2020年05月17日

FF7リメイク シリーズ復権なるか

 4月10日に発売された、プレイステーション4(PS4)版の「ファイナルファンタジー(FF)7 リメイク」の日本国内の売り上げが、発売から3日で100万本を突破したことで話題になっています(出荷本数)。

◇ 凋落したFFブランド

 ちなみに、ナンバリングFFの最新作は2016年11月29日発売の「15」ですが、累計売上はダウンロード版を足しても約102万本にとどまります(ファミ通調べの推定実売数)。そもそも、周囲にFF15をプレーした人なんてほとんど見かけません。私を含め、FFはみなPS・PS2時代で卒業してしまっているようです。

 名作と言われるのは、2001年発売の「10」が最後で、「11」はオンラインなので人を選びますし、「12」と「13」はかなり微妙な出来。それでも、ここまではまだ良かったのです。

 問題は、再びオンライン(MMORPG)となった14作目。中国企業に開発を丸投げしたうえ、納期に間に合うよう厳命した結果、販売元のスクウェア・エニックス(スクエニ)の株価が下がってしまうほどの超絶クソゲーとなってしまい、「FF」ブランドに致命的な傷がついてしまいました。興味のある方は「こちら」をご覧ください。

 この間に我々は社会人になり、ゲームをやる時間が減少してしまった上に、肝心のゲーム内容がこの有様。すっかりファンが離れてしまったのもやむを得ないでしょう。

◇ PS1版FF7は衝撃だった

 PS1版FF7は、私が中学3年生だった1997年1月31日に発売されました。ファミ通調べによれば発売初週で200万本を突破し、最終的に328万本の大ヒットを記録しています。102万本という「15」が(FFにしては)いかに少ない数字か、お分かりいただけるでしょう。

 中学生の私にとっては予算オーバーで、後日友人から借りてプレーしたのですが・・・。一言で言えば「衝撃」。ここまで私にインパクトを与えたゲームは、ほかにないと言っても過言ではありません。

 美麗なグラフィックは、まるで本物の景色を見ているようでした。ストーリーも面白く、グイグイ引き込まれました。音楽も名曲揃いで、今でも作業中などによく聴きます。

 他の方もおおむね同じ評価のようで、リメイクを待ち望む大合唱が至る所で聞かれましたが、実現しないまま時は流れました。「6」は、リメイクではなくベタ移植ではありますが、1999年にPS1に移植されています。しかし「7」はなかなか実現しませんでした。

◇ リメイクが決まった後のすったもんだ

 かねてから噂話はあちこちで聞かれていましたが、正式にリメイクの製作が発表されたのは2015年6月。PS1版の発売から実に18年以上が経過してからのことでした。ゲーム内容未定で「作ります」と言っただけなのに、誰もが狂喜乱舞したものでした。

 ところが、それから3年近くもたった2018年3月に、リメイク版のスタッフを募集する広告が表示されると、各地から「今頃募集かよ」と失笑が漏れました。おまけに雇用形態は契約社員。社内のゴタゴタの噂が常に絶えないスクエニらしいな、と誰もが思ったことでしょう。

 また、1本ではなく複数に分けて発売することに対する批判も強まっていました。スクエニといえば、CD2枚組で発売できそうなサントラをわざわざ2枚に分けて別々に発売するなど、「分作商法」には悪い意味で定評があります。

 難産でしたが、今年2020年4月にようやく発売されたのでした。私の周囲には「15」をプレーした人はいませんが、この「7リメイク」を購入した人は何人もいました。

◇ 3Dが苦手な人はどうするか

 PS1版は背景やキャラクターが3Dである一方、ダンジョンなどは基本的に上から見下ろす視点が多いので、実質的には2Dゲームと称してよいと思います。私も問題なくプレーすることができました。

 しかし今回のリメイク版は完全3D。3D酔いしてしまう私にとっては、PS4本体を持っていないこと以上の大問題なのであります。でもリメイク版はプレーしたい。さてどうしましょうか。

 妙案があります。それは、YouTubeでイベントシーンだけを集めた動画を見ること! ダンジョンや街を移動するから3D酔いするのであって、イベントシーンを見るだけなら問題ないからです。これなら金もかかりませんし。

 この場を借りて言わせていただきたいのですが、なんでもかんでも3Dにすれば良いってものではないと思います。2D版を発売してくれたら、絶対に購入します!