2017年09月11日

波乱続出! 札幌支部予選終了

 今年甲子園に出場した札幌第一・北海・滝川西がすべて支部予選で敗れました。ついでに「御三家」と呼ばれることもあるらしい北海・東海大札幌・札幌第一は3校とも支部予選で姿を消すことになりました。久しぶりな高校がセンバツに出場する可能性が高くなりましたね。

A: 札幌大谷 12−1とわの森三愛(5回コールド)
B:札幌山の手3−2道科学大高(延長12回)
C:立命館慶祥13−5札幌第一(7回コールド)
D: 札幌創成 6−5札幌静修(延長11回)
E: 札幌日大 5−1札幌月寒
F: 北広島 14−5北星学園大付(7回コールド)

 金曜日に試合を見た限りでは、あまり投手陣が良くない札幌第一vsあまり打線が強くない立命館慶祥っていう感じだと思いましたが、まさかリッツに13点も取られるとは思いませんでしたなあ。北海に続く大物食いは大したものです。

 全道大会の抽選は、私の手元のメモによれば22日(金)になってます。  
Posted by ik1004 at 20:17Comments(4)高校野球

2017年09月08日

清田、打線は成果を見せるもコールド負け

2017秋支部_3
一高の壁は厚かった! 清田は夏に続くコールド負け。


(秋季札幌支部予選Cブロック2回戦 第3試合)
札幌清田 101 012 00=5  添田(5.2)、網干(2)−永島
札幌第一 031 203 12x=12  眦(8)−三野  ※8回コールド

 清田は夏の支部予選で1勝したものの、札幌静修には1−10でコールド負けを喫しています。この敗戦後に選手間で話し合い、夏休みには1日最低500スイング(最高で1000スイング以上)で鍛え上げてきたそうです。

 したがって打撃に注目して観戦したのですが、初回にいきなり3番新田祥貴が右中間へ先制ソロホームラン! ほかの選手は凡退したものの、前の2試合と比べて明らかに打球のスピードが違いました。打撃に関しては間違いなく、夏休みに振り込んだ成果が出ていると思いました。

 ところが…。公式戦登板経験がある3投手を差し置いてエースナンバーを背負う180cmの右腕・添田駿(1年)が2回裏2死走者なしから突然変化球がおかしな抜け方をします。打者の頭上やら後ろやらを通過する状態で、マメでも潰したんじゃないかと心配になりました。ここから私は1塁側ブルペンをチラチラ見ながら観戦するのですが、控え投手が準備する気配はなし。ここがもう敗因につながっていると思うのです。

 札幌第一は当然変化球を見逃し、直球を痛打してきました。2〜4回に合計5本のタイムリーを浴びて計6失点。しかし札幌清田ベンチは動かず。おかしな抜け方をすることは減りましたが、ストライク・ボールがハッキリしていることに変わりはなく、札幌第一の打力から考えるとまさに「カモネギ」状態でした。

 6回裏、2死満塁から6番佐々木凌に走者一掃の3点タイムリー二塁打を浴びたところで背番号10の2年生左腕・網干誓に交代するわけですが、これはどう考えても遅すぎですね。被安打13で9失点、変化球の制球が全く定まらない添田と心中せざるを得ないということは、それだけ控え投手陣が弱体だったということでしょうか。昨秋網干(あみほし)・近江竜也・先崎凌平の3名を見た限りでは、そこまで悪くはなかったですが、もちろん今日投げてない投手に関してはコメントは差し控えさせていただきます。

 札幌清田としては、投手起用が1つ目の反省点。2つ目の反省点は走塁になります。4回表、2死1、2塁で敵失、満塁になったと思いきやなんと1塁走者が2塁をオーバーランで挟まれてしまいます。仕方なく3塁走者が本塁を突きますがあえなくアウトで、反撃ムードが台無しになってしまいました。

 もう1つ、5回表に1死2、3塁で5番永島友貴がタイムリーを放ちますが、2塁走者はなぜかキョロキョロしながら全力疾走せず本塁タッチアウト。完全に右中間を破って楽々セーフなのだと勘違いしたのだと思いますが、これまたボーンヘッドでした。3塁コーチャーはちょっと見ていなかったので、走者とコーチャーのどちらに原因があるかは不明ですが、いずれにせよ追い上げムードに水を差す走塁ミスなのは明らかです。

 細かいミスはもちろん他にもたくさんありますが、大きな反省材料は以上の2つです。2失策あったとはいえ、札幌第一の鋭い打球を何度も好捕した守備は合格点、8イニングで10安打5得点の打撃に関しても非常に素晴らしかったと思います。

 札幌第一は甲子園登板経験のある投手は残っていませんが、神宮で履正社相手に投げた眦長大がエースナンバーでした。しかし、神宮で見た時と同じ「フツーの投手だな」という感想しかありません。順当に行けば3日後の支部予選決勝で北海と対戦することになると思いますが、北海打線を抑えきるのは難しいかもしれません。

 ちなみに札幌第一は清田よりももっと早い段階から背番号10の向井彪流と思われる投手が肩を作っていましたが、出番はありませんでした。もう1人右投手が出てきて2人で投球練習する場面もありました。


2017秋支部_1
息詰まる投手戦を制したのは立命館慶祥でした。


(秋季札幌支部予選Cブロック2回戦 第1試合)
札国際情報 100 000 000=1  原田(5)、下山(0)、竹内(3)−池田
立命館慶祥 010 001 00×=2  高塚(9)−中村

 国際情報の試合を見るのは十数年ぶりくらいか…ムチャクチャ久しぶりです。長距離走の選手としても有名らしいエースの齊藤文哉がなぜか出番がなかったので故障だったのでしょうか? しかし3番手で遊撃からマウンドに上がった背番号6の竹内柊太、球速そのものはさほどでもありませんが、グワッと伸びるストレートの球質が素晴らしかったです。コントロールが良ければエースにもなれると思いますね。

 勝った立命館慶祥は準決勝で北海と対戦します。2年前は秋の初戦で甲子園帰りの北海に土をつけたわけですが、今日の試合を見る限りでは難しいかなぁ…というのが私の予想です。なんとかエースの高塚純正(2年)が踏ん張ってロースコアに持ち込めば勝機も生まれるでしょう。

2017秋支部_2
札幌南はまさかの初戦敗退、昨秋のリベンジの機会を得られませんでした。


(秋季札幌支部予選Cブロック2回戦 第2試合)
札幌白石 001 111 000=4  藤田(8)、村上(1)−今野
札 幌 南 100 000 010=2  高橋(8)、山下(1)−三戸

 札幌白石は夏も2年生エースとして活躍した村上航で来るのかと思いきや、背番号10の藤田滉己(2年)が先発。札幌南は2回までに5安打を放つのですが、初回のタイムリー1本のみに終わったのはちょっと寂しいです。逆に2回までノーヒットに抑えられていた札幌白石が3回から反撃を開始し、試合をひっくり返しました。

 白石は明後日の準決勝で札幌第一と対戦するわけですが、それに備えてエースの村上を温存したとすればすごいことです。村上は1番レフトで元気に先発出場していましたし、9回に1イニング投げているので故障ではなさそうです。

 敗れた札幌南としては、昨秋全道で札幌第一に敗れたリベンジを果たしたかったと思いますが、無念の初戦敗退となりました。春に観戦した時も書きましたが、やっぱりこのチームはパワーが足りないですね。ヒットの数こそ多かったのですが、会心の当たりは少なかったです。全道で勝つにはもっと強い打球が必要だと思います。  
Posted by ik1004 at 21:42Comments(4)札幌清田高校

2017年09月03日

ファイターズ、暗黒時代に突入か?

 見るも無残、語るも無残。今年のファイターズは、「死して屍拾うものなし」としか言いようのない大惨敗です。執筆時点で借金28。3位に落ちた楽天は直近17戦で1勝15敗1分だそうですが、それでもまだ貯金を16も持っています。この44の差は埋めようがなく、CS進出は不可能です。

 敗因を「故障者続出」などと書く人がいますが、それは大間違いでしょう。正しくは「故障者の穴を埋める若手を育てていなかったこと」です。すでに昨年から転落の予兆はあったのです。

 ファイターズで現在進行形で「故障者リスト」に入っている主力選手は、近藤健介・谷口雄也、そして少し前に登録抹消になったばかりの中島卓也くらいのもの。これくらいの故障者は出て当然なので、ほぼ主力全員揃ってこの結果なのであります。

 首位ソフトバンクのほうがもっと多い故障者を抱えています。主な選手だけに絞っても内川聖一・スアレス・五十嵐亮太・川宗則・松坂大輔・田中正義といった面々です。ところが代役の選手がことごとく活躍しているから強いわけです。



 「若手に切り替える」と称してエスコバーやメンドーサといった外国人との契約を解除しました。これは分かりますが、それならばなぜちっとも打てないドレイクが若手の椅子を奪っているのか、理解に苦しみます。どうせ打てないなら、日本人の若手を使ったほうがずっとマシなはず。

 同じような理由で谷元圭介が中日に金銭トレードされたのは記憶に新しいところです。私はマイケル中村、吉川光夫ら大物選手の大胆な放出に対しては、当ブログで擁護的な立場を取ってきました。ただ谷元だけは…ちょっと擁護しきれないですね。金銭ではなく選手とのトレードならまだ良かったのですが。

 移籍時点で36試合登板、0勝2敗1セーブ21ホールド、防御率3.31。現在進行形で主力選手たる成績です。長年中継ぎでフル回転してきた影響もあってか、たしかにやや安定しない投球内容が多かったのは事実です。さらに今年国内FA権を取得し、早ければ今オフにも日本ハムを退去することも十分考えられました。そして1億円という年俸と32歳という年齢…。

 言うなれば「コスパが悪い」という理由で切り捨てられたのでしょう。アメリカ風の合理的な経営が売りであるファイターズ。しかし、本当にこれでいいのでしょうか?

 選手会長である大引啓次があっさりトレードで放出されて(2013年1月)選手たちが疑心暗鬼になったというオリックス(ソースはスポニチ)。主力選手への年俸を過度にケチり、FA権を取得するや否やあっさり退去されてしまう西武。西武はようやく今年上向きになってきましたが、かつての「常勝球団」は2008年を最後に優勝から遠ざかっています。

 ファイターズは上記2球団と同じ運命をたどってしまうのではないでしょうか。私は非常に心配です。



 金子誠のようなチーム一筋という選手は、しばらく出てこないかもしれません。金子の場合は「守備の人」であることもあり、最高でも年俸は1億3500万円(2010年)だったので、切り捨てられずに済んだというだけのことでしょう。

 ファイターズはちょっとコスパが悪くなるとあっさり切り捨てる球団なので、私が選手だったらいくら北海道への愛着があったとしても、FA権を取得次第、もっと選手を大事にしてくれる球団に逃げますね。森本稀哲や陽岱鋼らも、同じことを考えて他球団に逃げたのでしょう。それはよく理解できるので、私は彼らがファイターズを出たことを批判する気持ちは一切ありません。

 主力選手を金銭トレードで大放出し、故障者の穴埋めもできず、「少数精鋭」と称して育成選手も獲得しない。この有様では、行き着く先は「暗黒時代」では?

 次にコスパが悪いとみなされる選手は…。2億8000万円ももらっているのに打率.210、16本塁打、61打点という低成績の中田翔でしょうな。  
Posted by ik1004 at 15:28Comments(2)プロ野球

2017年08月29日

ホームランはほどほどが一番良い

 今夏の高校野球選手権は、過去最多の68本塁打が出るなどの打高投低の大会となりました。

 北海の選手は一部を除いてバットを短く持つのでこの恩恵をあまり受けられなかったのに対し、神戸国際大付の6番打者・谷口嘉紀に2打席連続本塁打を浴び、特に2本目は逆転3ランで決勝点となってしまいました。打高投低の波に呑み込まれた、と言えないこともありません。

 もちろん両チーム同じ条件でやってますので、飛ぶボールが敗因だなどと程度の低い主張をするつもりは全くありません。念のため。



 一応主催者は例年と同じボールを使用していると主張してはいますが、湿度や風よりも真っ先にボールを疑いたくなります。正確な要因は永遠に判明しないのでしょうけど…。

 ホームランは素晴らしいものだと思いますが、これは冒頭にもう一文付け加えたほうがいいでしょう。「しっかりとらえたホームランは素晴らしい」が正しいと思います。

 7月30日に日本ハムの中島卓也がプロ入り初本塁打を放ちました。当たり損ないなどではなく、たしかにジャストミートした打球ではありましたが、ラッキーゾーン(ホームランテラスと言うそうですが)に飛び込んだものです。

 あのような下品なラッキーゾーンを設置したのは、なんやかんや後付けの理由をつけていますが、ソフトバンクの長打力不足による改装という側面が全くないと言えば嘘になるでしょう。実際ソフトバンクのチーム本塁打数は、2014年の95本から2015年には141本に激増しています。

 チョコンと合わせただけの外野フライがホームランになってもエキサイティングなどしません。白けるだけです。



 話を戻して今年の甲子園、たしかに打撃面で色々なドラマも生まれましたが、一方で寂しい気持ちになったファンも多いのではないでしょうか。

 投手戦と呼べる試合があまりにも少なすぎました。1−0や2−1など、両チーム合計3得点以下の試合は、48試合中わずか4試合のみでした。1969年決勝・松山商−三沢の0−0の再試合などの伝説に残る投手戦は、今や昔となってしまったのでしょうか。どちらかと言えば投手戦より打撃戦を好む私ですら、寂寥を覚えました。

 極端な打高投低はファンに失望を与えるでしょう。原因を追究して是正を図るべきです。

 最後に補足しますが、コボスタ(宮城球場)のEウィング(いわゆるラッキーゾーン)の設置は理解できます。収容人員を早急に増やす必要があったことと、ラッキーゾーンを設置してもヤフオクより左・右中間が6メートルも広いからです。ヤフオクドームの下品なラッキーゾーンに比べると、幅が狭く最小限に抑えられているのが特徴です。  
Posted by ik1004 at 22:35Comments(2)プロ野球

2017年08月24日

札幌支部予選組み合わせ決定

秋季札幌支部予選組み合わせ(PDFファイル)

 トーナメント戦の宿命ですが、偏りましたねえ。

 Cブロックにはセンバツ出場の札幌第一、選手権出場の北海が放り込まれました。北海としてはくじ運が良いとはお世辞にも言えませんが、2回戦からの登場で初戦が大会4日目(7日木曜)である上に札幌第一とは決勝まで当たらないので、初戦で東海大札幌に撃沈された昨年よりははるかにマシでしょう。

 Cブロックには立命館慶祥・札幌南・札幌国際情報らもいますので、札幌清田がいることに気づかない野球ファンも大勢いらっしゃると思います。

 このハゲェ〜! 札幌第一の菊池雄人監督は「準決勝からが本番なので、初戦はエースを温存して軽く流すかな」と考えているかもしれません。

 皆さん忘れているとは思いますが、一昨年秋の札幌支部予選でも清田は東海大四・札幌龍谷学園・札幌丘珠・札幌新川・とわの森三愛・札幌山の手と同じブロックに放り込まれながら勝ち上がっております。運よく東海大四とは当たりませんでしたが。

 ちなみに、札幌大谷はAブロック、札幌日大はEブロック、東海大札幌はFブロックに入りました。  
Posted by ik1004 at 21:00Comments(6)高校野球

2017年08月18日

さあ気を取り直して

 7月前半に7回の真夏日を記録した札幌市。7月14日(金)にはほぼ猛暑日と言える最高気温34.9度を記録し、7月としては異例の暑さとなりました。この日私はもちろん昼休みに外出などせず、エアコンが効いてむしろ寒く感じることもある会社に引きこもりました。この日休みだったら、私はエアコンのない自宅でアジの干物のように干からびていたかもしれません。

 ところが7月後半以降は1度も真夏日がなく、すっかり暑さに耐性が付いた私としても肩透かしを食らってしまいました。東京や仙台などでは連日雨が降り、その分暑さが和らぎ長袖を着る人もチラホラ見受けられるくらいとのこと。



 北海道高校野球界にも秋風が吹きすさび、人々は寒さに打ち震えています(真冬同然のプロ野球よりはマシですが)。2015年春の東海大四、16年夏の北海の連続準優勝から一転、17年は甲子園春夏勝利なしに終わりました。これは12年以来5年ぶりです。「神宮では勝ってるんだ!」と叫んだところで虚しいだけ。

 さて、南・北北海道大会に出場した32校の中で、1・2年生が多く残っているチームと主なチームの人数を書き出してみることにします。数字は18人中の下級生の人数で、( )内はその中で1桁背番号の選手の人数です。ただし、北海と滝川西だけは甲子園のメンバーで算出しました。

<南北海道>    <北北海道>

札幌大谷 11(7)  旭川大高 14(8)
函大有斗 11(5)  帯広大谷 8(3)
北海道栄 8(2)  クラーク 8(2)
札幌第一 7(2)  白樺学園 7(4)
北  照 4(1)  旭 川 実 7(3)
北  海 3(1)  旭川龍谷 6(4)
札幌日大 3(0)  武 修 館 6(2)
駒苫小牧 2(0)  遠  軽 4(0)
東海札幌 2(1)  滝 川 西 1(0)

 1、2年生主体でベスト4入りした札幌大谷・旭川大高が目立ちます。函館大有斗も約半分が下級生という中で夏8強、春は準優勝しています。一方で、甲子園に出場した北海・滝川西は、甲子園メンバーに下級生がほとんどいませんでした。

 もちろん、夏の下級生のメンバーの数で秋の戦績が決まるわけではありませんが、何かの目安にはなるでしょう。

 これを書いてほんの少しだけ気が紛れました。私も気を取り直して、秋の観戦に備えようと思います。  
Posted by ik1004 at 23:22Comments(4)高校野球

2017年08月12日

北海も神戸国際大付に惜敗

(選手権2回戦)
北    海 011 000 200=4 阪口(3.2)、多間(4.1)−佐藤 
神戸国際大付 001 001 30X=5 岡野(5.2)、黒田(1.1)、花村(2)−猪田

 多間隼介が先発するのでは? という報道もありましたが、南北海道大会と同様に186cm・80kgと恵まれた体格の背番号10の3年生右腕・阪口皓亮が先発でした。甲子園のスピードガンはプロ野球を見てても明らかに過大ですが、最速148キロ・常時140キロ台中盤という信じられない球速を連発しました。この体格と球速だけで、一気にドラフト候補浮上かもしれません。

 ですが、最も驚いたのは制球力。変化球はやや制球に苦しみましたが、甲子園のガンで144キロ前後の速球をしっかりコースに投げ分けていました。南北海道大会とは別人の出来で、大事な先発マウンドを任されたのも納得でした。

 2回表、1死3塁で6番井上雄喜がセンター前タイムリー、3回表に1死満塁で5番渡辺佑汰が初球をタイムリー。いずれも相手エース・岡野佑大の高めに浮いた球を逃さずはじき返したものでした。

 阪口は3回裏に3番森田貴のライト前タイムリーで1点を返され、4回にも3安打を浴びてエース多間に継投します。阪口は8安打を浴びたもののいずれもシングルで、注目の4番猪田和希にもシングルしか許しませんでした。

 北海は2死満塁というしびれる場面での継投に成功しましたが、神戸国際大付も6回表2死2塁で背番号10でセンバツ時のエース左腕・黒田倭人に継投。春のエースではありますが、今夏県大会では4回2/3の登板しかありません。これは…? と思いましたが、この継投も成功しました。

 すると6回裏、6番谷口嘉紀に高めの球をスタンドに運ばれ、試合は振り出しに。さらにヒットで1死1塁となりますが盗塁刺。さらに四球とヒットを打たれますがここも遊ゴロに打ち取りました。

 7回表に相手の守りのミスに乗じて2点を勝ち越した北海ですが、直後の7回裏に谷口を追い込みながら2打席連発となる3ランをライトスタンドに叩き込まれて4−5と初めて逆転されてしまいます。普段は逆風のライトへの打球がグングン伸びましたが、今大会は全体的にこういう打球が多いですね。

 8回表から神戸国際大付がまた継投、背番号11の3年生左腕・花村凌が登板。岡野が完投するものとばかり思っていた私にとってはこれまた意外な継投でしたが、結果的にこの花村が両校の計5人の投手の中で最も好投します。アウトコース低めへの制球力が抜群で、これはそうそう打てるものではありません。試合はこのまま北海が敗れました。



 地方大会で最も良かった多間が4失点と打ち込まれ、逆に予選で16失点の阪口が好投。神戸国際大付も岡野・黒田がもうひとつで、県大会では11回1/3しか投げていない花村が好投。予選の成績がそのまま甲子園での投球内容につながるわけじゃないってことを改めて痛感した試合でした。

 タラレバを言えばきりがありませんが、全体的には良い内容のゲームでした。

 ただし昨年とは違い試合に出場した下級生は、名前が神ってる9番鈴木聖矢ただ1人という点が秋の懸念材料。ちなみに南北海道大会に出場したのも、この鈴木聖と投手の井平光紀の2人だけ。秋は全く別のチームになることでしょう。

 決勝に残った昨年よりはマシですが、秋の札幌支部予選が始まる9月4日までは約3週間しかありません。昨年のように札幌支部予選初戦で東海大札幌を引いたりしないことを…祈りましょう。  
Posted by ik1004 at 21:14Comments(8)高校野球

滝川西、仙台育英に完敗

(選手権1回戦)
仙台育英 230 023 221=15  
滝 川 西 000 000 300=3  

(育英)長谷川(6)、佐川(3)−渡部、阿部
(滝西)鈴木(5)、高島(1.2)、奥村(1)、鈴木(1.1)−細矢

 試合前の私の皮算用、どさくさに紛れて先取点を奪ってそのまま逃げ切る! 勝つとすればこれしかないでしょう。北北海道大会決勝では同点本塁打&勝ち越し本塁打で試合をひっくり返してはいますが、これは滝川西らしい野球ではありません。

 しかし1回表、仙台育英は2番鈴木佳祐が逆球のインコース直球を右中間へ二塁打、さらに3番山田利輝がレフトスタンドへ2ラン本塁打! これで私の目論見は完全に崩れ、ジャイアントキリングは半ばあきらめざるを得ない試合展開になってしまいました。

 2回表、追い込んでからのスライダーが甘く入りレフト前ヒットで無死1塁、さらに犠打を1塁へ悪送球で無死2、3塁。う…うぐぅ。さらに9番投手の長谷川拓帆には甘く入ったチェンジアップをライトスタンドに運ばれてしまいました。これで5−0。将棋で言えば、仙台育英は「優勢」を通り越して「勝勢」まで針が振れてしまっています。

 滝川西は初回から4イニング連続先頭打者が出塁するも、いずれもバントで送れず流れをつかめません。4回裏の盗塁は先に足が入ってセーフに見えましたが、NHKは微妙なプレーのリプレーを流してくれませんのでよく分からず。

 5回表、無死1塁で仙台育英の失敗バントを2塁に悪送球、際どいタイミングでもないのでこれは焦りすぎのプレーです。さらにその後2塁へのベースカバーを怠って打者走者にまで2塁に進塁されたのは最悪。なんとか2アウトまでこぎつけますが、8番斎藤育輝がレフト前に2点タイムリーで7点目となってしまいました。

 6回から背番号10の右腕・高島泰都に交代、鈴木はレフトに回ります。空知支部予選で登板がありますが、北北海道大会では登板のなかった投手。最速141キロをマークして持ち味は見せました。こういうときは守備が盛り立てたいのに、先頭の遊ゴロを1塁に悪送球、さらに1死2、3塁からの一ゴロを本塁に悪送球(記録は野選)、5番佐野大夢が右中間への2点タイムリー三塁打でとうとう10点目、将棋なら「敗勢」から「投了」に変わっています。

 7回裏から、仙台育英は県大会同様の継投に出ますが、2番手佐川光明の制球が定まらず、3四死球で2死満塁とした後9番竹原陸が走者一掃の3点タイムリー二塁打で3点を返しました。その後も四死球を連発するものの滝川西打線が捉えきれず、この3得点のみに終わりました。



 スコアは実力差そのものなので仕方ないです。反省点としてはやはり守備。慌てて送球したための悪送球が多く、最後まで波に乗れない一因となりました。攻撃では送るのかセーフティなのか中途半端になり結局走者を進められない場面があったことと、制球難の相手投手に対してボール球を振って助けてしまったことが反省材料です。

 仙台育英は投手陣の四死球連発こそ課題となりますが、守備陣の動きが滝川西とは雲泥の差で、実力をまざまざと見せつけられました。学ぶべきものを学んで、そして胸を張って帰ってきてほしいと思います。  
Posted by ik1004 at 13:59Comments(0)高校野球

2017年08月10日

北海道に滝川市あり

 滝川西ナインを応援するためだけに、滝川市に行ってきました(大嘘)

 JR滝川駅は道央・道北・道東をつなぐ要所なので、乗り換えで利用する方が多く、特急列車も停車します。バスに乗るのが普通だと思いますが、徒歩でも20分強くらいで滝川西高校に到着します。

 そんなJR滝川駅は、滝川西の甲子園出場を祝うムードに満ち溢れていました。

滝川西1


滝川西2


 マチを挙げて祝賀するムードに感激しました。21世紀枠と芽室町の白樺学園を除くと、甲子園出場校の所在地は札幌・旭川・苫小牧・釧路・帯広…と大都市が多く、最近はなかなか中小規模の都市からの出場がありませんでしたからね。

 札幌だと学校周辺の地域は大いに盛り上がりますが、市全体が盛り上がるというようにはなかなかなりません。

 もちろん勝つに越したことはありませんが、「北海道に滝川市あり」を示してくれただけで十分嬉しいです。

 JR滝川駅から徒歩15分くらいのところにある「松尾ジンギスカン本店」、ここはオススメです。北海道にジンギスカン店は数多くあれど、松尾ジンギスカンはかなり上位です。乗り継ぎだけで滝川駅を利用するのはもったいないですので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。  
Posted by ik1004 at 22:36Comments(0)高校野球

2017年08月04日

北海は神戸国際大付と対戦 甲子園組み合わせ決定

夏の甲子園組み合わせ(スポニチ)

 昨年もけっこう偏りがありましたけど、今年も酷いですねえ。一番カオスなのは、4日目の第1・2試合に行われる広陵−中京大中京、横浜−秀岳館の組み合わせ。この4校のうち1校しか16強に残れないというのは凄まじいです。

 もちろん、トーナメントでは普通に起こり得ることで、逆に緩いブロックがあるのも毎年のことですが。

 選手宣誓は、滝川西の堀田將人主将が務めることになりました。49校中18人の主将が立候補したそうですが、まずこの積極性がいいですね。この経験は必ず将来に生きるでしょう。

 甲子園の舞台に舞い上がって縮こまるより、こういう積極性はきっと野球にも生きるはずです。



 さて北海道勢ですが、昨年に引き続き同日に2校とも登場することに。昨年は勝たせていただきましたが、2校同時に消えるリスクもあるので、私はあまり嬉しくないですね。

 5日目第1試合で滝川西−仙台育英が対戦します。仙台育英はセンバツで1回戦負けですが、それはあまり参考にならないでしょう。チーム打率.343の仙台育英打線を鈴木愛斗投手が抑えられるかどうかが勝負のポイントです。

 センバツでも投げた仙台育英の長谷川拓帆投手は、県大会で20四死球がやや課題で、センバツとは異なり継投策に出てくる場合が多いようです。攻撃力にはあまり自信がない滝川西ですが、四死球の走者を着実に生かす攻撃が求められます。



 同日第3試合では、北海が神戸国際大付と対戦します。この神戸国際大付も、センバツでは初戦敗退です。良い選手が揃っていますが、県大会では冴えている青木尚龍監督の采配が甲子園ではいつもサッパリだというもっぱらの評判です。

 我が平川敦監督は、ここ数年でメタルキングを何匹も倒して大きくレベルアップしております。監督対決では、完全に平川監督に分があるのではないでしょうか。

 神戸国際大付は、センバツ時とエースが交代しています。新エースの岡野佑大は、37イニングで四死球3、失点1という安定感が自慢。しかし昨夏の経験者がズラリと並ぶ北海打線が完璧に抑えられることはないと思っております。

 心配なのは投手陣。南北海道では阪口→多間の継投で勝ち上がってきましたが、甲子園では多間→阪口→多間の継投を想定しているかもしれません。故障上がりの多間隼介が9イニング投げてくれれば万々歳ですが、猛暑の甲子園でそううまくいくものでしょうか。それよりは、阪口皓亮の修正に力を注いだほうが良い気がします。  
Posted by ik1004 at 21:25Comments(4)高校野球

2017年07月30日

旭川実が2年ぶり16強、札幌は浦和に快勝!

(高校総体サッカー)
1回戦 道大谷室蘭0−1東海大相模(神奈川1)
1回戦 旭川実5−0柳ヶ浦(大分)
2回戦 旭川実2−1仙台育英(宮城1)

 かねてより私が熱望していたインターハイのサッカーの生中継の観戦がようやく実現しました。「インハイTV」というサイトで見られます。

 北海道は毎年2校出場できますが、1回戦は両校とも11時30分スタートなので、スタジアムが綺麗な(ひとめぼれスタジアム宮城)旭川実の試合を重点的に見ました。雨でグラウンド状態が悪い中、旭川実のパスサッカーはしばしば柳ヶ浦の守備陣の裏を取り、前半3点後半2点の計5得点で圧勝しました。旭川実は5点とも別々の選手が決めました。ちなみに旭川実は2位出場です。

 北海道王者の道大谷室蘭は自慢の堅守が機能しましたが、終了間際に神奈川1位の東海大相模に押し込まれて惜敗しました。

 2回戦でも旭川実のパスサッカーはうまく機能し、2−1で宮城1位の仙台育英を振り切りました。ちなみに宮城県は開催地のため2校出場できます。

 なお、この試合では終了間際に仙台育英側のゴールライン近くでファウルをもらい、旭川実の選手3人が固まってボールを守る露骨な時間稼ぎに出ました。仙台育英側は激しい体当たり・タックルで応戦。これ自体はJリーグでも見られたプレーのはずですが、さすがに宮城開催だけあって観戦者から「早くしろ!」などのヤジをたっぷり浴びました。

 旭川実のインターハイ2勝は2015年以来2年ぶり2回目。私が持っている記録によれば、21世紀に入って北海道勢の8強はありません。なお、明日の3回戦では強豪の静岡学園と対戦します。



 リーグ戦が再開したJリーグでは、ホームの札幌ドームで今季最多の33,353人の大観衆が見守る中、札幌が浦和に2−0で快勝しました。浦和は明らかに調子を落としていて叩き時でしたので、これは嬉しい勝利です。

 前半37分、日本代表でもある浦和のDF槙野智章が札幌のFW都倉賢からファウルを受けると、なんと報復で都倉の顔面を蹴るという最低な行為で一発退場(都倉もイエロー)。槙野はずっとイライラしながら、必要以上に激しいプレーしている中での出来事でした。これが日本代表の試合ではなかったのが唯一の救いであるとしか言えません。

 すると浦和のミハイロ・ペトロビッチ監督は、後半開始時に3人の選手を交代、すなわち交代枠をすべて使い切る奇策で勝負に出てきました。これはJリーグ通算1勝10敗という分の悪い作戦なのだそうです(ハーフタイム時点で負けている側が採用する作戦だからという理由もありますが)。

 結果は後半3分すぎに那須大亮が負傷退場し、選手交代もできぬまま11人対9人での戦いを余儀なくされました。しかし札幌は終始慎重に、攻めるときも必ず後方に人数を残して失点しないことを重視したこともありますが、浦和は9人が最高のプレーを見せました。たびたび札幌ゴールを脅かしました。ハッキリ言って、槙野がいたときよりずっと良いサッカーでした。

 さしずめ「9人の勇敢なライオンと1人の負傷者と1人の愚か者」といったところでしょうか。

 ペトロビッチ監督は試合後に解任となりました。まともな采配をする監督に代わったら簡単に勝てる相手ではないので、監督が代わる直前に勝っておいて本当に良かったです。  
Posted by ik1004 at 17:09Comments(4)スポーツ

2017年07月23日

北海が5点差逆転で3連覇!

(南北海道大会決勝)
北   海 003 011 001=6  阪口(2.1)、多間(6.2)−佐藤
東海大札幌 500 000 000=5  高杉(9)−金

 2015年センバツ準優勝の東海大札幌vs2016年選手権準優勝の北海、どちらも甲子園での活躍も記憶に新しいゴールデンカードです。昨夏は北海、昨秋は東海大札幌が勝っていますが、昨秋の北海は甲子園で決勝に残ったためあまりにも準備不足である中での試合でした。

 1回裏東海大札幌、1番浦田純平が粘りに粘って10球目をレフトに運び、さらに好走塁で2塁も陥れます。続く送りバントを阪口皓亮が3塁に送球しますがセーフ。3番鈴木豪太がレフト前にタイムリー。今日4番に入った櫻井太一がバスターで併殺に倒れますが、昨日満塁弾を放っている5番唐川治也が初球をタイムリー、さらに7番金侑馬のタイムリー、8番高杉勝太郎が右中間への2点タイムリー三塁打で計5点を挙げました。

 北海のマウンドは背番号7の最速145キロ右腕・阪口皓亮。昨年は長身ながら線が細くもったいないと思っていましたが、一冬超えて186cm・80kgと14kgの増量に成功しました。しかし制球が甘いためか、直球も変化球も苦もなくはじき返されてしまいました。

 3回表無死1・3塁、昨年甲子園で2本塁打を放っている3番川村友斗がタイムリー内野安打でまず1点、4番佐藤大雅がバントで送って1死2・3塁、5番渡辺佑汰がセンターへ2点タイムリー。さらに四球とヒットで1死満塁とチャンスを広げますが、ここは高杉が踏ん張りました。

 3回裏、1死2塁となったところで北海は早くも背番号9の左腕・多間隼介に継投となります。昨年の甲子園決勝では6回2失点と好投、バットでは今井達也(現西武)から3安打を放った選手です。この回のピンチを難なく切り抜けました。

 5回表、早くも投球数が100球を超えた高杉から8番竹元拓海の犠牲フライで1点を返します。高杉は直球も変化球も低めに外れるケースが多く、北海としては真ん中および高めの球に的を絞って的確に振り抜いてきているようです。多間が完璧な救援を見せているので、点数は負けていても北海ペースに傾きつつあります。

 6回表、1死3塁から川村がライト線へのタイムリー二塁打でとうとう同点! 3回途中から6回までパーフェクト投球だった多間は7回裏に2死1、2塁のピンチは招きますが、後続を断ちました。

 9回表、無死2塁で多間が三遊間を破るタイムリーを放ち、これが決勝点。その裏多間は打球を受けて治療しますが、ひとまずこの試合には影響しませんでした。



 敗れた東海としては、高杉が初回の渡辺への死球でなかなかインコースを攻めきれなくなり外角一辺倒となった上、変化球であまりストライクを取れなかったのが致命傷となりました。8回に自己最速の146キロをマークするなど190球の熱投は見事でしたが、内容としてはかなり不本意な部類に入ると思います。

 勝った北海は堅守が素晴らしく、2回以降は東海に流れを渡しませんでした。打線も甲子園準優勝時の主力がズラリと並ぶ陣容は壮観です。投手陣は阪口がどうにも不安定なうえに、多間もあまり長いイニングを投げられなさそうな感じなので、甲子園でも継投策になりそうです。

 「昨夏の準優勝校」という看板は常について回りますが、どうかそういうプレッシャーに負けず、甲子園を楽しんできてほしいと思います。  
Posted by ik1004 at 16:18Comments(6)高校野球

2017年07月22日

滝川西、19年ぶりの甲子園出場!

(北北海道大会決勝)
滝 川 西 000 001 010 1=3  鈴木(10)−細矢
白樺学園 001 001 000 0=2  牧野(10)−阿部

 両チームとも予想通りエースの連投。滝川西は1回戦で降雨ノーゲーム+再試合の延長戦を経験しており、この時点で鈴木愛斗は計16イニング投げており、さらに準々決勝・準決勝の計18イニングも1人で投げ抜きました。準決勝の旭川大高戦では足をつるアクシデントで制球を乱しながら1失点完投しました。

 連投の今日はストレートの多くが120キロ台にとどまっていますが、球速以上の伸びがあり、絶好調時は体感140キロくらいに感じるほどです。さらにスライダー・チェンジアップを効果的に使い、打撃好調の白樺学園打線に的を絞らせませんでした。

 白樺学園は3回裏、2死3塁のチャンスで1番牧海斗がタイムリー二塁打で先制。6回表に3番主将・堀田將人のレフトオーバータイムリー二塁打で同点に追いつきますが、その裏1死1塁から盗塁、そして2番主将・阿部優人のタイムリーで再び勝ち越し。両キャプテンがチームに勢いを与えます。

 このまま白樺学園の左腕エース・牧野憲伸がスイスイ行くのかと誰もが思った8回表2死走者なしの場面。代打で登場したのは、昨秋は投手として全道準々決勝で先発マウンドにも上がった背番号18の古川侑季。今大会初打席ですが、フルカウントから高めの直球を振り抜き、レフトにスタンドイン! これは小野寺大樹監督の神采配と言うしかない同点弾でした。

 9回裏、鈴木が珍しく先頭打者を四球で歩かせ、バントで送って1死2塁と白樺学園サヨナラのチャンス。しかし「もう決勝で負けるのは御免だ」と言わんばかりに鈴木が踏ん張ります。2−2と同点のまま延長戦へ。

 まだまだ試合は続くのかと思いましたが、10回表に打撃不振だった8番細矢翔平がレフトスタンドにソロホームラン! これまた甘い球で、今日はエースの制球力が勝敗を分けたと言っていいでしょう。鈴木は疲労もある中、最後まで制球が乱れませんでした。



 昨年滝川市でタクシーに乗った時に女性運転手に「滝川市は(駅前の)ボウリング場以外に娯楽がないんですよ」と自虐気味に言われましたが、この甲子園出場で街が活気づくでしょうか。ちなみに兵庫県にある滝川二高校などは「たきがわ」ですが、北海道滝川市は「たきかわ」です。全国ニュースなどでたまに間違えられますが、けっこうイラッときますよね(笑)

 滝川西は19年ぶり3回目の優勝。前回出場の1998年夏は初戦で智弁学園(奈良)に2−6で敗れています。過去春夏3度の出場はいずれも高石克美監督(現・札幌大監督)が率いており、しかも全部近畿勢が相手でしたが、さて今回はどうなるでしょうか。

 卒業生にNPBのプロ野球選手はいませんが、現役女子プロ野球選手の岩谷美里(埼玉アストライア)がいます。野球以外では最近活躍中の女優大政絢や俳優の森次晃嗣らがいます。



(南北海道大会準決勝)
東海大札幌9−4函館工
北海11−4札幌大谷(7回コールド)

 第1試合、東海大札幌の先発・高杉勝太郎の乱調に付け込み2点を先制した函館工でしたが、函館工の好投手・加藤龍之介が今日は不調。制球良く内角を突いて外角の直球・スライダー・カーブで打ち取るスタイルですが、今日は全部高かったです。見せ球のインコース直球をしっかり振り抜かれて投球の幅が狭まりました。

 3回表無死満塁で2年生の4番・唐川治也に逆転満塁弾を被弾するなど、東海大札幌に17安打を浴び轟沈しました。大技・小技を絡めた嫌らしい攻撃が光りました。

 第2試合は北海が1回裏で試合を決めました。準々決勝で駒大苫小牧打線を1失点に抑えた3年生左腕・西澤朋哉が4本のタイムリーを浴びKO。救援した背番号11の1年生右腕・西原健太は準備不足だからか、4つの押し出し四球を与えてこれまたKO。一塁から背番号3の2年生右腕・菊地吏玖が救援してなんとか北海の攻撃を切りました。

 それでも北海は初回だけで打者16人を送り込んで10得点。点差が空いたことで背番号1の2年生右腕・井平光紀にも登板機会が生まれ、そのままコールド勝ちしました。

 明日は13時から東海大札幌−北海による決勝戦です。昨夏は準決勝で北海がコールド勝ちしているだけに、東海大札幌にとってはリベンジカードとなります(追記:昨秋は東海が勝っていますが、夏のリベンジは夏にしたいという意味です)。  
Posted by ik1004 at 17:27Comments(5)高校野球

2017年07月21日

決勝は滝川西−白樺学園に

(北北海道大会準決勝)
滝川西3−1旭川大高
白樺学園6−2旭川龍谷

 第1試合、旭川大高は背番号10の左腕・楠茂将太が先発。支部予選以来の登板となりましたが、初回2死走者なしからもったいない2失点。ストライク・ボールがハッキリしすぎ、死球も多く安定しない投球でした。

 ただし楠茂を先発させたのが失敗というわけではなく、滝川西の鈴木愛斗が非常に良く、旭川大高打線には点を取れる気配がまるでありませんでした。この投球を決勝でも、そして甲子園でも持続できるでしょうか。

 第2試合、旭川龍谷が初回に2点を先制しますが、3投手がいずれも悪く白樺学園打線の勢いをまるで止められませんでした。6−2というスコア以上に、白樺が押していたように思います。

 2年連続決勝進出の滝川西、優勝すれば19年ぶりの甲子園です。春夏合計3度の甲子園出場で、まだ勝利はありません。あと一歩で甲子園が届かなかった昨年、その想いを明日全部ぶつけてほしいです。

 対する白樺学園は2年ぶりの甲子園を目指します。甲子園では2011年に鳥取商に勝った1勝だけですので、そろそろ飛躍してほしい高校です。智弁和歌山との激闘が話題にも上らなくなるような快進撃に期待します。

 明日は南北海道大会の準決勝も行われます。気になる天気は、朝までけっこうな雨が降りそうですが、試合開始時刻には上がっていそうです。あとはグラウンド状態次第ですね。  
Posted by ik1004 at 22:14Comments(0)高校野球

2017年07月20日

春王者・駒苫敗れる

(南北海道大会準々決勝)
東海大札幌10−3北海道栄(7回コールド)
北海2−1函館大有斗
札幌大谷2−1駒大苫小牧

 春季大会優勝の駒大苫小牧と同準優勝の函館大有斗がともに姿を消しました。札幌大谷にとっては2013年秋の決勝で敗れて悔しい思いをした相手に対するリベンジです。

 明日は休養日で、あさっては第1試合(10:30)が函館工−東海大札幌、第2試合(13:00)に北海−札幌大谷という顔合わせとなります。3年連続甲子園出場を目指す北海か、3年ぶりの東海大札幌か、初出場の札幌大谷か、はたまた54年ぶりの出場を目指す函館工か。楽しみなカードです。

 明日は北北海道大会の準決勝が行われます。  
Posted by ik1004 at 20:52Comments(2)高校野球

2017年07月19日

駒苫が札幌第一を返り討ち!

(北北海道大会準々決勝)
滝川西6−1帯広大谷
旭川龍谷10−1釧路北陽(7回コールド)
白樺学園11−0網走南ヶ丘(5回コールド)

 北北海道は3試合とも差がついてしまいました。昨夏の準優勝校・滝川西のエース鈴木愛斗は実質3試合分ほど投げています。このまま決勝に進んだ場合、5試合分投げることになりそうです。

 明日はお休みで、あさっての準決勝は第1試合(10:30)に旭川大高−滝川西、第2試合(13:00)に旭川龍谷−白樺学園というカードです。優勝するのは近年実績のある白樺学園・旭川大高か、お久しぶりの甲子園となる滝川西・旭川龍谷か。世代によって応援するチームが変わるかもしれません。


(南北海道大会1回戦)
駒大苫小牧5−3札幌第一
札幌大谷9−2札幌静修(7回コールド)


(南北海道大会準々決勝)
函館工3−1札幌日大


 秋王者と春王者の激突となった第1試合は、駒大苫小牧が8回裏に1死満塁のチャンスで犠飛・暴投・タイムリーで計3得点を挙げ逆転、粘る札幌第一を振り切って、春季大会のリベンジを許しませんでした。

 第3試合は、1回戦で南北海道大会の最多得点記録を更新する22得点を挙げた札幌日大が、函館工のサイドスローの好投手・加藤龍之介の前に5安打1得点に抑えられ敗れました。加藤のテンポの良い投球の前に、札幌日大は自分たちの打撃ができなかったようです。  
Posted by ik1004 at 21:02Comments(2)高校野球

2017年07月18日

旭川大高が4強一番乗り

(北北海道大会1回戦)
網走南ヶ丘2−0枝幸
白樺学園9−2クラーク記念国際

(北北海道大会準々決勝)
旭川大高6−5武修館(延長13回)

(南北海道大会1回戦)
北海道栄9−8札幌光星
函館大有斗3−1苫小牧中央
北海11−4北照(8回コールド)

 開幕戦を制している旭川大高は、中盤まで劣勢の試合展開も、7〜9回に計5点を入れて同点に追いつき、延長13回に追加点を入れて武修館を振り切りました。2年生の最速143キロ右腕・沼田翔平が3回途中から好救援したのが光ります。旭川大高は、現時点で北海道内で最も甲子園に近い高校となりました。

 昨夏代表のクラーク記念国際は、投手陣が打ち込まれて1回戦で姿を消しました。昨夏の平澤津虎輝(現・愛知学院大)のような安定感あるエースの不在が響いたのだと思います。昨夏のクラークは打線も良かったですが、何と言っても平澤津の安定した投球で勝ち進みましたよね…。

 北海−北照の因縁のカードは、中盤に北照が試合をひっくり返すものの、北照の投手陣が打ち込まれて終わってみれば北海のコールド勝ちとなりました。北海の背番号1・井平光紀はまだ投げていませんが、そういえば現西武の戸川大輔も背番号1なのに全然登板しなかった(2012年秋)のを思い出しました。

 明日の北北海道は準々決勝残りの3試合が行われます。南北海道では秋の覇者・札幌第一と春の覇者・駒大苫小牧が激突します。  
Posted by ik1004 at 20:53Comments(4)高校野球

2017年07月17日

札幌日大、動揺見せぬコールド勝ち

(南北海道大会1回戦)

・札幌日大22−2恵庭北(5回コールド)
 今朝の道新(北海道新聞)を見て仰天しました。日大の森本卓朗監督が91歳の女性を車ではね、腰の骨を折る重傷を負わせて逮捕されたとのこと。どちらに過失があるのかは道新の記事では不明ですが、法律上は運転者側が多かれ少なかれ責任を負うはずです。朝日新聞によれば、森本監督の前方不注意とのことです。

 被害者側が命に別条がなかったことが不幸中の幸いです。これは本当に良かったです。日大は秋場拓也部長を新監督として開幕戦を臨むことになってしまいました。秋場新監督は29歳で、2006年夏に日大山形がベスト8に進出した時に背番号2でマスクをかぶった選手。3回戦の今治西戦では、延長13回裏にサヨナラ犠牲フライを放っています。

 NHKのラジオはどうするのだろうと思っていましたが、秋場新監督が指揮を執ることを淡々と伝えたのみ。そもそも道新では匿名での報道でしたし(朝日は実名)、色々まずかったのかもしれません。

 試合は日大が初回に打者9人で3点、2回に打者16人で10点。3回に3点、4回にも6点を追加して、ドタバタ劇を吹き飛ばす圧勝となりました。私が注目する1番瀬屑綾太は、初回に好走塁で単打を二塁打にし、2回にも先頭打者としてセーフティバントで出塁(記録は失策)、同じ2回にはランニング3ラン本塁打を放ちました。

 敗れた恵庭北は5人の投手が登板しましたが、3番手以降の3人は2年生で、この経験を秋に生かしたいですね。5番手で投げた背番号13の八木海晴は、188cm・89kgと恵まれた体格。今日は登板直後に日大の4番高橋海渡に3ラン本塁打を浴びましたが、これだけの体格ですから、鍛えれば面白いのではないでしょうか。


・函館工7−0江差(7回コールド)
 江差は支部予選で檜山北・函館商・函館ラサールとそれなりに強いところを撃破してきています。一時期けっこう強かった江差が14年ぶりに南北海道大会に帰ってきましたが、同じ函館支部の函館工に完膚なきまでにやられてしまいました。

 函館工の好投手・加藤龍之介はピンチでギアを上げると江差打線はついて行けず、攻めてはけん制で刺される場面などもありながら、持ち味の積極走塁を絡めて3回裏に一挙5得点を挙げるなど、攻め切りました。


・東海大札幌7−0小樽潮陵(7回コールド)
 東海大札幌は3年生エースの高杉勝太郎を温存し、背番号10の3年生右腕・本間拓也が先発。ストレート主体の強気な投球、小樽潮陵としては0−1と1点ビハインドだった3回表の1死満塁のチャンスを何としても生かしたかったところですが、本間の投球が上回りました。

 直後の3回裏に守りのミスも絡んで東海が4点を挙げ、小樽支部予選で3試合連続2ケタ得点の小樽潮陵としてもかなり厳しい試合展開に。東海は5回からは背番号11の左腕・佐藤一希がしっかり抑え、高杉をしっかり温存したまま盤石のコールド勝ちとなりました。


(北北海道1回戦)
釧路北陽2−1中標津
滝川西2−1旭川実(延長11回)
旭川龍谷14−4旭川永嶺(6回コールド)

 昨日6回途中で降雨ノーゲームとなった滝川西−旭川実の試合は、0−0のまま延長戦に突入、11回表に旭川実が1点を入れるも、その裏1死から滝川西が2点を入れてサヨナラ勝ち。滝川西としては嬉しい勝利ですが、2日間で16イニングほど投げるハメになった鈴木愛斗は2試合分消耗することになってしまいました。  
Posted by ik1004 at 16:47Comments(2)高校野球

2017年07月15日

北北海道大会開幕

 昨秋の全道大会準決勝はネットラジオで聴けたのですが、今夏はなぜかAMもFMもネット中継なしで一般のラジオへの放送のみ。なんでやねーん! もはや死語に近いラジカセは持ってますけど、周囲にマンションが多いせいかあまり電波状況が良くないのですよね。特にFMはラジカセをどう動かしても雑音が入ってしまいます。

 それ以上の問題は、(エアコンがないので)家の中の気温が30度を超える猛暑の中、扇風機を強風で浴びると寒い…そしていつものアイスコーヒーではなくホットコーヒーを飲んでいます。これは夏風邪なのでしょうか。左耳の下側(リンパ?)が腫れていて痛いです…。


(北北海道大会1回戦)
・旭川大高4−0江陵
 一昨日、江陵OBの最速154キロ左腕・古谷優人(ソフトバンク)がフレッシュオールスターで2イニングをパーフェクト・3奪三振という活躍で、優秀選手賞に輝きました。

 その江陵、2回までに4安打を放つも攻めきれず、逆に3年生エースの小森翔也は四死球連発で先頭打者を出しまくり。旭川大高打線も毎度おなじみ残塁祭りではありましたが、江陵の守りのミスで送りバントが内野安打になるなどもあって4−0で快勝。

 2年生エースの沼田翔平は、昨夏1年生ながら北北海道大会のマウンドを経験して1イニングを3者連続三振に打ち取るなど活躍した好投手ですが、今日はあまり調子が良くなかったようです。


・武修館11−9遠軽
 第2試合は延長でないのに3時間近いという凄まじい打撃戦。両校合わせて7イニングで得点が入りましたが、すべてが複数得点でした。

 8−5、武修館リードで迎えた8回裏、2死走者なしから武修館は捕球のミス、さらに一塁手がベンチに戻りかけてカバーがいないというミスも重なり、遠軽が命拾いします。6回頭から救援している武修館の背番号10・福士健はノーヒットピッチングを続けていましたが、この守りのミスでリズムを乱したか、ここから遠軽打線の猛攻を浴びて一挙4失点で大逆転。野球の怖さを思い知らされるイニングでした。

 ところが、遠軽は9回頭から3番手として起用した背番号18の2年生右腕・上坂大地が打ち込まれ、武修館が3点を入れて再逆転。昨秋のエースである背番号10の3年生左腕・伊藤遼馬はおそらく不調ということで、代打で出場したもののマウンドに上がらぬまま試合が終わってしまいました。伊藤遼が万全ならまた違った展開になっていたのかもしれません。


・帯広大谷8−0稚内大谷(7回コールド)
 第3試合はかなり期待外れとなってしまいました。稚内大谷のエース左腕・正岡翔也はスタルヒンのスピードガンでも最速140キロ以上をマークしたものの、帯広大谷打線に難なくはじき返されてしまいました。

 のみならず、稚内大谷打線がサクサクと凡打を重ねていき、得点できる気配が全くなし。7回コールドにしても、1時間29分はちょっと早すぎではないでしょうか。う〜ん、残念!

 昨年は前述の古谷をはじめ、お化け投手がゴロゴロいる大会でしたが、今年はそういう存在が不在という影響もあり、全体的に打線が活発なようです。

 さて、明日は旭川の天気が心配です。現段階では9時の降雨量が4ミリとなっており、昼過ぎまで続くので試合の開催が難しい雨量です。  
Posted by ik1004 at 21:28Comments(4)高校野球

2017年07月14日

サラッとファイターズについて書きます

 日本ハムは借金20で前半戦を終了。前半戦を終えてこの数字は、北海道移転後ワースト。首位とのゲーム差23も、2005年(23.5)に次ぐワースト2位です。

 栗山監督いわく「責任を感じている」。この言葉は今年だけでなく昨年も何度となく聞いた言葉です。が、中身がこもっておりません。

 安倍晋三の「国民に丁寧に説明したい」「真摯に反省し」という言葉と同じくらい、嘘くさいセリフに聞こえます。なぜなら、両者ともこれらのセリフを吐いた後も行動に変化が見られないからです。

 ちなみに安倍晋三は10年前の第一次政権時、2007年の参院選で歴史的大敗を喫した直後に「反省すべき点は反省していかないといけない」と発言していますが、何の反省もしないまま病気を理由に退陣したのは周知の通りです。むろん第二次政権以降も反省など一切見られません。



 話がそれてしまいました。私は常々、「負けてもいいから若手を使え」という意見には反対し続けています。ファンに対して…とりわけ年間指定席を購入したファンに対する背信行為に他ならないためです。

 ですが首位楽天と23ゲームも離され、今年の優勝は事実上不可能となりました。3位西武とすら14.5ゲーム差もあります。ある程度、来季を見据えた戦いが許される頃合いになったと思います。

 具体的に言えば、大谷翔平はせめてDHでフル出場できるまでは二軍落ちさせるべきです。結果が伴わないのみならず、全力疾走を怠りマスコミに対する態度も悪い中田翔も二軍落ちさせるべきです。そのうえで、若手の競争を促すべきです。

 中途半端に大谷を一軍で登板させたり、ちっとも打てない新外国人を獲得して好調の松本剛をスタメン落ちさせたり、勝ち試合でも負け試合でも構わず鍵谷陽平を使い潰して二軍行きになってしまったり。栗山采配は迷走を続けています。

 栗山監督は大谷の起用や中田の打順変更を「起爆剤」として考えていたようですが、そのような「付け焼き刃」で何とかなるようなチーム状態ではありません。

 本当に反省しているのなら、来季を見据えて大谷と中田を二軍落ちさせていただきたいです。その結果15連敗しようとも、それは致し方のないことだと思います。



 以上、終わり。明日からは高校野球に集中することにします。  
Posted by ik1004 at 21:47Comments(2)プロ野球