2020年07月31日

コンサドーレはファイターズを超えられるか?

◇ 北海道にファイターズが根付くまでの2年

 2004年から本拠地を北海道に移したファイターズ。この年からパリーグではプレーオフが開始され、ファイターズは一応3位でプレーオフに進出はしたものの、1stステージで西武に1勝2敗で敗退。

 この頃は北海道内のマスコミが必死に盛り上げようとしていましたが、それほどの熱気を感じませんでした。

 翌年は5位に低迷。当時は時間に余裕があった私は札幌ドームに何度も足を運びましたが、混雑とはまったくの無縁。足を伸ばしてふんぞり返って観戦することが可能でした(そんなお行儀の悪いことはしていませんが)。

◇ 転機は2006年の優勝

 しかし2006年はヒルマン監督のもと、開幕から快進撃が続きリーグ優勝。ファンが爆発的に増え、大きなうねりが巻き起こったのはこの時でした。さらに日本シリーズでも中日に勝利して、熱気は頂点に達します。

 2006〜09年の間に3度優勝、3位が1回。「常勝軍団」と言える結果で、この間にファイターズが完全に北海道に根付いたと言えるでしょう。

 しかし、この「優勝バブル」崩壊後に「優勝の翌年はBクラス」というありがたくないジンクスも定着してしまいます。2009年優勝の翌年は4位、2012年優勝の翌年は最下位、2016年優勝の翌年は5位。

 もちろん優勝できないよりははるかに良いのですが、この「一発屋状態」では長期的なチームの強化に成功しているとは言い難いでしょう。

◇ 低迷したコンサドーレ

 前述の2006年、コンサドーレはどうだったか。優勝争いからは早々に脱落し、夏ごろには昇格争いにも絡めなくなり、最終成績はJ2の6位(13チーム)でした。

 チーム数が全然違うとはいえ、J2の6位とリーグ優勝&日本一では、後者のほうを熱心に見てしまうのは自然の成り行きというもの。もちろんそれだけが原因じゃなくて色々な裏事情もあったりするのですが、ともかく道内マスコミの扱いが「ファイターズ>>>コンサドーレ」になっているのは現在に至るまで続いています。

 この時コンサドーレがJ1にいて優勝争いでもしていれば、どうだったでしょうね。

◇ コンサドーレは明確な結果が欲しい

 2016年の優勝を最後に、ファイターズは「常敗軍団」になっています。17年は5位、18年は3位(CSファーストステージで敗退)、19年は5位、そして今年もみじめな最下位争いを熱演しています。

 結果の出ない首脳陣を続投させ、優秀なコーチを切るという愚行を犯す始末、選手の補強にも極めて消極的。もはや球団から勝とうという意思すら見えてきません。

 この間にコンサドーレは、2017年に16年ぶりのJ1残留、18年にACL争いを演じて4位(18チーム)、19年はルヴァンカップで準優勝。今年は再開後にアウェー4連戦という特殊な日程が組まれましたが、2勝2分と無敗で乗り切り期待を持たせる内容です(ホームを含めると3勝3分0敗)。

 しかし、ACL出場権は獲得することができず、ルヴァンカップも優勝することができず、上昇気流ではありますがまだ何も手にしていません。例えばACL出場権でも獲得すれば、低迷が続くファイターズを逆転することも夢ではない・・・かも?