2011年05月29日

ホームランこそ醍醐味

 開幕からセパとも投高打低現象が続いています。言うまでもなく「飛ばないボール」の影響でしょう。

 「野球の醍醐味はホームランではない。ホームランを見ると、無力感に苛まれてしまう。野球の醍醐味はやっぱりランナーとバッテリーの駆け引き。日本人にはスモールベースボールが合っている」

 上記のようなことを延々と書き続けているブログを見たことがあります。たしかに、飛ぶボールの影響で40本塁打以上の選手が激増したり、9番打者がチョコンと合わせたような打球がスタンドインするのは、見ていて悲しいものがあります。

 しかし、今年はだいぶ正常に戻りつつあるのではないでしょうか。今年の本塁打ランキングを見ると、上位にいるのはパワーのある主軸選手ばかり。下位打順のバッターはほとんどホームランを稼げていません。



 本来ホームランは、野球の醍醐味なのです。我々ファンが忘れようとしていた事実が、鮮明に思い出されるようになりました。

 例えば先頭打者がヒットで出塁してキッチリバントで送り、渋いセンター前ヒットでホームイン。効率が良いという代表例にも挙げられる攻撃ですが、これは2安打で1得点、1残塁です。

 しかしヒットで出塁したランナーをバントで送らず、特大ホームランをかっ飛ばしたとしたらどうでしょう? 当然2ラン。2安打で2得点、残塁0という結果になります。

 昨年の試合ですが、2010年4月28日の広島−横浜戦で、カープは天谷の4盗塁を含む7盗塁と走りまくりましたが、打線が全くつながらずに1−2で敗れました。当たり前のことですがホームスチールでない限り、盗塁だけでは点は入りません。

 お断りしておきますが、私は盗塁もバントもエンドランも好きです。しかし、あまりにもホームラン軽視、機動力称賛の風潮が強いことには、相当ウンザリしているのです。



 しっかりと芯で捕らえた打球だけがスタンドインするのであれば、ホームランは見ていて気持ちがよいものです。特に今年は、過去数年と比べると極端な投高打低なので、1本のホームランがガラリと試合の流れを変えるケースも多いです。

 今は新しいボールにバッターが対応しきれておらず、夏場には打者側が巻き返してくるのかもしれません。しかし、今は素直にこの投高打低現象を楽しみたいと思います。

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