2020年10月26日

伊藤大海が1位指名! 2020ドラフト

ドラフト指名者一覧(日刊スポーツ)

 今ドラフトの投手の目玉、早川隆久(早稲田大←木更津総合高)はヤクルト・西武・楽天・ロッテの4球団による抽選の結果、楽天が交渉権を獲得。野手の目玉である佐藤輝明(近畿大←仁川学院高)もオリックス・阪神・巨人・ソフトバンクの4球団による抽選が行われ、地元阪神が交渉権を獲得しました。

 ハズレ1位では鈴木昭汰(法政大←常総学院高)が2球団による抽選となり、ロッテが交渉権を獲得。昨年最下位、今年も最下位を爆走中のヤクルトはくじ引き2連敗となり、まさに踏んだり蹴ったり。ウェーバー制を採用してほしいとは全く思いませんけれども。

◇ 日本ハムの指名は

 かねてから宣言していた通り、鹿部町出身の伊藤大海(苫小牧駒大←駒大苫小牧高)を1位指名。2013年のドラフトで杉浦稔大をガン無視した日本ハムとしては、北海道移転後は初めて北海道関連選手を1位で交渉権を獲得したことになります(2006年に田中将大を指名して外したことはありますが)。先発もできますが、個人的には抑えとして期待します。

 本来ならもうちょっと伊藤のことを書きたいのですが、どういう風の吹き回しか今年の日本ハムは北海道関連の指名ラッシュでした。

 5位指名の根本悠楓(苫小牧中央高)は同校初のドラフト指名。中学時代の完全試合はあまりにも有名です。6位指名の今川優馬(JFE東日本←東海大北海道←東海大四高)は2014年夏の甲子園では控えで、代打で石川直也(山形中央高、現日本ハム)からヒットを放っています。2018年もプロ志望届を提出していながら指名漏れでしたが、このたびめでたく指名されました。

 北海道関連以外では2位指名の五十幡亮汰(中央大←佐野日大高)が嬉しい指名。今から7〜8年ほど前、たまたまCS放送で中学生の試合を観戦したのですが、五十幡の脚力はずば抜けていました。そこからずっと注目してきましたが、まさか日本ハムに来てくれるとは。代打も悲惨な日本ハムですが、代走要員も泣けてくるほど貧弱。五十幡なら足だけで飯を食えることでしょう。

 少数精鋭(笑)主義をようやく捨てた日本ハムは、今年も育成選手を2名指名しました。育成以外の6人中4人が大学・社会人卒。今年の成績では当然のことでしょう。最近5年間でドラフト指名された高卒選手で、現状戦力になっているのはせいぜい2〜3名、主力はゼロ。もちろん5年以上待てば花開く選手もいるかもしれませんが、そんなに待っていられるチーム状況ではないですね。

◇ 北海道関連の指名

 西武4位指名された若林楽人(駒沢大←駒大苫小牧高)は、前述の伊藤大海の1学年後輩。同じパリーグなので、対戦もありそうです。3拍子揃った外野手で、特に足とパンチ力のある打撃が持ち味。伊藤は甲子園で完封していますが、若林は入学前のため出場していません。高校・大学でともに主将を務めています。

 ロッテ4位指名の河村説人(星槎道都大←白樺学園高)は、白樺からは初めてのドラフト指名。さらに、むかわ町からも初めての指名です(鵡川高から指名された池田剛基は札幌市出身)。甲子園出場経験もある192cmの長身右腕で、最速150キロを誇ります。個人的には先発として期待したいです。

 巨人育成8位では阿部剣友(札幌大谷高)が同校初の指名。200cmの長身左腕で、入団が実現すればドラフト史上最長身選手ということになります。なお、同じ巨人に5位指名された秋広優人(二松学舎大付高)も200cmとのこと。ちなみにドラフト以外では、あの馬場正平(ジャイアント馬場)がいます。

◇ 北海道の大学からの指名

 中日育成1位で指名された近藤廉(札幌学院大←豊南高)は東京都出身。高校時代は目立った実績がないものの、大学時代に花開きました。情報化社会と呼ばれる現代においても「隠し玉」と呼ばれる秘密兵器とも言えるでしょう。札幌学院大からは初めてのドラフト指名で、全然関係ないですが私も合格しましたので母校になっていた可能性がある大学です。

 西武6位指名のタイシンガーブランドン大河(東農大北海道オホーツク←石川高)は沖縄県出身で、アメリカ出身の父を持ち恵まれた身体能力を持つ内野手です。大学時代はリーグの首位打者3回を誇り、たびたび北海道のスポーツ紙を賑わせておりました。

 そのチームメートである中村亮太(東農大北海道オホーツク←千葉経大付高)もソフトバンクの育成8位で指名されています。カタログ上は最速151キロですが、即戦力ではなくまだまだ伸びしろがありそうな185cm右腕です。

◇ 主な指名漏れ選手

 「スポーツナビ」で主な指名漏れ選手として名前が挙がるのは、今夏の甲子園交流試合で登板した片山楽生(白樺学園高)と、大阪府出身の米満凪(北海道ガス←奈良学園大←敦賀気比高)の2人。

 他では上出拓真(国学院大←札幌第一高)も指名漏れ。2016年センバツでは、今年のドラフトの目玉・早川隆久と投げ合って、早川は9回2失点完投、上出は6回3失点でした。先日東洋大を完封したのでワンチャンあるかと期待しましたが、さすがに甘くはありませんでした。

 北海道以外では田澤純一が指名漏れ。あの騒動は一体何だったのでしょうか。

この記事へのコメント
田澤はよく分からないですね。
育成する年齢ではないですし、育成枠にはそぐわないですが、そもそも「田澤を指名対象にしたい」と言い出した球団かその幹部がいるはずで、どこが責任を取るわけでもなく指名漏れ。
やはり田澤はドラフト会議を経ずに自由競争とすべきかもしくは別枠でドラフトすべきでした。
育成でやるくらいなら、来季またアメリカでプレーする場を探した方がいいですからね。
読売が最後指名するのかと思って育成追ってましたが残念です。
Posted by フラワー at 2020年10月26日 22:08
>フラワーさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

考えても詮方ないことではありますが、田澤の獲得を持ち出したのは一体どの球団なんでしょうね。

田澤がドラフト指名されれば諸問題を置き去りにして妥協案での解決になったかと思いますが、指名されなかったことで今後同様の問題が起きないようルール制定が必要ですね。

挙げていただいたように、本来であれば自由競争でいいと思うのですが、今一度12球団で話し合っていただきたいです。
Posted by あいけい at 2020年10月26日 23:55
私からすると、伊藤、若林は希望の星ですね。
若林は実は札幌の高校か駒苫か迷ってたのですよね。ファイターズジュニアだし第一なのかなと思いますが駒苫に来てくれました。
一年の春に駒苫まで練習試合を見に行ったのですが、AチームBチームは遠征に行っていて有望な1年生も遠征に帯同しており居残組の先発投手として投げていたのが若林でした。
それが夏の後の湧別合宿を見に行った時はすでにクリーンナップを打っておりホームランをかっ飛ばしてました。

伊藤もその前の年の湧別で初めて見たのですが、相手の遠軽の大城投手が素晴らしくてそこまでとは思いませんでしたが隣で見ていた嫁さんが伊藤投手良いねと言っていました(笑)
選抜帰りに旭川実業に来ていた時はダブルヘッダーで2試合とも投げさせられていました…夏前に肘をやってしまいました。

両名とも活躍を期待してます。
Posted by tomo at 2020年10月28日 10:05
>tomoさん

こんばんは、コメントありがとうございます。駒苫から一気に2人指名されて、だいぶ賑やかになりましたね。

若林がファイターズジュニアなのは知っていましたが、進学先を迷っていたのは知りませんでした。ファイターズジュニアとパイプの太い札幌第一に行きそうなところですが、よく駒苫に来てくれました。白老から近いことが影響したでしょうか。

1年秋にはもう活躍しておりましたけれど、投手は春まででその後すぐに野手に転向したんですね。

伊藤投手は夏札幌日大に打ち込まれて敗れましたが、あれは連投のせいではなく肘をやったせいでしたか。

湧別まで見に行かれて活躍を間近で見た選手がドラフト指名されるのは嬉しいことですね。若林選手のほうはレギュラー奪取には厚い壁がありますが、頑張ってほしいです。
Posted by あいけい at 2020年10月28日 20:06
あいけいさん、こんばんは
苫小牧駒大の伊藤投手が一位指名されましたね。高校時代から何度か円山や苫小牧で見たことがありますが、非常にセンス溢れる走攻守に優れた選手だと思って見ておりました。大学に入り、報道でもありましたが非常に研究熱心で、「こういう選手がプロに行くんだなぁ」と関心しました。ケガにも度々悩まされたようですが、(高校時代に円山で見た時はセンターを守ってたような…)プロ入り後はケガにはくれぐれも気をつけて長く活躍してもらいたいですね。
Posted by あっち at 2020年10月29日 21:22
>あっちさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

書いていただいたように、やっぱりドラ1で指名される選手は多かれ少なかれ、他人とは違った努力をしていますよね。努力のたまものだと思います。

コメントを拝見して思い出しました。たしかに伊藤投手は高校時代、投げないときはセンターを守っていましたね。センターから救援登板もありました。

同じ道産子ドラ1の杉浦が故障で苦しんでいるだけに、まずは怪我無くやってほしいという思いはありますね。
Posted by あいけい at 2020年10月30日 22:41
夜分遅くお騒がせ致します。又、御無沙汰しています。

駒大苫小牧の伊藤大海投手、懐かしいです。2014年春の甲子園に背番号15のエースとして初戦完封勝ちしたのはよく覚えています。それだけに最上級生で伸び悩んだのが残念でしたが(上から目線でごめんなさい)、ファイターズでの活躍を期待しています。もちろん、ファイターズで言えば東海大四で甲子園出場の今川にも期待しています。千葉県民のマリーンズファンである私(ごめんなさい)としては、白樺学園で甲子園出場の大型右腕・河村にも同様ですが………。
Posted by 杉原シンドラー at 2020年11月03日 22:02
>杉原シンドラーさん

こんばんは、コメントありがとうございます。上から目線とはとんでもないことです。忌憚なきコメントを頂き感謝しております。

マリーンズは地元の早川投手を逃したのは残念でしたが、くじを引いた時点で当たりが残っていなかったので、これはどうしようもなかったですね。

河村投手は個人的見解では、2〜3年後に期待したい投手です。マリーンズの勝利に貢献できるよう願っています。

伊藤投手の3年時は春季大会決勝で北海に14失点していますが、伊藤は4回無安打無失点でした。夏も甲子園出場の北海と準々決勝で当たって、延長13回の激闘の末2−3で敗れています。

その2015年夏は伊藤投手を生で見ることができなかったので、もっとディープな駒苫ファンに見解を伺ったほうが良いかもしれませんが、チームとしての駒苫は伸び悩んだものの、伊藤投手は良かったかなと個人的には考えています。2番手投手になるはずだった某投手が退部してしまい、伊藤頼みになってしまったところがありました。
Posted by あいけい at 2020年11月03日 22:53