフシーズンの間にまた書くことにします。  
Posted by ik1004 at 13:48Comments(5)将棋

2018年01月02日

全国4強の壁は厚く 旭川実が2回戦敗退

(高校サッカー選手権2回戦)
日本文理(新潟) 2−0 旭川実(北海道)
      前半(2−0)
      後半(0−0)
<得点>
前半14分 久住玲以(日本文理)
前半28分 亀山来駆(日本文理)

 日本文理は選手権初出場ながら、初戦で立正大淞南(島根)に2−0で快勝しています。夏の総体(インターハイ)では初戦で阪南大高(大阪第2)に0−3で敗れましたが、ここからフィジカルの強化に取り組んできたとのこと。

 試合は序盤から日本文理のペース。ボールを持った選手へのプレッシャーがものすごく、旭川実は日本文理より平均身長で7cm劣るだけでなく、フィジカルでも劣っていました。日本文理の選手はガチムチの胸筋が目立ちましたが、それでいてスピードも遅くありませんでした。

 旭川実にとってこの試合最大のチャンスは、実は0−0の時間帯にありました。私が前回大会で注目選手に選んだFW圓道将良(3年)がカウンターでドリブルで攻め込み、左足で187cmの長身GK相澤ピーターコアミ(2年)の横・ゴール右隅を狙いますが、惜しくもバー直撃! このチャンスを生かせなかった代償は高くつきました。

 日本文理はフィジカルを存分に生かし、1対1で旭川実にボールを奪わせず、逆に激しい当たりでボールを奪いました。このサッカーに対応できぬまま、MF久住玲以(3年)にゴールネットを揺らされてしまいました。

 前半20分ごろからようやく旭川実も自分たちのサッカーで、主にカウンターから仕掛けることができるようになりますが、28分には正確なロングパスからあっさりチャンスを作られてFW亀山来駆(3年)が2点目のゴール! 前半は日本文理が2点のリードで折り返しました。



 後半は旭川実が序盤から得意のパスサッカーで仕掛け、狭い空間では日本文理よりも技術が高いところを幾度も見せつけました。また、前半は大きなミスがほぼゼロだった日本文理が、パスミスを何度かやらかしてもくれました。体感では前半のボール支配率は35%くらいでしたが、これを後半は50%近くまで押し戻したように思います(多分ですが)。

 しかし中盤でのボール支配率で上回った日本文理が、全体的にはゲームも支配しました。相手DFの裏をかくサッカーを徹底した旭川実ですが、なかなか1回戦のように決定的なチャンスを作れませんでした。

 2点リードが重くのしかかったのか、後半はイージーに中のFWを目がけてセンタリングを上げるシーンが目立ちましたが、高さでもフィジカルでも劣る旭川実としては、この単調な攻撃では活路を見出せませんでした。日本文理の圧力が凄かったのは分かりますが、できればパスやドリブルで、平面的に仕掛けたかったところです。

 守備では後半、日本文理の決定的な攻撃を2〜3度、組織力ではじき返す粘りも見せてくれましたが、得点を挙げることはできず、このまま0−2で試合終了となりました。



 プレミアリーグに参戦した2012年度に比べて攻撃に比重を置くようになった旭川実ですが、方向性としては間違ってないと思います。ただしこの年と比べると、目に見えて守備力が落ちています。次は磨いた攻撃力を落とすことなく、その他の部分の全体的な底上げが必要になってくるでしょう。

 全国ベスト4が目標ということは、プレミアリーグで1年間戦って残留することができるくらいのレベルが必要です。そういう目線で考えると、今日の日本文理のプレッシャーに手を焼くようではまだまだ、ということになります。

 今年は魅力的な2年生が多かったです。道予選の得点王FW西村歩夢(174cm)はストライカーとして期待します。MF河合悠人はゲームをコントロールすることができ、攻撃の起点となる要の存在。180cmの長身であるDF江嶋直樹には守備の要となってもらいたいです。

 今年のプレミア参入戦(2連勝で昇格)では、コンサドーレ札幌U-18が初戦こそ勝ったものの次戦で敗れて3年ぶりのプレミア復帰に失敗しました。なので今年もプリンス北海道にデンと居座るわけですが、このコンサを押さえてリーグ1位で参入戦に勝ち上がってくるほどの強さに期待します。  
Posted by ik1004 at 16:46Comments(2)スポーツ

2017年12月31日

旭川実、宜野湾との南北対決を制する

(高校サッカー選手権1回戦)
旭川実(北海道) 4−2 宜野湾(沖縄)
      前半(2−1)
      後半(2−1)
<得点>
前半7分 西村歩夢(旭川実)
前半28分 与那嶺琉(宜野湾)
前半37分 圓道将良(旭川実)
後半9分 山内 陸(旭川実)
後半16分 圓道将良(旭川実)
後半34分 富田勇人(宜野湾)

 夏の総体(インターハイ)で3勝してベスト8の旭川実は、2年連続6回目の出場。5年前にプレミアリーグに所属していた頃は堅守速攻スタイルでしたが、そのプレミアで全く点が奪えず(1試合平均0.5得点)、相手DFの裏をかくパスサッカーに大きく変貌させました。

 その結果、攻撃力は間違いなく同校でも過去トップクラスですが、その分? 守備面には脆さもあります。かつては予選無失点で全国出場が当たり前だったのが、今年は北海道プリンスにも所属していない帯広大谷(道東ブロックリーグ1部の1位)に2失点するなど、4試合合計で4失点でした。インターハイでも4試合11得点の攻撃陣が輝く一方、2回戦以降の3試合で計5失点の守備面には課題が残りました。

 対する宜野湾は19年ぶり3回目の出場。19年前は元日本代表・我那覇和樹(元川崎Fなど、現讃岐)を擁しましたが、新潟工にPK負けで初戦敗退。その2年前は市立船橋に0−7で敗れており、まだ全国での白星がありません。私は勝手に攻撃型のチームだと思っていましたが、実は守備に特徴のあるチームとのことです。



 試合途中に会場の浦和駒場スタジアムでは雪が降ってきましたが、北海道勢の試合でこんなにハッキリと雪が降ったのは、ピッチにも雪がうっすら積もった2004年の北海−徳島商以来かもしれません。今日はピッチが湿って滑るだけで、雪が積もるには至りませんでした。

 ただでさえ相手は寒さに弱い沖縄県勢(宜野湾市の12時時点の気温が20度とのこと!)ですが、実は北海道でも雪中サッカーの練習はほとんどやりません。前述の北海は「年数回程度」とコメントしています。強豪チームで万年控えだった私も、当時は年数回程度と記憶しています。あとは体育館でひたすらフットサルでした。しかし旭川実は週1回程度は冬でも外に出るとのことです。

 試合は立ち上がりから旭川実ペース。総体の時と比べ、高いポジションでボールを奪いに行く超攻撃的スタイルで、宜野湾はプチ混乱状態だったように思います。前半7分、FW西村歩夢(2年)が相手DFからゴール前でボールを奪いそのままシュートで先制点! その後も何度も相手の裏をかき続ける旭川実ですが、ポストに嫌われるなど追加点には至りません。

 すると今度は旭川実がキーパーへのバックパスがミスキックとなり、走り込んだ宜野湾のFW与那嶺琉(3年)がキーパーの股を抜くシュートで同点! 2008年の北海1−2近大和歌山や2011年の旭川実2−3徳島市立のような試合展開を思い出して背筋に寒気が走りました。

 しかしその嫌なムードを振り払ったのはU−18日本代表候補で総体でも優秀選手に輝いたエースFW圓道将良(3年)。絶妙なセンタリングを左足のダイレクトボレーでしっかり捉えて勝ち越しゴール! これを枠の中に入れるだけでも意外と難しいと思うのですが、難なく決めるあたりがさすがの貫録です。前半は2−1、旭川実リードで折り返しました。



 宜野湾は同点ゴールを決める数分前にはもうプチ混乱状態を脱して自分たちのサッカーをやってきていましたが、後半も旭川実ペースで試合は進みます。またしてもGKへのバックパスがミスになるなど、旭川実が立て続けに2得点を挙げて4−1となりました。

 今大会から交代選手が4人→5人となりました。旭川実は次戦以降を見据えて西村・圓道ら主力をベンチに引っ込めますが、その間隙をついて? 宜野湾は後半34分にセットプレーから165cmのMF富田勇人(2年)がヘッドで押し込んで1点を返します。

 その後も基本的に宜野湾のエリアでのサッカーが長く続きましたが、そのまま試合終了。旭川実は昨年初戦敗退の借りを返し、5年ぶりの初戦突破。目標とするベスト4まではあと3勝となりました。

 2回戦は1月2日14:10〜、日本文理(新潟)との対戦となります。5年前に3回戦で立正大淞南(島根)に敗れたリベンジを…とも思いましたが、最近力を伸ばしている日本文理が内容でも完勝だったようです。


 ご訪問いただいた皆様、本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。
  
Posted by ik1004 at 15:52Comments(2)スポーツ

2017年12月23日

今さらドラクエ11レビュー(3DS版)



ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

 3DS版を基本的に2Dモードでプレーした感想・レビューで、ネタバレなしです。箇条書きにします。

<不満点>

・BGMに過去作の使い回しが多い。過去の名曲が聴けるという利点にもなり得ますが、個人的には不満です。すぎやまこういち先生がご高齢であることを考えればやむを得ないのかもしれませんが。

・「時渡りの迷宮」では過去作の世界に旅立つことができるなど、ファン感涙の面も多いのですが、ダンジョンそのものは冗長でダルいという欠点があります。


<賛否両論点>

難易度がかなり低い。次にどこへ行くか分かりやすく示されているので、迷うことがありません。物語中盤である出来事が起きるまでは、戦闘のバランスもかなり易しめ。その後は強力な中ボスに苦戦することもある反面、私の場合はラスボス相手に一度も全滅せず楽勝でした。

・上記と関連しますが、ダンジョン内のキャンプで回復やセーブが可能、レベルが上がるとHPMP全回復という仕様も、難易度低下に拍車をかけています。ただし、MPを気にせず強力な呪文・特技を連発して爽快な戦闘が楽しめるというメリットもあるので、これは賛否両論でしょうね。

<評価点>

完全に上から見下ろす視点でプレーできるのは、1995年発売の6以来22年ぶりです。建物の裏の壺やタルを探すために画面を回転させる必要もありません。本当に快適そのもの、原点回帰に感謝感謝です。

・戦闘の新要素「ゾーン」「れんけい」「スキルパネル」は、特別目新しい要素ではないものの、戦闘に厚みが加わりました。さらに「れんけい」はキャラ同士のつながりも関わっており、ひいてはキャラクターの魅力を引き出すことに成功している面もあります。

ストーリーは王道とはいえ秀逸。個人的な評価では過去最高レベルです。キャラクターも魅力的で、感情移入できます。

・30周年記念という面もあり、過去作のオマージュが多数登場します。ファンならニヤリとしたり、感動したりすることも多いでしょう。

・ラスボス撃破まで、クエスト受注などの寄り道もまあまあこなして約56時間でした。同75時間を要した7に次ぐボリュームだと思います。しかしダンジョン内でセーブ可能なポイントが激増しており、社会人にも優しい設計。

<総合評価>

 名作と呼べるほどの出来に仕上がったのは、1992年発売の5以来25年ぶりだと思います。最近ドラクエから離れていた方にもぜひお勧めしたいです。迷走を続けるFFにもぜひ見習ってほしいものです・・・。ご参考までに、国内での推定実売本数は以下の通りです(ファミ通調べ、2017年末現在、ダウンロード版を含む)。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(3DS) 180.8万本
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(PS4) 146.2万本
ファイナルファンタジーXV(PS4)         102.3万本
ファイナルファンタジーXV(XBone)         0.3万本
  
Posted by ik1004 at 21:48Comments(2)ゲーム・麻雀

2017年12月15日

21世紀枠候補9校決定 北海道からは函館工

 21世紀枠の候補が発表され、北海道からは予想通り全道大会8強の函館工が選ばれました。函館支部で4勝、全道で2勝しており、公式戦通算は6勝1敗です。夏も南北海道大会4強で、近年の好成績には目を見張るものがあります。

 仮に選ばれれば、1958年以来60年ぶりのセンバツ出場です。夏の最後の出場は、同年春に北海がセンバツ準優勝した1963年以来となるので、甲子園出場自体は55年ぶりとなります。21世紀枠は大きく分けて「困難克服」「学力優秀」「古豪」の3つに分かれますが、函館工の場合は古豪枠となるでしょう。

 ただし…。函館市は人口約26万人で、札幌・旭川に続く北海道第三の都市。さらに北海道の中では比較的降雪量が少なく温暖で、困難克服とはみなされない可能性が高いです。実際は地理的に函館だけが突出しており周辺に大規模な都市が皆無で、札幌などの大都市からかなり遠いという地理的なハンディはあるのですが…。むろん学力優秀でもありませんので、古豪一点だけで勝負しなくてはなりません。

 主な卒業生には、青山浩二(楽天)、石川賢(元中日)らがおり、プロ野球選手を数名輩出しています。

北海道 函館工 (北海道) 道大会8強(全道2勝)
東 北 由利工 (秋 田) 県大会4強、東北大会8強(1勝)
関東京 藤岡中央(群 馬) 県大会4強、関東大会不出場
北信越 金津  (福 井) 県大会優勝、北信越大会初戦敗退
東 海 大垣西 (岐 阜) 県大会準優勝、東海大会8強(1勝)

近 畿 膳 所 (滋 賀) 県大会8強、近畿大会不出場
中 国 下関西 (山 口) 県大会4強、中国大会初戦敗退
四 国 高知追手前(高知) 県大会4強、四国大会初戦敗退
九 州 伊万里 (佐 賀) 県大会準優勝、九州大会初戦敗退

 出場校の予想を。東日本は市川越(埼玉=関東大会初戦敗退)が最有力と思っていましたが、中学生を練習に参加させるという違反行為で出場辞退となってしまいました。函館工としては朗報ですが、個人的にはかなり残念です。

 というわけで東日本はわりと団子状態。学力では金津、近年を含めた成績では函館工・由利工。あと、前回(2012年)落選したということも心情的にプラスになる可能性があり、そういう意味では大垣西も有力。藤岡中央は公立ながら専用球場を持っており学力優秀でもなくありませんが、県大会で前橋育英を破っており、準々決勝の11イニングで20奪三振を記録した好投手・門馬亮の存在だけでゴリ押しできるか。僅差ですが私の予想は最速142キロ右腕・佐藤亜蓮を擁する由利工です。

 西日本は膳所の扱いに悩みます。甲子園出場経験がある秀才校なのですが、秋の公式戦3勝1敗はかなり寂しい。とはいえ他の3校に突出した魅力もないので、ここは膳所を予想しましょう。過去には公式戦3勝2敗で21世紀枠として選ばれた高校もありますしね。

 由利工が困難克服、膳所が古豪兼学力優秀とすれば、3校目は特に制約がありません。高野連の思考回路を考えてみると、「20三振」の魔力と話題性で藤岡中央を選びそうな気がしますね。理由は後から取って付けるでしょう。金津は北信越大会初戦での10点差コールド負けがもったいないところです。

 函館工の関東勇樹も好投手だとは思いますが、今年は他校に良い投手が多いので、完全に埋没すると読みました。もちろん出場できることを願っていますが…。  
Posted by ik1004 at 23:31Comments(4)高校野球

2017年12月09日

今さらM-1 2017レビュー

 3年連続で、流行遅れのM−1決勝の個人的レビューです。今回はネタ順はその場での「笑神籤(えみくじ)」で決まることになり、敗者復活のコンビも最後とは限らなくなりました。

 準決勝までは事務所間のバランスを取ると言われて久しいですが、今年はカミナリ以外全部吉本で揃えてきました。弱小事務所(フラットファイヴ)のサンドウィッチマンが実力で敗者復活を勝ち上がってそのまま優勝してから、もう10年たつんですね。吉本以外の芸人が優勝したのは、このサンドウィッチマンが最後です。

 以下はあくまで素人の個人的な採点です。ご了承ください。個人的な採点(10点満点)と実際の採点(700点満点)・実際の順位を並べて書いております。


ゆにばーす(東京吉本) 7点・626点・8位
 ビジネスホテルネタ。はらのボケが型破りで面白い。初の決勝で難しいトップバッターの大役を見事に務めました。最後のオチもしっかり決め、個人的にはたいへん高評価です。

カミナリ(グレープカンパニー) 6点・618点・9位
 この世の最強生物ネタ。頭を強烈にひっぱたくドツキ漫才は健在で昨年より正当に進化した印象ですが、最終決戦に進出するにはもう一工夫欲しかったところ。オチが弱い。

とろサーモン(東京吉本) 7点・645点・3位(最終決戦進出)
 旅館ネタ。敗者復活戦で惜敗し続けた彼らがやっとつかんだ決勝の舞台ですが、「もっと良いネタを持っているはずなのに」という思いがあります。それでも優秀なのは間違いありませんが。

スーパーマラドーナ(大阪吉本) 7点・640点・4位タイ
 合コンネタ。今年は敗者復活からの勝ち上がり。スーパーマラドーナの良さが存分に出ており、今回もオチでしっかり伏線を回収したのは見事。もうひと押しあれば突き抜けたでしょう。

かまいたち(大阪吉本) 4点・640点・4位タイ
 怖い話ネタ。秋のキングオブコントに続く2冠を狙う彼らですが、断然あちらのほうが良いネタでした。ボケというよりは単なる屁理屈の連打のように感じました。

マヂカルラブリー(東京吉本) 0点・607点・10位
 野田ミュージカルネタ。演じる側ではなく観客席に入ろうとする…ひたすらそれだけで4分間が過ぎていきましたが、私はどこで笑えば良かったのでしょうか。

さや香(大阪吉本) 4点・628点・7位
 歌のお兄さんネタ。観客席はウケていましたが、冷静に考えればこの手のネタはもはや珍しくない、それどころかむしろ見飽きた部類に入ります。ネタ選びの失敗のような気がします。

ミキ(大阪吉本) 8点・650点・2位(最終決戦進出)
 鈴木の漢字ネタ。ハードパンチはないものの、スピード感と手数で勝負。まさにM-1向けのネタで、兄弟であることもプラスに作用してうまくまとめていた印象です。

和牛(大阪吉本) 6点・653点・1位(最終決戦進出)
 ウェディングプランナーネタ。前半退屈で後半に畳みかけてくるスタイルは相変わらず。面白いとは思いますが、去年見た2本よりは間違いなく下だと思いました。

ジャルジャル(東京吉本) 1点・636点・6位
 校内放送ネタ。4分間ひたすらキンコンカンコン言い続けるだけで、私は4分間苦笑することしかできませんでした。ネタの設定が矮小なのはいつも通り、彼ららしいとも言えます。

<最終決戦>

とろサーモン(東京吉本) 7点・4票・優勝
 石焼きイモネタ。一昨年の敗者復活で見たネタで、これはこれで面白いのですが、それで敗れているわけです。やっぱり「もっと良いネタあるでしょ」と思いました。

ミキ(大阪吉本) 6点・0票・3位
 スターウォーズネタ。1本目からの流れを少し受け継いでいましたが、1本目ほどのインパクトはなく、ハードパンチがない弱点のほうが目立ってしまってやや残念でした。

和牛(大阪吉本) 7点・3票・2位
 旅館の仲居さんネタ。1本目に比べると、序盤の退屈さ具合がいくぶん軽減されているので、1本目より点数は上になります。しかしやっぱり昨年ほどの爆発力には欠けると思いました。



 というわけで皆さんご存知の通り、とろサーモンが初の決勝進出で見事に優勝を勝ち取りました。苦労人がつかんだ優勝で、とても嬉しい結果です。チャンスさえつかめば爪跡を残す力はあると思っていましたが、これは予想以上の結果です。

 世間では和牛とどちらが良かったか意見が割れているようです。私は同じ7点で、わずかにとろサーモンリードですが、誤差の範囲内なので和牛だとしても納得でした。

 今年は下のレベルが高い反面、腹がよじれるほど笑うことが一度もありませんでした。私の要求が高くなっているのか、芸人たちのレベルが落ちているのかはよく分かりません。  
Posted by ik1004 at 23:19Comments(4)テレビ・芸能

2017年12月03日

札幌3連勝で有終、来季は飛躍へ

 北海道コンサドーレ札幌が最終戦(札幌ドーム)で鳥栖を3−2で下し、J1では過去最高タイ(2001年)となる11位に浮上して1年を終えました。G大阪の結果次第では10位の可能性もありましたが、まぁそれは良いでしょう。

 前半6分にFWジェイが強烈なダイレクトボレーで早々に先制すると、同15分にはFW都倉賢が相手DFをかわして、利き足とは逆の右足で落ち着いてゴールに流し込みました。いずれも今季得意とした高さを生かした攻撃とは異なるゴールでした。

 その後試合はファウルとイエローカードが連発する荒れ気味の展開になり、2−0から同点に追いつかれてしまいます。しかし後半43分、フリーキックから184cmのDF横山知伸がヘッドで押し込んで貴重な勝ち越し点。そのまま札幌が勝利し、3連勝で締めました。


 J1昇格、そしてJ1残留を成し遂げた四方田修平監督の手腕に問題はないと思いますが、クラブはさらなる飛躍を目指して、今季途中まで浦和で指揮を執った名将・ミハイロ・ペトロビッチ氏の招聘を決断しました。

 「ペトロビッチ氏のようなベテランが就任すれば四方田さんが口を挟める機会は大幅に減るだろう、だったらもう1回札幌U−18の監督に戻ればいいのにな」

 私はそう考えていましたが、ペトロビッチ氏は「ヨモダさん! 私はあなたとともに仕事がしたい。何よりも、あなたのサポートが必要だ」とラブコールを送り、四方田さんはコーチへの「降格」を受諾したのでした。

 ペトロビッチ氏はポゼッションサッカーを理想とする方で、今の札幌のスタイルとは全く異なるサッカーを志向するでしょう。うまくマッチするかどうかは何とも言えないところです。私はギャンブルだと認識しているのですが、札幌以外のサポーターの反応を見ると、おおむね好意的に捉えられているようでした。

 たしかに、ゴール前にハイボールを放り込んでポン、というサッカーだけでJ1優勝は無理ですよね。




 さて、「冬の高校サッカー選手権の組み合わせ」はとっくに決まっています。2年連続出場の旭川実は1回戦からの登場で、宜野湾(沖縄)と対戦します。

 2009年12月31日に旭川実が南風原(はえばる)を4−0で破って以来の、沖縄勢との対戦となります。総体では近年沖縄勢との対戦はありません。道外の友人に聞いたところ、楽な相手とのことでした。最近は胃が痛む相手ばかり引いているので、久しぶりに左手にうちわで試合を見たいものです(冬なのにうちわ? というツッコミはなしでお願いします)。

 8年前は旭川実が山田海、南風原が喜屋武竜司と、お互いにエースFWが怪我でスタメン落ちする中(喜屋武は途中出場)、旭川実は常にセカンドボールを支配し続け、1年生FWの下田速人の2ゴールなどで南風原を圧倒しています。

 旭川実は総体(インターハイ)で1994年の室蘭大谷以来23年ぶりとなるベスト8入りを果たしていますが、常に全国ベスト4以上を目標としている富居徹雄監督は総体の戦いぶりを「失敗だった」と酷評し、選手たちも誰一人満足していないとのことです。  
Posted by ik1004 at 16:49Comments(4)スポーツ

2017年11月29日

2019年に10連休!?

 祝日を楽しみに仕事をしているサラリーマン(主に私のことですが)の方なら、今年と来年は祝日が多数潰されることはご存知だと思います。

 潰されるというのは、土曜と重なるため休みが消滅することです。日曜であれば振り替え休日があるのですが、土曜ではダメです。

2017年 4回=2/11・4/29・9/23・12/23
2018年 3回=5/5・8/11・11/3

 ところがこの苦しい時期を乗り越えると、(土日祝が休みの会社であれば)2019年にはカレンダー上で10連休を得られる可能性があるということはご存知でしょうか。

  4月        5月
金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火
26 27 28 ㉙ 30 2 7
  →ここから     ここまで←


※上記は等幅フォントのタグが無効になるブラウザではきちんと表示されない場合があります。

 5月1日は改元記念日で祝日になると言われています。なぜかは皆様ニュースや新聞などでご存知ですよね? 皇室の行事が重なる年末と年度末を避けるためです。

 祝日と祝日に挟まれた平日は休みになる、オセロのようにひっくり返るというのがミソです。すなわち、本来平日であるはずの4月30日と5月2日が特別に休日となるのです。我々労働者はは有給休暇を消費することなく、極めて合理的に10連休をゲットできるのです。

 どこ行っても混雑しそうですけどね・・・。  
Posted by ik1004 at 21:05Comments(0)つれづれなる話

2017年11月24日

高卒1年目の成績 清宮はどうなる?

 7球団による争奪戦を制し、めでたくファイターズ入団が決まった清宮幸太郎。大谷翔平がいなくなる見込みで、左の大砲が不在になり清宮には1年目から期待がかかることでしょう。

 さて清宮は来季、二軍でじっくり経験を積ませるべきでしょうか。それとも一軍でさっそく起用すべきなのでしょうか。その判断材料として、主な高卒選手の1年目の一軍の成績を集めてみました。私が思いついた選手なので、誰か忘れているという可能性はあります…。

 ○は規定打席到達。カッコ内数字は、ドラフトにおける重複指名数。例えば(6)であれば、6球団によるクジ引きが行われたという意味です。

清原和博(6) 1986 ○126試合 471打席 打率.304 31本塁打 78打点 6盗塁
田中幸雄(-) 1986  14試合 29打席 打率.148 1本塁打 4打点 0盗塁
立浪和義(2) 1988 ○110試合 403打席 打率.223 4本塁打 18打点 22盗塁
谷繁元信(-) 1989  90試合 171打席 打率.175 3本塁打 10打点 0盗塁
前田智徳(-) 1990  56試合 45打席 打率.256 0本塁打 5打点 4盗塁
イチロー(-) 1992  40試合 99打席 打率.253 0本塁打 5打点 3盗塁
中村紀洋(-) 1992  11試合 27打席 打率.222 2本塁打 5打点 0盗塁
松井秀喜(4) 1993  57試合 203打席 打率.223 11本塁打 27打点 1盗塁
城島健司(-) 1995  12試合 13打席 打率.167 0本塁打 1打点 0盗塁
東出輝裕(-) 1999  78試合 267打席 打率.227 0本塁打 7打点 8盗塁
堂上直倫(3) 2007  一軍出場なし
中田 翔(4) 2008  一軍出場なし
高橋周平(3) 2012  41試合 73打席 打率.155 2本塁打 3打点 0盗塁
大谷翔平(-) 2013  77試合 204打席 打率.238 3本塁打 20打点 4盗塁

 高卒1年目で3割30本を達成した清原は別格すぎます。清宮にこの数字を求めるのは酷というものでしょう。規定打席に到達したのは、この清原と立浪だけ。投手は高卒1年目から活躍するケースもそこそこありますが、野手に関しては非常に困難であることは上記のデータから明らかです。

 また、重複指名数は必ずしも成績とは合致しません。清原と松井、あと立浪に関しては頑張ったと言えるでしょうが、4球団の争奪戦になった中田や、3球団のクジ引きとなった堂上は、1年目は一軍出場すらありませんでした。清宮が同じ運命をたどる可能性も当然あるわけです。

 1年目から2ケタ本塁打をマークした松井もさすがと言うべきでしょうが、私が来年の清宮に期待するのは大谷クラスの成績です。1年目からホームランを量産することにこだわるべきではないと思います。


 それにしましても…。有名人の宿命で清宮のネットでの叩かれっぷりはすさまじいものがありますが、十代の高校生にマスコミが大量に群がる中、慎重に言葉を選んでしっかり発言していると私は思います。高校野球における他の選手へのインタビューと比べれば一目瞭然、清宮は立派に対応していると思います。

 インタビューの回数が半端じゃないので、もちろん慎重に吟味すれば「おや?」というコメントがないわけではないでしょう。しかしそれを槍玉に挙げて批判するのはいかがなものでしょうか。将棋の藤井聡太四段などにも同じことが言えます。

 77歳にもなって「選挙に勝ったのは北朝鮮のおかげ」と発言するなど暴言失言連発、言っていい言葉と悪い言葉の区別がいまだにつかない某副総理兼財務相とはわけが違います。  
Posted by ik1004 at 22:11Comments(0)プロ野球

2017年11月15日

星槎道都大、日体大に完敗で準優勝

(神宮大会大学の部 決勝)
星槎道都大 000 000 000=0
日本体育大 000 021 00X=3

(道都)福田(4.1)、市毛(1.2)、藤塚(1)、細川(1)−塚原、吉田
(日体)東妻(9)−馬場

 小中高・社会人、ついでにプロ野球も優勝経験がある北海道ですが、大学だけは選手権・神宮合わせて初の決勝進出です。札幌学生連盟は東海大北海道が春の選手権で3勝してベスト4という実績を残しましたが、秋にも快進撃を成し遂げました。

 相手は来年のドラフト候補の投手を2枚擁する日体大(関東5連盟第1=首都)。甲子園出場経験のある選手がほとんどいない雑草軍団の星槎道都大とは異なり、日体大のほうにはエリートがズラリと並んでいる印象です。今日の先発である最速152キロ右腕・東妻勇輔(3年=智弁和歌山)も甲子園登板経験がある選手。

 星槎道都大は2試合連続3安打の4番石黒凌(4年=北海学園札幌)の内野安打と、昨日も代打で三塁打を放った代打盒狭卻拭複看=横浜創学館)がレフト線を破る二塁打を打ちましたが、その2安打だけに抑えられてしまいました。

 東妻はゲーム終盤でギアを上げて最速148キロを計測。えげつないくらい威力のある直球に加え、小さい縦スラと大きめの縦スラ、そして大きく変化する横スラ、私が見る限りではこの3つを巧みに操っていました。今日の調子なら、どこの大学相手でも抑えられたでしょう。

 攻撃では日体大の機動力が炸裂し、6回には2死1、3塁でダブルスチールを決められるなど計6盗塁を許し、捕手が塚原洲(3年=つくば秀英)から吉田智哉(4年=旭川実)に交代となってしまいました。日体大はやりたい野球ができて、星槎道都大はできなかった、ということになりますね・・・。

 星槎道都大は4番手で細川悠士(4年=北見北斗)が全国大会初登板を果たしました。高校時代に最速146キロをマークして一躍有名になり、2012年の秋季全道大会などで活躍した投手です。彼の投球を見られただけで「胸熱」でした。

 試合は完敗と言ってもよい内容でしたが、北海道の大学で初の準優勝。ひとつの壁を突破したので、優勝の夢は後輩たちが成し遂げてほしいですね。  
Posted by ik1004 at 21:07Comments(2)スポーツ