わたしは毎日右下のリンク集のブログを徘徊するのを日課にしていますが、その中で気になった記事があったので、身の程を省みずコメントさせていただきます。

専業トレーダー(特にデイトレーダー)になろうという方が大勢おられます。「90%以上の個人投資家が損を出しているといっても、残りの10%を目指して努力すれば良い。」「株価が下がっても空売りで儲ければ良い。」という考えは正しいと思います。


1999年10月から、証券会社に支払う株式売買委託手数料が完全自由化されました。この制度改革とインターネットの普及により、個人専業トレーダーが増えました。これから専業トレーダーを目指す方の多くは1999年以前の株式市場を体験されていないと思います。

株価の暴落はもちろん怖いのですが、もっとも手に負えないのは市場全体の出来高が減ってしまうことだとわたしは体験上思っています。

わたしが言っても全く説得力がないので、データを一つ提示します。

1985年〜現在までの東証一部出来高ワースト10の月(1日平均に換算) 

1992年2月 1億9607万5000株
1993年1月 1億9740万株
1992年1月 2億1748万2000株
1992年10月 2億1872万4000株
1992年12月 2億2728万9000株
1992年7月 2億2770万4000株
1992年11月 2億2773万8000株
1991年8月 2億3138万株
1994年10月 2億3497万1000株
1995年4月 2億3711万株


昨日 19億9292万株
本日 20億3646万株


(苦労して作りましたが、段落がずれてしまっています・・・)


ご覧のように現在の10分の1程度の出来高の日が連日続きました。


この期間の前後は一日の値幅が極端に小さくなりました。当時は翌日の朝刊で持ち株の前日の4本値をチェックするしかなく、日中足チャートなぞは見るすべもありませんでしたが、4本値と個別銘柄の出来高で推定すると、ほとんどの銘柄でバーコードのようなチャートまたは所々に点が散在するだけの寂しいチャートだったと思います。

もちろん一部の材料株・仕手株には売買が集中しましたが、それはそれは熾烈な相場だったと思います。完全なゼロサムゲームの世界です。あなたと違う目的の人は、決して手を出しません。


現在とは環境が全く異なりますが、これから専業トレーダーを目指す方は、これからの長いトレーダー人生の中で、このような出来高が極端に減ってしまう状況が再出現する可能性も想定してみて下さい。


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