1: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:03:31.02 ID:/DC7XgEC.net

ミ-ンミ-ンミンミンウミミ

海未(うう……暑い…暑すぎます…)

海未(…今日は猛暑日とかいうやつですかね)

?「…んん」ゴソッ

海未「ん…?」

絵里「…はらぁ…しょぉ……」ス-ス-

海未「え…?」

絵里「……ボルシチ…」ス-ス-

海未「…」

海未「…」



海未「えええええええええええ!?///」

海未「な、何故絵里が私のベッドに!?し、しかも…」

絵里「…ん~」ス-ス-

海未「は、裸………///」



3: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:07:41.76 ID:/DC7XgEC.net

海未「ひぃええええぁ!?///な、なっなっなぜ絵里が!?///」

絵里「…」ス-ス-

海未「お、落ち着くのです…園田海未…」

海未「すーはーすーはー…」

海未「き、昨日は確か………」モンモンモン

~回想中~

海未『お風呂あがりました』

海未『歯を磨きました』

海未『トイレに行きました』

海未『さあ寝ましょう』

~回想終了~

海未「…私は、普通に寝てます」

海未「で、ですから…え、絵里と一線越えたという可能性は、なさそうですね///」

絵里「…」ス-ス-


4: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:12:35.58 ID:/DC7XgEC.net

海未「ふむ…私はパジャマも…どこも着崩れしていません、ね…」

海未「絵里は裸ですが…」

海未「…寝込みを襲われたわけではない、と」

海未「…そ、そうですよね。絵里がいくら同性愛者で女たらしでセッ○ス中毒といえども、私が寝込みを襲われるなど……」

海未「…」

海未「…」

海未「…」



海未「うわぁぁぁぁぁぁ!絵里!!起きてください!今すぐです!!!」ラブアロ-ビンタァ! バシィ!

絵里「…いった!!!!!!」


6: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:20:42.75 ID:/DC7XgEC.net

絵里「はらぁ……な、なによぅ…」

海未「なによぅ、じゃないですっ!」

絵里「ん…もっかい寝ていいかしら…?」

海未「駄目です!!少なくとも、今の状況を説明するまでは。なぜ、絵里は私のベッドにいるのです?」

絵里「あー…あのねぇ、昨日真姫と喧嘩しちゃってぇ…」

海未「え…!?」

絵里「それでぇ…真姫とえっちするはずだったんだけどぉ…無理だったから…仕方なくー…海未の、部屋に……」

海未「……」

海未「……」ブチッ

海未「…いいからっ…早く布団から出てくださいっ!!!」バッ

絵里「いやぁん!えっち!!」


8: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:29:28.80 ID:/DC7XgEC.net

海未「気持ちの悪い声を出さないでください!」

絵里「気持ち悪いって…」

海未「気持ち悪いです!!!」

絵里「な、なんでそんなに怒ってるのよ…」

海未「この暑い中、無断でシングルベッドに潜り込まれれば誰だって怒ります。加えて、全裸など」

絵里「…ぜ、ぜんら?」

海未「全裸じゃないですか」

絵里「あ、あ…あ、し、しまった…」ガタガタ

海未「…絵里?何かあったのです?」

絵里「じっ、じじじ実は…真姫の……」



ガチャッ


真姫「ああもう…ほんと…イミワカンナイ!!!!エリー!!!でてきなさいっ!!!」


12: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:40:26.73 ID:/DC7XgEC.net

絵里「う、噂をすればなんとか…」

真姫「エリー!あなたどこに行ったかと思えば海未ちゃんのところに逃げ込んでたのね!?」

絵里「だ、だって…真姫がいきなり怒るから…」

海未「お、お二人とも…落ち着いてくださいよ…」

真姫「あれで怒るなって方がおかしいでしょ!?!?」

海未(す、スルー…)

絵里「はらぁ……」グスッ

真姫「だいたいエリーは…」

海未「だから…落ち着いてください!!一体何があったのですが!?」

絵里「…うわーん海未ぃ~!真姫がいじめた~!」ダキッ

真姫「こらエリー!また海未ちゃんに甘える気!?海未ちゃんもなんか言ってやって!」

海未「い、いやあの…喧嘩の原因が分からないものですから…」


14: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 01:56:53.43 ID:/DC7XgEC.net

絵里「そうよそうよ!暴力反対!弱いレズいじめはいけないってロシアのばっちゃんも言ってたわ!!」

真姫「…このっ…早く出てきなさい!」ヒュッ

絵里「当たらんチカ!」サッ

真姫「くっ…」

絵里「逃げるチカ」タッタッタッ

真姫「ああもう!!!止まりなさいよっ!」ダッ

絵里「いやよっ!身の危険を感じるわっ!」

真姫「はぁ!?調子に乗ってると本当に許さないわよ!?」

絵里「いやぁぁぁぁぁ!海未バリア!海バリア!グレートバリアリーフ!!」

真姫「うっさい!!」

絵里「ゴモラ!ゴモラ!死海に還りたまえ!」

海未(私の周りををぐるぐるぐるぐる…このままだと埒があきません…)

真姫「エリーこそ神に裁かれなさいこのアスモデウス!!」

絵里「拒否するっ!」


海未「…二人とも」

絵里・真姫(!)ビクッ

海未「…説明してもらえますか?」

絵里・真姫「は、はい……」


15: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 02:04:53.05 ID:/DC7XgEC.net

海未「そろそろ理由を話してください…真姫、あなたはなぜ怒っているのですか?」

真姫「よくぞ聞いてくれたわね!」

海未「は、はい」

真姫「エリーが…変態だからよっ!!」

海未「へ、変態?」

真姫「私は昨日、とんでもない屈辱を味わったの。ほんと、思い出したくもないけど」

絵里「…別に…そんなに気にしなくても…


17: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 02:07:23.97 ID:/DC7XgEC.net

海未「…絵里、あなたは何をしたのですか?」

絵里「あのね、真姫のね」

海未「はい」

絵里「真姫のね、あそこよあそこ」

海未「あそこ…?」

絵里「あれよ…お尻のね、穴。アナルってやつ」

海未「…」

絵里「…そこにね、ちょっと…入れちゃったのよ。おもちゃを」

海未「…」

海未「…」

海未「えっ」


20: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 02:19:10.11 ID:/DC7XgEC.net

絵里「そんなに気にしなくたっていいのに…ねぇ?」

海未「い、いや…あの…」

真姫「気にするわよ!無断であんなところ弄られたら!…あんたもしかして馬鹿?」

絵里「ばっ、馬鹿じゃないわよ!!」

真姫「馬鹿よ!あんな高度なプレイ…誰がしたいと思うの?」

絵里「えっ…マゾいの真姫?」

真姫「誰がマゾよ!!ともかく、あんなことしたいのなら、風俗にでもいって、どうぞ」

絵里「あんなヤリマン女興奮せんチカ!!それにひきかえ…真姫はどう?素晴らしいレズスメルがぷんぷんしてる」

真姫「…」

絵里「それに…無料だし」

真姫「それが本音ね…エリー最低。どうせ私のこと歩く性玩具としか思ってないんでしょう?」

絵里「そんなことないわ!真姫のことは素晴らしい友人だと思ってる……あ、もちろんセの方じゃないわよ?」


26: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 09:41:27.00 ID:eWHhKyaY.net

海未「ちょっ…ちょっと待ってください!!」

絵里「なに?」

海未「そ、その…え、絵里は…真姫の、お、おしりの、あな、に…///」

真姫「そうよ!エリーは私のアナルを犯したの!これは立派な犯罪よ!」

絵里「犯すだなんて人聞きの悪い…私はただ、真姫に気持ちよくなってもらおうと思っただけよ」

真姫「エリーは黙ってなさい」

絵里「はらぁ…」

真姫「いい?昨日会ったことはこうよ」

海未「は、はい…」


30: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 12:57:17.77 ID:iih8zz7B.net

~昨晩~

真姫「はっ……はっ……///」

絵里「はっ……/// ね、ねぇ真姫…おもちゃ、挿れてもいい?」

真姫「…いい、けど」

真姫(おかしいわね…いつもは挿れる時に聞いてこないのに…)

絵里「よいしょ……」グチュ

真姫「……っ!?/// 痛!?///」

絵里「…はら」

真姫「な、な、あんた……ど、どこに挿れた?///」

絵里「…アナルチカ」

真姫「な、なに挿れた…?///」

絵里「アナルビーズちか…」

真姫「はぁ!?!?」

絵里「!」ビクッ

真姫「あんたなにいきなりアナルにいれてんの!?頭おかしいんじゃないの!?」

絵里「え、う、あ………に、逃げるチカ!」

真姫「あ!ちょ、待ちなさいエリー!!というかこれ抜いてからいきなさいよ!!ちょっと!!」

絵里「バイバイチカ--!」

~~~~~


36: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 14:40:04.01 ID:pTlwxGjG.net

真姫「と、いうわけ」

海未(なるほど…そう考えれば絵里が全裸で私のベッドに潜り込んでいたのにも納得です…まあ…何はともあれ…)

絵里「はらぁ……」ビクビク

海未(大した喧嘩じゃなくてよかったです。いやはや、前みたいに絵里が真姫に浣腸したこととか、SMを強要したこととかに比べれば断然マシですね)

真姫「はらぁ…じゃないのよこのエロシア!!あんたねぇ、反省してんの!?」

絵里「してます…」

真姫「ぜんっぜんしてるように見えないんですけど!?」

絵里「そんなことないわよ…このとーり…」ドゲザ


38: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 15:03:35.63 ID:otShaiXv.net

真姫「土下座すればなんでも許されると思ったら大間違いよ!」

絵里「はら……」

真姫「すごい痛かったのよ!?」

絵里「存じておりチカ」

真姫「しかもあんたがあのままにして逃げたから、私1人で抜いたのよ!?痛かったから一緒にエリーが置いていったローション使っちゃったのよ!?なにプレイよ!?!?」

絵里「それはそれで…興奮するわね」

真姫「…は?」

絵里「新手のオ○ニーみたいで!」チカッ!

真姫「…」ブチッ

海未(はわわ……)


41: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 15:30:41.59 ID:NOGw+y7T.net

真姫「……エリーあなたには、呆れた」

絵里「え」

真姫「あなたは最低で底辺のハラッセオよ」

絵里「はらぁ……」

真姫「だから…」

絵里「…」ゴクリ

真姫「一ヶ月、私とのセッ○スはなし」

絵里「はっ…!?はらはらはらはら!? そそそそんな……わ、私に……死ねというの…?」

真姫「そうはいいつつ、あなた私とできないと女の子見つけてヤってるじゃないの」

絵里「そんなの関係ねぇ!!はいオッパッピー!!真姫との相性が一番いいのよ!身体の!」

真姫「……ともかく、一ヶ月しないから」

絵里「はらぁしょおぅ~……」シクシク


海未(……さて、終わりましたね。まったく朝から騒がしい…早く顔でも洗ってきましょう…)


48: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 21:33:57.20 ID:/DC7XgEC.net

~~~~~~~~~

ザーー

海未(…絵里はシャワーで…真姫は…)

真姫「……」ムスッ

海未(超絶機嫌悪いです……)

真姫「……」モグモグ

海未「あの…な、何食べてるんですか?」

真姫「…梅干し」

海未「へ、へぇ~(絵里の嫌いな食べ物…寄せ付けないためでしょうか?相当根に持ってますねこれ)」

真姫「海未ちゃんも食べる?」

海未「あ、いいんですか?ではおひとつ…」

ピンポーン
ガチャ

にこ「おじゃましまーす」


50: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 22:58:54.41 ID:/DC7XgEC.net

真姫「あ、にこちゃん」

にこ「真姫ちゃんおはよ…何食べてんの?」

真姫「梅干し。食べる?」

にこ「食べるわ」

真姫「あ~ん」

にこ「ん」パクッ

海未「……」

真姫「どう?」

にこ「ん~おいしいわ」

真姫「よかった。初めて漬けたから…ま、市販の漬物のもとでしただけなんだけど」

にこ「ふぅん、すごいわね……真姫ちゃん」

真姫「なに?」

にこ「んーん、なんでもない」チュッ

真姫「ふふっ、そう」チュッ

海未「……」

海未「……」

海未「……」

海未「くっ……」


53: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 23:10:20.33 ID:/DC7XgEC.net

真姫「…?なに、海未ちゃん」

海未「な、なんでもないです」

真姫「ふぅん…そう」

海未「…」

海未(なんでもないわけありません…)

海未(私…園田海未、恋人いない歴=年齢(25歳)……)

にこ「ねぇ、真姫ちゃんもういっこ」

真姫「はい、あーん」

にこ「おいし~♡」



海未(………矢澤にこ、に恋しています)


真姫「…」チュッ

にこ「なによー」

真姫「…別に、キスしたくなっただけ」

にこ「も~真姫ちゃんかわいい♡」


海未(こんな現状ですがね……はは。恋人持ちの人を好きになるだなんて私も物好きですね…)


57: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/10(月) 23:25:03.50 ID:/DC7XgEC.net

ガチャ

絵里「いい湯だったチカ~」

にこ「あ、絵里おはよう」

絵里「にこ、来てたのね。まったく、馬鹿ップルなんだから。朝から人の家に来ちゃうなんて賢くないわぁ」

海未(なっ…!ななななにを言ってるんでしょうかこの露助は…!恋人に会いに来るなんて健気で可愛いじゃないですか!?悲しいですけど…)

にこ「いいでしょっ。別に」

真姫「そうよ。エリーこそ早く恋人見つけなさいよ。もう26でしょ?身を固めたら?」

絵里「いいのよ別に。私はえっちできたらいいんだから」

にこ「最低…」

海未(ううう…こんなやり取り見てると心が痛みます…絵里と真姫は夜な夜な性行為してるというのに…)

海未(でもそれを言ったところで…にこを傷つけるのはいやですし…)

海未(…あ、言ったら私にチャンスが回ってくるのでは?? いや…しかし…にこが悲しむのは……)


海未(あああああ!女々しくて女々しくて女々しくて辛いです!!!何度この葛藤を脳内で繰り返したか!!!)


59: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 00:00:13.26 ID:a8BFe2eT.net

真姫「はぁ…こんな淫乱ロシアはほっといて…にこちゃん今日仕事は?」

にこ「ん~今日は撮影だったかなぁ」

海未「こ、今月の雑誌の撮影ですか?」

にこ「そうよ」

海未(絶っっ対買わないといけません……!にこがモデルとして売れる前から私はずっとずっとファンです…雑誌の切り抜きコレクションがまた増えますね…)

にこ「な、なににやにやしてんの?」

海未「ヴぁ!? なんでもないです…お気になさらず…」

にこ「…ま、いいけど。ねぇ、海未も梅干し食べた?」

海未「いや、まだで…」

にこ「そうなの?じゃあ、はいっ。あーん」

海未「え!?!?!?//////」


62: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 00:23:40.94 ID:a8BFe2eT.net

にこ「はやく、手が疲れちゃうでしょ」

海未「でっででででも……ま、真姫が…///」

真姫「…このくらいで怒らないわよ…」

にこ「ほら…」グイッ

海未「い、いただきますっ!///」パクッ

にこ「美味しいでしょ?」

海未「は、はい…と、とっても…あ、甘いです…///」

にこ(え、酸っぱくない?)

海未(エンダァァァァァ!!/// ああ…おいしい。おいしい。今すぐこのにこの指紋がついた梅干しを吐き出してホルマリン漬けにしたいぐらいです……いえ、この梅干しはありがたく頂戴して!種を…種を植えましょう。来年にはきっと綺麗な花が…//////)


65: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 00:39:34.70 ID:a8BFe2eT.net

絵里「よくそんなもの食べられるわね…」

海未「はい?」

絵里「梅干しとかまずいじゃないの…」

真姫「まずくないわよ。エリーはナトリウム不足なんだから積極的に食べるべきよ」

絵里「…いやチカ」

真姫「ほら食べなさいよ」ググググ

絵里「いやぁぁぁぁぁぁぁ!やめて!!」

真姫「あんまり騒ぐとあんたのアナルに梅干し突っ込むわよ」

絵里「しゃっ、洒落にならないこというのやめなさいっ!!き、昨日のことまだ根に持ってたの!?」

真姫「当たり前でしょ」ググググ

絵里「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」

にこ「…昨日のこと?」

真姫「あ」

絵里「はらぁ」

海未「」


68: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 00:47:18.92 ID:a8BFe2eT.net

にこ「なに?昨日なんかあったの?」

真姫「えっと……」

絵里「あのね、なんていうのかしら…真姫のアn……」

真姫「!?」

海未「っああああああ!!」バシィ!!!

絵里「いった!!!!!!」

海未「に、にこ!あのですね、昨日…真姫がア…ア…アナと雪の女王を観てまして!それで…え、絵里は…けいおんが観たかったらしく…け、喧嘩になりまして…」

にこ「…」

海未「だっ、だから…昨日のこと、というのはその…くだらない喧嘩のことなんですよ!はい!」

にこ「…」

真姫・海未「…」ドキドキドキ

絵里「ハラハラ…」ショ-

にこ「…そうなのね。まったく、あんた達…馬鹿なんだから…」

真姫・海未「…」ホッ


69: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 00:54:39.74 ID:a8BFe2eT.net

絵里「よしっ、そろそろ時間ね」

海未「あ、バイトですか?」

絵里「ガールズハントという名のビジネスよ♡」

海未「……」

真姫「はぁ…ただの配達業でしょ。さっさと行ってきなさい」

絵里「馬鹿ね…思いがけないところに出会いは転がっているのよ。毎日がガールズハントなんだから」

真姫「はいはい」

絵里「もうっ…釣れないわね…いってチカす」

海未「…いってらっしゃい」


70: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 00:59:21.73 ID:a8BFe2eT.net

海未「真姫は今日……」

真姫「ああ、そうだったわ。今日休診の日でね…久々にことりのお店の手伝いに行ってくるわ」

海未「ことりの…アンティーク屋さんですよね?」

真姫「…ええ。会うの久々だから、なんか緊張するわ」

海未「なにを今更…」

にこ「…ねぇ、前から気になってたんだけど…ことりって?」

海未「ああ、ことりは中学からの同級生なんです。高校も、3人同じだったのよ」

にこ「ふぅん…その子、可愛い?」

海未「はい、とても可愛らしいですよ。真姫が言うには女子力?とかいうのが高いらしいです」

にこ「へぇ…」

真姫「妬いてる?」

にこ「や、妬いてないわよっ!」


83: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 08:34:31.62 ID:a8BFe2eT.net

~~~~~
海未「…それでは…今日の稽古は終わりです。お疲れ様でした」

門下生達「「「ありがとうございましたー」」」

ザワザワザワ

海未(ふぅ…今日も終わりましたね…。みんな日に日に剣道の腕を上げています…将来は期待できそうです)

穂乃果「おーい!海未ちゃ~ん!」

海未「どうしたのですか?」

穂乃果「あのね、なんか今日練習に納得できなくて…」

海未「…申し訳ありません。全力を尽くしたつもりだったのですが…」


84: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 08:37:54.54 ID:a8BFe2eT.net

穂乃果「ううん違うよ!海未ちゃんじゃなくて、穂乃果が自分に納得できなかったの!」

海未「と、いうと?」

穂乃果「うーん、スランプってやつなのかな?身体が重たかったっていうか…」

海未「それは…いけませんね…」

穂乃果「うんっ。だから…もし、海未ちゃんが忙しくないんだったら、この後お稽古に付き合ってほしいなぁって…」モジモジ

海未「ふふ…居残り稽古ですか」

穂乃果「だ、駄目?」

海未「駄目なわけありませんよ。穂乃果が納得するまで、頑張りましょう」

穂乃果「ほんとっ…!?やったぁ!」

海未「ではまず……」

海未母「海未さん」


86: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 08:53:20.43 ID:a8BFe2eT.net

海未「お母様…?」

海未母「少しだけお話しできます?急ぎの用なの」

海未「ですが…穂乃果の…」

海未母「少しだけ、駄目かしら」

穂乃果「えと、じゃあ穂乃果、素振りでもして待ってるよ!早く帰ってきてね、海未ちゃん!」

海未母「うふふ…穂乃果さん、精が出ますね」

穂乃果「えへへ…早く海未ちゃんに追いつきたいから…」

海未母「この調子で昇進してくださいね」

穂乃果「はいっ!」

海未「…では…穂乃果、申し訳ありませんが待っていてくださいね」

穂乃果「いってらっしゃい!」


87: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 09:10:17.70 ID:a8BFe2eT.net

海未「…」

海未母「…」スタスタ

海未「あの…お母様?」

海未母「…」スタスタ

海未「話したいことって…急ぎって…なんのことでしょうか?」

海未母「…」スタスタ

海未「穂乃果の稽古を中断するほど…」

海未母「…海未さん」

海未「はい」

海未母「…とりあえず、わたくしの部屋に着いてからにしましょう」

海未「……はい」

海未母「…」


91: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 15:55:58.58 ID:tI2vW0j0.net

海未母「…そこにかけてくださる?」

海未「はい…それで話とは」

海未母「…海未さん」

海未「はい」

海未母「園田道場は…舞踏と武道、両方の道を極めることに特化した道場です」

海未「…存じております」

海未母「それはこれからも変わることなく…続いていきます。分かりますね?」

海未「勿論です」

海未母「…よろしい。ここからが本題です」

海未「…?」

海未母「海未さん、あなたはもう25歳になりましたね」

海未「…」

海未母「そこで…そろそろ、身を固める時期なのではないかと思っています」

海未「…」

海未母「…お見合いの機会を設けました」

海未「えっ」


95: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 17:10:22.22 ID:a8BFe2eT.net

海未母「…海未さんは立派な園田流の跡継ぎです」

海未「はい…ありがとうございます」

海未母「ですが、それも変わりゆくこと…分かりますね?」

海未「…」

海未母「世継ぎ、は必要なのです」

海未「…」

海未母「…園田流と同じような舞踏、もしくは武道の家元の男性と契りを交わすことまでは望みません」

海未「…」

海未母「だから、海未さんが選んだ男性を出迎える気でわたくしはいました。しかし、海未さんは少し…そういったことに、奥手、じゃないかしら。今まで、男性とお付き合いをしたことがないでしょう?」

海未「まあ…」

海未母「…そう思い、今回のお見合いを設けたのです


97: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 17:25:11.44 ID:a8BFe2eT.net

海未「でっ、でも私は…」

海未母「…もしかして、想い人がすでにおられるのですか?」

海未「……………い、え」

海未母「それなら、問題はありませんね。細かいことは、また日を追って伝えますからね」

海未「…はい」

海未母「お稽古を中断してごめんなさい、と穂乃果さんには伝えておいてね」

海未「…」

海未母「…お見合いはそんなに難しいものではありませんよ。多少は緊張しますが…海未さんなら、大丈夫よ」

海未「…は、はい(そ、そういう問題では…)」

海未母「早く穂乃果さんのところに行ってあげてください」

海未「…はい、失礼します」


パタン


海未母「…」


98: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 17:41:21.86 ID:a8BFe2eT.net

穂乃果「やぁーーーーっ、めーーーん!」シュッ

海未「…穂乃果」

穂乃果「あ!海未ちゃん!もー遅いよぉ」

海未「…す、すいません。母からも、ごめんなさいとのことでした」

穂乃果「え、う、うん…べ、別にいいよ(う、海未ちゃんなんか元気ないなぁ…)」

海未「(し、しまった…穂乃果に気を遣わせてしまっています…)さ、さあ!稽古しましょうか」

穂乃果「…う、うんっ!」

海未「素振り、ちゃんとしていたみたいですね。えらいですよ」ナデナデ

穂乃果「えへへ…///」


101: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 18:49:29.08 ID:a8BFe2eT.net



穂乃果「…はぁっ……はあっ……」

海未「…そろそろ休憩にしましょうか」

穂乃果「えーっ、早いよぉ!もっとお稽古したい~!」

海未「やりすぎはよくないです。休憩ではなく、本当ならもう終わりたいぐらいなのですよ?」

穂乃果「…むぅ、分かった。休憩する」

海未「はい、それがいいです」

穂乃果「5分!5分だけだからね!」

海未「げ、元気ですね…ですがせめて10分はとりましょう」

穂乃果「10分もいらないよぉ!」

海未「…穂乃果の身体が壊れてしまうのではないかと、こちらは気が気でないのです。だから、ね、10分にしましょう?」

穂乃果「もー…ずるいよ…///」

海未「はい?」

穂乃果「ううん、10分にしよう、って!」

海未「…? ご、ご理解いただき嬉しいです」


106: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 19:53:39.42 ID:a8BFe2eT.net

穂乃果「ねぇー海未ちゃん」

海未「はい」

穂乃果「なんか元気ないよね?」

海未「そっ、そんなこと……」

穂乃果「あるでしょ!海未ちゃん分かりやすいし…全然隠せれてないよ」

海未「……ほ、ほんとに、何もないですよー?」

穂乃果「…穂乃果の相談にはよく乗ってくれるくせに…こういう時だけずるい…」

海未「………」

穂乃果「…」ムスッ

海未「…分かりました」


108: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 19:59:38.78 ID:a8BFe2eT.net

海未「穂乃果、結婚って、したいと思いますか?」

穂乃果「え?」

海未「あ、えと…私の悩みにはあまり直結していない話題かもしれません。ですが、聞いてみたかったので」

穂乃果「そうなんだ…うーん…結婚、結婚ねぇ…」

海未「…」

穂乃果「穂乃果ね、お母さんや雪穂から『結婚するならちゃんとしっかりしてて、誠実な人じゃないといけないよ』ってよく言われるの」

海未「へぇ…」

穂乃果「なんでかっていうとね、穂乃果がおっちょこちょいで心配だからなんだって」

海未「…ふふっ、それは確かに…」

穂乃果「もー笑わないでよぉ!」

海未「…ふふふ」クスクス

穂乃果「だからね!もし結婚するなら海未ちゃんがいいなって!」

海未「え」


110: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 20:10:16.53 ID:a8BFe2eT.net

穂乃果「ち、違くて…えっと…ものの例えっていうか…結婚するなら海未ちゃんみたいにしっかりしてる人がいいなって!」

海未「あ、そ、そうですよね」

穂乃果「だって海未ちゃんしっかりしてるし!穂乃果のこといっつも支えてくれるよ!」

海未「そうですか…?」

穂乃果「うんっ!お母さんに『海未ちゃんと結婚しようかなー』って言ったら『それなら安心ね』って言われたぐらいだもん!」

海未「ご、ご両親公認ですか…」

穂乃果「だからね…海未ちゃんみたいな人と結婚できるっていうなら…穂乃果にとって、結婚っていうのは幸せなことなんだと思う!」

海未「…穂乃果…な、なんだか照れます///」

穂乃果「えへへ/// 言ってて穂乃果も恥ずかしくなってきちゃったよ~」



112: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 20:19:15.95 ID:DIdcMtM3.net

口からサトウキビ生えてきそう



114: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 20:51:22.89 ID:a8BFe2eT.net

海未「そうですね…穂乃果は今いくつですか?」

穂乃果「今年で16だよ!」

海未「私より約10歳も若いのですね…」

穂乃果「あ、そういえばそうだね」

海未「ですから穂乃果には…きっとこれからまだまだいい出会いがありますよ。そして、私のことなんて忘れてしまいます」

穂乃果「え…」

海未「私も穂乃果に好かれるのはとても嬉しいです。ですがこんなに可愛い人は、私には勿体ないのです」クスクス

穂乃果「…子供扱い…」ポソッ

海未「…え?」

穂乃果「海未ちゃんの馬鹿」

海未「ええ…!?そんないきなり…」

穂乃果「ふんっ…」


119: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 21:07:14.03 ID:a8BFe2eT.net

穂乃果「もーいいよっ!」

海未「…???」

穂乃果「10分経ったからお稽古しようよ」

海未「…何か、怒らせてしまいましたか?」

穂乃果「なんでもないもーん」

海未「そ、そうですか…」

穂乃果「ふーんだ!」

海未(な、なにがなんだかさっぱりです…)


ガラッ


ツバサ「…穂乃果さん!」


120: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/11(火) 21:17:08.56 ID:a8BFe2eT.net

海未「…ツバサ…帰ったのではなかったのですか?稽古はもう終わりましたが…」

ツバサ「だって、穂乃果さんが待ってたのになかなか出てこないから」

穂乃果「ツバサちゃん先に帰ってて良かったのに~」

ツバサ「いいえダメよ。こんな可愛い幼馴染を1人で帰らせて、帰り道に変態さんに襲われたら誰の責任になると思う?そう、私よ」

海未(少々過保護ではないでしょうか?)

穂乃果「も~ツバサちゃんまで穂乃果を子供扱いするの?」プンプン

ツバサ「ツバサちゃん、まで?」

穂乃果「あのね、海未ちゃんが穂乃果のこと子供扱いしてきたから~。もーやんなっちゃうよね!」

ツバサ「…ふぅん」ジロッ

海未「…」ビクッ

海未(な、なんでしょう…?睨まれた?)


134: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 16:05:55.57 ID:GK1AJgW2.net

ツバサ「…穂乃果さん、帰りましょう」

穂乃果「ええ~!?帰りたくないよぉ!まだお稽古の途中だよ」

ツバサ「…ダメよ。確かにお稽古は大事。でも穂乃果には夏休みの課題やお店の手伝いも必要じゃない?」

穂乃果「うっ……そ、それは……」

ツバサ「ね、だからお稽古はここまでよ」ニコッ

海未(な、何故そこで私の方を向くのですか…)

穂乃果「ちぇー…分かったよー」

ツバサ「そうと決まれば帰りましょう。ほら、穂乃果さん早く」グイッ

穂乃果「わわわ!引っ張らないでよ~!じゃ、じゃあ海未ちゃんまたね!今日はありがとう!」

海未「いえいえ。課題や手伝い、しっかりやるのですよ?」

穂乃果「はーい!」


135: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 16:17:17.34 ID:GK1AJgW2.net

海未「…さてと、私も帰りますかね…」

海未「道場の片付けを……ん?」

海未「なんでしょうこれ。ノートのようですが…」ヒョイッ

海未「…交換ノート??」

海未「見るからに穂乃果の落し物ですね…」

ペラッ

《穂乃果:ツバサちゃん!きいてきいて!今日ね!三回も海未ちゃんと話せちゃった!あ~やっぱり海未ちゃんってかっこいいなぁ~!》

《ツバサ:それはよかったわね。でも私とは10回以上話せたはずよ》

《穂乃果:ツバサちゃん!今日はね、海未ちゃんに手を握られちゃった~!ドキドキしちゃったよ!》

《ツバサ:待って、私が手を繋ごうって言った時あなた拒否しなかった?ねぇ》

《穂乃果:きいてきいて!今日はね!海未ちゃんとふたりきりだったんだぁ~!明日も居残りお稽古頼んでみようかなぁ~》




海未「……」

海未「…これは…えっと…」

海未「…み、見なかったことにしましょう」ソットジ


140: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 20:18:16.79 ID:J06S9Vne.net

海未「…こ、このノートは後日穂乃果に届けるとして…」

海未「わ、私は帰りましょうかね。そ、それがいいです」

海未「そういえば今日はにこの雑誌の発売日ですね」

海未(…あそこにコンビニがあります。寄っていきましょう)

海未(…ん?なんだか見慣れた人がコンビニから出てきます…)


真姫「…それなら……みちゃんに…言って……」

ことり「……りだよ……だ……ちゃん…のことが……きだもん……」


海未「…真姫と…ことり?何か買いに来ていたのでしょうか?」

海未「よく聞こえませんでしたが…妙に神妙な面持ちで何か話してましたね…」

海未「…あ、私に気づかず行ってしまいました…」


141: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 20:41:38.58 ID:J06S9Vne.net

~♪ ピョンピョコピョンピョンカ-ワイ-

海未「…?お母様からですね」

ピッ

海未「もしもし」

海未母『海未さん?今お見合い相手のご両親と、細かいことを話しました』

海未「…け、結構いきなりなんですね…」

海未母『善は急げと昔からよく言うでしょう?』

海未(これは果たして善なのでしょうか…)

海未母『そして…相手のお写真を頂きましたが、海未さん自身が見ておいたほうがいいのでは、と』

海未「…見たい気持ちと見たくない気持ちが半分ずつぐらいですが…一応、見ておきたいと思います」

海未母『よろしい、わたくしの言いたいことがきちんと伝わっているようで何よりですわ』

海未「…はい、では…もう一度、実家に向かいます」

海未母『お待ちしていますよ』

ツーツー

海未「……はぁ」


145: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/12(水) 23:36:45.95 ID:J06S9Vne.net

海未「…帰りました、お母様」

海未母「海未さん」

海未「…早速ですが、お写真の方を拝見してもよろしいでしょうか」

海未母「もちろんですよ」スッ

海未「…」

海未(…なるほど、なかなか…清楚系といいますか?いやいやこういった写真だからちゃんとしている…といった場合もありますし…)

海未(というか男性のことをあまり好きになったとこがないので…何を見てイケメンかどうか判断するか分かりませんね…)

海未(とりあえず、会ってみるまで分かりませんね…)

海未「…ありがとうございました」

海未母「海未さん的に、この方どうかしら」

海未「せ、誠実そうで、とてもよさそう、です」

海未母「うふふ…それはよかったわ」


149: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 00:57:16.21 ID:OMaakBi/.net



海未「……なんだか憂鬱です…」

海未「このことは絵里たちに話すべきでしょうか…」

海未「…一応、言っておきましょうかね…」

海未「…」テクテク

海未「はぁ………もう家に着いてしまいました…」


ガチャッ


にこ「……」

海未「…にこ?来ていたのですか?撮影は終わったのですか?」

にこ「……」

海未「…? どうしたのです?帰るのですか?」

にこ「……」

海未「あ、真姫待ちですか…?真姫ならまだ……ことりの店に…」

にこ「……」

海未「でもそろそろ帰って……」

にこ「……で…」

海未「…はい?」


にこ「…話しかけないで!!!」

海未「!?」ビクッ


150: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 01:05:14.67 ID:OMaakBi/.net

海未「え…え、あの、私…なにか…えっと…」

にこ「…っ、うるさいっ!」

海未「…え」

にこ「あんたたちほんとなに考えてんのか全く分かんないわ!!最低ね!!」

海未「ど、どういう…」

にこ「にこがいないところでコソコソやってんじゃないわよ!そういうのが一番嫌いなのよ!!」

海未「こ、コソコソなんて……」

にこ「うるさい馬鹿!!!」

海未「…す、すいません…」

にこ「…もうみんな嫌い…!」

海未「…にこ……その……」

にこ「っ…ごめん、今、混乱してて。何が何だか分かんな、くて…」グスッ

海未「え、ちょっ、ちょっと…」


151: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 01:12:34.68 ID:OMaakBi/.net

にこ「…」グスッ

海未「え、え…!?にこ、な、な、泣いて…!?」

にこ「うっさい……」グスグス

海未「ご、ごめんなさい……」

にこ「…」グスグス

海未「…」

海未「あ、あの……な、何かあったのか、よければ聞かせてください」

にこ「…」グスッ

海未「む、無理にとは言わないし……い、言いたくなければ……いいんです」

にこ「…」グスッ

海未(余計なお世話だったでしょうか……)

にこ「……き、してんのよ……」

海未「す、すいません聞こえませんでした……」

にこ「だからっ……!」


にこ「真姫ちゃんと、ことりがえっちしてたのよ!!!」

海未「………はい?」


156: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 01:28:15.78 ID:OMaakBi/.net

海未「え…?いや?え…?はは、まさかそんな」

にこ「…」

海未「だって真姫とことりとは…む、昔からの友人で…それで……し、信じられません」

にこ「…一番信じられないのはにこよ」

海未「そ、そうですよね……」

にこ「なんなら…今家のなかはいってみれば?
すぐ分かるから」

海未「っ……遠慮しておきます」

にこ「……あっそ…」

海未「……」

にこ「…」グスッ

海未「…あの」

にこ「…なに」

海未「落ち着いたのなら…場所を変えて、少し話しませんか?」


157: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 01:45:21.73 ID:OMaakBi/.net



海未(近所の公園に来ましたが…)

にこ「…」グスッ

海未(な、何を話せば……)

にこ「はぁ……」

海未「…」

にこ「ねぇ、海未は本当に、何も知らなかったわけ?」

海未「…はい、神に誓って、何も知りませんでした」

にこ「…そう、よね。疑ってごめん」

海未「…」

にこ「はーあ、にこって本当に運ない…ここまでくると、笑えてくるわ」

海未「…そ、そんな…」

にこ「…にこ、真姫ちゃんと別れないといけないのかな」


164: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 08:52:45.94 ID:OMaakBi/.net

海未「…それは……」

にこ「…」

海未(そうなると…私的には好展開ですが…でも…)

にこ「それは、なに?」

海未「…あの、これはひとつの意見として受け取ってほしいのですが」

にこ「…ええ」

海未「その、にこの考えは間違えていると思います」

にこ「…」

海未「真姫とことりが…その…そういうことをしていて、いきなり別れる別れないを決めつけるのはよくないことです。にこは、真姫が、好き…ですよね?」

にこ「……まあ、ね」

海未「はい。でも…2人の友人だから肩を持つ、という気は少しもないです。 …しかし、まだ確認できてないことがたくさんありますから」

にこ「…」

海未「…私は、にこと、真姫が別れるというのは、反対です…」

にこ「そっ、か」

海未「…はい」

海未(…これで、よかったんですよね。私は、にこが幸せであることが1番なんですから…)


168: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 18:31:37.92 ID:0RJmgPI4.net

にこ「はーぁ、にこって駄目ね~」

海未「そ、そんなこと…」

にこ「にこね、いつも逃げてばっかりいるのよ」

海未「え…?」

にこ「本当はにこ、アイドルになりたかったのよ。知ってた?」

海未「い、いえ…知りませんでした…。その…あまりにも楽しそうに読者モデルの仕事をしているものですから…」

にこ「…そりゃ、仕事だからうまくやるわよ」

海未「で、ですよね」

にこ「…キラキラのステージで、何十万人のファンの前で歌って踊るのが、夢だったのよ。子供みたいな夢でしょ?これをつい最近まで実現させる気でいたのよ。笑っていいわよ」

海未「…笑いませんよ」

にこ「やっぱ、海未は優しいわよね~」

海未「……その、差し支えなければお聞きしたいのですが…なんでにこはアイドルの夢を諦めたんですか?」


169: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/13(木) 18:42:01.80 ID:0RJmgPI4.net

にこ「そうね……まあ、限界感じちゃって」

海未「…」

にこ「にこって~こんなに可愛いでしょ~?」

海未「はい」

にこ「い、いやちょっとさっきの笑うところよ…?なにまじめにかえしてるのよ」

海未「そ、それは…すいません」

にこ「…ま、それでね。こーんなに可愛いはずなのに、オーディションとか全部受からなくて。ちょっと焦ってた時に街でスカウトされた感じね」

海未「そうだったのですか…」

にこ「…そしたら読者モデルとしてはめちゃくちゃ売れて…皮肉なもんよね。あれだけ、アイドルとしてはダメダメだったのに」

海未「…」

にこ「今じゃCDだしたり、バラエティー番組でたり、ほぼアイドル的存在になれた訳なんだけど……やっぱり、アイドル的であるだけでアイドルにはなれないのよね」


179: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/14(金) 08:48:50.64 ID:5YZDyhTr.net

海未「で、でも!!」

にこ「!?」

海未「にこは、その…確かにモデルかもしれないですけど、わ、私にとって…いいえ、ファンにとってはアイドルっていうか…な、名前の通りみんなをにこにこの笑顔にしてるっていうか…」

にこ「…」

海未「つ、つまり、にこは…その、に、逃げたとか…考えなくていいと思います。こういった形に収まったといえども、素晴らしい人なんですから…それに、い、今からでも十分目指そうと思えば、アイドル、いけると…思いますし…」

にこ「…」

海未(な、なに言ってるんでしょうか私は…///)

にこ「……ぷっ」

海未「!?」

にこ「ふ、ふふっ……海未面白すぎでしょ…」

海未「あ、す、すいませ…///」

にこ「あーでもやっぱり、海未のそういうとこ、元カノに似てるかも」

海未「え…」


197: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 12:57:35.14 ID:h3Lj/eBs.net

海未(もっ…ももももも元カノ!?!?)

海未「そっそそそそそれって…元カノって…誰なんですか?????」ギラギラ

にこ「え、なに怖……」

海未「……はっ! す、すいません…取り乱しましたね」ゴホン

にこ「い、いいのよ別に…」

海未「それで、元カノっていうのは…」

にこ「そうね…まぁ、その人海未に似てるって言ったでしょ?」

海未「はい」

にこ「まぁ…そいつの方が海未より馬鹿っていうか…抜けてるところも多かったんだけど」

海未「…」

にこ「ちゃんとにこのこと見てくれてたし、海未みたいにたまに叱ってくれたりとか、とにかく優しいやつだったのよ」

海未「…では、何故…その、別れてしまったのですか?」

にこ「……子供だったから」

海未「え…?」

にこ「お互いに、子供だったの」


200: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 13:43:04.82 ID:h3Lj/eBs.net

海未「子供って…」

にこ「私はね、そいつのことを世界で一番幸せにしてやりたかった」

海未「…」

にこ「そのために……女同士っていう社会的な ハンデとかをなくそうって思ったのね」

海未「…」

にこ「でもやっぱり、世間からの目は冷たいし、にこには…男の人みたいな力もないでしょ?」

海未「……はい」

にこ「でもね、そういうこと抜きにしてもすごく楽しかったし幸せだったの。だからよね……そいつとは高校の時からモデルとして成功するぐらいまで、長い間付き合ってたの」

海未「そ、そんなに長く…本当に、別れてしまった理由が分かりませんよ……子供とか、関係ないじゃないですか」

にこ「それが、関係あんのよ」

海未「…」


203: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/15(土) 14:22:13.33 ID:h3Lj/eBs.net

にこ「にこさっき、そいつのこと世界で一番幸せにしてやりたいって言ったでしょ?」

海未「…」

にこ「幸せにするものって言われると…ある程度のお金とか、愛情とか…たくさんあるけどね、1番必要なのは…ご両親の祝福よ」

海未「あ…」

にこ「にことそいつは付き合いも長くて、同棲して、形だけでも結婚しようって話になったのよ。そのために、必要不可欠なものでしょ?」

海未「…」

にこ「でも…そいつはね、自分の両親ににこと付き合ってることを言うのをどうしても嫌だっていうのよ」

海未「…」

にこ「それでにこね、ついカッとなっちゃって…喧嘩して、そのまま別れたって感じ。今となれば、もっといい解決策があったんだろうなって思うわ。それに、あいつもあいつなりに、親に言いたくない理由があったのかもなって」

海未「…」

にこ「…ま、こんな感じよ。分かってくれた?」


208: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 15:40:41.63 ID:JXO+/S6a.net

海未「…はい。無理に話させてしまってすいません」

にこ「あー、いいのよ別に」

海未「…その人はいま、何をしてるんでしょうね」

にこ「さぁ、ね。もうかれこれ4、5年あってないから…。あ、子供が好きだったから…保育士とか小児科医の先生とかベビーシッターになってるかもね。子供のお世話する仕事に就きたいって言ってたし」

海未「優しい方なんですね」

にこ「まぁね」

海未「子供って…私はあまり得意ではないですね…可愛いとは思いますが、話が読めなかったりするので」

にこ「にこもそうなのよ。でも、あいつは好きだったからねー。ま、そういうところに引け目を感じてたっちゃあ感じてたんだけど」

海未「え?」

にこ「にことそいつじゃ、普通子供産みたくても産めないでしょ」

海未「なるほど…」


210: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 15:46:30.78 ID:JXO+/S6a.net

海未「…にこは、子供がほしいですか?」

にこ「…べっつにー。可愛いけど、いざ自分に要るか要らないかって言われたら要らないわ。男の人と付き合っても、それは同じかも」

海未「……そうですか」

にこ「ま、弟妹いるし。それで充分というか」

海未「あ…下にいたのですね。だからにこは面倒見がいいんですね」

にこ「でしょ?世界一にこは優しいんだから」

海未「はい」

にこ「もー……だーかーら、真面目に返さないでよ」

海未「…あ、ごめんなさい」

にこ「はぁ……これでも、結構照れるのよ…」

海未「…に、にこも照れるんですね」

にこ「あ、当たり前でしょうが!」

海未「ふふふ…すいません。ならもっと褒めないといけませんね」

にこ「いいわよそういうの!///」


211: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 15:51:15.42 ID:JXO+/S6a.net

カ-カ-カ-

にこ「…話してたら、すっかり夕暮れね」

海未「そうですね…」

にこ「…なんかスッキリしたわ」

海未「え」

にこ「海未にいろいろ話してたら。海未って聞き上手なのね」

海未「い、いえそんな…にこの気が少しでも晴れたのなら幸いです」

にこ「やっさしいわねー。海未ってモテるでしょ」

海未「も、モテませんよ……」

にこ「嘘。にこ少し惚れそうだったもん」

海未「え!?!?!?!?///」

にこ「馬鹿ね。冗談よ。真姫ちゃんいるし」

海未「な、なんだ……」

にこ「……まあ、真姫ちゃんの方は、にこのことどう思ってるか知らないけどね」


213: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 16:31:29.03 ID:JXO+/S6a.net

海未「そ、それは……」

にこ「…別に、そこまでもう気にしてないわ」

海未「…」

にこ「…海未の言う通り、聞いてみないことには変わりないもの。真姫ちゃんを、信じてみるわ」

海未「……やっぱり、にこは優しいです」ボソッ

にこ「ん?なに?」

海未「いえ、なんでも…」

にこ「変な海未ね。 …そうだ、一つだけ、頼みごとしてもいい?」

海未「…? はい、いいですよ」

にこ「じゃあ…真姫ちゃんに…………って、聞いて欲しいんだけど」

海未「そ、んなこと…私が聞いてもいいんですか?」

にこ「…ええ。頼んだわよ」

海未「……はい」


216: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/16(日) 22:19:55.45 ID:BVmY927r.net

~~~その頃~~~~
ブロロロロロロ

絵里「ぴょんぴょこぴょんぴょんか~わい~♪」

絵里「それがエリチカの女子道~♪」

絵里「ふう……」

絵里「……やっぱりにこの曲はいいわね。運転中に歌うことがいつしか楽しみになってる…ふふふ」

絵里「……じゃないわ、えーと…」

絵里「カラオケ店、スーパー、コンビニの…備品の納品は終わったわね」

絵里「最後は……」

絵里「今見えてきた…音ノ木坂幼稚園ね……」

絵里「…」

絵里「…今日も楽しみね」ニヘッ

絵里「……チカ♡ぷり~♪ チカチカ~♪」


223: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 20:44:31.63 ID:QvtmQ9PS.net

キキ-ッ

絵里「着いた…」

ガチャッ

絵里「こんにチカ~備品の納品に……」

幼稚園児A「あ!エリチカだ!!」

幼稚園児B「今日も来た!!」

幼稚園児達「「「「あそぼーー!!!」」」」

絵里「どぅめどぅめ。私は納品にきたのよ」

幼稚園児C「え~つまんな~い」

幼稚園児D「エリチカあそぼーよ!」

幼稚園児E「エリチカいないとさみしいよー!」

絵里「……」

絵里「……」

幼稚園児達「「「「…」」」」ジイッ

絵里「まったく…ちょっとだけよ?」

幼稚園児達「「「「やったあ!!!!!」」」」


224: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 20:51:39.47 ID:QvtmQ9PS.net

絵里「で、なにして遊ぶの??」

幼稚園児F「ぼくサッカーがいい!!」

幼稚園児G「えーおままごとがいい!」

幼稚園児H「ちがうよ!おにごっこ!!」

幼稚園児達「「「「ワ-ワ-!!!」」」」

絵里「こらこら、喧嘩しないのよ?1番最初に出たから…今日はサッカー、ね?明日はまた違う遊びをしましょう?」

幼稚園児達「「「「はーい!!!」」」」

絵里「よしっ。じゃあサッカーね!ボールとゴールの用意をしましょう!」

幼稚園児達「「「「わーい!!!」」」」




凛「………」ムムッ


226: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 21:00:28.11 ID:QvtmQ9PS.net



絵里「はあっ!!エリチカのパワーショットをお見舞いしてやるわ!!!」バシュッ

幼稚園児I「あ!!ゴール決まった!!」

幼稚園児J「でも……」

幼稚園児達「「「「オウンゴールじゃんwwwww」」」」

絵里「あ……」

幼稚園児達「「「「エリチカだっせーwwwww」」」」

幼稚園児K「ちょっと男子~!エリチカはわたしたちのことを思って手加減してくれてるのよ!」

幼稚園児達「「「「あ、そうなんだ…」」」」

絵里「も、もちのろんよ……」

絵里(やばい…素で間違えたとか言えない…)

幼稚園児達「「「「なぁんだ~」」」」

絵里「あ、あはは……さ、さあ!再開よ!」



凛「…おりゃあ!!!!」バシッ

幼稚園児L「あ!エリチカ危ない!頭にボールが!!」

絵里「え…………いった!!!!」ボコッ


227: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/17(月) 21:13:02.65 ID:QvtmQ9PS.net

絵里「くっ……また今日もボールが…」

凛「にゃぁぁぁ!」

絵里「凛、またあなたね!」

凛「そっちこそなんでまたきたにゃ!なんでくるにゃ!」

絵里「仕事だからよっ!」

凛「そのわりにはあそんでるにゃ!!」

絵里「誘われたからよっ!」

凛「さっきから言い訳ばっかだにゃ!言い訳はいいわけ?って園長先生もいってたにゃ!!!」

絵里「言い訳じゃないわよっ!というかなんで凛はこんなに私に攻撃してくるのよっ!」

凛「ムカつくからにゃ!!」

絵里「はらぁ!?!?!?なんでよ!!」

凛「ムカつくからムカつくんだにゃ!!」

絵里「だからそれがなんでって………」





希「こらっ!凛ちゃんまた何しとるん!」


229: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 01:44:34.85 ID:VTtV3gq7.net

凛「希せんせー!」

希「希せんせー!、ちゃうわ!また絢瀬さんにイジワルしたん?めっ、よ?」

凛「にゃあ……」シュン

絵里「やーい、怒られた~」

希「絢瀬さんも!幼稚園児の言うことにムキにならんのよ!」

絵里「はらぁ……」シュン

凛「やーい、怒られたにゃ!」

絵里「だっ、誰が……!」

希「絢瀬さん」

絵里「はい」

希「はぁ……みんな~!遊んでるとこ悪いけど、絢瀬さん仕事やから。今日はバイバイな。ありがとう、は?」

幼稚園児達「「「「ありがとうございました!!」」」」

凛「……」ツ-ン

絵里「あれれ~?凛ちゃんありがとうは~?」

凛「……」ゲシッ

絵里「いった!!!!!」

希「こら凛ちゃん!!」


231: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 02:20:44.89 ID:VTtV3gq7.net



絵里「まったく……」

希「ごめんなぁ。幼稚園児のやることだと思って許したってな?」

絵里「別に…気にしてないわよ」

希「ふふふ。そっかぁ。絢瀬さん優しいなぁ」

絵里「…もー…希って素で私のこと子供扱いするわよね」

希「あちゃ、意識してなかったわ」

絵里「もー…」

希「ごめんなぁ」

絵里「許さない」

希「え~~」

絵里(希と出会って1ヶ月…そう考えるとこの仕事にして正解ね)

絵里(今まで女の子とえっちばっかりしてたけど…希にはそういう感情はないのよね。ただ、一緒にいたいって感じ。彼女に魅力がないわけじゃないのに…不思議ね)

絵里(これが…友達ってやつかしら…なんだかむず痒いわ…)

絵里「……ふふっ」ニヨニヨ


232: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 02:34:24.11 ID:VTtV3gq7.net

希「あー、絢瀬さんまたニヤニヤしてる」

絵里「しっ、してないわよ!」

希「あんなぁ、思い出し笑いする人はエロいんやって」ニヤニヤ

絵里「え、エロくないわよ!!失礼ね!!」

希「…そ、そんなに怒らんでも…」

絵里(希にこの淫らな性生活を明かすわけにはいかない…!!!)ダラダラ

希「…もしかして絢瀬さんって………」


ガラッ


花陽「のっ、希せんせー!」

希「あー、こら、花陽ちゃん。先生のお部屋入る時は失礼しますっていうたやろ?」

花陽「たっ、大変なんです!!」

希「……え、どうしたん?」

花陽「り、凛ちゃんが…!凛ちゃんが…!」グスッ

絵里・希「!?」ガタッ


234: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 07:34:54.70 ID:VTtV3gq7.net

希「凛ちゃん!凛ちゃん!」

凛「……」グッタリ

絵里「な、なんで倒れてるの…」

花陽「あ、あの…あの後、普通にサッカーしてたんです。そしたらいきなりバタンって…」

希「凛ちゃん……」ピトッ

絵里「の、希…凛は…」

希「…体温とか呼吸からして、多分熱中症やな」

絵里「よかった……」

希「それが全然よくないんよ…今日な、園内のクーラーが壊れてて…涼しいところがないん。水浴びさせたり水分補給こまめにしてたのに…」

花陽「凛ちゃん……」

絵里「……ど、どうすれば……」

絵里「……」

絵里「…あ、一つだけあるわ!涼しいところ!」

希「え…?」

絵里「私の車の中!!!!」


241: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 10:50:09.68 ID:wWH+Qvbd.net

絵里「いくわよ!!」ヒョイッ

希「おお…すごいなぁ…こんなに軽々凛ちゃんを…」

花陽「絵里さんかっこいいです!」

絵里「ふふーん、だって軽いもの」

希「でも普通は園児担ぐの難しいもんよ」

絵里(女の子をお姫様抱っこして「あなたは羽根のように軽いわよ」って台詞を言いたいがために一時期筋トレしてたなんていえないチカ…)

絵里「わ、私、力持ちだから!!」

希「へぇ、そうなんやぁ…」

絵里「急ぐわよ!!」ダダダ

希「しかもはやっ……なにものや…」

絵里(女の子からよく刺されそうになるから逃げてるうちに足が速くなったなんて言えないチカ…)


252: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:26:01.67 ID:P3lUbHH5.net



凛「ん……」

絵里「あ、気づいたみたいね」

凛「え…凛……なにして…」

絵里「倒れたのよ。熱中症よ熱中症。気をつけなさい」

凛「……ここどこにゃ」

絵里「私の車の中よ。私の車というか仕事の車だけど」

凛「……」ツ-ン

希「こら凛ちゃん。ありがとうやろ?」

凛「……しーらんにゃ」

絵里「はらぁ…」


ガチャッ


花陽「あ、あの!凛ちゃん大丈夫ですか!?」

凛「かよちん…」


253: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:31:01.44 ID:P3lUbHH5.net

絵里「あら花陽。凛なら大丈夫よ」

花陽「よかった~…」

凛「かよちんを何呼び捨てしてるにゃ!!ちゃんとさん付けするにゃ!!」

絵里「はらぁ!?なんでよ!」

花陽「よ、呼び方なんてなんでもいいよぉ…そ、それに…絵里さんかっこいいし…///」

凛「………なんでにゃ」ムッ

絵里「…」

絵里(これってもしや…)

凛「かよちんなに言ってるにゃ!こんな人カッコよくないにゃ!」

花陽「か、かっこいいよ…?」

凛「そんなことないーー!!」

絵里(…はらはらはら?)

凛「凛の方がかっこいいにゃ!!なぁんでこの人が凛とかよちんの間に入ってくるの!?」

絵里「…」

絵里「ふぅん……」

絵里「なぁるほどねぇ…」ニヤニヤ


254: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 13:46:55.41 ID:P6g1B0XE.net

凛「な、なにニヤニヤしてるにゃ!!」

絵里「いや~こんなところに小さな恋のメロディーが、ね…?」

凛「な、なにが言いたいにゃ!」

絵里「ふふふ~。もう、可愛いんだから…」ナデナデ

凛「にゃぁぁぁぁぁ!?やめるにゃぁぁぁぁ///」

花陽「り、凛ちゃんいいなぁ…///」

絵里「ほら、花陽も」ナデナデ

花陽「えへへ…///」

凛「こ、こらあ~!かよちんに触るにゃ!」

絵里「も~凛もほら」ナデナデ

凛「だからやめるにゃぁぁぁ!///」


絵里(凛ったら…私にヤキモチやいてたのね。かーわいい♡)



257: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 14:03:53.62 ID:8I93DqdQ.net

かわいい


258: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 14:49:45.23 ID:3gdr+MFi.net

かわいい



259: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 16:44:48.57 ID:vSRgEyz9.net

希「あ、そろそろみんなをかえさんと…」

絵里「そうなの?」

希「うん、ここ2時までやから」

絵里「そうだったのね…」

希「絢瀬さん、迷惑ばっかかけてわるいけど…凛ちゃんの家まで凛ちゃん送ってくれへん?うちも一緒に行って、事情説明せなあかんくて…」

絵里「もちろんいいわよ。じゃあ希と凛は私の車で…花陽は?」

花陽「はなよは迎えがくるから大丈夫です!」

絵里「そう、分かったわ。じゃあ…凛と希は行きましょうか」

凛「…不本意だにゃ」

希「凛ちゃん」

凛「…わかってるにゃ。……ありがとう、絵里ちゃん」

絵里「ふふーん、まかせなさい!」



261: 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2015/08/18(火) 18:34:42.85 ID:06iey2te.net

園児が不本意とか言ってたら驚くなw



263: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:07:14.83 ID:kuZVULTW.net



絵里「はい、着いたわよ。ここね?」

凛「うん…」

希「さ、行こ凛ちゃ……」

凛母「凛!」

凛「…お母さん……」

凛母「も~凛ったら心配かけて…電話で聞いた時どんなに焦ったか。元気そうでよかったわ。 …希先生、大変ご迷惑をおかけしました」

希「いえいえ。大事に至らなくて本当によかったです」

凛母「本当にすいません……ほら、凛、希先生にバイバイして?」

凛「希せんせー!バイバイにゃ!」

希「うん、凛ちゃんバイバイ。またね」


バタン


希「……ふぅ。よかったぁ」


264: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:11:59.84 ID:kuZVULTW.net

絵里「お疲れ様、希」

希「はぁ…本当よかった。変なことにならなくて…」

絵里「変なこと?」

希「うん。まあ1番は…凛ちゃんが無事だったことなんやけど。でも…ほら、うちら先生は責任を背負ってるわけやろ?たまーに、親御さんに叱られることあるから……」

絵里「大変なのね…」

希「うちらが叱られるのはいいんやけど、それがきっかけで園児ちゃん達が傷つくところを見たくないん。子供の感情は敏感やから……」

絵里「ほんと、優しいわね」

希「…え?いやいやそんなことないよ~。普通よ普通」

絵里「……ねぇ」

希「ん?」

絵里「よければこの後…食事とかどう?」


265: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:19:09.04 ID:kuZVULTW.net

希「え…?」

絵里「なんか今日大変そうだったし…息抜きの意味で、ね?」

希「あ、それなら…うちが奢るよ。今日たくさん迷惑かけたし」

絵里「え?いやいやいいわよ。そんな意味で言ったんじゃないし」

希「いーや、うちに奢らせて!じゃないと気がすまんの!」

絵里「でも…気がひけるわ」

希「なに言っとるん!というか逆に奢らせてくれんと一緒に食事いかんよ?それでもいいん?」

絵里「そ、それはいや!!」

希「なに必死になっとるんよ~。よっしゃ!じゃあ決まりやね!」

絵里「じゃあ…準備して向かいましょう。今日の…そうね、7時ぐらいからで」

希「りょーかいっ。また連絡するな」

絵里「ええ、待ってるわ」

絵里「……」

希「……」




絵里(めっちゃ楽しみ……!///)


268: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:30:54.60 ID:kuZVULTW.net

~~~~~~~~

海未「はぁ……」テクテク

海未(なんだかんだでにこ…元気なさそうでしたよね…)

海未(当たり前です…恋人が…いわゆる浮気をしてて…)

海未(しかも相手は…ことり、なんですよね。何故ですことり……あなたは私たちの幼なじみで…優しくて…)

海未(というか私はにこが好きですが…真姫と別れて欲しくないのはなんででしょう…)

海未(きっと私が臆病だから、ですよね…はは…)

海未「……あ、そういえば…」ゴソゴソ

海未「穂乃果のノート…どうしましょう」

海未「…やっぱり、早いうちに渡したほうがいいですよね…届けに行きましょう。ちょうどここからは近いですし…」


269: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:37:53.09 ID:kuZVULTW.net



ガラララ

海未「お邪魔します」

雪穂「あ、海未さん!」

海未「雪穂…お久しぶりですね。穂乃果はいますか?」

雪穂「はい、いますよ!今ツバサさんも来てて…2人で課題をしているみたいです!」

海未(それなら邪魔をしないほうが良さそうですが…流石にこのノートを雪穂に渡すわけにも…)

海未「すいませんが…穂乃果を呼んでもらってもいいですか?」

雪穂「もちろんです!………おねぇちゃーん!!海未さんきたよ!」

海未「…ありがとうございます」

雪穂「いえいえ!どうせ今からお姉ちゃんが店番だったからいいんです。じゃあこれで私は失礼します」

海未「はい、ではまた」


270: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 00:45:55.99 ID:kuZVULTW.net

穂乃果「海未ちゃーん!」

海未「穂乃果」

ツバサ「……なんで海未さんがここに?」

海未「ああ…それはですね…忘れ物を届けに来まして……」

穂乃果「え?忘れ物?」

海未「はい。これ、なんですが…」スッ

ツバサ「…!?」

穂乃果「え、こ、これって……///」

海未「…」

穂乃果「海未ちゃん…中身、みた?」

海未「…えっ!?み、みみみ見てませんよ!?」

ツバサ「…」

穂乃果「……ほ、ほんとに?」

海未「見てないですっ!ほほほほんとです!」

穂乃果「ほんと?」

海未「も、ももももちろんですよ!1ページたりとも……」

ツバサ「見たわね」

海未「……」

海未「……」

海未「……はい」


272: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 01:01:38.45 ID:kuZVULTW.net

海未「大変申し訳ありません…悪意はなかったんです…確認しようとしただけなんです…」

穂乃果「…」

海未「で、ですが…内容は全然覚えてないというか…よ、読んだと言っても少しだけなので…」

穂乃果「…」

海未「…」

穂乃果「海未ちゃん」

海未「はい」

穂乃果「穂乃果の気持ち、バレちゃったよね?」

海未「え…?」

穂乃果「この際だから言うね」

海未「…」

穂乃果「あのね、穂乃果、小さい頃からずっと海未ちゃんのことみてた。かっこいいって、思ってたんだよ。それでね、このきゅうってする気持ちはなんだろうって…」

穂乃果「最近、そのことばっかり考えちゃってて……夜も寝れなかったよ。……でも、やっと分かったの!」

穂乃果「……穂乃果、海未ちゃんが好き!/// 大好き!///」

海未「え」

穂乃果「よ、よければそのっ…ほ、穂乃果と付き合ってください!///」

海未「え」





ツバサ「」


277: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 03:05:28.54 ID:kuZVULTW.net

海未「ええええええええ!?」

穂乃果「穂乃果、本気だよ!///」

海未「そっ、それは…本当の意味での…」

穂乃果「う、うん…/// その、手繋いだり、キスしたりって方の、好きだよ…///」

海未「……!?///」

穂乃果「友達の意味じゃないよ?///」

海未「で、ですが…私とあなたは10歳も…」

穂乃果「年の差とか関係ないよっ!穂乃果は海未ちゃんが好きなの!」

海未「…ほ、穂乃果!あなたはまだ学生です!」

穂乃果「そんなの関係ない!穂乃果だって海未ちゃんと恋人になりたいよ!穂乃果のこと子供だと思って簡単に流されちゃうのなんてやだ!!」

海未「わ、私はですね、穂乃果のことを思って…」

穂乃果「穂乃果のことを思ってるならちゃんと話し聞いてよ!!」

海未「え、ええ……!?」





ツバサ「」バタン



280: 名無しで叶える物語(地図に無い場所)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 03:30:27.92 ID:lKc9xap7.net

ツバサさああああああああああああああん



282: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 04:05:26.42 ID:kuZVULTW.net

穂乃果「え…つ、ツバサちゃん!?」

ツバサ「ワチャドゥワチャドゥ…」ボンヤリ

穂乃果「ど、どうしちゃったんだろう…」

海未「さ、さぁ…?」


穂乃果「そ、それで、海未ちゃん…返事は?」

海未「え、えと…」

穂乃果「…」

海未「……すいません穂乃果。考える時間をください」

穂乃果「え…」

海未「今私は…いろいろとしなければならないことがあるのです。それを言い訳にするのではないのですが…私には、ちゃんと考える時間が必要なんです」

穂乃果「…」

海未「穂乃果のことを、子供とか学生とか…そういったこと抜きでもう1度考えます。穂乃果をきちんと愛せるのか、穂乃果と将来幸せになれるか、私は本当に穂乃果が好きなのか……生半可な気持ちで、結論を出したくないのです。ですから…待っていただけますか?」

穂乃果「……うん!待ってるよ!」

海未「ありがとうございます」





ツバサ「」シロメ


288: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 15:30:47.18 ID:S3InyXKS.net



テクテクテク

海未(本当に…今日はいろんなことがありましたね……はは…なんだか笑えてきます…)

海未(しかし…穂乃果が私のことを好き、だなんて……)

海未(ああ…どうしたら…穂乃果は、私の可愛い門下生で…妹みたいな存在で……恋人、という感じではないんですよね…)

海未(い、いいえダメです…ちゃんと年齢のこと抜きで考えると決めたではありませんか…)

海未(なんて考えてたらすぐ家ですね……)


ガチャッ


海未「ただいま帰りました…」

真姫「……あ、海未ちゃんお帰り」

ことり「……海未ちゃん、おかえりなさい!」


292: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 18:31:42.18 ID:qCFGWPZB.net

海未「……っ!」ドキッ

真姫「なに、どうかしたの?」

海未「い、いいえ……その……」

ことり「なぁに?」

海未「い、いや………あ!ことりも真姫ももうお風呂入ったんですね!髪が濡れて………」

ことり「…」

真姫「…」

海未「…」

海未(はっ! …ま、まずいです…気を逸らそうとしたのに変な方向に…これではまるで……ほ、ほんとうに……)

真姫「…今日、ことりの手伝いが忙しくてね、汗かいたのよ。だからシャワー浴びただけよ」

海未「…!あ、あはは…そうなんですか…」

ことり「…うん、疲れちゃったよね~」

海未(ほら…2人もこう言ってますし…や、やはり…にこの勘違いなんですよ。きっとそうなんです……)

ことり「あ…お夕飯準備してあげるね。海未ちゃんお腹すいたでしょ?」

海未「あ、は、はい。それでは…お願いします」

ことり「…うんっ。急いで作るね」



真姫「…」


294: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 19:53:36.54 ID:y9soFZgF.net

ことり「…じゃあ、ことりはキッチンの方行ってくるから」

海未「はい……」

真姫「……」

海未「……」

海未(…真姫、ことり…あなた達を信じたい気持ちはやまやまです…でも……)

海未(あんなにこの顔を見ては…こちらも疑ってしまいます)

海未「はぁ……」

海未「…真姫」

真姫「なに?」

海未「少し、お時間いただけないでしょうか。外で話しませんか?」

真姫「…ここじゃダメなの?」

海未「…ダメです」

真姫「……わかったわよ」


295: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 19:59:24.71 ID:y9soFZgF.net



真姫「…で、マンションの外まで連れ出して何の用?」

海未「…少し黙ってください」

真姫「!」ビクッ

海未「…私は、あなた達を信じています。ですから、あまり怒りたくもありませんし、喧嘩もしたくないです。この点だけを、頭に入れておいてください」

真姫「な、なんの話…?」

海未「いいですか、私が今から聞くことに、正直に答えてください」

真姫「…はぁ?」

海未「……真姫、あなたはにこのことを愛していますか?」

真姫「…」

真姫「当たり前でしょ」

海未「…」

海未「……そうですか」


296: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:05:17.52 ID:NNwAK5vg.net

海未「その言葉は、本当ですね?」

真姫「…本当よ」

海未「…」

真姫「と、というかさっきから何なの?海未ちゃんなんか変よ?」

海未「ちなみにさっきの質問は、にこからのものなんです」

真姫「は…?どういうことよ」

海未「どうもこうもそういうことですよ」

真姫「…イミワカンナイ」

海未「……次は、私から質問します」

真姫「え…」

海未「真姫の答えよう次第で、私は怒るかもしれません。ですが、必ず嘘はつかないでください」

真姫「っ…、…ええ」

海未「…」



海未「……あなたはことりと、セッ○スしたんですか」


298: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:17:06.46 ID:NNwAK5vg.net

真姫「……」

海未「……」

真姫「……ええ」

海未「…っ!」

真姫「…したわよ」

海未「なんで……」

真姫「別に…ことりが寂しがってたから構ってあげたのよ。それだけ」

海未「…」

真姫「なんでバレたのかしらね……まあ、理由はともあれ仕方ないわ」

海未「…」

真姫「…あ、ついでに、にこちゃんには秘密にしといて」

海未「……」

真姫「ほら…にこちゃんにバレたら面倒でしょ?私はにこちゃんのことが好きで、にこちゃんも私のことが好きなんだから…知らない方が幸せでしょ?」

海未「…」

真姫「分かってくれるわよね?」

海未「っ……ふざけないでください!!!」


302: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:28:36.22 ID:y9soFZgF.net

海未「なんで…なんでそんなこと言えるんですか!」

真姫「…」

海未「言っておきますが、にこはこのことを知っていますよ!?」

真姫「えっ…」

海未「にこは真姫のことを信じていたのですよ!?このことを知って尚ですよ!?」

真姫「…」

海未「それなのに…それなのに…」グスッ

真姫「…海未ちゃ……」

海未「泣きたくないです…泣きたくないですよ…そうです…泣きたいのはにこの方です……」

真姫「…」

海未「っ…こんなのにこが可哀想です!!あなたは…あなたは…にこの気持ちを、少しは考えたらどうなんですか!!」

真姫「……」

真姫「…そんなの……海未ちゃんにも言えることじゃない!!」


304: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:35:25.25 ID:NNwAK5vg.net

海未「…え」

真姫「私がことりとどんな気持ちでセッ○スしてたと思ってるの!?」

海未「そ、そんなの…」

真姫「海未ちゃんだって何も分かってないし、人のこと言えない!!人の気持ちを何も分かってないじゃない!!」

海未「わ、私は分かっているつもりです!」

真姫「つもり、じゃ意味ないのよ!ちゃんと理解しなさいよ!!」

海未「…」

真姫「あなた…本当に何にも気づいてないのね!?ことりはあんなに寂しがってたのに!」

海未「…」

真姫「大切な友人と望んでセッ○スしたいと思うの!?ただ寂しいからってセッ○スすると思うの!?」

海未「い、言っている意味が…」

真姫「…ことりは、海未ちゃんのことが好きなのよ!私は、ただその代わりに使われただけなの!」


309: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:41:53.77 ID:NNwAK5vg.net

真姫「もうどいつもこいつも馬鹿ばっかりよ!」

海未「そ、そんな…ことりが私を…」

真姫「こんなくだらない嘘つくわけないでしょ!?」

海未「でっ、でも…そうだとしても…真姫は絵里とだって…」

真姫「…エリーだって最初は海未ちゃんのことが好きだったの」

海未「え…」

真姫「じゃなきゃあんなに猛アタックしてくるわけないでしょ。気づいてなかったの?」

海未「…た、確かにあの頃は…絵里にいろいろ貰ったりして…でも…でも…」

真姫「それで、私は前も代わりに使われたのよ。それがズルズル続いてる」

海未「そ、んな…え、絵里は今も…私のことを?」

真姫「……今は知らないわ。もう流石に好きじゃないでしょ」

海未「……」

真姫「もう勘弁よ…なんでこんな…」


312: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:45:31.54 ID:y9soFZgF.net

真姫「……知らない。私はもう帰るわ」

海未「ま、待ってくださいよ…」

真姫「嫌。しばらく1人になりたいから、今日はマンションの方には行かない。家の方に行くから」

海未「で、でも…まだ…」

真姫「もう全部話したでしょ?」

海未「…」

真姫「もう話すことなんて何もないわ」

海未「…」

真姫「ふふ……笑えてきたわ。もうお終いかもね。私たちの関係も」

海未「…」

真姫「じゃあ…バイバイね、海未ちゃん」




絵里「ただいま!!……何話してるの?」



316: 名無しで叶える物語(聖火リレー)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 20:49:30.97 ID:atlB8Ce7.net

真姫ちゃんにはお仕置きが必要みたいだな



325: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:19:48.41 ID:kuZVULTW.net

真姫「…」

海未「…」

絵里「……ん?どうしたの?」

真姫「別に……私、今日家に帰るから。実家の方の」

絵里「……イヤ」

真姫「は?」

絵里「いーやー!真姫帰らないで~!エリチカ寂しい~~!」ギュッ

真姫「は、離しなさいよっ!」

絵里「ねぇ海未」

海未「はい?」

絵里「今、家に誰かいるでしょ?」

海未「え、ええ…ことりがいますが…」


326: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:25:08.26 ID:kuZVULTW.net

絵里「よしっ!じゃあことりには帰ってもらいましょう!」

海未「ええ!?今すぐですか!?」

絵里「私が上手く言っとくわ」

海未「な、なぜそんなことを…」

絵里「…気分よ!!」

海未(ええ…?)

絵里「で、私今日遅くなるから」

真姫「はぁ!?それなら何もこんなことする意味ないじゃないの!」

絵里「まあまあ…いいじゃない?」

真姫「イミワカンナイ!」

絵里「ほらほら~真姫ももうマンション入ってなさい!風邪ひくわよ!」

真姫「今夏じゃないのよ!ひかないわよ!」

絵里「……」


327: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/19(水) 21:28:03.52 ID:kuZVULTW.net

真姫「ほんと…なんなのよっ!」

バタン


絵里「……ねぇ」ボソッ

海未「はい…?」

絵里「真姫となんかあったでしょ?」

海未「……」

絵里「あったのね」

海未「…はい」

絵里「…別に私は意識してたわけじゃないけど…今日の夜、真姫と2人きりね?」

海未「……はっ!よ、よく考えてみれば……」

絵里「………うーみっ」

海未「?」

絵里「真姫と仲良くね♡」チュッ

海未「ななななななななな!?///」

絵里「うふふ……じゃあ私はことりとお話ししてくるから…またね♡」

バタン


358: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 22:04:09.92 ID:wrLj59x8.net

~~~~~~~

穂乃果「ん~!やっと宿題終わったよ!」

ツバサ「……」

穂乃果「……ねぇねぇ」

ツバサ「……なに?穂乃果さん」

穂乃果「ツバサちゃん…さっきから元気ないよね?どこか具合が悪いの…?」

ツバサ「……強いて言えば、ハートが痛いわ」

穂乃果「ハート…?」

ツバサ「いいえ、なんでもないわ。忘れて」

穂乃果「……うん…?」

ツバサ「……」

穂乃果「……」

ツバサ「…それはそうと、穂乃果さん。さっきはびっくりしたわ」

穂乃果「え?」

ツバサ「まさか…告白するなんて思ってなかった」

穂乃果「えへへ…/// 頑張っちゃった///」

ツバサ「……そうね。よく、頑張ったと思うわ。告白って勇気がいることだもの」


359: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 22:13:06.31 ID:wrLj59x8.net

穂乃果「すごく緊張しちゃったよ~!でも言うなら今しかないっ!…って思って!」

ツバサ「……」

穂乃果「でも海未ちゃんあんなに美人さんだもんなぁ…恋人いたりして…」

ツバサ「……いたとしても、いなかったとしても…自分の気持ちをきちんと伝えた穂乃果さんは立派よ」

穂乃果「…ほんと?」

ツバサ「ええ。すごいことよ」

穂乃果「えへへ…ツバサちゃん今日たくさん褒めてくれる~嬉しいなあ~///」

ツバサ「…そうかしら?」

穂乃果「うんっ!思わず舞い上がりそうだよ~!」

ツバサ「……穂乃果さんは、私に褒められるの、好き?」

穂乃果「うん!大好き!」

ツバサ「それは良かっ……」

穂乃果「海未ちゃんに褒められることの次に!」

ツバサ「」


361: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/20(木) 22:21:31.61 ID:wrLj59x8.net

穂乃果「つ、ツバサちゃん?」

ツバサ「………な、なんでもないわ」

穂乃果「そっかぁ」

ツバサ「…穂乃果さん、私は穂乃果さんのことが好きよ」

穂乃果「ありがとう!穂乃果もツバサちゃんのこと好き!」

ツバサ「海未さんの次に?」

穂乃果「それはそうだけど…でも、ツバサちゃんも1番だよ!」

ツバサ「え…?」

穂乃果「友達として、1番!だってツバサちゃんは穂乃果が大大大好きですっごく大切な人だもん!!」

ツバサ「……ありがとう。嬉しいわ」

穂乃果「えへへ…/// ツバサちゃんもそうでしょ?」

ツバサ「…ええ。だけど…」

穂乃果「?」

ツバサ「……私は、穂乃果さんが言う通り穂乃果さんのことが好き。でもそれは、穂乃果さんが海未さんに思っている好き、なの」


370: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 07:59:45.48 ID:9t0Tjdo7.net

穂乃果「ど、どういうこと…?」

ツバサ「だから、私は穂乃果さんのことが好きってことよ」

穂乃果「え…」

ツバサ「気を悪くしてしまったら謝るわ。でも、言っておきたかったのよ」

穂乃果「…」

ツバサ「でも私、穂乃果さんのことを応援してる。心から、海未さんとうまくいってほしいって思ってるの。本当よ」

穂乃果「…」

ツバサ「だけど…穂乃果さんが勇気を出している姿を見たら、私も頑張らなきゃって。言わないと駄目だって感じたわ」

穂乃果「…」

ツバサ「…ごめんなさい。混乱させたわよね。今日は帰るわ」

穂乃果「…」

ツバサ「…また、お稽古でね」


372: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 08:10:08.06 ID:9t0Tjdo7.net

穂乃果「ま、まって!!」

ツバサ「穂乃果さん…」

穂乃果「待ってよ待ってよっ!!穂乃果バカだから本当に混乱してるけど、気悪くしてないよ!」

ツバサ「…え」

穂乃果「そんなこと勝手に決めちゃやだ!ツバサちゃんのあんぽんたん!」

ツバサ「ご、ごめんなさ…」

穂乃果「謝らないで!」

ツバサ「ごめんなさ…い、いえ、なんでもないわ」

穂乃果「穂乃果嬉しかったよ!ツバサちゃんがちゃんと気持ち伝えてくれて…」

ツバサ「…」

穂乃果「穂乃果が海未ちゃんに告白した後にツバサちゃんが穂乃果に告白するのが大変なことぐらい分かるよ!」

ツバサ「…」

穂乃果「ツバサちゃんのこと、ちゃんと考える!ツバサちゃんの気持ちを無駄になんかしたくない!!だからツバサちゃんも諦めないで!!」

ツバサ「………ぷっ」

穂乃果「へ…?」


374: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 08:15:55.55 ID:9t0Tjdo7.net

ツバサ「諦めないで、ってなによ…」クスクス

穂乃果「え……あ、日本語、変だった…?」

ツバサ「ええ…ふふふ…」

穂乃果「も、もー!笑わないで!///」

ツバサ「ふふ…また国語、教えてあげなきゃね」

穂乃果「…!うんっ!教えて!」

ツバサ「今日はやけに乗り気ね」

穂乃果「へへ…まあね!」

ツバサ「でも…今日は遅いから帰らなきゃ。またね、穂乃果さん」

穂乃果「バイバイ!気をつけてね!」

ツバサ「……それと…私は、穂乃果さんの返事を待ってもいいってことかしら?」

穂乃果「…うんっ。穂乃果、ちゃんと考えるね。だから…待ってて!」

ツバサ「…ありがとう。いつまでも待つわ」

穂乃果「…わたしま~つ~わ♪」

ツバサ「…いつまでもま~つ~わ♪」


穂乃果・ツバサ「…ふふっ」クスクス


378: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 19:29:40.18 ID:9t0Tjdo7.net

~~~~~~

絵里「海未ー!」

海未「はい、なんでしょう」

絵里「ことりに話し付けてきたから、家に送ってあげて?」

海未「えええええ!?私がですか!?」

絵里「ええ、もちろんよ」

海未「い、いやですよ!」

絵里「…なんで?」

海未「そっ、それは………えっと……」

絵里「…ほら、理由はないんでしょ。幼馴染なのに何怖じ気付いてるのよ~」

海未「そういう問題では…」

絵里「おーいことり!海未が送ってくれるって!」

ことり「ほんとー?今行くー!」

海未「」

絵里「じゃ、頑張ってね☆」

海未「うう…」


380: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 19:35:47.12 ID:9t0Tjdo7.net



テクテクテク

ことり「……」

海未「……」

海未(い、いつもならなんてことない沈黙が…とても居心地が悪く感じられます…)

海未(どれもこれも、真姫の話を聞いてからです…)

海未(しかし…本当にことりは私のことが好きなのでしょうか……う…そう考えると余計に…)

海未(とりあえず話しかけないと…)

海未「…こ、ことり…」

ことり「なぁに?」

海未「き、今日は…どんなことをしたんですか?…あ、その、お店の仕事の内容をお聞きしたいと思いまして…はい…」

ことり「んー…片付けしたり、新しい商品のデザインを考えたり…かな?真姫ちゃんも手伝ってくれたの」

海未「そ、そうなんですか…」

ことり「…うん…」

海未「……」

ことり「……」

海未(あああ…会話が続かないです…)


ことり「…海未ちゃん」

海未「え…、あ、はい!」

ことり「あのね、ことりね…」

海未「…」



ことり「ごめんね。さっきの話、聞いてたの」


381: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 19:45:02.87 ID:9t0Tjdo7.net

海未「……っ!?」

ことり「本当にごめんね…あの、何話すのか気になっちゃって…玄関のところで、聞いてたの」

海未「…」

ことり「でも、聞いてて、良かった…良かったよ…」

海未「どういうことですか…?」

ことり「ことり、真姫ちゃんにたくさん嘘つかせちゃった…それに傷つけちゃった…」

海未「え…?」

ことり「そ、れに……海未ちゃんまで怒らせちゃって…」

海未「…」

ことり「止めに入ろうかなって、何回も思ったよ…でも…ゆ、勇気がなくて……」グスッ

海未「お、落ち着いてください! まったく話が読めません……。私が取り乱してしまったことなどどうでもいいのです…嘘ってなんなのですか…傷つけたとはなんなのですか…!?」

ことり「あのね…」

海未「…」


ことり「ことり、真姫ちゃんと、えっちしてないの……」

海未「え……」


384: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 20:07:29.68 ID:9t0Tjdo7.net

海未「え…」

ことり「……」

海未「でっ、でも……真姫だって…にこだって……」

ことり「……ごめんね、信じられないかもしれないけど…ほんとなの」

海未「…い、いえ…私はことりを信じますし…それに、していないにこしたことはないのですから…」

ことり「ありがとう、海未ちゃん…」

海未「はい…では、説明してもらえますか?」

ことり「うん……あのね、あの時は…仕事が終わって、真姫ちゃんの部屋で2人でくつろいでたの」


387: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 20:23:54.50 ID:9t0Tjdo7.net

~~約5時間前~~

真姫「はぁ……疲れた……」

ことり「お疲れ様。いつもお店のこと手伝わせちゃってごめんね?」

真姫「いいのよ。私が好きでしてることだし」

ことり「そう言ってくれると嬉しいなぁ」

真姫「ふふ、気分転換になるし、ことりの手伝いするのわりと好きよ?」

ことり「……あ、ありがとう…///」

真姫「何赤くなってるのよ…」

ことり「な、なってないよ!///」

真姫「はいはい」

ことり「真姫ちゃんったら…」

真姫「ふふふ」

ことり(…はぁ…やっぱり……)ジ-

真姫「…なに?そんなに私のこと見つめて…」

ことり「なっ、なんでもない!」

真姫「あっそ」



ことり(……ことり、真姫ちゃんのこと好きだなぁ…)


392: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 20:51:09.49 ID:9t0Tjdo7.net

真姫「はぁ……ねむ」ゴロン

ことり「今日たくさん動いたもんね」

真姫「あ…でも今日私が夕ご飯つくらなきゃ…」

ことり「なら寝ててもいいよ?ことり、作っとくから…」

真姫「そんなの悪いわよ…ことりも休みなさいよ」

ことり「じゃあ…ちょっとだけことりもお昼寝しようかな…」

真姫「いいわよ。ベッド使っても」

ことり「…ありがとう」ゴロン


真姫「……ふふ、懐かしい」

ことり「…昔はよく海未ちゃんと真姫ちゃんとことりで、こうしてベッドに寝転んでたよね」

真姫「学校帰りとか…テスト終わった午後なんて3人で爆睡してたっけ…」

ことり「真姫ちゃんの家のベッド広かったから、3人寝転んでも広かったなぁ…」

真姫「そんなに広かったかしら?」

ことり「広かったよ…」

真姫「そう考えると…この家のベッドは狭いわね……いや、私たちが成長したのかも」

ことり「そうだねぇ…」


395: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 21:01:04.28 ID:9t0Tjdo7.net

真姫「まぁ…いろいろ変わったわよね…」

ことり「うーん…そうだね」

真姫「ルームシェアも…本当はことりと私と海未ちゃんでやるはずだったのにね」

ことり「あはは…ことりが住めなくなっちゃったから…お店の関係で…」

真姫「それで、その代わりに大学で知り合ったエリーが住んでるのよね。そう考えると複雑」

ことり「絵里ちゃんかぁ…最近なにしてる?」

真姫「…さぁね。まあ、安定した職に就かずにふらふらしてるぐらい?」

ことり「あはは…相変わらずだね」

真姫「将来が心配よ…恋人もいないみたいだし」

ことり「恋人……」

真姫「あ……もしかして、ことりはいたりするの?」


396: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 21:50:15.04 ID:9t0Tjdo7.net

ことり「まさかぁ…いないよ」

真姫「…そうなの?ことり可愛いから…いるかと思ってたわ」

ことり「やめてよそんな…」

真姫「じゃあ…好きな人、とかは?」

ことり「えっ!?」

真姫「あ、その反応はいるのね?」ニヤニヤ

ことり「いっ、いないよ!」

ことり(まさか真姫ちゃんだなんて言えないし…)

真姫「嘘、絶対いるでしょ。私の知ってる人?」

ことり「ま、まあ、そう、だけど…」

真姫「知ってる人…誰かしら?というかここまできたらいいなさいよ」

ことり「えっ、あ、あの…その…」

真姫「だれ?」

ことり(ど、どうしよう…真姫ちゃんが知ってる人っていうか真姫ちゃんなのに…)

真姫「はやく」

ことり「その……う、海未ちゃん…」

真姫「え…?」


399: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 22:24:05.44 ID:9t0Tjdo7.net

ことり(と、とっさに嘘ついちゃった……どうしよう…)

真姫「へぇ…そうだったの…」

ことり「う、うん…」

ことり(どうしよう…ここまで来たら引き返せないよ…)

真姫「まさか海未ちゃんだっただなんて…」

ことり「…」

真姫「なんだかすごいわね…私ってもしかしてお邪魔だったのかしら…」

ことり「…っ!そ、そんなことない!」

真姫「な、なに本気になってるのよ…冗談よ…」

ことり「あ、そ、そうだよね~…ご、ごめんね」

真姫「別にいいわよ…」

ことり(なんか…もう心痛い…こんな嘘つくんじゃなかった…)

ことり「…」グスッ


404: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 22:43:24.35 ID:9t0Tjdo7.net

真姫「…ことり!?」

ことり「う、あ…な、なんでもないの…その…ごめん…」

真姫「ほんとに…?」

ことり「う、うん…ほんとだよ」

真姫「そんな訳ないでしょ…ほら、おいで」

ことり「え……」

真姫「…」ギュッ

ことり「…っ」グスッ

ことり(真姫ちゃんの優しさが逆に辛いよ…こんなことなら真姫ちゃんのことが好きだって素直に言えばよかった……)

真姫「まったく…海未ちゃんが鈍感だからいけないのよね?」

ことり「ち、ちがっ……」グスッ

真姫「誤魔化さなくていいわよ…まぁ…私も海未ちゃんみたいな人好きになったら大変だったと思うけど。にこちゃんとは真逆のタイプだから……」

ことり「……」グスッ

ことり(そうだよ…真姫ちゃんにはにこちゃんがいるのに…余計に辛いよ……こんなの卑怯だよ…)


411: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 22:58:35.48 ID:9t0Tjdo7.net

真姫「でも…にこちゃん最近ちょっとおかしいのよ…」

ことり「え…?」

真姫「なんか…目移りしてるっぽいというか。浮気してるっぽいというか」

ことり「…」

真姫「…海未ちゃんとの雰囲気が怪しいのよ」

ことり「そ、そんなこと…」

ことり(あるはずがないよ…だって海未ちゃんと…?ありえない…)

真姫「なんとなく…2人の距離が近い気がするのよね」

ことり「……」

真姫「私も…まあ、エリーと関係持ってるし…とやかくは言わないけど…」

ことり「で、でもにこちゃんが浮気するはずないよ…!にこちゃんは正直な人だし、真姫ちゃんだってこんなに魅力的なのに、浮気する理由がないよ……」

真姫「そう、かしらね……まあ……」


ガタッ


真姫・ことり「!?」

にこ「あ、あんたたち…」


413: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:06:59.79 ID:9t0Tjdo7.net

にこ「……っ!」ダッ


バタン


真姫「に、にこちゃ……」

ことり「どうしよう……こんな体制してるの見られたら…」

真姫「…明らかに誤解されてそうね……あの感じだと会話は聞こえてなかったみたいだし余計にやばい…」

ことり「お、追いかけて事情を説明しなきゃ!」

真姫「…待って」

ことり「え…?」

真姫「このまま、誤解させておいた方がいいんじゃない?」

ことり「な、んで…?」

真姫「…まず、このことをにこちゃんが誰に相談するか……それが海未ちゃんだったとしたら?」

ことり「そ、それは…」

真姫「浮気は決まったようなものじゃない?浮気じゃなかったとしても、なにかしら深い関係性がありそうだし…」

ことり「…」

真姫「…それに、もう一つ。この話が海未ちゃんに回った時、海未ちゃんがどんな反応するかってことよ」


414: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:11:58.98 ID:9t0Tjdo7.net

ことり「…そんな試すようなこと……」

真姫「海未ちゃんってなかなか素直にならないけど…流石にここまできたらそれなりにリアクションとるでしょ。ことりに対してどう思ってるか…分かるかもしれないわ」

ことり「でも……」

真姫「それに、私にことりが無理矢理抱かれたとかって…海未ちゃんは思うはずよ。同情もひけるかもしれないし」

ことり「い、いけないよ…そんなこと……それに…真姫ちゃんが…」

真姫「…別に、いいわよ。なんかことりに協力したくなっただけ」

ことり「……」

真姫「ほっとけないのよ…友人のことを」

ことり(でも流石にこれは……)

真姫「…どうなるかしら、楽しみね」


~~~~~~~~~~


415: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:18:36.31 ID:9t0Tjdo7.net

海未「そ、そんなことが……」

ことり「…だから…ほんとにえっちはしてないの。でも…ごめんね、海未ちゃん。道具みたいに使っちゃって…」

海未「い、いえ…別にいいのですが…」

海未(にこが私に浮気…?ありえませんよ…何故真姫はそんなことを…?もしや……)

海未「私がくっつきすぎた……!?」

ことり「う、海未ちゃん…?」

海未「な、なんでもないです。こちらの話です」

海未(だとしたら…にこには飛んだ濡れ衣を…)

海未「…ことり」

ことり「…」

海未「…教えてくださってありがとうございました。迷いますが…やはり、このことはにこにも伝えようと思います」

ことり「…うん」

海未「それと」

ことり「…え?」

海未「ことりが、私のことが好きだと嘘をついたのは一向に構いません。ですが……真姫に気持ちを偽り続けるのはどうかと思います」

ことり「…」

海未「…これ以上は言いませんが…応援はしています。頑張ってください」

ことり「……うんっ」


416: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:28:22.52 ID:9t0Tjdo7.net

~~~~~~~~~~~

絵里「かんぱーーい!」

希「ちょっ…絢瀬さんここ飲み屋やないんだからもうちょっとボリューム下げよ?」

絵里「あら、ごめんなさい」

希「…すごく浮かれとるね?」

絵里「ふふふ~分かる?」

希「んふふ~……普通に分かるわ。いやどうしたん?そんなに浮かれて」

絵里「君とお酒が飲めるからさ」パチ-ン

希「はは…もう酔っとるんかいな…絢瀬さんお酒すごい弱いんやないの?」

絵里「失礼ね。まだ酔ってないわよ…というかその、絢瀬さんってのやめて。名前で呼んでよ。私も希って呼んでるのに」

希「ん~…だってうち、絢瀬さんの下の名前知らんし」

絵里「絵里よ、絵里。お絵描きの絵に里親の里親、で絵里」

希「ふぅん…いい名前やね。てっきり園児達が呼んでるエリチカが本名かと思ってたわ。外人さんっぽいし」

絵里「エリチカはあだ名みたいなもの。小さい頃おばあさまがそう呼んでたのよ~って教えたら皆が呼ぶようになっちゃって」

希「そうなんや…じゃあうちは……えりち、って呼ぼうかな?」

絵里「…えりち?」


418: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:39:51.97 ID:9t0Tjdo7.net

希「うんっ。普通に名前呼ぶよりかわいいやろ?エリチカからもちょっととってるし…」

絵里「まあ…いいんじゃないかしら。初めてよ、そんな風に呼ばれるの」

希「あら、そうなん?うち名付け親?」

絵里「ええ、そういうことになるわね…。よし!じゃあ命名記念にワイン開けちゃおうかしら!」

希「なに言ってるん…どうせ最初から開けるつもりだったんやろ」

絵里「あ、バレた?」

希「…まあ~、うちにも飲ませてくれるんならしょうがないから開けてもええよ」

絵里「…ふふ、じゃあ飲んでいただけるかしら?」

希「しゃーないなぁ…」

絵里「よし!赤ワイン開けちゃうわよ!」ポ-ン

希「すごいはしゃぎよう…明日は間違いなく二日酔いやね」

絵里「何言ってるの!後先考えてたらお酒が不味くなるだけ!飲みまくるわよ!」

希「はいはい」



420: 名無しで叶える物語(わたあめ)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:44:38.83 ID:5ThimVm9.net

長くなってるので勝手に整理してみたよ

海未:25歳。道場の師範代。母からお見合いを進められており断りきれない。
道場の生徒である穂乃果から告白される。
昔からにこが好き。

真姫:お医者さん。にこと付き合っているが絵里とは数年前からセフレ。にこはこの事を知らない

絵里:配達業。真姫とはセフレ。以前は海未の事が好きだったが今は性欲を持て余すレズ。
今は希にお熱だが本人は友情だと思っている

にこ:アイドルに挫折し今はモデルとして成功。真姫と付き合っている。過去に希と付き合っていた(?)

ことり:アンティーク店勤務。海未と真姫とは中学からの幼なじみ。真姫が好き

希:音ノ木坂幼稚園の先生。にこの元カノ(?)

凛ちゃん:希の受け持つ園児。花陽が好き。絵里に敵対心を持っている。

花陽:希の受け持つ園児。絵里に憧れている。

穂乃果:今年で16歳。園田道場の門下生。海未のことがずっと好きで遂に告白。

ツバサ:穂乃果の同級生、穂乃果の事が好き。勇気を持って海未に告白した穂乃果を見て自分も穂乃果に告白する



422: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:48:37.02 ID:9t0Tjdo7.net

>>420
うお、すごい。ありがとう



421: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:46:16.78 ID:9t0Tjdo7.net

絵里「…~♪」ゴクゴク

希「えりちお酒案外強いなぁ…さっきからずっと飲んでるのに…」

絵里「まぁね♪ ロシアの血のせいかしら?なんちゃって」

希「あ、やっぱり外国の血入ってるんね。純日本人じゃないとは思ってたけど」

絵里「ええ、お祖母様がロシア人なの。クォーターよ」

希「お~!なんかかっこええ!」

絵里「ふふ…ありがとう」

希「ん~やっぱりご飯食べにきとって正解やったね。えりちのことたくさん知れたし」

絵里「……なっ、なにをこっぱずかしいことを……!私のことならいくらでも教えるわよ…!」

希「ん~そうやなぁ、じゃあ…彼氏さんとかいるの?」

絵里「彼氏……?ああ、彼氏はいないわよ。というか作る気もないわね。私、女の人しか好きになれないから」

希「へぇ~!そうなんや」

絵里「えっ…驚かないの…?」


423: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/21(金) 23:55:43.37 ID:9t0Tjdo7.net

希「うちもなぁ…えりちみたいにすっぱり言えてしまえばええんやけど…」

絵里「え…?まさか希もこっちの…」

希「んーどうなんやろ。でも、昔付き合ってた人が女の人ってぐらいで…自分のなかで確信はないんだけどなぁ」

絵里「そ、そうなの…?ち、ちなみに今は?」

希「ん?」

絵里「だ、だから…付き合ってる人、とか」

希「あーおらへんよ。最近まーったく、ご無沙汰よ」

絵里「よかった……」ホッ

絵里(あれ…?安心してる…?なんで…?)

希「もーよかったってなんよ!こっちは深刻な問題なんやから茶化さんといて!」

絵里「あ、ご、ごめんね?」

希「ま、ええわ。えりちもおらんのやから。お揃いやお揃い」

絵里「えーなにそのお揃い。嫌ねぇ…」

希「ほんとやわ…洒落にならんわ…」

絵里「…ふふふ」クスクス

希「まあ…未練捨て切れんっていうのが本音なんやけどな…」ボソッ

絵里「え?何か言った?」

希「んーん!なんでもない!…さ!のものも!」

絵里「…ええ!そうね!」


427: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 00:12:45.65 ID:M+f1QZFf.net

絵里「…あーやばい。少し気持ち悪くなってきた…」

希「あら…大変やん。大丈夫?」

絵里「ええ大丈夫!まだ飲むわよ!」

希「気持ち悪いって言うてるのに…よくやるなぁ…。えりちって、なんというか子供やね」

絵里「ちょっ、子供ってなによぉ~。私はれっきとした大人よ!」

希「でも、子供っていいやん」

絵里「…?」

希「…あんな、うち、子供っていうのは夢を持ってる人のことを言うんやと思う」

絵里「…どういうこと?」

希「そんな夢叶うはずないやんって揶揄してるわけやなくて…純粋に、夢を追いかけてきらきらしてて…ああ、最高に子供やなぁ、かっこいいなぁ、頑張れって応援したくなるんよ」

絵里「…」

希「夢を追いかけるにはいろんな人の支えがいるやろ?だからね、子供だと思うん。逆に、大人は…もう夢を叶えたかった、はたまた諦めたかどっちかの姿やないのかなって」

絵里「…」

希「……うちは、あの子を置いて1人で大人になっちゃったんかもしれんなぁ」

絵里「え?」

希「なんでもないよ。 つまり…うちはそんな子供達を全力で応援したいってこと。だから、幼稚園の先生になったんよ」

絵里「…へぇ…。 …でも私が子供扱いされるのは違う意味の気がするわ…不本意だにゃ…」

希「なぁんそれ、凛ちゃんの真似? …でもな、えりち」

絵里「?」

希「知ってた?うち、子供のこと、大好きなんよ?」

絵里「……っ!///」ドキッ


429: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 00:20:31.32 ID:M+f1QZFf.net

希「ふふ…えりち分かりやす~。顔真っ赤。白い肌によく映えますねぇ」

絵里「う、うるさいわねっ!///」

希「かーわいいなぁ。ほんっと、子供やわ…」

絵里「や、やめて!もうやめてそれ以上!///」

希「…ふふふ…はーい」クスクス

絵里「…ねぇ、希」

希「…ん?」

絵里「あのね、どうしよう。私、本気で希のことが好きなのかもしれない」

希「……へ」

絵里「ごめん。告白って雰囲気じゃないのに…自分でも何言ってるか全くわかってない。だからこれは…問いかけっていうか…ええ、うん。ごめん。分からない」

希「…嬉しいなぁ」

絵里「…ほんと?」

希「うんっ。好意寄せられて嫌がる人間がどこにおるん?でもな…」

絵里「…」

希「うちはやめとき~それがええよ?」

絵里「なっ……!」


432: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 00:34:53.56 ID:M+f1QZFf.net

希「えりちがどういうつもりで好きって言ったか…自惚れかもしれんけど、それぐらいうちにも察しはつくよ。すごく嬉しい。ありがとうなぁ」

絵里「それなら…なんで…」

希「…なんというか、幸せを返すことができんのよ。貰うばっかりで。意味わかる?」

絵里「そっ、そんなの…!私は与えるだけでもいいわよ…」

希「やっぱり意味わかってないやろ?幸せを与えるばっかりが、どれだけ辛く見えるか分かる?幸せを貰うばっかりが、どれだけ辛いか分かる?」

絵里「の、のぞ……」

希「……あ……なんか面倒な話になった…ごめんなぁ。やめよ、この話…ご、ご飯食べよ…?」

絵里「…納得いかないわよ……」

希「えりち……」

絵里「希の話を聞く限り、希にはなにかしらあったのかもしれないわ。でも…でも…こんなのって…」グスッ

希「わ、わわわ…えりち、泣かんといて…ほんと、ごめ……」

絵里「違う…違うのよ…、自分勝手な私が不甲斐なくて……」

希「え…?」

絵里「希のことなにも知らないのに、勝手に告白して、しかも勝手に踏み入ろうとして…」

希「…」

絵里「…あ…ご、ごめんなさい………アルコール入ると涙腺緩くて…ああ、もう駄目ね。私も歳ね」

希「………えりち」


433: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 00:48:11.21 ID:M+f1QZFf.net

希「…あのね、うちの恋人だった人は、すごく可愛くてちょっと生意気な人やった」

絵里「…え?」

希「その人と一緒におると…手のかかる娘といる感じというか…恋人っぽいって思う場面はあんまりなかったんよ。でもね、すごく幸せだったん」

絵里「…」

希「…その人はうちのことをすごく大事にしてくれた。うちのこと守ろうと必死な感じがひしと伝わってたんよ…あんな小さい体してるのになぁ」

絵里「…」

希「それでね、その人には夢があったん。すっごく大きくて、輝いてて、眩しい夢よ。普通の人なら到底諦めてしまいそうなほど、その夢は叶えるのが難しくて」

絵里「…」

希「その人も、なかなか叶えることができなかった。うちも必死に応援した。できることなら、その人には夢を叶えることだけに全力になってほしかったのに…その人はうちのことをいつだって気にかけてくれた。自分のことで、精一杯のはずなのにね」

絵里「…優しいのね」

希「……うん。でも、その優しさが、余計に辛かったんよ。うちなんか邪魔なんじゃないかってちょっとずつ思い始めてた」


434: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 01:07:05.88 ID:M+f1QZFf.net

絵里「そんな…」

希「それでな、ある日その人は夢とは少し違った職業からオファーがきたから、そっちに挑戦してみるって言ったんよ」

絵里(ん…?なんか…聞いたことが…)

希「うちは…よかったけど、その人は辛そうだった。だから『ほんとにそれでいいん?』って聞いたら『妥協するしかもうないわよ』って涙目でその人は言ってたなぁ」

絵里「…」

希「そしたら、そっちの方では大成功して…まあ、複雑、やんな。でも…その人は生活安定したしいいのよ、って無理してた」

絵里「…」

希「それで…それからちょっと経って…あの出来事があったん」

絵里「あの出来事…?」

希「うん…大喧嘩したんよ。別れるきっかけになった大喧嘩。うちが…悪いんやけどね」

絵里「そ、そうなの…?」

希「その人が、『両親にも私たちの関係のことを言うべきよ』って…その人なりに、うちをもっと幸せにしようと考えたんやろな。でも…うちはそれを拒否したんよ」

絵里「え…?」

希「うちな、小さい頃、両親が仕事で忙しくてほとんど家にいなかった。それで…いい子にしなきゃいい子にしなきゃっていつも思ってて…とにかく両親に、嫌われたくない呆れられたくないって気持ちでいっぱいだったんよ」

絵里「…」


435: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 01:17:20.89 ID:M+f1QZFf.net

希「それで、もし両親に同性と付き合ってるって告白したら…嫌われたりするんじゃないか…って。我ながら愚かな考えだったと思うよ」

絵里「……」

希「当然、その人は怒って…うちも怒っちゃって…そのまま別れた。ずーっと付き合ってたのに、あっけないものやんなぁ」

絵里「…希…」

希「んー?」

絵里「…あなたは優しい人ね」

希「そんな…ことないよ」

絵里「いつだって希はちゃんと考えてたし、あなたにはたくさん思うところもあったんでしょ?それなのに…よく頑張ったわ」

希「……」

絵里「…私はね、好きな人がいたけど、諦めたのよ」

希「え…」

絵里「振られたら怖いなって思って…違う女の子に逃げちゃったのよ。その子、鈍感だったしね。これは言いたくないのだけれど…私、ずっと女の子で遊んでるの」

希「そうやと思ったわ…そんな感じするもん…」

絵里「なによそれ、失礼ねーっ」

希「あはは…ごめんごめん…」


439: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 01:34:11.18 ID:M+f1QZFf.net

絵里「それとね、希」

希「んー?」

絵里「私…希の元カノ、知ってるかも」

希「え!?ま、まさか…身体の関係を…!」

絵里「ち、違う違う!そうじゃなくて…友人の……その、恋人、っぽくて」

希「あー…そうなん?」

絵里「ひ、人違いかもしれないけど…」

希「じゃ、せーので名前言ってみる?」

絵里「いいわね、それ」

希「じゃ、行くよー。せーのっ」


絵里・希「「矢澤にこ!!」」



絵里「び、ビンゴ…」

希「そ、そんな…す、すごいな…」

絵里「運命ってやつね…」

希「あーでもそうか。この際もう普通に言うけど…にこっち、彼女つくったんやなぁ」

絵里「…ショック?」

希「んーそうでもないかな。どちらかといえば、安心してる。にこっち、ああ見えてか弱いから…」

絵里「あら、話を聞く限り希もか弱そうよ?支える人が、いるんじゃない?」

希「…また口説こうとしてる」

絵里(バレた……)


441: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 01:45:05.25 ID:M+f1QZFf.net

絵里「それで…なんだけど、このまま未練ダラダラなのも嫌じゃない?」

希「ダラダラって…まあ嫌やけど…」

絵里「…にこと、一回話してみない?」

希「えええ!?にこっちと!?」

絵里「ええ。そうよ。話してみない?じゃないわね…話しなさい」

希「きょ、強制かいな…」

絵里「ええ、そうよ。それとも…次の恋に踏み出せないまま一生を終えるの?」

希「うーわー…えりちが脅しかけてきとるしー…洒落にならんやつやーいややわー…」

絵里「ふふ、こっちも必死よ?」

希「…なにが?」

絵里「…希と本気で付き合いたいの。もし、気持ちの整理がついたときは…返事してくれない?」

希「…………分かった」

絵里「えー?返事が聞こえないわよー?」

希「ああもうえりちうるさい!分かった!分かったから!」

絵里「ふふ、よろしい。じゃあ早速にこに連絡とるから」

希「えええええ!?今から!?」

絵里「当たり前でしょ。さ、電話かけるわよ!」

希「うう……」


442: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 01:52:23.26 ID:M+f1QZFf.net

~~~~~~~~~~

海未(…とりあえず…一連の流れは電話でにこに報告しましたが……)

海未(やっぱり…元気なさそうでしたね…電話越しでも分かりました…)

海未(仕事に支障が出ないといいのですが…)

海未(帰ったら…真姫がいますね…)

海未(きちんと、話すべきですよね…)


ガチャッ


海未(…シーンとしてますね)

海未「真姫…?いるのですか…?」

海未「リビングにはいない…ということは寝室にどうやらいますね…」


ガチャッ


真姫「…」ス-ス-

海未「はあ…寝てますね……」

真姫「…」ス-ス-

海未「……呑気なものですね……ん?これは……涙の、跡?」

真姫「…」ス-ス-

海未「はぁ…泣くぐらいなら…あんな嘘つかなければよかったのですよ…まったく……」ゴシゴシ

真姫「んー…」ムニャムニャ

海未「…さてと、夕ご飯の支度でもしましょうかね」


443: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 02:11:25.36 ID:M+f1QZFf.net

真姫「う~……」

海未「あ、起きられましたか?」

真姫「ヴエエエエエェ!? な、なんであんたがここに…」

海未「私の住むところだから、ですかね…?」

真姫「だとしてもなんでそんな…そんな普通に…」

海未「…さぁ、はやく夕飯にしましょう。せっかく作ったのに冷めてしまいます」

真姫「…は、はあ?」

海未「ああ、今日は真姫が夕飯の当番でしたね。気にしないでください。また今度、代わってもらいますから」

真姫「い、いやそういうことじゃ…」

海未「さあ、はやく手を洗ってきてください」

真姫(どうしようイミワカンナイ…)


444: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 02:31:28.71 ID:M+f1QZFf.net

真姫「……」モグモグ

海未「……」モグモグ

真姫「……ねぇ」

海未「はい?」

真姫「なんでそんなに普通でいられるわけ?」

海未「…普通?」

真姫「あんないろんなことがあったのに、どうして怒ってないのってことよ」

海未「そうですね…怒ってたのですが…とりあえずお腹がすいたので。あと、お互い冷静になった方がいいと思いまして」

真姫「なるほど」

海未「はい」

真姫「……って、なるほどじゃないわよ!」

海未「うわっ、ビックリしました…」

真姫「……あなた、ことりについてどうも思わないの」

海未「え…?」

真姫「ことりは…私に…無理矢理、抱かれたのよ。構ってあげるっていう名目で…」

海未「……ふむ」

真姫「なによ」

海未「それはそうですか。まあ、身体を差し出したことりも悪いですよね」

真姫「……っ! …ふざけんなっ!!」ガシャン


445: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 02:43:31.19 ID:M+f1QZFf.net

海未「…」

真姫「あなた…ことりが海未ちゃんのこと好きってわざわざ伝えたのに…その態度はなに?」

海未「…」

真姫「少しもことりのこと、可哀想だとか思わないの!?気持ちを考えることもできないの!?」

海未「……真姫は、ことりのことばっかりですね」

真姫「は?」

海未「さっきは…ことりとセッ○スしたということばかりを主張していたし、今だって、ことりのことばかりを言っています」

真姫「……別に…」

海未「不自然じゃないですか?普通なら、必死にセッ○スしたことを真姫の性格上隠すと思いますし…ことりにやけに協力的な気がします」

真姫「そ、そんなことないわよ!」

海未「…私に何か、嘘をついていませんか?」

真姫「…っ!」

海未「正直に教えてくだされば…私も、ことりが真姫についた嘘をお教えします。どうですか?」

真姫「ことりが…嘘を…?」


457: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 18:17:25.40 ID:M+f1QZFf.net

海未「案外、鈍いのは真姫の方かもしれませんよ」

真姫「そんなわけないじゃない!別に…私は…なにも…」

海未「でも…ことりがついた嘘を、知りたくはありませんか?」

真姫「……それは、正直、知りたいけど……」

海未「…」

真姫「でっ、でも、海未ちゃんが脅しかけてる可能性だってあるんじゃ……」

海未「断じてありません。真姫はよく知っているはずですよ。私が、嘘をつけない人間だということを」

真姫「そう…だけど…でも、ことりが私に嘘をつく理由がないじゃない!」

海未「それが、あるのです」

真姫「……」

海未「…では埒があきそうにないので…あなたが私についている嘘を、こちらから言ってあげます。 …真姫は、本当はことりと関係をもっていない……ですよね?」

真姫「……っ!!」

海未(やはりそうですか……)

海未「では、ことりのついた嘘も教えてあげます」

真姫「え…?教えてくれるの…?」

海未「はい。こちらから言ってしまったので…まあ、いいかなと」

真姫「っ……な、なによ…はやく言いなさいよ…」

海未「………ことりは、私のことを好きではないのですよ」


458: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/22(土) 18:27:17.54 ID:M+f1QZFf.net

真姫「……」

海未「……」

真姫「は?……い、イミワカンナイ…嘘つかないでよ…」

海未「嘘じゃないです」

真姫「あ、あんたあれでしょ…?ことりのことで私にとやかく言われるのが嫌だから…だからそんなことを…」

海未「ですから、私は嘘がつけないんです」

真姫「………じゃあ…なんでことりは海未ちゃんが好きだって……」

海未「……さあ、なんででしょうね?」

真姫「……っ!言いなさいよ!どうせ知ってるんでしょ!?ことりと話したんでしょ!?」

海未「落ち着いてください。確かに私はことりと話しました。 …そして、話を聞いて…ひとつ引っかかるところがあったのです」

真姫「え…?」

海未「…真姫はにこよりもことりのことを優先するのだなぁ…と」

真姫「そんなことな……」

海未「では何故にこを傷つけてまで、私たちを試そうとしたのですか?何故ことりが頼んでもいないようなことを、自ら進んで、犠牲を払ってまでやろうと思ったのですか?」

真姫「……べ、つに…」

海未「私は真姫にうんざりしていますよ。あくまで私の意見ですが、彼女のことを1番に優先するのが恋人の役目なのではないですか?それなのに…優先するどころか傷つけるだなんて…」

真姫「…」

海未「友人であることりの気持ちを考えていたのは、素晴らしいことだったと思います。でも…恋人のにこの気持ちは……?」

真姫「……」

海未「にこの気持ちは、少しは考えましたか…?」


472: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/23(日) 14:00:23.27 ID:Gtr2l+BD.net

真姫「……考えて、なかった」

海未「……」

真姫「……ごめ、なさい……」グスッ

海未「…謝る相手が違いますよ。それから泣かないでください」

真姫「うっさい!泣いてないわよ!」グスッ

海未「…真姫が泣いたら、余計ににこが悲しみますよ」

真姫「……っ」

海未「…ですから、真姫は1度にこと話してください。それから、さっきみたいにきちんとにこに謝った方が賢明だと思いますよ」

真姫「……分かってるわよ…」

海未「…私は、真姫とにこという大切な友人が元気がないのは見たくないのです。にこは…あなたといる時が1番幸せそうです。ですから、真姫はきちんと側にいてあげないといけませんよ」

真姫「…なによそれ…命令なの?」

海未「…ふふふ、そうかもしれませんね」

真姫「………ふんっ」

海未「さぁ、とりあえずご飯を食べてしまって、お風呂に入りましょう。久々に2人きりなのです。たくさん、話しましょう」

真姫「……仕方ないわね。付き合ってあげるわ」


473: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/23(日) 14:10:15.93 ID:Gtr2l+BD.net



ことり「ただいま……」

あんじゅ「あら、おかえりなさい。ことり」

ことり「ごめんね、店番頼んじゃって…」

あんじゅ「いいのよ。今日はあまりお客さん来なかったし…私はただのバイトでしょう?店長が怖じ気付いてていいのかしら?」

ことり「そ、そんな店長だなんてやめてよ…一緒に住んでるんだから友達感覚でいいって言ってるのに……」

あんじゅ「うふふ……あ、そういえば…お使いを頼んだ英玲奈が帰ってこなくて…それから…ツバサもまだ友達の家に遊びに行ったきり帰ってこないわ。どうしたのかしら?」

ことり「ええっ!?英玲奈ちゃんはともかくツバサちゃんは…高校生なのに…大丈夫かな?」

あんじゅ「電話してみる?」

ことり「う、うん!それがいいよ!」

あんじゅ「じゃあ………」


ガチャッ


英玲奈「ただいま……これ、お土産だ」ヒョイッ

ツバサ「……」ムスッ

ことり「英玲奈ちゃん!ツバサちゃん!」


475: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 12:17:07.21 ID:eh+ywzER.net

ツバサ「もういいから離しなさいよ英玲奈!」

英玲奈「…もう逃げないか」

ツバサ「逃げないから!」

英玲奈「…」パッ

ことり「ツバサちゃん、こんな時間まで…心配したんだよ?何かあったの?」

ツバサ「…別に…なにもないわ」

あんじゅ「ふふ、嘘が下手くそね」

ツバサ「…」

あんじゅ「何かあったんでしょう?」

ツバサ「……だから、帰りたくなかったのよ…」

英玲奈「だからといって、街をふらつくのは危ないと思うが…」

ツバサ「…そのくらい分かってる…でも…私ってすぐ顔に出るから…ここに帰りたくなかったの。ことりさんや、あんじゅや英玲奈にも心配かけるし…迷惑でしょう?」

あんじゅ「何言ってるの。迷惑なんかじゃないわ」

英玲奈「ああ、可愛い妹のかける迷惑なんて、無いに等しい」

ツバサ「…でも…」

ことり「ツバサちゃん、英玲奈ちゃんとあんじゅちゃんは優しいお姉さんでしょ?本当に迷惑だなんて思うかな?」

ツバサ「ええ…そうね…ありがとう」

あんじゅ「それで…何があったの?」


476: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 12:27:01.88 ID:eh+ywzER.net

ツバサ「その…私ね、告白したの」

英玲奈「…!? …相手は誰だ相手は」

あんじゅ「ふふ、英玲奈落ち着いて。まずは話を聞きましょう?」

英玲奈「あ、ああ…」

ツバサ「相手は…まあ言っても分からないとは思うけど…穂乃果さんっていう和菓子屋さんの子よ」

ことり(穂乃果さん…?なんか聞いたことあるような…)

あんじゅ「ふぅん…なるほどねぇ。もしかしてじゃなくても、相手は同性なのね?」

ツバサ「ま、まあそうよ…悪い?」

あんじゅ「悪いなんてことないわ。私だって…ことりと…ね?」

ツバサ「!?」

ことり「な、何言ってるのあんじゅちゃん!何もないでしょ!?」

あんじゅ「ふふ、ごめんなさい。冗談よ」

ツバサ「な、なんだ……そ、それでね、穂乃果さんはすごく可愛くて人気者なのだけれど…」

英玲奈「なんだ。ライバルでもいるのか」

ツバサ「そういう訳ではないのよ……ただ、私が一方的にいう分には確かにライバルかもしれないわ…」

英玲奈「どういうことだ?」

ツバサ「…穂乃果さんには、好きな人がいるの。確か…そうだわ。ことりさんと同い年の方よ」

ことり「そうなんだ……結構年上だね。だって穂乃果ちゃんって、ツバサちゃんと同い年でしょ?」

ツバサ「ええ、そうなの。それでね…とりあえず、これを見てちょうだい」スッ

あんじゅ「…交換日記?」


477: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/24(月) 12:41:32.42 ID:eh+ywzER.net

ツバサ「…ええ。まあ、あまり見せたくはないのだけれど…内容を見てちょうだい」

あんじゅ「…」ペラッ

英玲奈「……《明日は試合の日~!ツバサちゃんも頑張ろうね!でもねでもね!穂乃果試合も緊張しちゃうけどそれ以上に緊張しちゃうことがあるんだ~!それはね、海未ちゃんと移動中の車内で2人きりになれること!》……なんだこれは……」

ツバサ「ええ。この通り、穂乃果さんは私のライバルの方にぞっこんなのよ」

あんじゅ「あらぁ…ツバサも大変ね…」

ツバサ「ええ…」

ことり「まって……海未ちゃん?」

ツバサ「…え?」

ことり「ま、まさか…同名なだけだよね……あ、あのツバサちゃん、この人の苗字って…」

ツバサ「確か……園田、よ」

ことり「……や、やっぱり海未ちゃんだ…」

ツバサ「…知り合い?」

ことり「う、うん…中学校からの幼馴染なの……」

あんじゅ「……」

ツバサ「へぇ……そうなの…世界って案外狭いのね」

ことり「うん…吃驚だよ…う、海未ちゃんかぁ…」

あんじゅ「……ねぇ、ことり。ちょっと来てくれない?」

ことり「え?い、いいけど…」

あんじゅ「まだ裏に整理するものがあったのよ。それを思い出しちゃって……ごめんね、ツバサ。ちょっと英玲奈と話していて。すぐ戻るから」

ツバサ「ええ、分かったわ」

あんじゅ「ことり、行きましょう」

ことり「う、うん……」


480: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 09:03:57.75 ID:xxFX0Zkj.net



あんじゅ「連れ出してしまってごめんなさい」

ことり「ううん。いいよ。あんじゅちゃん…それで、整理するものは?」

あんじゅ「…ごめんなさい。そんなものはないわ」

ことり「え?」

あんじゅ「なんだか…海未さん、っていう名前を聞いた瞬間…ことりの顔が曇ったような気がして…大きなお世話だったかしら?」

ことり「…わ、私…顔、曇ってた?」

あんじゅ「ええ。その方と何かあったのかしら?」

ことり「えっと…まあ…いろいろ…」

あんじゅ「私には、言えない?」

ことり「う、ううん…。だけど…言っても大丈夫なのかなって…」

あんじゅ「なんで?」

ことり「その…今いろんな人と揉めてて…それで…」

あんじゅ「…まあ、とりあえず、落ち着いて。ね?」

ことり「………うん」

あんじゅ「切羽詰まってるのね。すごくそれが伝わってくるわ」

ことり「え、と、ご、ごめんね…」

あんじゅ「ふふ、いいのよ。だから、落ち着いてって言ったの。ゆっくりね」

ことり「…ありがとう」


481: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 09:26:19.55 ID:xxFX0Zkj.net

ことり「えと…何から言ったらいいのかな…」

あんじゅ「別に無理に順序立てる必要はないわよ?」

ことり「………あのね、ことり…海未ちゃんと、真姫ちゃんっていう幼馴染がいるの」


あんじゅ「…」

ことり「昔から…というか中学生の時からずっと一緒で、ことりは2人のことがすごい大好きで…いつまでも一緒に入られたらいいなって思ってた」

あんじゅ「…」

ことり「…高校もなんだかんだ2人と一緒で…。それでね、大学に入る直前、海未ちゃんと真姫ちゃんがルームシェアしない?って誘ってきて…」

あんじゅ「…」

ことり「ほんとにね、そのことについては嬉しかったの。でも……」

あんじゅ「…どうしたの?」

ことり「ことり……前から真姫ちゃんのことが好きで…一緒に住んじゃったらどうなるの?って考えちゃった。2人は友達とルームシェアしたいって純粋な気持ちなのに…こんな…私だけ不純な気持ちでルームシェアしちゃっていいのかなって」

あんじゅ「…」

ことり「それで…ことりは、2人のお誘いを断ったの。2人は最初こそなんで?って何回も聞いてきたけど…お店を開くためって言ったら承諾してくれた」


483: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 11:33:33.92 ID:jTQilYAP.net

ことり「……今日ね、真姫ちゃんに嘘ついちゃったの。海未ちゃんのことが好きだって……」

あんじゅ「あら…なんでそんな嘘を?」

ことり「好きな人誰?ってすごい迫られちゃって…咄嗟に出たのが海未ちゃんだったの…最低、だよね」

あんじゅ「最低…というか、その、真姫ちゃんは…どう感じたのかしらね…」

ことり「…分かんない、けど…応援してくれてるっぽかったかな……言い忘れてたけど…真姫ちゃんには恋人がいるの」

あんじゅ「そうなの…」

ことり「うん。だから、どうしても真姫ちゃんが好きだって言い出せなくて…でも…今考えれば…すごく後悔してて…」

あんじゅ「…」

ことり「あ、のね、ルームシェアの件も本当は承諾しておけばよかったって……後悔してる……ことりの知らない間に、真姫ちゃんは恋人作っちゃって…こんなことなら…一緒に住んでおけば…って……」グスッ

あんじゅ「……」

ことり「…卑屈な考えだよね…勝手に後悔して、好きな人に恋人ができたからって…こんなこと言って…勇気を出せなかったのはことりの責任なのに……」

あんじゅ「……別に、卑屈じゃないと思うけど」

ことり「でっ、でも……」

あんじゅ「確かに、勇気が出せなかったのはことりの責任。でもそこまで自分を追い詰める必要があるかしら?」

ことり「……」

あんじゅ「関係を壊したくなかった、3人友達のままでいたい気持ちもあった…ことりは、よく頑張ったわよ。すごいわ」

ことり「あんじゅちゃん…」グスッ

あんじゅ「だから、そんなに自分ばっかりを責めないで」

ことり「ありがとう…勇気でた…」グスグス

あんじゅ「でも、ことりには1つやらないといけないことがあるわね」


484: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 11:42:11.57 ID:jTQilYAP.net

ことり「……?」

あんじゅ「真姫ちゃんに気持ちを伝えなきゃ」

ことり「え…でも…真姫ちゃんには恋人がいて…」

あんじゅ「だからといって遠慮はしなくてもいいでしょう?」

ことり「…」

あんじゅ「…私的には、ことりの告白が成功するか失敗するかっていうよりも…未練を絶ってスッキリしてほしいって気持ちなの。勿論、成功もしてほしいわよ?」

ことり「…」

あんじゅ「このままだと、きっとおばあちゃんになっても苦しいままよ?いやでしょ?」

ことり「……うん」

あんじゅ「だからね、スッキリしちゃいましょう?今からでも遅くないわ」

ことり「…そうだよ…が、頑張るね!」

あんじゅ「そのいきよ。 そうねぇ…もし、振られちゃったら私がことりと付き合ってあげてもいいわよ?」

ことり「もー何言ってるの!やめてよっ!」

あんじゅ「ふふ、ごめんなさい。いい結果を、楽しみにしてるわ。本当に、頑張って」

ことり「うんっ」

あんじゅ「それなら、行ってらっしゃい」

ことり「…行ってくるね!本当に、ありがとうあんじゅちゃん!」

あんじゅ「いいのよ。…私はツバサの話聞いておくわね。早く帰ってくるのよ?」

ことり「はーい!」


バタン



あんじゅ「………頑張って、ね。ことり」


487: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/25(火) 14:32:11.18 ID:Sd3cZsw6.net

にこ「……」

にこ(海未から聞いた話…衝撃的だったわね…)

にこ「……」ジワッ

にこ「あーもう!泣くな泣くな!にっこにっこにー!」

にこ「…」

にこ「………はぁ」


~♪ピロリン


にこ「…?絵里からLINE?」

絵里《ハッラハッラショ~♪ にこ元気~?》

にこ「……ったく、空気読みなさいよ」

にこ《はいはい、元気よ。なに?》


~♪ピロリン


絵里《駅前のレストランに今から来られる?奢るから~お願い!》

絵里《ここのレストラン! (マップ)》

にこ(…レストラン…また絵里のことだから、飲む相手がほしいとかよね。気晴らしにもなるし、付き合ってあげよ…)

にこ《分かったわ。今から行くから》

にこ「…さ、行きましょうか」



495: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 07:58:58.84 ID:hltXGbKX.net

海未(…ん?なんだか見慣れた人がコンビニから出てきます…)


真姫「…それなら……みちゃんに…言って……」

ことり「……りだよ……だ……ちゃん…のことが……きだもん……」


海未「…真姫と…ことり?何か買いに来ていたのでしょうか?」

海未「よく聞こえませんでしたが…妙に神妙な面持ちで何か話




この部分って時系列的におかしくね?



500: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 15:08:41.71 ID:1Ndf1CFn.net

>>495
ことりと真姫が店の準備を終えてコンビニに行く → 海未がそれを目撃した後もう一度家に戻る → その間にことりと真姫は家に帰りベッドで話している。それをにこに目撃される → にこが海未に相談する

って感じでした。確かにものすごく分かりにくかったすまんー


501: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 15:14:27.26 ID:1Ndf1CFn.net

>>500
訂正。海未がそれを目撃した後もう一度“実家”に戻るでした



502: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 17:24:07.08 ID:1Ndf1CFn.net

~~~~~~~~~

海未「真姫、お風呂上がりましたよ」

真姫「私もうシャワー浴びてるし」

海未「ああ…そういえばそうでしたね」

真姫「…で、何話すのよ」

海未「はい?」

真姫「あんたが言ったんでしょ。たくさん話しましょう、って」

海未「あ…そういえばそうでしたね。特にこれといって話す話題を決めてませんでした…」

真姫「はぁ…なんなのよそれ…まあとりあえず、お布団入ってから話せばいいでしょ。私もう眠いし、休みたいわ」

海未「そうですね…では真姫の部屋に敷き布団を持っていくのでお邪魔してもよろしいですか?」

真姫「はいはい、勝手にすれば」

海未「ふふ、ではそうします」


503: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 17:35:21.14 ID:1Ndf1CFn.net

海未「敷き布団…久々に出しますね…」ゴソゴソ

海未「…よっと……あれ?なんでしょうかこれ?」ヒョイッ

海未「……高校時代のアルバム……懐かしい…」ペラッ

海未(おお…ことりがまだ髪を結んでいますね。そして真姫も今より少し髪が短い……。その点私は…何も変わっていませんね…)

海未(…本当に、私は何も変わらないんですね。ただ…変わるのは周りだけで…)ペラッ

海未(修学旅行…遠足…学園祭…いつも3人一緒でした…すごく楽しかった…それなのに……)

海未(なんで…こんな…)ウルッ

真姫「海未ちゃん?何してんのよ。早く布団持ってきなさいよ」

海未「は、はい…今行きますね」パタン

海未「……?…裏表紙に何か…」

海未「あ、クラスの皆の寄せ書きですね…あの時は全員分のアルバムを交換しあって書いて、手がすごく疲れたんですよね…ふふ…」


《今までありがとう。これからもよろしくね。真姫》


海未「ふふふ…この時の真姫はやけに他人行儀で…可笑しかったです…」


《3人ずーっと一緒だよ! ことり》


海未「………ことり…」

海未「…ええ、3人はずっと一緒です…よ…」


504: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 17:45:08.99 ID:1Ndf1CFn.net



海未「では…電気消しますね」

真姫「ええ」


カチッ


海未「……」

真姫「……」

海未「…ふふふ」

真姫「なによいきなり」

海未「ここにまだ引っ越したばかりの時のこと、覚えてます?その日の最初の夜です」

真姫「ああ…まだベッドとかなにもなくて、海未ちゃんとエリーとの3人でリビングで寝たのよね」

海未「はい…その時電気を消した時の絵里の反応を思い出してしまいまして……ふふふ…」

真姫「ああ…あれね。あんなにクールな見た目なのに電気消えた瞬間『きゃぁぁぁ!真姫ぃ~!』って私に抱きついてきて…ふふ…間抜けだったわよね」

海未「絵里は案外そういうところが可愛かったりするんですよね…」

真姫「まあね…あれ以来エリーと寝る時はスタンドライトが必須になって…」

海未「ね、寝る時って…どっちの意味ですか?」

真姫「ば、馬鹿!普通の意味よ!」

海未「あ、な、なんだ…すいません…」

真姫「まったく…」

海未「…」

真姫「…」

海未「…あの、お尋ねしてもいいですか?」


506: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 17:58:59.75 ID:1Ndf1CFn.net

真姫「なに?」

海未「その…どういう流れで真姫と絵里はセッ○スするようになってしまったのですか?れ

真姫「ド直球ね…まあいいわ。その…エリーがね、海未ちゃんのこと好きだったってことは言ったでしょ?」

海未「…はい」

真姫「あれは本当だから。エリーは海未ちゃんのことが好きだったの。最初は普通に相談されたり…って感じで…」

海未「…」

真姫「でも、いつの間にか盛り上がっちゃったっていうか…初めはじゃれ合いのつもりだったの。それで…流れ込むようにえっちしちゃって……」

海未「…」

真姫「エリーと身体の相性が合った、っていうのかしら…気持ちよくて、やめられなくて、ダラダラ続いてきたのよ…」

海未「…なるほど…真姫はその頃、もうにことは付き合っていたのですか?」

真姫「いいえ……ルームシェアしたての頃、私たちまだ大学生だったでしょ?」

海未「はい」

真姫「私、親の力をあまり借りたくなくて……学費のためにバイトしてたの。勿論、親には秘密よ。まあ…そこでね、にこちゃんに出会ったのよ」

海未「…バイト先が出会いだったのですね」

真姫「ええ。まだあの時、にこちゃんはモデルじゃなかったの。その…にこちゃん実は昔アイドルを目指してて…でも成功しなくて…」

海未「…知って、います」

真姫「ああ、そうなのね。でね、にこちゃんは生活費を稼ぐためにバイトしてた感じ。オーディションなんかも受けながらね。だけど結局はモデルって形に収まって…にこちゃんはバイトをやめたの」


507: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 18:09:42.10 ID:1Ndf1CFn.net

真姫「同い年ぐらいの子ってこともあって…私とにこちゃんは仲良かったから連絡先も交換したりしてて、にこちゃんがバイトやめた後もたまに会ったりして遊んでたの」

海未「…」

真姫「だけど…ある日ね、にこちゃんがすごく元気なさそうで…。いつも綺麗にしてるのに髪は若干ボサボサだったし、目の下にはクマがあったし…明らかにおかしいと思った」

海未「…にこが身だしなみを整えないというのは、一大事ですね」

真姫「でしょう? …それで、私訳を聞いたの。『何かあった?』って。そしたら…恋人と別れたって」

海未「…」

真姫「衝撃的だったわ。まず、にこちゃんが恋人いたなんて知らなかったし、その上話を聞いてみれば恋人は女性だったって言うじゃない。ほんと、吃驚したわよ」

海未「…」

真姫「にこちゃんを励まそうって思った。でも…言葉が出なくて…私は壊れた機械みたいにただ『大丈夫よ。大丈夫』ってずっと繰り返して…そう言うしかなかったから…」

海未「…」

真姫「にこちゃんはずっと俯いてたけど、私が『我慢しないでいいのよ』って言ったら声をあげて泣き出したわ。限界だったんでしょうね。いつも強気なにこちゃんが子供みたいに泣いてるのよ。こっちまで泣きそうだった」

海未「…真姫……」


508: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 18:18:56.44 ID:1Ndf1CFn.net

真姫「30分ぐらい私の胸に顔を埋めて、ずーっとにこちゃんは泣き続けて…私は抱きしめてて…」

海未「…」

真姫「にこちゃんの身体はすごく…小さくて、細くて…守ってあげたくなった」

海未「…」

真姫「勇気を出して言ったの。『前の恋人の代わりでもいい、寂しさを紛らわす道具として思ってくれてもいいの…だから…私と付き合ってくれない?』って。にこちゃんは泣き腫らした目で私を見た後…少し考え込んで『道具なんて、思わない』って小さく呟いたわ」

海未「…」

真姫「で、付き合って……私は、エリーとのえっちをやめようと思ったけど…やめられなくて。にこちゃんと初めてえっちした時に、自分が不甲斐なくて思わず泣いちゃってた……ふふ、自業自得よね」

海未「…」

真姫「……いつだって私ははっきりしないのよ。今日だって、私の変な思い込みやなんやで…いろんな人傷つけて……ほんと、自分が嫌になるわ」

海未「……はっきりしないのは、私も一緒です」

真姫「え…?」


510: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 22:19:33.20 ID:22LJDKKd.net

海未「……実は、お見合いをすることになりました」

真姫「え……女の人と?」

海未「何言ってるんですか…勿論男性とですよ」

真姫「う、海未ちゃんってノンケなの?」

海未「……それは、分かり兼ねます。私が異性愛者か同性愛者かの確証はありません。ですが…今好意を寄せている方は女性ですよ」

真姫「あ、そうなのね…やっぱり」

海未「やっぱり、ってなんですか」

真姫「いや、まあね。海未ちゃんは女の子が好きだろうなって思ってたのよ」

海未「なんですかそれ……まあ、なにはともあれ…お見合いするんですけれども……」

真姫「あれ……ま、待って!海未ちゃん好きな人いるんでしょ!?それっていいの!?」

海未「…はい?」

真姫「お見合いって…そんな…好きな人がいるのにそんなことってないでしょ!?」

海未「その……」

真姫「おかしいわよ!!そんな無理矢理みたいな……」

海未「……ありがとうございます、真姫。でも…私が悪いのです」

真姫「…」

海未「私がはっきりと、母にそう伝えられなかったのがいけないのです。ですから、お見合いは……」

真姫「なに言ってるのよ!!今からでも断ってきなさい!!」

海未「……駄目です。いろんな人に迷惑がかかってしまいます。お見合いは、します」


512: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 22:25:53.50 ID:22LJDKKd.net

真姫「そんな……」

海未「結婚が決まったわけではないじゃないですか。そう気を落とさないでください」

真姫「お、おとしてなんか……というか海未ちゃんはっきりしなさすぎ…好きな人いるのにお見合いとか……」

海未「ほら」

真姫「?」

海未「私も、はっきりしていないのです」

真姫「な、なによ…それ…」

海未「ふふふ…」

真姫「とりあえず……私は、お見合いには反対よ。海未ちゃんが幸せになれると思えないから」

海未「……私も、真姫みたいに言えれたらいいのに、と思います」

真姫「…」

海未「昔から家の跡継ぎとして、恥じぬように生きてきました。そして、お母様の顔色ばかりを伺っていました。今回のお見合いだって、そうです」

真姫「…」

海未「……ほ、んとに…真姫みたいに、言えることが…できたら、いいのに…」グスッ

真姫「……泣くぐらいなら、早く相談しなさいよね」

海未「…泣いてませんよ」

真姫「…暗闇でお互いの顔が見えないことに、せいぜい感謝することね」

海未「…ふふふ……はい…」



ピンポーン


海未「…?こんな時間に誰でしょう」


513: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/26(水) 22:32:35.61 ID:22LJDKKd.net

真姫「私、出てくるわ」

海未「あ、すいません……」

真姫「…その泣き顔、晒せないでしょ?」

海未「だっ、だから泣いてません!早く行ってきてください!」

真姫「はいはい、分かったわ」


ガチャッ

ことり「あ…真姫ちゃん……」

真姫「……って、ことり?どうしたの、夜遅くに…」

ことり「え…っと……」

真姫「…ああ、昼のあのこと?それなら海未ちゃんにはもう理由説明して……」

ことり「そ、それもそうだけど…違うの…」

真姫「…違うって?」

ことり「ご、ごめんけど…ちょっと、外出て……」グイグイ

真姫「ちょっ、引っ張らないでっ!靴履くからちょっと待ちなさいよ!」

ことり「わわわ……ごめんね?」

真姫「まったく…なんなのよ…」

ことり「あ、あはは……」


518: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/27(木) 01:31:24.78 ID:f16KBszx.net



真姫「で、なんなのよ…」

ことり「あ、あの、あのね…真姫ちゃん…」

真姫「なに?」

ことり「その…まずね、ことり謝らなきゃいけないことがあるの」

真姫「……」

ことり「…ことりね、本当は海未ちゃんのこと好きじゃないの…あ…恋愛的な意味でだよ?あの時、嘘ついたの…ごめんね」

真姫「……知ってたわ」

ことり「え…?」

真姫「海未ちゃんに教えてもらってたのよ」

ことり「な、なんだ……」

真姫「…私からもね、謝らせて」

ことり「…?」

真姫「ことりにいろんな嘘つかせちゃったから……だから…ごめん」

ことり「いっ、いいよ…そんな…」

真姫「それに…好きな人だって私に言いたくなかったのよね?それなのに無理矢理言わせようとしちゃってごめんなさい。つい、学生の頃のノリに戻っちゃったみたいな…」

ことり「ま、真姫ちゃんに言いたくなかったわけじゃないよ!」

真姫「……どういうこと?」

ことり「あ、のね…ことり……その…本当に、真姫ちゃんに言いたくないわけじゃないの…でも…でも…」

真姫「無理はしなくていいから…大丈夫よ。人間一つや二つ、言いたくないことだってあるわ」

ことり「違うのっ!!」

真姫「ヴェェェ!? な、なに?」

ことり「真姫ちゃんに言いたくないわけじゃなかった…隠したいわけじゃなかった…全部…勇気がなかったから…」

真姫「……こ、とり?」

ことり「…ことり、真姫ちゃんが好きなの」


519: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/27(木) 01:38:18.78 ID:f16KBszx.net

真姫「……へ?」

ことり「…ことりの、好きな人は真姫ちゃんなの…だから、言えなかった…」

真姫「……」

真姫「……」

真姫「……っ!///」

ことり「…ま、真姫ちゃん!?」

真姫「は、はぁ!?い、いきなりなに言ってるの!?/// 嘘でしょ!?」

ことり「う、嘘じゃないよ!本気だよ!」

真姫「う、海未ちゃんやエリーと私の反応を楽しんでるのね!?///」

ことり「そんなことないよっ!」

真姫「だ、だって……ことりが……」

ことり「……」

真姫(どどどどうしましょう……/// ことりに好きな人聞き出そうとしたこととか、抱き締めたこととか思い出したらすごい恥ずかしいんですけど……///)

ことり「混乱させてごめんね…でも、言いたかったの」

真姫「……ことり…」

ことり「昔から真姫ちゃんが好きで…だから…こんなモヤモヤしたままは嫌だって…思って…」

真姫「……」

ことり「勝手な考えだけど…だから、告白したの…」

真姫「……そう、なの」

真姫(…鈍感だったのは、私の方ね)

ことり「…だから、もう一回ちゃんと言うね。ことりは、真姫ちゃんのことが、好き、です」


520: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/27(木) 01:50:28.05 ID:f16KBszx.net

真姫「……」

ことり「……」

真姫「……ごめんなさい。ことりの気持ちに応えることは出来ないわ」

ことり「…あはは…やっぱり…そう、だよね」

真姫「……ごめん」

ことり「…そんなに謝らないでよ…駄目元っていうか…うん、伝えておきたかっただけだから…」

真姫「……謝らせて。だって…だって…」

ことり「……」

真姫「…そんなに、ことりの顔が悲しそうなのが…私のせいなら…嫌だから…」

ことり「え……」

真姫「……ほんとに、ごめんなさい。これしか、言えないの。お願い……謝らせて……」グスッ

ことり「やだなぁ…真姫ちゃん、泣かないで、よ……」

真姫「…ことりだって……」

ことり「だ、って……嬉しくて…真姫ちゃんが、真剣に受け止めて、くれて……でも、なんだか、悲しくて……ごめんね…泣いちゃって……イミワカンナイ、だよね……あはは…」グスッ

真姫「な、なに言ってるのよ……馬鹿じゃないの……」

ことり「どう、せ馬鹿だよ…でも、真姫ちゃんだって馬鹿だよ……」グスグス

真姫「……そう、かもね……ふふ…」

ことり「……ねぇ、真姫ちゃん。ことりね、これからも真姫ちゃんが大好き。でもね、恋愛の意味での大好きは、今日まで。明日からは…友達、の意味で大好きになるね…」

真姫「……ことり…」

ことり「最後に、言わせてね。ことりは…真姫ちゃんのことが大好きでした。ありがとう」

真姫「ええ……こちらこそ、大好きよ。ありがとう」

ことり「うんっ…」


526: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 02:52:01.76 ID:NlqWh9rq.net

~~~~~~~~

にこ「えっと…ここのレストランよね…?」


カランカラン


店員「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

にこ「あ、えっと…待ち合わせしてる人がいて…。1人で来てる金髪のやついませんでしたか?」

店員「お1人様…ですか?」

にこ「はい?」

店員「金髪の方でしたら…あちらの席の方に2名様で来られていますが…」

にこ「2人…?」

にこ(絵里のやつ…もしかして真姫ちゃんとかと来てんの…?だとしたらめちゃくちゃ気まずいんですけど…。いや…絵里のことだから海未かしら…?)

店員「お客様?」

にこ「…あ、なんでもないです。じゃあそこでお願いします」

店員「かしこまりました。では、お席の方にご案内しますね」

にこ「……ったく…2人いるなんて聞いてないわよ…」ボソッ



にこ(まあ、もし…真姫ちゃんがいたら…言うことは決まってるけどね…)


527: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 03:01:08.76 ID:NlqWh9rq.net

絵里「あー!にこ!こっちよ!」

にこ「あんたねぇ…もう1人来てんなら最初からいいなさ……い、よ……」


希「………にこっち…」

にこ「あんた……なんで……」

絵里「……」

にこ「なんで……絵里と……」

希「そ、れは……」

絵里「……まあまあ、とりあえず座って。ね?」

にこ「なっ、こ、こんな状態でなんか食べろって言うの?」

絵里「ええ。そうね………あ、店員さーん!すいません、イチゴパフェ1つ!」

店員「はい、かしこまりました」

にこ「ちょっと!何勝手に……」

絵里「ふふふ…イチゴパフェ食べるまで帰さないわよ?さ、早く座って座って」

にこ「わ、わかったわよ…もう…」

希「……」


528: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 03:13:49.79 ID:NlqWh9rq.net

にこ「……で、どういうつもりよ」

絵里「いや、ね。ちょっと私、希と付き合ってて」

にこ「は!?」

希「つ、付き合ってないよ!何言っとるん!?」

絵里「じょ、冗談じゃないの…そんなオーバーリアクションしなくても…」

にこ「な、なんだ……まあ、か、関係ないけどね……」

希「……」

絵里「ねぇ、2人は…仲直りしないの?」

にこ「べ、別に…喧嘩してるわけじゃないし…」

希「そ、そうや…喧嘩してなんか……」

絵里「…」

希「…」

にこ「…」

絵里「……ふふっ」

にこ「な、なによっ…!」

絵里「あのね、私今…ちょっと仕事の関係で幼稚園によく行くんだけど…」

希「…」

絵里「あなたたちのやり取り、喧嘩してる園児とそっくりよ…ふふふっ…」

にこ「はぁ!?な、そんな笑うこと!?」

絵里「だって…ふふふ……」

希「もー…えりち次から幼稚園こんくてええわ…」

絵里「それは無理よー仕事だもの!」

にこ「………幼稚園…ってことは、希、先生なの?」


530: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 03:26:05.27 ID:NlqWh9rq.net

希「う、うん…そうなんよ」

にこ「へ、へぇ…ついになれたのね」

希「が、頑張ったんよ…馬鹿やったから…大変やったけど…」

にこ「あ、あんたまあ本当に馬鹿だったもんね…う、ん…頑張ったと…思うわ……」

希「に、にこっちだって…いまは…めっちゃ人気やん…昔よりも人気上がってるやん…」

にこ「ま、まあね…」

希「……あ、はは……」

にこ「……」

希「……」

希・にこ(会話が続かない…)


店員「お待たせいたしました。こちらイチゴパフェになります」

絵里「あ、はーい。にこ、はい」

にこ「あ、ありがと…」

絵里「どういたしまして。…っと、2人とも。世間話はもうそこまでにしない?」

にこ「……」

絵里「昔みたいに普通の話ができないのは当たり前。だってまだ未練があるですものね?」

希「……」

絵里「にこ、希に思ってること言ってみたら?」

にこ「…は、はぁ!?なんでそんな…真剣な話し合いしないといけないのよ…」

絵里「こうでもしないと閉店まで話が進まないでしょ。さ、早く早く」

にこ「………わ、分かった」


531: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 03:37:13.76 ID:NlqWh9rq.net

にこ「……にこ、は……希が、あの時…両親に話すことを拒否した理由をまず知りたいんだけど…」

希「……」

にこ「確かに、にこも言い過ぎたわ。でも、希だって…あんなに…拒否する必要はなかったんじゃないかって…」

希「あれ、は……」

にこ「ただ、嫌だったの?」

希「違う……」

にこ「じゃあなんで?にこが頼りなかったから?にこと長い付き合いする気なんてはなからなかったから!?」

希「違う!全部違う!そんなことない!」

にこ「違うことないでしょ!?だったらなんであんな!」

絵里「…希!にこ!」

にこ「……っ」

希「…」

絵里「駄目よ?同じことを繰り返すのは。冷静になって話さなきゃ」


にこ「…だって…」

絵里「ほら、イチゴパフェでも食べながら…リラックスしましょう?にこの好きな甘いものよ?」

にこ「……ん」パクッ

絵里(なんというか…本当に園児ね……)ニヤニヤ

にこ「……なによ」

絵里「いいえ、なんでも?」

希「……」


532: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 03:53:18.47 ID:NlqWh9rq.net

にこ「……ごめん。取り乱して」

希「え、ええよ…」

にこ「…で、理由聞かせてよ。どんなことでも、怒らないわ。約束する」

希「……あんな、すごく言い訳がましくなるかもしれんけど…」

にこ「…」

希「…う、ちな…にこっち知ってるだろうけど、昔両親が家にほとんどいなくて…それでな、いい子にしなきゃって気持ちが強かったん」

にこ「…」

希「…でな、にこっちが頼りないとか嫌とかそういうわけやないんだけど…同性を、紹介したら…嫌われるんじゃないかって……うち、うち…どうしても…嫌われたくなくて……」

にこ「……」

希「……ごめん、ほんと、ごめん……勝手やんな…ほんとに…勝手やんな……」グスッ

にこ「…ばっかじゃないの」

希「…ご、ごめ…」

にこ「そんなこと…早く言えばよかったじゃない。理由知ってたら、にこだってちゃんと考えたわよ。むしろ、両親に言おうなんてもう言わなかった。だって…にこは、あんたのこと世界一の幸せ者にしてやりたかったんだから」

希「…う、ん……」

にこ「だから、それがあんたの幸せだったんなら…にこはそうしたと思う。気付けなくて、ごめん。ほんとに…」グスッ

希「うん、うん……い、いいんよ……そんな…ありがとう……」

にこ「ば、か……何泣いてんの……お礼も言うことじゃないでしょ……」

希「いいやわ…めっちゃお礼言いたいんよ今…ありがとう、にこっち…ありがと……」

にこ「もう…いいわよ…好きなだけ言いなさい」

希「ふふふっ……ありがとなぁ……」


534: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 05:08:45.70 ID:NlqWh9rq.net

にこ「ふ、ふふ……変な顔……」

希「に、こっちだって……」

にこ「にこのお顔はどんな時だって世界で一番可愛いのよっ……」

希「あ、はは……そうやんなぁ……はぁ…もうだめや…化粧崩れてまうし……」

にこ「もういいじゃないのこの際……」

希「……ねぇ、にこっち」

にこ「なに?」

希「あんな…うち、やっぱりにこっちの事が好き」

にこ「え…」

希「なにを今更って感じやと思うし、にこっちは恋人もいるらしいし…なにより、さっき気持ち伝えてくれたえりちには申し訳ないけど……」

にこ「……」

希「うち、にこっちが好き。もう一回、やり直したい」


535: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/28(金) 05:16:03.73 ID:NlqWh9rq.net

絵里「希……」

希「ごめん…その、うち……えりちの事も大好き。でも、にこっちにはかなわんの」

絵里「………いいのよ」

希「…」

絵里「あのね、昔お祖母様に言われたの」

希「え…?」

絵里「『一番大事な事は、好きな人と結ばれるより、好きな人の幸せを願う事よ』って…だから、いいの。私は、希が嬉しそうな顔してるだけで、すごく幸せなの」

希「えりち…」

絵里「本当に、幸せなのよ?自惚れならごめんだけど、私がこうしてにこを呼んだから、希はこうして笑ってるし、気持ちを伝えられた。なんだか…ヒーローになれたみたいで…今までにないくらい、いい気持ちよ」

希「…なんやのそれ…ヒーローって…子供か」

絵里「なによぉ…」

希「…ううん。ごめんな、ありがとう。えりち」

絵里「ふふふ、また何かあったら頼りなさい…」


にこ「ね………希」

希「……」

にこ「…にこも、希のこと、好きよ。でも…」

希「でも…?」

にこ「やらなきゃ、いけないことがあるの。だから、まだ、希の告白を受けることは出来ないわ」

希「そ、っかぁ…」

にこ「……だから、待ってて」

希「え…?」

にこ「いいから、待ってなさい」

希「……分かった」

絵里「……」


552: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 00:07:26.66 ID:EglKwSbi.net

~~~~~~~~~


穂乃果「……うー…」

穂乃果(ツバサちゃんは穂乃果のことが好き…穂乃果が海未ちゃんに思うような好き……)

穂乃果(なんで…穂乃果…?)

穂乃果(穂乃果なんて…馬鹿だし空気読めないとかってよく言われるし…子供っぽいし…なんで…なんで…)

穂乃果(…ツバサちゃんが…海未ちゃんを好きっていうなら分かるのに……)

穂乃果(だって…海未ちゃんはかっこいいし、大人っぽいし、優しいし……穂乃果はその中の何一つ持ち合わせてないっていうか……)

穂乃果(……ツバサちゃんは…穂乃果の何が好き?)

穂乃果「……」

穂乃果「……もー!!眠れないよ~~!」ゴロゴロ


ガチャッ

穂乃果「わっ!?」

穂乃果母「穂乃果!!静かにしなさい!」

穂乃果「は、はぁい…」

穂乃果母「明日は朝から夕方までお稽古でしょう?早く寝なさい!!」

穂乃果「ご、ごめんなさい…」

穂乃果母「まったくもう…」


バタン


穂乃果「穂乃果だって…寝られるものなら寝たいよ……」

穂乃果「あれ……?というか明日お稽古ってことは……ツバサちゃんと海未ちゃんに会う…?」

穂乃果「……」

穂乃果「えええええええええええ!?」


553: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 00:14:30.56 ID:EglKwSbi.net

ガチャッ


穂乃果母「こら穂乃果!言ったそばから…」

穂乃果「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」

穂乃果母「はぁ……」


バタン


穂乃果「……」

穂乃果(あした……ツバサちゃんに会う…?海未ちゃんにも…?)


穂乃果(どどどうしよう…あんなに偉そうなこと言ったのに…まだツバサちゃんについて全然考えれてないよ…)

穂乃果(こんなことツバサちゃんに言ったら…げ、幻滅されるかな…それよりも…ものすごく気まずいんじゃ…)

穂乃果(どうしよう…ほんとにどうしよう……雪穂は寝ちゃったから相談できないし……友達にはこんな夜遅くに話せないよ…迷惑がかかっちゃう……)

穂乃果「…」

穂乃果「……そうだ!!」

穂乃果「頼りにできる人がいるよ!連絡しても大丈夫そうで、ツバサちゃんのこと何よりも知ってて、大人な意見が訊けそうな人!!」

穂乃果「…ツバサちゃんのお姉ちゃん達!!」


554: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 00:17:59.15 ID:EglKwSbi.net

穂乃果「ふふん…今日の穂乃果冴えてるなぁ…連絡先一応交換しておいてよかった!」

穂乃果「とりあえず……あんじゅさんにかけようかな……」


ピッ


穂乃果「……」

穂乃果「……」

穂乃果「……」

穂乃果「あれ…?でない…」

穂乃果「うーん…流石に寝てるかぁ……」

穂乃果「じゃあ…最後の希望…英玲奈さんにかけよう!」


ピッ


穂乃果「……」

穂乃果「……」


ガチャッ


英玲奈「…こんな夜遅くに、どうした?穂乃果」

穂乃果「!!!えっ、れなちゃん!!!」

英玲奈「な、なんだ…?耳が痛いぞ…」


555: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 00:23:48.19 ID:EglKwSbi.net

穂乃果「英玲奈ちゃん!じゃない…英玲奈さん!でてくれた!!」

英玲奈「よ、呼び方はなんでもいいのだが…、ど、どうした…とりあえず落ち着いて……」

穂乃果「あのねっ!そのっ!あのね、つばっ、じゃなくて!う、うみゃ!ちがくて!あの!えっとね!つまり!その!妹さんの!あのほのっ、か………」


ガチャッ


穂乃果母「ほ~~の~~か~~…?」

穂乃果「ひいっ…ごっ、ごめんなさい!」

穂乃果母「…次騒いだら…明日のパンはなしよ。勿論お弁当もなしよ」

穂乃果「そ、そんなぁ~…」

穂乃果母「それが嫌なら静かにしてなさい」

穂乃果「はぁい…」


バタン


英玲奈「な、なんだ…?おこられたのか…?」

穂乃果「ま、まぁね…あはは…」

英玲奈「ともかく…明日のご飯がないのは辛いだろう。静かに、落ち着いて話してほしい。耳が痛い上に、何が言いたいのかよく汲み取れないんだ」

穂乃果「うん、わかった…」


556: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 00:39:37.95 ID:EglKwSbi.net

穂乃果「あのね…ちょっと、英玲奈ちゃんに相談したいことがあってね…」

英玲奈『……ツバサのことか』

穂乃果「ええ!?なんで分かったの!?」

英玲奈『こちらも…少し、ツバサから穂乃果の相談を受けた。だから、そうではないか、と」

穂乃果「ツバサちゃんが……」

英玲奈『…ああ。穂乃果は…もしかすると、ツバサが告白したことについて悩んでいるのか?」

穂乃果「う、ん……」

英玲奈『……そうか…でも、戸惑うだろう。昔からの、友達なのだから…」

穂乃果「…」

英玲奈『…ツバサから聞いたのだが…穂乃果は園田海未、という人に好意を寄せている、とか」

穂乃果「……うん…その…ごめんなさい……」

英玲奈『ははは…何故謝る必要がある。確かに私はツバサの姉だが…間違ってもツバサを過保護することはないし、贔屓目で見るつもりもない。別に、穂乃果にツバサと無理に付き合えとなど…言ったりはしない」

穂乃果「……うん…」

英玲奈『だが…1つ聞きたいことがあるんだ』

穂乃果「…なぁに?」

英玲奈『穂乃果は…ツバサのどこが好きだ?』

穂乃果「え…」

英玲奈『言わずもがなだが…友達としての意味で聞いている。恋愛的な意味ではない。それとも…穂乃果はツバサに1つも好きなところがないか?」

穂乃果「そ、そんなことないよ!」


557: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 00:52:05.54 ID:EglKwSbi.net

穂乃果「その…ツバサちゃん…は……」

英玲奈『……』

穂乃果「えっと………」

英玲奈『……』

穂乃果「ご、ごめんなさい…ツバサちゃんのことは大好きだけど…具体的に好きなところを挙げるってなると……う、浮かばないの……でも…ほんとに…穂乃果…ツバサちゃんのことが好きで……」

英玲奈『……そうか…』

穂乃果「お、怒った……?」

英玲奈『いや、怒ってなどいない…ただ、再確認できた、といったことろか』

穂乃果「え?」

英玲奈『…穂乃果は、ツバサのことを友達としてしか見れないのだろうな、と思ったんだ』

穂乃果「…」

英玲奈『……人間は普通…好意を寄せている人のことなら、いくらでも好きなところを挙げられると思うんだ。…だが、友達の好きなところを挙げてみろ、と言われるとなかなか難しいものなんだ。それは、その友達と親しければ親しいほど、難しいことだ』

穂乃果「…」

英玲奈『…訳は分かるな?つまり…穂乃果はツバサのことがすごく大好きだし、1番の友達だと、思っている。だが逆に言えば、それ以上になるのは現時点では…困難なことなんだ。分かるか?』

穂乃果「……うん、分かるよ」

英玲奈『だから…穂乃果には正直になってほしい。そして、その正直な意見をツバサに伝えてほしい』

穂乃果「…」

英玲奈『…私からは、以上だ』


559: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 01:08:04.90 ID:EglKwSbi.net

穂乃果「英玲奈ちゃん…」

英玲奈『なんだ?』

穂乃果「穂乃果、分かった気がする!ツバサちゃんが穂乃果のこと好きだって言える理由!」

英玲奈『ほう…』

穂乃果「ツバサちゃんは穂乃果のことが好きなんだよ!だから好きなんだ!」

英玲奈『……うん?』

穂乃果「そうだ…そうだよ…なんでツバサちゃんは穂乃果ののと好きなんだろうとか考えなくてよかった……ツバサちゃんは穂乃果のことが好きなんだ…ちゃんと大好きなんだよ…それだけでいい!」

英玲奈『…ああ、そうだな』

穂乃果「だから英玲奈ちゃん!ありがとう!もう…変なこと考えずに、まっすぐツバサちゃんのこと考える!」

英玲奈『ありがたいな…』

穂乃果「ありがたくないよ!こうするのが当たり前だったんだ!それに気づかせてくれた英玲奈ちゃんすごいよ!ほんとすごい!」

英玲奈『な、なんだ…照れるな…』

穂乃果「えへへ…」

英玲奈『じゃあ…そろそろ穂乃果は寝ないと。お稽古なんだろう?明日はいろいろと忙くなりそうだな』

穂乃果「うん!忙しい!だから…考えながら、寝る!」

英玲奈『はは…穂乃果らしいな…。では、切るぞ。おやすみ』

穂乃果「おやすみ!ほんとに、ありがとう!」

英玲奈『ああ』


ピッ


穂乃果(……もう、迷わない…)

穂乃果「ぜーーったい!!逃げないぞーー!!おーー!!!」


ガチャッ



穂乃果母「穂乃果っ!!!!」

穂乃果「ごめんなさい!おやすみなさいっ!」


564: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/29(土) 21:44:11.19 ID:ihU3efLx.net

穂乃果「英玲奈ちゃん…」

英玲奈『なんだ?』

穂乃果「穂乃果、分かった気がする!ツバサちゃんが穂乃果のこと好きだって言える理由!」

英玲奈『ほう…』

穂乃果「ツバサちゃんは穂乃果のことが好きなんだよ!だから好きなんだ!」

英玲奈『……うん?』

穂乃果「そうだ…そうだよ…なんでツバサちゃんは穂乃果ののと好きなんだろうとか考えなくてよかった……ツバサちゃんは穂乃果のことが好きなんだ…ちゃんと大好きなんだよ…それだけでいい!」

英玲奈『…ああ、そうだな』

穂乃果「だから英玲奈ちゃん!ありがとう!もう…変なこと考えずに、まっすぐツバサちゃんのこと考える!」

英玲奈『ありがたいな…』

穂乃果「ありがたくないよ!こうするのが当たり前だったんだ!それに気づかせてくれた英玲奈ちゃんすごいよ!ほんとすごい!」

英玲奈『な、なんだ…照れるな…』

穂乃果「えへへ…」

英玲奈『じゃあ…そろそろ穂乃果は寝ないと。お稽古なんだろう?明日はいろいろと忙くなりそうだな』

穂乃果「うん!忙しい!だから…考えながら、寝る!」

英玲奈『はは…穂乃果らしいな…。では、切るぞ。おやすみ』

穂乃果「おやすみ!ほんとに、ありがとう!」

英玲奈『ああ』


ピッ


穂乃果(……もう、迷わない…)

穂乃果「ぜーーったい!!逃げないぞーー!!おーー!!!」


ガチャッ



穂乃果母「穂乃果っ!!!!」

穂乃果「ごめんなさい!おやすみなさいっ!」


565: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 10:08:28.61 ID:Ng4vN9n1.net

~~~~~~~~~~
チュンチュン

真姫「ん……」

真姫(……もう朝……寝た気がしない…)

海未「……」ス-ス-

真姫(あ……そうだわ…海未ちゃんと…一緒に喋ってて…それで…ことりが…、来て…………)

真姫(…告白された……)


真姫(でも……振っちゃって…)

真姫「……」

真姫「…泣きすぎて目が痛い…」ゴシゴシ

海未「う、わあぁぁぁぁぁ!?」ガバッ

真姫「ヴェェェェ!?」

海未「い、今何時ですかっ!?」

真姫「え、し、7時ぐらいだけど……」

海未「はあ…よかった…」

真姫「な、い、いきなりなんなのよ…」

海未「い、いえ…今日ちょっと用事がありまして…」

真姫「ふぅん…そうなの…」

海未「私は準備してからすぐ出かけますが…真姫はどうなんですか?」

真姫「私は…今日日曜だから休診ね。家から出ないと思うけど」

海未「そうですか…では、私は準備にとりかかりますので」

真姫「分かったわ」

真姫(私もご飯食べて…久々に掃除でもしましょう…)


566: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 15:30:15.05 ID:C0J8Keut.net



海未「では…行ってきますね」

真姫「あ、行ってらっしゃい…」


バタン


真姫(…海未ちゃん元気なかった…?)

真姫(なんか引っかかるわね………)

真姫(というかエリー本気で帰ってこなかったわね…まあ、いつものことだからいいけど)

真姫(…さぁ、なにから掃除しましょうか……)


ピンポーン


真姫「あ、はーい!今出ます!」


ガチャッ


真姫「あ………」

にこ「……」

真姫「…にこ、ちゃん……」

にこ「おはよ」

真姫「お、おはよう…」

にこ「ねぇ、上がっていい?」

真姫「え、ええ…勿論よ…あがって…」

真姫(……なんとなく、にこちゃんの顔が見れない…)

にこ「おじゃましまーす」

真姫「うん…」


567: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 15:38:27.51 ID:C0J8Keut.net

真姫「えっと…そこ、ベッド座っていいから」

にこ「言われなくても座るし。なに他人行儀になってるのよ」

真姫「あ、ご、ごめん……」

にこ「ま、いいけどね……はぁ」ギシッ

真姫「よ、横、座っていい?」

にこ「…これ、真姫ちゃんのベッドでしょ?なんでにこに許可取るのよ…」

真姫「あ、ええ…そうね…」ギシッ

にこ「……」

真姫「……」

真姫(…なんでにこちゃんは普通にしてられるのよ……)

にこ「…真姫ちゃん」

真姫「な、何?」

にこ「ことりとのえっちは、気持ちよかった?」

真姫「………べ、つに……」

にこ「どうだったの?にことなにが違った?にこよりも感じた?」

真姫「そ、そんなこと…」

にこ「…あと」

真姫「な、なによ……」


にこ「真姫ちゃん、にこよりもことりよりも……絵里とえっちするのが気持ちいい?」

真姫「…っ!」

にこ「どうなの?」


568: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/30(日) 15:44:39.47 ID:C0J8Keut.net

真姫「な、んで…私…絵里…とは……」

にこ「…ふふっ、真姫ちゃんって本当に分かりやすいんだから……」

真姫「……」

にこ「…にこ、嘘は嫌いだから。正直に、言って」

真姫「……ごめん、なさい。にこちゃんの言う通りよ。エリーと、関係を持ってた」

にこ「……うん」

真姫「それ、から……ことりとは、えっちしてない…」

にこ「…それは知ってたわ。海未ちゃんから聞いてたし。ごめんね。ちょっと“試して”見たかったのよ」

真姫「……っ、そんなこと…」

にこ「…真姫ちゃん、にこは浮気してるように見えた?」

真姫「…」

にこ「見えたの?」


576: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 21:44:39.21 ID:b6QPZxHg.net

真姫「待って…待ちなさいよ……なんでエリーと私が…その…セッ○スしてること…知ってるのよ……」

にこ「…ずっと前から、知ってたわ。2人を見て…雰囲気が怪しいなって疑問に思ってた。疑問が確信に変わって…真姫ちゃんと絵里は関係を持ってる、って…分かったの」

真姫「…」

にこ「でもやっぱりそんなこと認めてしまいたくない自分もいて…『もしかしたら違うかも』ってどこかで期待してた。 …だけど、そうじゃなかったみたいね」

真姫「……」

にこ「……昨日、絵里に会ったわ。それでね、絵里のやつ、元カノと一緒にいたの」

真姫「な、にそれ……」

にこ「…その時、にこね、絵里をぶん殴りそうになったわ。女たらしのくせに、真姫ちゃんといつもえっちしてるくせに…どのツラ下げてその人といんのよ、って。話を聞いてみれば…仕事の関係で友達になったみたいじゃない?…ほんと、偶然って怖いわ」

真姫「…」

にこ「…真姫ちゃんは、にことのえっちに満足できなてないから、絵里とえっちしてるんでしょ?」

真姫「そ、そんなことないわ!」

にこ「言い訳しないで!!」

真姫「……っ」

にこ「…言い訳…しないで……にことのえっちが満足できないからって理由で絵里とえっちしてたっていうなら…全然いいの……。むしろ…違う理由の方が嫌よ……だから…言い訳とかやめてよ…」

真姫「にこちゃん……」

にこ「そう思ってたから…絵里を殴らなくてすんだのよ…?絵里と真姫ちゃんは恋愛的な意味でえっちしてるんじゃなくて…真姫ちゃんがにこへの不満を解消する意味で絵里とえっちしてるって思ったから……」グスッ

真姫「……」

にこ「絵里は悪くない…真姫ちゃんを満足させることができないにこが悪いって……思って…だから……」グスッ


580: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 22:21:10.88 ID:b6QPZxHg.net

真姫「…そんな…満足とか…満足じゃないとか…」

にこ「も、いい…いいのよ……」

真姫「……」

にこ「………もう、お互い限界よね」

真姫「……にこ、ちゃん……」

にこ「……にこ達、別れよ」

真姫「……え…」

にこ「…こんな、結果になるだなんて…思ってなかった…あのね、にこ…希に、告白されたの」

真姫「……だ、からって…」

にこ「覚えてる?にこ…希に振られて…鬱になりかかってた時に…真姫ちゃんが告白してくれて…すごく嬉しかったの。真姫ちゃんは、にこのことをきっと幸せにしてくれるんだって…」

真姫「…」

にこ「でも…でも…もう……駄目よ……」

真姫「なんで…私よりも希を選ぶのよ…!」

にこ「…っ!誰だって好きな人には1番愛情を注いでほしいのよ!!」

真姫「…だけどこんなのって…!」

にこ「真姫ちゃんがことりとえっちしてたのを見た時、どれだけ悲しかったか分かる!?しかもそれがことりの為の嘘だって知った時は余計に悲しかった!」

真姫「…それは…!」

にこ「希がにこのことが好きだって告白してくれた時…どれだけ嬉しかったと思う!?にこが恋人がいるのを知ってて告白してくれたのよ!?月日も経ってるのよ!?どれだけ勇気がいると思うの!?」

真姫「……」

にこ「…だからね、別れよ。真姫ちゃん。今まで、ありがとう。それから、ごめんね」



581: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 22:30:34.70 ID:J06m3vfE.net

にごぉ…



582: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 22:31:51.02 ID:b6QPZxHg.net

真姫「…そ、うよね、当然の結果ね…」

にこ「…」

真姫「…ごめ、なさい…確かに、にこちゃんのこと…1番に考えてあげられてなかった…」グスッ

にこ「…」

真姫「ごめ……ごめんね……。にこちゃん…にこちゃんの幸せを、願ってるわ。きっと、にこちゃんは…私と最初から、いない方が良かった…」

にこ「…それは違うわよ」

真姫「…」

にこ「真姫ちゃんがずっと一緒にいてくれたおかげで、少なくとも、にこは満たされてたの」

真姫「…ええ…ありがとう…」

にこ「……最後だから言うけど…絵里との関係はハッキリさせなさい。それが、絵里にとっても真姫ちゃんにとっても最優先だと思うから…」

真姫「………分かってる…」

にこ「…」

真姫「…」グスッ

にこ「…もー、金輪際会わないわけじゃないでしょ?そんな顔しないでよ…」グスッ

真姫「……え、金輪際会わないわけじゃないの…!?」

にこ「…真姫ちゃんがよければ…」

真姫「よ、かった……」グスッ

にこ「……」

真姫「別れ…ちゃったけど…二度と会えなくなるのは嫌だったから……」

にこ「……!」

にこ「な、なに言ってるのよ!にこと真姫ちゃんはもともとは友達でしょ!そんなことあるわけないでしょ!」

真姫「……ふふ、当たり前よね」


587: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 22:45:10.98 ID:b6QPZxHg.net

~~~~~~~~~~

ブロロロロロ…

絵里「……っ」カクン

絵里「うー…流石にオールしてからの仕事は辛いわね…」

絵里(…あの後希とにこを家まで送って…私は行くあてもなく街をふらふらして…)

絵里「……」

絵里(あーやっぱり…フられたのは辛いわ…希のこと、割と本気だったのに……)

絵里(でも……)

絵里(今までたくさん私、色んな子とセッ○スしてきて…中には本気になっちゃう子もいて…その子達に告白されちゃったりした時は…何にも考えずに断ってきた…)

絵里(フられるのってこんなにも辛いのね…)

絵里「…今日、希に会うのなんだか嫌だなぁ…昨日は夜のテンションでなんとか誤魔化せたけど…」

絵里「…」

絵里「……駄目よ…仕事あるし…ちゃんと行かなきゃ…」

絵里「…もう幼稚園が見えてきたわね…」

キキ-ッ

ガチャッ

バタン


591: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 22:51:43.77 ID:b6QPZxHg.net

絵里「……」

幼稚園児A「あー!エリチカだ!」

幼稚園児B「今日は何する??」

絵里「…」

幼稚園児C「…どーしたの?」

絵里「あ、ご、ごめんね…?その…き、今日は仕事が忙しくて…遊べそうにないの。また明日必ず、ね?」

幼稚園児D「えー!遊ぼうよー!」

幼稚園児E「遊ぼう!遊ぼう!」

幼稚園児F「昨日おままごとしてくれるって言ったじゃん!」

希「…こーら、みんな。えり……絢瀬さん今日は忙しいんよ。明日遊べばいいやろ?ワガママ言っちゃ駄目よ?」

幼稚園児達「はぁ~い……」

絵里「のぞ……」

希「ほら、早く行こ。今日はどんくらい納品来てるのかな~?」

絵里「あ、え、ええ………」

希「…」

絵里「…」


592: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/08/31(月) 23:00:01.44 ID:b6QPZxHg.net



絵里「っと……これで全部だから……」

希「ありがとさん。毎度助かるなぁ」

絵里「いいのよ…仕事だし……」

希「…」

絵里「…」

希「えりち…なんか元気ない?」

絵里「えっ!?そ、そそそそんなことないわよ…ほんとに…」

希「それならええんやけど……」

絵里「…その…にこから連絡あった?」

希「ん?にこっちから…?それが、全然ないんよ。やっぱり無理やったんかな…にこっち恋人いるし……」

絵里「にこの恋人と知り合いだから…何もいいようがないのだけれど……うん…応援してるわ…」

希「えりち…にこっちの恋人と知り合いだったん?」

絵里「…ええ」

希「そうやったんや…へぇ…」

絵里「…」

希「…」

絵里「ねぇ、希…」


598: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/02(水) 21:20:31.59 ID:L5gmNSSV.net

希「ん?なぁん、どうしたんえりち」

絵里「あの…あのね、私、あなたに謝っておきたいことがあるの」

希「謝っておきたいこと?」

絵里「私……私ね、どうしようもない女たらしで……」

希「そんなこと…最初の時点で話してくれたやろ?別に謝ることじゃ…」

絵里「ち、違うのよ!そうじゃなくて…いやそうなんだけど…あの……私…にこ、の恋人ともね、ずっと関係を持ってたの」

希「……え?」

絵里「ごめん。ごめんなさい…希がにこを好きって言った時点でこれは謝っておくべきだった……」

希「な、なんそれ…にこっちそのこと知ってるん?」

絵里「……私…にこはこのこと知らないって思ってたの。でも昨日の夜…希を送った後ね、にこに『あんた達の関係がいいものとは思わない。でもにこはとやかく言わない。だから自分で考えなさい』って…言われて…」

希「…」

絵里「これ…って…バレてたってことよね…」


希「…っ!」パンッ

絵里「いっ!た……の、希…?」

希「……えりち…」グスッ


600: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/02(水) 21:28:03.19 ID:L5gmNSSV.net

希「なんで…?なんでそんなこと出来たん…?に、にこっちは…えりちの友達やろ…?」グスッ

絵里「ええ……」

希「ひどい…ひどいこんな…にこっち可哀想や…しかも知っとるんやろ!? 知らんかったとしても駄目やけどこんなんもっともっと可哀想や!」

絵里「ご、めんなさ……」

希「なんでうちに謝るん!?こんなにうちまで辛くなるならいっそ知りたくなかった!」

絵里「……」

希「なんで……にこっち幸せじゃなかったん……?こんな…いやや……」

絵里「のぞ………」

希「話しかけんで!…今もうなんも考えれんの…!」

絵里「……」


ガチャッ


花陽「し、失礼します…」ヒョコッ

凛「……」

希「……あ」グスッ

絵里「凛…花陽……」


603: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/02(水) 21:34:10.79 ID:L5gmNSSV.net

花陽「の、希先生?ど、どうしたんですか?」

希「あ…えと…なんでもないんよ。ちょっと目にゴミが入って…。ごめん、先生ちょっとお仕事残ってるから…奥の事務室行くな?」

花陽「わ、分かりました…おしごとがんばってください!」

希「うんっ、ほんとごめんなぁ…」



パタン



絵里「……」ボ-

花陽「絵里、さん?」

絵里「う、うわぁぁ!な、何か用かしら?」

花陽「はいっ…あの…この前…凛ちゃん助けてくれたお礼に…これ……!」

絵里「…花束…!綺麗ね…!」

花陽「お、おかねがないからそこら辺で綺麗なの探したんです…よ、よかったら受け取ってください…!」

絵里「シロツメクサにたんぽぽ…イヌフグリなんかもあるわね……ありがとう。大切にするわ」

花陽「…えへへ///」

凛「…ふんっ。凛だって毎日かよちんからお花もらうにゃ。調子のってるんじゃないにゃ」


604: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/02(水) 21:43:11.19 ID:L5gmNSSV.net

花陽「凛ちゃん…」

凛「…」ツ-ン

花陽「駄目だよ。そんなこと言っちゃ…絵里さんは花陽たちのことたすけてくれて…」

凛「…そんなの…しらないにゃ!!」

花陽「…」ビクッ

凛「どうしてかよちんはこの人のことばっかり話すの!?凛よりもこの人の方がいいの!?」

花陽「え…?」

絵里「凛……」

凛「いっつもいっつも凛は後回しだにゃ!この人が来るようになってから!なんでなの!」

花陽「り、凛ちゃん…」グスッ

凛「もういやにゃ!かよちんなんか…かよちんなんか…嫌いだにゃ!!」


バタン


花陽「う……」

花陽「うええぇん……」グスグス

絵里「は、花陽…だ、大丈夫よ……」アセアセ

花陽「り、ん、ちゃ、に…嫌われた……」グスッ

絵里(ど、どどどうしましょう……とりあえず…)

絵里「り、凛を追いかけてくるから。ちょっと待ってて!」

花陽「……」コクン 


609: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/02(水) 21:53:24.94 ID:L5gmNSSV.net



凛「……」

凛「……」

凛「かよちん……泣いちゃってた…」

凛「凛…ひどいこと言っちゃったにゃ…」グスッ



…ーん! りーーん!


凛「…?この声は…」

絵里「…凛!やっと見つけた!」

凛「にゃ!?」

絵里「滑り台の下に隠れるなんてなかなかね…さぁ…出てきなさ……」

凛「いやにゃ!」ダッ

絵里「あ!待ちなさ…いたっ!」ガンッ

凛「!?」

絵里「……頭打った……そうだ…私背が高いから……」

凛「間抜けだにゃ!」

絵里「……」キラ-ン

絵里「すきありっ!」バッ

凛「にゃーーー!?」

絵里「もう逃げられないわよ…」ギュ-

凛「はなすにゃ!はなすにゃ!やめるにゃぁあ!」ジタバタ

絵里「ぜーったいに、離さない」

凛「もーー!いい加減にしないと怒るにゃ!」ジタバタ

絵里「ほら、落ち着いて。………花陽も待ってるわよ」ポンポン

凛「……!」ピタッ

凛「…」

凛「…かよちん…」グスッ


611: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/02(水) 22:09:33.99 ID:L5gmNSSV.net

凛「…うう…凛、かよちんにひどいこと言っちゃった…」グスッ

絵里「…なんで言っちゃったのかしらね?」

凛「だって…悔しくて……かよちんをとられたみたいで…」

絵里「……はぁ~」

凛「…な、なんだにゃ…」

絵里「自分に悪いところがあったって素直に思えるうちは大丈夫よ。それから、謝るのなら早めがいいわ」

凛「…?」

絵里「…後で、後悔しても遅いのよ。私も、好きな人が居て、その人がなかなか振り向いてくれなくて…だから、逃げたのよ。違う人に。それで、満足だった」

凛「…へ」

絵里「その点凛は立派だわ。何が何でも自分に意中にさせてやる、って……ほんと、カッコイイわ」

凛「…あっ、あったりまえにゃ!凛はカッコイイんだから!それなのに絵里ちゃんはダサいにゃ!」

絵里「…そうね」

凛「ほんとダサダサのダメダメにゃ!なぁんでじぶんのことすきになってくれないからって他の人すきになれるの?意味わからんにゃ!」

絵里「……」

凛「凛だったら好きな人に猛アタックにゃ!駄目元でもあたってくだけろってお母さんもいってたにゃ!」

絵里「……」

絵里「…あははははは!」

凛「な、な…なんか文句あるにゃ?」

絵里「…ううん、凛は本当にカッコイイわ。世界一よ」

凛「にゃ!だから当たり前にゃ!」

絵里「…ふふふ」

絵里(…なんで、幼稚園児になるほどとか思わされてるのかしら…ふふ…)

絵里「…私の方が、考えが幼稚だったのよね」

凛「え?」

絵里「なんでもないわ。さ、花陽のところに行きましょ?」


622: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 22:57:10.38 ID:8b34tD4w.net



花陽「…」グスッ

凛「か、よちん……」

花陽「凛ちゃん…さっきはごめんね…花陽、なんか怒らせちゃったみたいで……」

凛「ち!ちがうにゃ!さっきのは…勝手に凛が怒ったにゃ!かよちんは悪くない!」

花陽「そうなの…?」

凛「うん!うん!そうにゃ!」

花陽「ほんと…?じゃあ…な、なんでおこったかきいてもいい?」

凛「それは……」

花陽「…む、無理には言わなくていいよ?」

凛「……あのね、かよちんが絵里ちゃんばっかりかまっちゃうから、凛、ヤキモチやいたにゃ」

花陽「え…?」

凛「だから…かよちんは悪くないにゃ…」


623: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:07:54.25 ID:8b34tD4w.net

花陽「そ、そうなの…?」

凛「うん…でっ、でも!かよちんにはもっと凛を見てほしいにゃ!」

花陽「…」

凛「だってっ…だって凛…かよちんが絵里ちゃんのことばっかカッコイイカッコイイって言ってたら…なんか嫌にゃ…」

花陽「…凛ちゃん」

凛「…」

花陽「あのね…絵里さんはカッコイイんだけど…1番可愛いのは凛ちゃんだよ?」

凛「でも凛はカッコイイ方が…」

花陽「たしかにね、サッカーでシュート決めたり、花陽のこと守ってくれる凛ちゃんもカッコよくて大好きなんだけど…」

凛「…」

花陽「花陽と一緒にお花をつんでくれたり、スカート履いてたり、笑顔がすっごいきらきらしてたりする可愛い凛ちゃんも大好きなのっ!」

凛「…!///」


624: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:10:53.04 ID:8b34tD4w.net

凛「……そ、そんな、照れるにゃ///」

花陽「伝わってなかったみたいでごめんね…花陽、凛ちゃんのこと、だいすきだよ!///」

凛「え、あ……えっと……///」

絵里「…」ニヤニヤ

凛「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!///」ダッ

花陽「あっ!凛ちゃん!」

絵里「ふふ、逃げちゃったわね?」

花陽「あはは…凛ちゃん意外と照れ屋さんなのかも…」

絵里「そうね…。まあ、花陽も罪作りな女の子ね」

花陽「えっ?」

絵里「ふふふ、なんでもないわ。ただ、ヤキモチやくのって結構疲れたりするのよって話」

花陽「…?」

絵里「凛のことも、たまにはカッコイイってちゃーんと言ってあげるのよ?」

花陽「…はいっ!」


625: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:14:27.66 ID:8b34tD4w.net



希「ああ…最低や…うち…」

希(よくよく考えればもっと冷静に話せたかもしれんのに…1人で怒鳴りつけて恥ずかし…)

希(いやでも…にこっちの恋人とえっちしてたのはどうなんよ…!)

希(はぁ…でももっといろいろ聞けばよかった…)

希(凛ちゃんたちにも情けないところ見られてしまった…)


~♪


希「あ……電話…誰からやろ…」

希「……っ!」

希「に、にこっち……」


627: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:21:49.40 ID:8b34tD4w.net

希「ど、どうしよ……」

希「と、とりあえずとらな…」


ピッ


希「も、もしもし…」

にこ「あ、希?今ね、真姫ちゃんの家なんだけど」

希「真姫ちゃん…?」

にこ「ああ、元カノ」

希「は!?もっ、もも元カノ!?なんなんにこっち今の彼女さんの前にも恋人おったん!?」

にこ「はぁ?いないわよ。 …別れたのよ、さっき」

希「え…?」

にこ「だから、さっきまで真姫ちゃんと話してた。ちなみに真姫ちゃんは今お昼ご飯買いに行ってるから」

希「あ、そ、そうなん…。なんやいきなり話ぶっ飛んでるなぁ……」

にこ「で、希」

希「なに?」

にこ「にこ達、やり直さない?」


630: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:33:42.05 ID:8b34tD4w.net

希「え…」

にこ『希の気持ちにちゃんと答えるために、真姫ちゃんと話しつけたのよ』

希「……でも…そ、そんないきなり…」

にこ『はぁ…もう、昨日告白してきたのは誰よ?』

希「うっ…」

にこ『じゃあ1年期間をあければいいの?それとも10年?…こんなことしても何も変わらないでしょ?』

希「…まあ…」

にこ『それなら、早く付き合いたいって思う。にこは、あんたが好きなわけだし。あんたも、にこのこと好きなんでしょ?』

希「うん…好き」

にこ『それともなに?にこをずっと独り身にしとくわけ?希は希で新しく恋人見つけちゃうの?』

希「んな…なわけないやん!今までだって……ずうっと恋人おらんかったのに…」

にこ『…それなら、やり直しましょうよ』

希「…」

にこ『希、好きよ』


634: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:43:06.59 ID:8b34tD4w.net

希「うう~…」グスッ

にこ『希…?』

希「わけわからん…わけわからんわ…もう…」

にこ『…』

希「あんな、にこっちの気持ちが嬉しすぎて、まずわけわからんし、それからにこっちが恋人と別れたっていうのが何故か悲しくてわけわからんし、というかもういろいろわけわからんし、こんな自分にわけわからんし……」

にこ『…長いわよ…』

希「そんなんうちが1番分かっとるわ…でもわけわからんのよ…」

にこ『…』

希「ねぇ、にこっち。にこっちは恋人が他の人とえっちしとったの知ってたんよね?」

にこ『ええ…』

希「ねぇ、どんな気持ちだったん?どんな気持ちで前の恋人さんとおったん?どんな気持ちで前の恋人さんとえっちしとったん?やりきれんかったでしょ?」

にこ『そう、ね……』

希「…」

にこ『ほんと、希の言うとうりやりきれんかったわよ。やりきれんかった』

希「…」

にこ『早く、真姫ちゃんには問い質すべきだったのかもね。絵里との関係を』


636: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/04(金) 23:52:36.89 ID:8b34tD4w.net

希「やっぱり…えりちだったんね…」

にこ『…ええ』

希「そうか…やっぱりかぁ…」

にこ『…でも、もう怒ってないから』

希「え…?」

にこ『いや、ね。実はあんたと絵里がいた時、にこ、絵里を殴ろうかと思ったの』

希「…」

にこ『でも、よく考えたら絵里が私たちを出会わせてくれたわけじゃない?』

希「まあ…」

にこ『…それから、真姫ちゃんとは話つけたから…もう、2人はこれからえっちしないだろうし。だから、ずるずる怒るのはやめよう、って。嫌なこと考えるだけ、時間の無駄なのよ』

希「そう、やな……」

にこ『でしょ? 』

希「…」

にこ『…』


638: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 00:02:35.03 ID:tO3RSBcV.net

希「……にこっち、うちと結婚して」

にこ『……はぁ?』

希「ま、間違った!…つ、付き合って……ください…って言おうとして……」

にこ『……ぷっ、あんた……やっぱ馬鹿ね……』

希「そ、そこまで言わんくても…てかひど!せっかく勇気出して…告白したのに…」

にこ『いいわよ。結婚しましょうか』

希「…え?」

にこ『結婚は…まあ形だけしか無理だけど…幸せになりましょう、って意味で…』

希「……うん!」

にこ『……はぁ…なんか気が抜けたわ』

希「…ごめんなぁ、なんかいろいろ変な風に気負わせちゃって…」

にこ『いいのよ。まあ、これからもよろしくねってことで……また、近いうちに会いましょ。連絡するから』

希「…分かった。待ってるな」

にこ『ええ。じゃあね』


ブツッ


希「………はぁ…なんかこっちまで気が抜け……」



ガチャッ



絵里「希っ!!」

希「うわぁ!?…えりち?」


639: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 00:09:10.96 ID:tO3RSBcV.net

希「ど、どうしたん…?」

絵里「希……」ハアハア

希「えらい息切れして…ほんとにどうしたんよ……」

絵里「ごめ……なさい……走ってきたから……」

希「そ、そうなんや……」

絵里「いきなりなんだけど」

希「うん…」

絵里「希、私のことを思いっきりぶってくれないかしら」

希「……え?」

絵里「思いっきり、なるべく強く。壁に穴があくほど強くてもいいわ」

希「……いっ、いきなりなんのプレイや!いややわ!!」

絵里「ぷっ、プレイ!?そんなんじゃないわよ!」

希「じゃあなに!?」


640: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 00:21:55.11 ID:tO3RSBcV.net

絵里「いろいろと、断ち切りたくて」

希「…」

絵里「自分が愚かだったし、醜かったと思うわ」

希「…」

絵里「にこを傷つけたし、希だって怒らせた。それに今まで抱いた子だって…中には本気の子もいたのに、その子の気持ちなんてさらさら考えなかった」

希「…」

絵里「だから、ただの罪滅ぼしってわけじゃないの。お願い、ぶって」

希「……はぁ。なんかあってもしらんで」スッ

絵里「……ええ」キュッ


パァン!!!


絵里「いっ!!!た!!!」

希「だから言うたのに…」

絵里「痛い……ええ、でも、ありがとう!なんだか吹っ切れたわ」

希「うん…」

絵里「…希。にこと、幸せになれることを願ってる」

希「…もう、幸せになれる段階に入ったんよ?」

絵里「うそ……ほんと?よかったわ…!」

希「なんでそんなに自分のことみたいに嬉しそうなん…」

絵里「嬉しいわよ!負け惜しみなんかじゃないわよ?」

希「そっ…か」

絵里「じゃあ私はもう行くから!」ダッ

希「え?も、もう?」


641: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/05(土) 00:25:59.81 ID:tO3RSBcV.net

絵里「ええ!やらなきゃいけないことが山ほどあるわ!あ、あと今日徒歩で帰るから!ごめんだけど車幼稚園に置いていくわね!」

希「え、いいけど、そんなことして大丈夫なん?」

絵里「ええ!大丈夫よ!」

希「でも徒歩でって…足疲れん?家まで遠いやろ?」

絵里「電話しなきゃいけないから!」

希「誰に?」

絵里「いろんな人に!」

希「ええ…?」

絵里「じゃあ本当にもう行くわね!」ダダダダ



希「…はやっ……」

希「……なんか、あんなハツラツとしたえりち初めてみたなぁ…」

希「ほんまに、なにする気なんやろ……」


希「……あと、うちもえりちの幸せを願っとるんやで」

希「…頑張りや。えりち」


667: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 18:02:14.27 ID:Gm0a9wIS.net



女A『もう会えない!?』

絵里「え、ええ…だから…もう会うのはなし。セッ○スもしないわ」

女A『はぁ!?最低!!やっぱり遊びだったの!?私のこと嫌いなの!?私に飽きたの!?本命ができたの!?』

絵里「いやだから…その…あなたはすごく魅力的よ?ええ…とっても…。それに私、本命もいないわ。…というかそういう問題じゃなくて………。何が何でも、もう会えないの」

女A『そんなんで納得できると思ってんの!?今週の火曜日もう一回会ってよ!話つけるから!』

絵里「わ、分かったわ…」


ガチャッ! ツ-ツ-ツ-…


絵里「えーっと…今週の火曜日と…」メモメモ

絵里「……はらぁ…」

絵里「…ついに女の子と決着つける予定だけでスケジュール帳が一週間分埋まっちゃったわ……」

絵里「……なにされるのかしら…とりあえず怪我しそうな予感はするから…救急箱は持っていったほうが良さそうね…」

絵里「……でもこれも私がしたこと…弱音を吐いちゃいられないわ……」


ピッ


絵里「あ、もしもし?…あの、言いたいことが……」



~~~~~~~~~~~


668: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 18:11:39.68 ID:Gm0a9wIS.net

ガチャッ


絵里「た、ただいま……」ヨロヨロ

にこ「おかえり……ってあんた…なんでそんなに疲れてんの?仕事ハードだった?」

絵里「ま、まあ…ちょっとね…あはは…」

にこ「はぁ…ほどほどにしなさいよ」

絵里「ええ…」

にこ「…」

絵里「…」

にこ・絵里「「ねぇ」」

にこ「あ…」

絵里「えっと…にこからどうぞ」

にこ「あ、いや。いいわよ…あんたから言いなさいよ」

絵里「でも…」

にこ「ほら、早く」

絵里「わ、分かったわ…。…にこ、希と無事に結ばれたんですって?」

にこ「……うん」

絵里「あ、やっぱりそうなのね……おめでとう」

にこ「…ありがと」

絵里「…」

にこ「……それだけ!?」

絵里「え?そうよ?」

にこ「はぁ…もうなんなのよ…」

絵里「だってこれだけしかないんだもの……で、にこは?私に何が言いたいの?」

にこ「あ、そうだったわ。えっと…」

絵里「…」

にこ「…まず、一つ目は…希と、付き合うことになったのを言いたかったの。あんたは最初から知ってたみたいだけど」


670: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 18:23:52.03 ID:Gm0a9wIS.net

絵里「さっきまで希といたから…ごめんなさい、知ってたの」

にこ「謝ることではないでしょ。…それでね、本題は…真姫ちゃんに、このことを伝えたのよ」

絵里「…ということは…にこと真姫は、事前に別れていたということね?」

にこ「…ええ。それでね、真姫ちゃんにも言った方がいいかなって思って…今買い物に行ってる真姫ちゃんに連絡いれたのよ。『希と付き合うことになった』って」

絵里「…そしたら?」

にこ「『よかったわ』って…声は嬉しそうだったけど、実際どうなのかしら…。真姫ちゃん、にこの幸せを願ってるって言ってくれたけど…流石にこの報告は、しない方がよかったんじゃないかしらって後々思ってきて……」

絵里「……私は、して正解だったと思うわ」

にこ「…」

絵里「後々にこと希の関係が分かるよりも、最初から知っておける方が真姫だって気が楽なはずよ?」

にこ「…うん」

絵里「それに希との関係を伝えたっていうのは…にこがこのことを後ろめたく思っていないんだって分かって、きっと真姫も安心してるわ」

にこ「そう、だといいんだけど…」

絵里「ああ見えて真姫はいい女よ。元カノの恋人にひがんだりするようなことは…ないわ。少しは傷心するでしょうけど…」

にこ「…」

絵里「だから、にこは間違っていないわ」

にこ「……分かった」

絵里「ふふ、よかったわ。分かってもらえて。 …それに…私も真姫とちゃんと話さなきゃ…」


ガチャッ


真姫「ただいま」


671: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 18:31:18.21 ID:Gm0a9wIS.net

にこ「真姫ちゃん…」

真姫「にこちゃん、おめでとう。本当に、よかったわ。本心から、おめでとう」

にこ「……うん」

真姫「…花束でも買っていこうかしら~って思ってたのよ?でも重い女だなんて思われたらお門違い、結局悩んでやめたわ」

にこ「…な、によ……買ってきてくれたら、喜んで受け取ったのに…」

真姫「…うふふ、ごめんね?」

にこ「……もうぜーったい許さないんだから!真姫ちゃんのばーか!」

真姫「…はぁ!?何調子乗ってんのよ!」

にこ「花束買ってこなかった真姫ちゃんが悪いにこ~」

真姫「うるさいわね!人の親切心をなんだと思ってるのよ!」

絵里「ふふ……ほらほら、2人とも。喧嘩しないのよ?」

真姫「あ、エリー…」

絵里「…真姫、お互い言いたいことがあるみたいね?」

真姫「…どうやらそうね」

にこ「…」

絵里「ちゃんと、これは話すべきだった」

真姫「…」

絵里「…最初に謝らせて。真姫、ごめんなさい」


672: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 18:56:18.52 ID:Gm0a9wIS.net

絵里「私…真姫に逃げたの。しかも一回じゃなくて何回も。真姫とえっちしてる時は、嫌なことを忘れられたし、海未のことも少しは考えなくて済んだ」

真姫「…」

絵里「真姫を、都合よく使ってしまったのかもしれないわ。こんな言い方しかできなくて、本当にごめんなさい。謝る以外に、言葉が見つからないの」

真姫「…エリー、それを言うなら私もよ」

絵里「…」

真姫「私も…エリーとのえっちがやめられなくて…ずっと続けちゃって…」

絵里「…」

真姫「私には、恋人もいたのに…それなのに…エリーとえっちして…」

絵里「…」

真姫「エリーのこと、余計に縛っちゃったのかもしれないわね。海未ちゃんの代わりじゃなくて、私はただエリーが恋愛出来いように縛ってしまって……」

絵里「そ、それは違うわ!私は…自分の意思で…」

真姫「でも!私とえっちしてなかったらエリーはとっくに恋人を見つけて幸せになってたかもしれないじゃないの!!」

絵里「だから違うって言ってるでしょう!?私は……」

にこ「…ねぇ。2人とも」

真姫「にこちゃん…」

にこ「謝るのとか、過去に自分がこうだったああだったとか、今そういう話はしてないでしょ?重要なのは、これからどうするか」

絵里「…」

にこ「…2人は、どうするの?もうえっちしない?もう会わない?もう話さない?」

真姫「…」

にこ「今きちんと決めないと、また2人はこれをきっと繰り返すだけよ?」


675: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 19:44:59.56 ID:Gm0a9wIS.net

絵里「なに…私のセリフ真似してるのよ…」

にこ「べっつに~。あの状況と似てたからぁ~言ってみただけよ~」

絵里「くっ……///」

真姫「あの状況?」

絵里「な、なんでもないのよ!」

真姫「?」

絵里「あ、あのね、真姫…こんなこと言ったら怒るかもしれないけど、私は今の関係を続けていたい」

真姫「…は?」

絵里「い、いや違うのよ!えっちする関係じゃなくて……その、友達のままというか。改めて言うと恥ずかしいけれど……このふざけあえる仲がいいな、って…」

真姫「…」

絵里「……ダメかしら?」

真姫「…ん」スッ

絵里「…な、なにこの手…」

真姫「あ、握手よ、握手。こういう時、なんて言ったらいいのか分からないから……ほら、早くしなさいよ」

絵里「……え、あ、は、はい」ギュッ

真姫「…」

絵里「…」ニギニギ

真姫「…誰も私の手を揉めとまでは言ってないんですけど」

絵里「…じ、じゃあ…」ギュウウウ

真姫「いっ痛いわよ!握りしめろとも言ってないでしょ!?」

絵里「…ご、ごめんなさい」パッ


677: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:36:08.54 ID:Gm0a9wIS.net

にこ「……なぁんか最初から最後まで締まらないわね。あんた達」

真姫「うるさいわね。なんでもいいでしょ」

絵里「ふふふ…真姫は素直じゃないんだから……っと、あれ?そういえば海未は?」

真姫「ああ、海未ちゃんなら…なんだか予定があるとかなんだかで、朝から家にいないけど」

絵里「ふぅん、そうなの」

真姫「でね、なんか…ひっかかるのよ…」

にこ「なにが?」

真姫「海未ちゃん…なんだか元気なかったというか…いきいきしてなかったというか…」

絵里「それは由々しき事態ね…海未が元気ないだなんて…」

真姫「……うーん…」

にこ「何かあるんじゃないの?例えば…海未も恋愛絡みで……なーんちゃっ…」

真姫「あー!!!!」

絵里・にこ「「!?」」ビクッ

真姫「そうよ…そうだわ……!」

にこ「い、いきなりどうしたの?」


真姫「海未ちゃんね……多分今日お見合いなのよ…!」



にこ「は」

絵里「はら?」


678: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:43:22.56 ID:Gm0a9wIS.net

真姫「海未ちゃんお見合いなのよ!今日ある予定って多分このことよ!」

絵里「ま、まあまあ真姫、落ち着いて。なんでそんなに……」

にこ「…真姫ちゃんが取り乱すのも分かるわ。だって…海未、元気なかったんでしょ?」

真姫「そうよ…それにね……海未ちゃん、泣いてたのよ」

絵里「え…?」

真姫「『はっきり言えたらいいのに』って泣いてたのよ……」

絵里「海未…」

真姫「これは…お見合いが嫌ってことじゃないの?それなのに…こんなのいいのかしら、って…」

にこ「…」

真姫「…」

絵里「……よし」

真姫「なに?」

絵里「海未の家、行きましょう」

にこ「は…?」

絵里「このままだと…海未が不幸せになる気がするのよ。それだけは、避けたいわ。だから…殴り込みってわけじゃないけれど、行くしかないでしょ?」

真姫「…そうね」

にこ「えっ、真姫ちゃんも…?」

真姫「あったりまえでしょ。行くわよ、海未ちゃんのために。 ……恩返しも、しなきゃ」

にこ「……!」

にこ「…そうね、行くしかないわ」

絵里「じゃ、行くわよ!真姫!車の用意!」

真姫「ヴェェェ!? エリーの会社の車があるでしょ!?」

絵里「今日はないのよ!理由は後々ね!」

真姫「……はいはい。わかったわよ」


679: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 21:55:21.44 ID:Gm0a9wIS.net

~~~~~~~~

キキ-ッ

にこ「ここが海未の家……」

真姫「にこちゃんは初めてだったかしら?」

にこ「うん……大きい……」

絵里「よし…じゃあ準備はいいわね…行くわよ…トラブルバスターズ!出陣!」

にこ「何よそれ……というかまずこの門どうするの?これ開けられるの?」

真姫「よいしょ……」ギギギ

にこ「えええええ!?開けちゃうの!?いいの!?無断で!?」

真姫「あ、いいのよいいのよ。大体中高校の頃はこうやって勝手に入ってたから。まずこの門、見た目より重くないし」

にこ「でも…もうこれ不法侵入なんじゃ…」

絵里「にこ……シーッよ。シーッ……」

にこ(えええ…?)

真姫「よし、人が通れるぐらいまで門を開けたわ…さ、いざ侵入よ」

絵里「あそこに茂みがあるわ!隠れるわよ!」



ガサッ


真姫「ふぅ…とりあえず敷地内に踏み入ることは成功ね…」

絵里「ええ…」



ガヤガヤ


絵里「…やけに騒がしいわね…しかも袴?を着た子達がたくさんいるわね…」

真姫「…しまった…!」

にこ「え?」

真姫「多分今日……お稽古の日なのよ。今ここにいる門下生の子達に見つかったら…間違いなく、騒ぎになるわ」

絵里「はらっ……」

にこ「ど、どうすんのよ……」


682: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 22:16:11.11 ID:Gm0a9wIS.net

真姫「ほんとに…ここからどうしたら…」

絵里「…」タジッ



バキッ


絵里「あ」

にこ「し、しまった!そんなところに木の枝が……」

門下生A「あー!あんなところに誰かいるわよ!」

門下生B「ほんとだ!」

門下生C「やだー、不審者?」

門下生D「ちょ…園田先生呼んだ方が良くない?」

門下生E「でも今日園田先生は…」


ザワザワザワ


真姫「どっ、どうしましょう…完全にまずいわね…」

絵里「つんだわ…」

にこ「あ、諦めるのが早いわよ!」

門下生F「あれ?あの人…」

門下生G「もしかして…」

門下生H「矢澤にこじゃない!?」


エ-?ホントダ!ニコニ-ダ!ウソ!?マジデ!?
ザワザワザワザワ


にこ「えっ、あの……」

門下生達「「「キャーーー!!!」」」ドドドド

にこ「きゃぁぁぁぁ!?」

絵里・真姫「!?」ドンッ


683: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 22:20:01.18 ID:Gm0a9wIS.net

ニコニ-!サインチョウダイ!アクシュシテ-!!
キャ-!!キャ-!!キャ-!!


真姫「いたっ…弾き出された…」

絵里「に、にこに皆んなが群がって…あっという間ににこの姿が消えちゃったわね…」

真姫「ええ…」

ツバサ「ちょっとみんな!なにしてるのよ!海未さんがいなくてもきちんとお稽古しないとダメでしょう!?」


キャ-!!!キャ-!!!アクシュシチャッタ!!!!ニコニ-カワイイ!!!
ザワザワ


ツバサ「まったく…誰も聞いちゃいないわ…」

穂乃果「あはは…穂乃果達はあっちで自主練でもしてようか」

ツバサ「そうね…」

真姫「あの」

ツバサ「…?なんですか?というか誰ですか?」

真姫「ごめんなさい。今それを説明している暇はないの。えっと…さっき海未ちゃんがいなくても、って言ってたけど…今日いないの?」

ツバサ「…ええ。いませんね」

穂乃果「あのね、穂乃果、今日海未ちゃんが道場に来てるのは見かけたんだよ!でもお稽古には来てないなぁ…」

絵里「やっぱり……」

真姫「間違いないみたいね…」

穂乃果「え…?海未ちゃんなにかあるの?」


684: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/07(月) 22:59:02.41 ID:Gm0a9wIS.net

真姫「ええ。私たち、海未ちゃんのために来たのよ」

穂乃果「ど、どういうこと…?」

真姫「それはね……」

穂乃果「…」

ツバサ「……ひとまず、ここは目立つから…皆んながあの人に群がってるうちに中に入りましょう」

絵里「…!きょ、協力してくれるの?」

ツバサ「…一応、海未さんは先生だから」

穂乃果「ツバサちゃん……」

ツバサ「早く。とにかく更衣室に逃げ込みましょう」

穂乃果「…うん!」

真姫「助かるわ」

にこ「ちょっ、ちょっと、まっ……」

絵里「にこ!後は頼んだわよ!」

にこ「は、はぁ!?」

真姫「にこちゃん!頑張って!」

穂乃果「ファイトだよっ!」

にこ「あ、あんた達何を勝手な…てか最後のだれよ…てか助けなさいよおぉぉ!!!」


ニコニ-!!ツギハワタシニサインチョウダイ!!!コッチキテ-!!
キャ-!!キャ-!!キャ-!!


にこ「うう…あとで覚えておきなさい…」


685: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:37:39.84 ID:6Yiqpq34.net



穂乃果「お、お見合いっ!?」

真姫「ええ、そうよ」

絵里「海未が今日お稽古に出ていないのは…きっとお見合いのせいよ」

穂乃果「そっ、そうなんだ……。それで…お姉さんたちはなんでここにきたの?」

真姫「…お見合いを、阻止するためよ」

ツバサ「…」

穂乃果「そ、そんなことできるの…?と、というか海未ちゃんがお見合いを望んでるなら邪魔しちゃ駄目だよ!!」

真姫「それがね…違うのよ。海未ちゃん、本当はお見合い嫌がってて…」

絵里「私たち、海未の友達で…海未に本当に幸せになってほしいって思ってる。だから…このお見合いは止めるべきだと思って…」

穂乃果「……海未、ちゃん……」

ツバサ「…あの、お姉さん達」

真姫「なに?」

ツバサ「…海未さんのお母さんは今…多分そのお見合いの準備か何かで奥にいるわ。この点はお姉さん達が行動する上で大丈夫……でも、ここには園田家に仕えてる方達がたくさんいる。その人達に…見つかったら、即退場だと思って。ここ、結構厳しい家だし。ガードも固いし」

絵里「じゃあ…どうしたら…」

ツバサ「…でも、門下生なら家のどこにいても特になにも言われない。だから…はい、これ」

真姫「なにこれ?」

ツバサ「…袴よ。これ着てたら、少しは目立たないと思うから」

穂乃果「おーっ!ツバサちゃん頭いい!」

ツバサ「…そ、そうかしら///」テレテレ

絵里・真姫「「……」」

ツバサ「ご、ゴホン……早くそれに着替えて。そうしたら、ここの家を案内するわ」


686: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:45:39.40 ID:6Yiqpq34.net



真姫「これって…」

絵里「…私たちが着たら100パーコスプレよね…」

真姫「そうね…歳をとったものね…」

絵里「そんなこと言ってる場合じゃないわ!じゃあ早速…えーっと……」

ツバサ「…私は綺羅ツバサよ。ツバサでいいわ。こっちは穂乃果ね」

絵里「ええ。わかったわ。ツバサ、穂乃果。早速…案内してもらえる?」

穂乃果「うんっ!」

ツバサ「じゃあ…そうね。家の中は人がたくさんいるから…意外と人目に付きづらいのは縁側ね。縁側を通って、とりあえず海未さんの部屋に行きましょうか。その後、奥の海未さんのお母さんの部屋に案内するわ」

真姫「…海未ちゃんの部屋…懐かしいわね…」

絵里「あ、そうか…真姫は幼馴染だったわね」

真姫「…ええ。もう、部屋の位置とか忘れたけど…」

絵里「…」

ツバサ「じゃ、行くわよ…」

真姫「ええ…」


テクテクテク


ツバサ(なんだか緊張するわ…)

真姫(海未ちゃん…)


穂乃果「…あー!こんなところに鯉がいる!初めて知った!」

絵里「え?どこ!?鯉!?」

穂乃果「ほらあそこ!錦鯉だぁ~!」キラキラ

絵里「ハラショー!!カラフルね!」キラキラ

真姫「エリー!静かにしてっ!!!」イライラ

絵里「はらぁ…」


687: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/08(火) 00:58:51.97 ID:6Yiqpq34.net



テクテクテク


真姫「あ、あそこに男の人がいるわ…ここの縁側の反対側の縁側に…」

ツバサ「…この家の人じゃない…ってことは…」

穂乃果「海未ちゃんのお見合い相手…!!」

絵里「あーーーーっ!!」

真姫「エリー!静かにしてって…」

絵里「あの人!私知ってるわ!」

真姫「なに…?知り合い?」

絵里「違うのよ!直接的な関わりはないのだけれど…知ってるの…」

真姫「どういうこと…?」

絵里「…あいつ、最低男よ。私がよく行ってた夜の裏町で…金にモノを言わせて何人もの女を釣ってた…あそこじゃ有名よ」

真姫「…それ、エリーがいう?」

絵里「わっ、私は…このお祖母様ゆずりの美しい容姿で女の子を…」

真姫「はいはい。 …でも…女釣ってたって…人違いじゃないの?」

絵里「そ、そんなわけないわ!だってあの顔は確実に…」

真姫「でも海未ちゃんの家が選ぶ相手よ?そんな変な相手選ぶわけ…」

絵里「でもあいつ、家が金持ちで…確か、親が骨董品か何かの売人なのよ…。そう考えると、あり得る話でしょ?」

真姫「そうかしらね…」

穂乃果「海未ちゃん…」ウルウル

ツバサ「…穂乃果さん?」


718: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 20:50:39.82 ID:lLMC4tv0.net

穂乃果「なんでっ…海未ちゃんそんな人と…海未ちゃんが幸せじゃないのやだ!」グスッ

ツバサ「……」

穂乃果「やだよっ……」ヒック

絵里「…」チラッ

真姫「…」チラッ

真姫「…え、エリーが変なこと言うからじゃない…」ボソッ

絵里「はらぁ!?わ、私のせい!?」 

真姫「ど、どうするのよ…」コソコソ

絵里「え、えっと…」コソコソ

真姫「早く泣き止ませなさいよ…」コソコソ

絵里「えーと……あ、そうだわ!確かめればいいのよ!」

真姫「た、確かめる…って?」

絵里「穂乃果!泣くのはやめなさい!」

穂乃果「え…?」グスッ

絵里「そのね…あの人はまだ、悪い人って決まったわけじゃないのよ。ええ、人違いかも、しれないし」

穂乃果「でもっ…でもっ……」グスグス

絵里「それを今から確かめるから!安心して!」

穂乃果「ほ、ほんとう!?」

絵里「真姫が!」

真姫「ヴェェェェ!?」


719: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 20:52:01.88 ID:lLMC4tv0.net

真姫「なんで私!?」

絵里「だってしょうがないじゃない…もし相手がそのクソ男で間違いないなら…相手に私の顔知られてることになるし…この作戦では使えないのよ」

真姫「作戦ってなに!?」

絵里「ふふ…ふふふ……。真姫、耳貸して」

真姫「……」

絵里「…真姫が……あいつに……こうして……ああして……」ゴニョゴニョ

真姫「………はぁ!?絶対嫌よ!私はやらないわよ!」

絵里「でも……」

穂乃果「…海未ちゃんが…」グスン

ツバサ「…海未さんが…」

真姫「うっ…」

穂乃果「……」グスッ

ツバサ「…お願いします」

真姫「~~っ、もう!しょうがないわね!やってやろうじゃない!」

穂乃果「…!あ、ありがとう!」パアッ

絵里「おー!それでこそ真姫よ!真姫ちゃんやさしいー?」

穂乃果「やいゆえよ~~!」

真姫「な、なによそれ!?」


720: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 21:00:01.66 ID:lLMC4tv0.net



真姫「はぁ…」チラッ




絵里(真姫~!頑張れ!私達はここの遠くの
部屋から見てるから!)パクパク

穂乃果(ファイトだよっ!)パクパク

ツバサ(…)チャキ

穂乃果(えっ!?ツバサちゃんなにそれ!?木刀!?)

ツバサ(真姫さんに何かあったら大変でしょう?だから、ね。これ)

穂乃果(おお~!)キラキラ

絵里(ハラショ~~!流石は園田道場の門下生ね!)キラキラ

ツバサ(ふふん…)



真姫「はぁ…なにやってんだか…」

真姫「…じゃなくて、作戦決行しなきゃ」

真姫(まずは…男に近づいて…)タタタ

男「……」

真姫「……」ドンッ

男「…!」

真姫「あ、その…ごめんなさい…」

男「いえ…」


721: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 21:11:07.10 ID:lLMC4tv0.net

男「君…その袴、ここの門下生だよね?」

真姫「はい…」

男「ふぅん、大人っぽいねぇ」ハハハ

真姫「あはは……(そりゃ大人だし…)」

男「…」

真姫「い、いたた…」

男「…!ど、どうしたの?」

真姫「ちょっと…コンタクト落としちゃったみたいで…」

男「大丈夫?」

真姫「いたた…ど、どこにいったのかしら……」

男「…」

真姫「あの…探すの、手伝ってもらえますか…?///」ウルウル

男「…!///」ドキッ

男「あ、ああ、もちろんさ///」

真姫「ありがとうございます…」



絵里(ふふふ…ここまでは作戦通り…ここからあの男がどう動くかしら…?)

穂乃果(真姫ちゃん…ファイトだよっ…!)

ツバサ(…武運を祈るわ)


722: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 21:20:09.75 ID:lLMC4tv0.net

真姫「うーん…ないなぁ…」

男「そ、そうだね…///」

真姫「…はぁ…あっつい…」パタパタ

男「…!///」

真姫「…?なんですか?」

男「い、いや…なんでも…///」

真姫「あ……ごめんなさい。はしたない格好でしたね…」

男「そ、そうだね…し、刺激が強いというか…」

真姫「あはは…そうなんですよ。 …知ってました?剣道着の下には…しきたりで下着を着用しない道場が多いんですよ…?」

男「え、あ…き、君は…?///」

真姫「私は…秘密です…///」

男「そ、そうか…///」




穂乃果(おお…えっちだ…)

ツバサ(せ、セクシーね…)

絵里(真姫もやるわねぇ…)


726: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 22:17:33.31 ID:lLMC4tv0.net

男「なぁ…君…///」ガシッ

真姫「きゃあ!…な、何するのよ…」

男「そんな色っぽい身体してさぁ…///」ハアハア

真姫「…っ……」

男「何もしないなんてわけないだろ…///」ハアハア

真姫(キモチワルイ…)

男「なぁ、何円つんだら出来るんだ?/// 意味は分かるだろう?/// 3か?5か?///」

真姫「……はぁ…」

真姫「あの…おにいさん?その話、興味あります」

男「…!ほ、本当かい?」

真姫「ええ、本当です。でも…ここじゃ、まずいでしょう?」

男「ああ」

真姫「だから…これ、私の連絡先です」スッ

男「あ、ありがとう/// またすぐに連絡を入れるよ///」

真姫「じゃあ…私はお稽古があるので…。連絡、お待ちしてますね♡」

男「ぜ、絶対会おう。ああ、そうしよう///」

真姫「はい……では、戻りますから」タタタタ




真姫(はあ……作戦成功。とりあえず、あいつに触られたところを除菌したいところね)


727: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 22:18:38.84 ID:lLMC4tv0.net

真姫「…エリー、ただいま」

絵里「真姫!!大丈夫!?」

真姫「ええ」

絵里「真姫があの男に連絡先渡すのがあと3秒遅かったら飛び出してたわよ!?」

真姫「まったくもう…大丈夫なのに…」

ツバサ「えと…本当に連絡先教えちゃったんですか?」

真姫「馬鹿ね。そんなわけないでしょ」

穂乃果「え…?じゃあさっきのは…?」

真姫「ふふふ…私のママの連絡先よ」

ツバサ「…」

穂乃果「…」

絵里「ぷっ……あははははは!なによそれ真姫傑作よwww」

真姫「デッショー?wwwうちのママに一喝されてハイ終わりwwwざまあみろってのよwww」

絵里「真姫のお母様気が強そうだものねwwww電話越しにあの男すごい怒られそうwwww」

真姫「それぐらいがちょうどいいのよwwwww」



ツバサ(…ママって…)

穂乃果(ママ…かわいいなぁ…)


728: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2015/09/18(金) 22:26:52.57 ID:lLMC4tv0.net

絵里「さて…冗談はさておき…これからどうするの?」

真姫「どうにかして海未ちゃんを探し出してこのことを伝えなきゃね」

ツバサ「!…お見合いが始まるの…そろそろなんじゃないの?」

絵里「はらぁ!?」

ツバサ「だって…海未さん、終礼には出れるって言ってたわ。今日の終礼は5時で…今が…」

真姫「3時…!」

絵里「ってことは…」

穂乃果「お見合い…もう始まるんじゃ…」


737: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/09/23(水) 13:31:44.55 ID:2sudrBTd.net

~~~~~~~~

海未(…ついに、はじまってしまいました…)

仲人「お忙しいところよくおいでくださいました。こちらは海未さんです」

海未「…」

仲人「…海未さん?」

海未「あ、は、はい。すいません。 …初めまして。園田海未と申します」

仲人「少し緊張されていますか?」

海未「…そ、そんなところです…」

男「ははは。そんなに緊張なさらないでください」

海未「…はい…」

男「まあかくいう私も少し緊張していますがね」

海未「そ、そうですか…」

男「いやぁ、はは。園田の長女さんがこんなに美人だとはね…緊張もしますよ」

海未「美人だなんてそんな…」

仲人「ご謙遜なさらないでください。海未さんは巷でも美人な師範だと有名なんです」

男「やっぱり、そうなんですね」

海未「…は、はは…」

海未(…褒められすぎてなんだか気分が優れません……)


739: 名無しで叶える物語(どろえび)@\(^o^)/ 2015/09/23(水) 13:38:06.85 ID:2sudrBTd.net


仲人「…やっぱり……あなた様は……海未さんの……でも……」

男「いや……だけど……僕は……」

仲人「そんな………ねぇ、海未さん?」

海未「…」

海未「…!」ハッ

海未「あ、はい…そうですね…」

男「…まだ緊張がとけませんか?」

海未「い、いえ……お気になさらず…」

海未(…)

海未(……はぁ…)

海未(……居心地が悪いです…仲人さんがいなかったらどうなっていたことか…)

海未(…私って…こんなにも男性に耐性がなかったのですね…)

仲人「…ごほん。では話が弾んできたようですので…ここらで私は席を外させていただきます」

海未(え!?)

男「あ…お気遣い、感謝申し上げます」

仲人「…いえいえ。では、ごゆっくりと」


ばたん


男「…さて、話の続きをしましょうか」

海未(ひええ…)



740: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/09/24(木) 01:33:25.86 ID:SkatZ//d.net

ひええ海未ちゃん可愛い



872: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 23:35:47.02 ID:QcWVleKf.net

海未「………」

シーン

海未(やっぱり気まずいです……)

男「あの…」

海未「…はっ!…は、はひっ………」

男「海未さんは…美人ですね…」

海未「え…あ、ありがとうございます…ですが…そ、それは…先程もお聞きしましたが…」

男「…」ガシッ

海未「…っ!?」

海未(突然腕を掴まれました…!)

男「ほんとに美人だなぁ…///」ハアハア

海未「…な…」

男「なあいいだろ…?今ふたりきりだしさぁ…どうせ結婚したらするんだから…」

海未「な、なにをしようとしているのです…」

男「決まってるだろ…そんなの…」

海未「…っ…」

海未(嫌ですっ…嫌です……こんなの…)

海未(なんで……こんなことに……)

海未(そもそも…自分の気持ちに嘘をついてお見合いを始めたのが間違えでした……真姫の…言う通りでした……)

海未(…っ、助けてくださいっ…だれか…)


ガターーン!!!!!


海未「!?」

男「な、なんだ!?」


「ちょーーーっとまちなさい!!!!!」


874: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 23:42:13.63 ID:QcWVleKf.net

海未「その声は……っ…」

「ふふ……」

海未「え!………り……?」

絵里「…待たせたわね!」

海未「って…なんでうちの袴を着ているのですか!」

真姫「う、海未ちゃん……」ヒョコッ

海未「真姫!?」

穂乃果「海未ちゃんっ!」ヒョコッ

海未「穂乃果まで!?」

ツバサ「海未さん」ヒョコッ

海未「つ、ツバサまで……なぜ…」

真姫「…詳しい話は後よ。さっさと逃げましょう」

海未「え、ええ!?で、ですが…」

ツバサ「…そうね、真姫さんの意見に賛成だわ」

海未「つ、ツバサまで……」

男「くそっ……なんなんだよっ!」

絵里「………なんだかんだと聞かれたら!!」

男「!?」


875: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/16(土) 23:50:05.99 ID:QcWVleKf.net

穂乃果「答えてあげるが世の情け…だよねっ!」

絵里「ええ!……海未の結婚を防ぐためっ!」

穂乃果「道場の平和を守るためっ!」

絵里「愛と正義のレズを貫くっ…!」

穂乃果「ラブリーアローな………えっと……」

ツバサ「……仇役」コソッ

穂乃果「そ、そうそう!仇役っ!」

絵里「エリー!!」

穂乃果「穂乃果っ!!!」

絵里「銀河を駆けるトラバス団の2人には!」

穂乃果「リリーホワイト。海未ちゃんのっ、明るい未来が待ってるよっ☆」

真姫「な、なーんてにゃっ☆」

絵里「きまった……!」

穂乃果「やったねぅ絵里ちゃんっ!!」

ツバサ「ふふ…打ち合わせしたかいがあったわね」

絵里「ええ!」

男「……」

海未「……」


876: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 00:01:24.83 ID:sCuiZSC1.net

男「……なんだかよく分からないがとっとと出ていってくれないか」

絵里「…何故?」

男「お見合いの邪魔だからだ。なぁ、海未さん」

海未「……っ、その…私は…」

絵里「……ねぇ、海未」

海未「……」

絵里「…私たちね、変わったのよ。たくさん、たくさん変わったの」

海未「……」

絵里「真姫も…にこもよ…。次は、あなたが変わる番じゃない?」

海未「ですがっ……」

真姫「…あの時ね、海未ちゃんが私を助けてくれたように…私も海未ちゃんを助けてあげたいの。海未ちゃんが、正直に生きられるようにしてあげたい。だって…高校の時からの友達なのよ?」

海未「…真姫…」

真姫「思えばたくさん海未ちゃんには迷惑かけてて…でね、思ったの。海未ちゃんが、逆に私たちに迷惑かけることあったかしら、って…」

海未「そ、そんな…!私は!皆さんに迷惑かけっぱなしで!今日だって!」

真姫「…っ!なにが迷惑よ!したくもないお見合いさせられて困ってる友達がいたら助けるのが当然でしょ!?そんなどうでもいいやつと結婚されて海未ちゃんが不幸せになる方がこっちにとって迷惑なのよ!わかる!?」

海未「…」

真姫「…お願い…海未ちゃん…たまには迷惑かけて…わがままになって…」


877: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 00:26:31.52 ID:sCuiZSC1.net

穂乃果「そうだよっ!!」

海未「……」

穂乃果「穂乃果は…海未ちゃんのことが好きで…だからっ…幸せになってほしいよ!お見合いだって幸せになれるんだったらしてほしい!でもその人とは幸せになれないって穂乃果思うもん!」

海未「穂乃果…」

穂乃果「だからやだったらやだ!海未ちゃんがお見合いするのやだ!」

海未「……」

男「…黙っているからって好き放題言いやがって…」ガシッ

穂乃果「え……」

男「このクソガキがっ!お前から……!」グッ

穂乃果「っ……!」

ツバサ「…はぁっ!!!」ザシュッ

男「ぐはっ!?」

穂乃果「…!ツバサちゃん!」

ツバサ「…ケガはない?」

穂乃果「うん…!ありがとう!」

ガタッ

にこ「…っ、海未!」

真姫「にこちゃん!無事だったの?」

にこ「え、ええ…なんとか……って、よーくも裏切ってくれたわねぇ!」

絵里「まあ仕方なかったというか…」

にこ「くっ……というかなんで袴なのよ…」


885: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 08:50:52.14 ID:kqThhh/0.net

海未(……結局…皆さん来てくれました…)

海未(わけのわからないことばかりしているけど…私たちはいつでも一緒で…)

海未(…思えば、私の周りはとても暖かかった…)

海未(真姫は…ちょっと不器用なところがありますが、とてもいい人です。絵里は、ぬけているけど何気ない気遣いをいつもしてくれます。ことりは、気弱な面もありますが、ここぞという時はしっかりしてくれて…。穂乃果とツバサは、私にいつだって笑顔を与えてくれました)

海未(…そして…にこは…)

海未(…)

海未(…1番優柔不断だったのは…私、ですね)

海未「……」

海未「……あの、すいません」

真姫「…?どうしたの海未ちゃん」

海未「…いえ、ちょっと言いたいことがあるのです」

絵里「…」

穂乃果「?」

ツバサ「?」

海未「……にこ、あなたに言いたいことがあります…」

にこ「え…?」

海未「……にこ、私は…」

にこ「……」


海未「……私は、あなたのことが好きです」


886: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 09:00:23.37 ID:kqThhh/0.net

男「なっ……」

絵里「えっ…」

真姫「えっ…!?」

穂乃果「海未ちゃん……」

ツバサ「……」

にこ「え………うそ……」

海未「…私は、ずっと前からあなたのことが好きだったのです。…真姫との関係を知っていながらこの感情を抱いてしまったことには、とても罪の意識を感じています」

にこ「……ま、まってよ…なんでにこ……」

海未「あなたの…強気なところが好きです。前向きな姿勢が好きです。人を笑顔にさせる、その名に恥じない笑顔が好きです……それから……」

にこ「…海未…」

海未「……それから、なにより私はあなた自身が大好きです」

にこ「……」

海未「…にこ、この先あなたがどう返答しようと構わないし、無視したって構いません。そして私は、それを咎めたりしません」

海未「……よければ、私とお付き合いしてくださいませんか」


887: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 09:08:35.86 ID:kqThhh/0.net

にこ「……ごめんなさい」

海未「……」

にこ「……海未の気持ちが本気だって分かったし、にこも海未のことがすごく好きよ」

海未「…はい」

にこ「でも…付き合えないわ。ごめんなさい」

海未「……にこ、ありがとうございます」

にこ「……ごめん」

海未「……なにを謝っているのですか。先ほど言ったとおり、私はにこのことを咎めたりしません。責めもしません」

にこ「……ごめん…」

海未「むしろ、感謝しているのです。私の告白を受け入れてくれて、きちんと返事を考えてくれた…それだけで十分なんです」

にこ「……でも……っ……」グッ

海未「……お願いです、にこ」

にこ「……っく…」

海未「泣かないでください」

にこ「…だって………」グスッ


888: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/01/17(日) 09:12:01.09 ID:kqThhh/0.net

にこ「海未……どんな気持ちで…にこたちと接してきたの……?」

海未「それは……」

にこ「今まで辛かったでしょ……こんな……」

海未「……」

にこ「私なら…耐えられないわ…」グスッ

海未「……そ、そんな、耐えるとか!」

にこ「海未……あんたどんだけ優しいのよ……」

海未「優しくないですよ…」

にこ「ほんっとに、馬鹿よ……私たち……」

海未「……」

にこ「ごめんなさい…」

真姫「にこちゃん…」

絵里「にこ……」


894: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 08:46:28.30 ID:uvWHknwj.net

海未「…泣かないで、ください」

にこ「…」

海未「確かに…私にとって…にこへの気持ちを隠しながら生活を続けるのは、苦しかったことかもしれません」

にこ「…っ、ほら…」

海未「……ですが、それ以上に毎日が楽しかったのです」

にこ「……え?」

海未「いつも家には誰かいて…賑やかすぎる日々は、とても充実していました。私たちはいつもくだらない話をして笑いました。些細なことで喧嘩をしました。訳の分からないことで泣きました」

にこ「……」

海未「…これは、きっと私1人ではつくり出すことのできないものです。 ……だから…」

にこ「……」

海未「……耐える、だなんてとんでもないです」

にこ「……」

海未「…ですから…私の1番の望みは…にこと付き合うことではないのです」

海未「……本当の、望みは……」



海未「皆さんが、幸せになることです」


895: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 08:47:10.59 ID:uvWHknwj.net

海未「…泣かないで、ください」

にこ「…」

海未「確かに…私にとって…にこへの気持ちを隠しながら生活を続けるのは、苦しかったことかもしれません」

にこ「…っ、ほら…」

海未「……ですが、それ以上に毎日が楽しかったのです」

にこ「……え?」

海未「いつも家には誰かいて…賑やかすぎる日々は、とても充実していました。私たちはいつもくだらない話をして笑いました。些細なことで喧嘩をしました。訳の分からないことで泣きました」

にこ「……」

海未「…これは、きっと私1人ではつくり出すことのできないものです。 ……だから…」

にこ「……」

海未「……耐える、だなんてとんでもないです」

にこ「……」

海未「…ですから…私の1番の望みは…にこと付き合うことではないのです」

海未「……本当の、望みは……」



海未「皆さんが、幸せになることです」


896: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 08:57:45.38 ID:uvWHknwj.net

にこ「………でも…!」

真姫「…馬鹿ね。もう充分幸せよ」

海未「……」

真姫「海未ちゃんの言う通り、よく考えれば毎日が充実していたわ。勿論、みんながいてくれたおかげでね」

絵里「……まあ、多少淫らなことはしていたけれど…私も真姫に同意見。充分幸せだわ」

海未「…そうでしたか。ふふ、よかったです」

男「……」

海未「……そういうわけですので、あなたはお引き取りください」

男「なっ……!」

真姫「そうよ!聞いていて分かったでしょ?海未はあなたのことをこれっぽっちも好きじゃないのよ」

男「っ!」

絵里「ふふっ…変なことしたらさっき真姫に言い寄ってた動画を全世界に公開しちゃうわよ?それでもいいの?」

男「……くそっ!ただじゃ済まされないからな!」

バタン

にこ「……行っちゃったわね」

海未「………はぁ」クラクラ

真姫「海未ちゃん!」

絵里「海未!大丈夫なの?」

海未「……大丈夫、です。少し、気が抜けてしまいまして…」

真姫「はぁ…心配させないでよ」

海未「…すいません」


897: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 09:11:14.76 ID:uvWHknwj.net

~~~~~~~

穂乃果「……」テクテク

ツバサ「……」テクテク

ツバサ(…大丈夫かしら…帰り道…穂乃果さん一言も話してないけど…)


穂乃果「………ねぇねぇツバサちゃん」

ツバサ「……え…あ、なに?」

穂乃果「……穂乃果ね、海未ちゃんが好きで…告白して、それで……」

ツバサ「……」

穂乃果「……ダメ、だったんだよね」

ツバサ「……まだ、分からないじゃない。海未さんだって…告白、断られたわけだし」

穂乃果「ううん、そうじゃなくてね…海未ちゃんが告白してるところ見て穂乃果ね、思ったんだ」

ツバサ「……」

穂乃果「海未ちゃん、頑張ってって」

ツバサ「……え?」

穂乃果「あはは…おかしいよね。好きな人が目の前で他の人に告白してるのに。その時は海未ちゃんがその人と本当の本当に付き合ってほしい!……って穂乃果思ってたんだ」

ツバサ「……」

穂乃果「だからね、穂乃果も気付いたの。海未ちゃんと付き合いたいんじゃなくて、幸せになってほしいって…ってこれじゃあ海未ちゃんの真似っ子だよね~!」

ツバサ「……穂乃果、さん…」


898: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 09:20:41.02 ID:uvWHknwj.net

穂乃果「……へ?なぁに?」

ツバサ「……あなたは、すごいわ」

穂乃果「…え?」

ツバサ「…だって…私は、やっぱり好きな人のことを諦めて幸せを願うなんて無理よ」

穂乃果「ツバサちゃん…」グスッ

ツバサ「……そばにいたい、って思うわ」ギュッ

穂乃果「……っ…」

ツバサ「……だから、そばにいさせて。穂乃果が、こうやって辛い時に、一緒にいてあげたいの」

穂乃果「……うぅ…うぇーん…ツバサちゃん…」グスグス

ツバサ「……」

穂乃果「穂乃果……穂乃果っ…海未ちゃんのことが大好きだったよ……大好きだったんだよぉ……」

ツバサ「……ええ、ええ。知ってるわ」ポンポン

穂乃果「…っく、ひっく……」

ツバサ「……だからね、穂乃果」

穂乃果「……」

ツバサ「……一旦ね、この前の告白、取り消させてくれないかしら?」

穂乃果「……え?」


899: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 09:33:48.79 ID:uvWHknwj.net

穂乃果「…でもっ、そんなの!」

ツバサ「……穂乃果さん。私は…穂乃果さんといられるだけで幸せなの。それにね、穂乃果さんの頭の整理がついていないうちに、返事をしてほしくないのよ」

穂乃果「……ごめんね」

ツバサ「あ、違うのよ?穂乃果さんに私の気持ちをぞんざいに扱われることが嫌って意味じゃなくて……穂乃果さんが無理するのが嫌だからって意味」

穂乃果「そんな……余計に申し訳ないよ…」

ツバサ「いいのよ。だって…私は、本当に穂乃果さんのことが好きだから。単純にお節介やきたいだけなのかも」

穂乃果「お節介じゃないよ!お節介じゃない!」

ツバサ「あら、ありがとう。ふふふ」

穂乃果「……ツバサちゃん、ありがとう」

ツバサ「……いいえ」

穂乃果「穂乃果、いっぱい考えるからね。馬鹿だから…たくさん時間を使っちゃうかもしれないし、またツバサちゃんに迷惑かけちゃうかもしれないけど、いっぱい、いっぱい考えるよ」

ツバサ「……ええ、待ってるわ」

穂乃果「…わたしま~つわ!」

ツバサ「いつまでもま~つ~わ…」

穂乃果「えへへ…」

ツバサ「ふふっ……」


904: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:14:26.93 ID:F12AfIjM.net



ブロロロロロロ…

にこ「……」スースー

海未「……」スースー

真姫「…にこちゃんと海未ちゃん…寝ちゃってるわね…」

絵里「当たり前よ…いろいろあったんだから疲れて当然だわ…私も…結構…」カクッ

真姫「ちょ、ちょ、ちょっと!頼むから寝ないでよね!?ここにきて事故とか勘弁よ!?」

絵里「…んーーー任せて!!」

真姫「はぁ…ほんとかしら……」

絵里「……」

真姫「……」

真姫「…なん、というか…終わったのね…」

絵里「…なにが?」

真姫「…いろいろと、よ」

絵里「……そうね」

真姫「……」

海未「……終わっていませんよ」

絵里「海未…起きてたの?」

海未「今さっき起きたんです」

真姫「あ、そう…」

海未「…ふたりとも、終わっていませんからね」

絵里「…え?」

海未「これから始まるのですよ」

真姫「……ふふっ」

絵里「そうね……!」


906: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:26:18.93 ID:F12AfIjM.net

絵里「……そうそう、いいところに起きたわね、海未」

海未「…?」

絵里「真姫、ちょっとラジオに変えるわね」

真姫「別にいいけど……」

絵里「そろそろ7時だから……」カチッ


ラジオMC『…………はい。ここで次のコーナー、届けたい歌がある、です』

ラジオMC『このコーナーではリスナーの皆様に「誰かにこの歌を届けたい」という旨のもとお電話をいただき、その歌を紹介させていただいています』

ラジオMC『今日紹介させていただきますリスナー様は…かしこいかわいいERCKさん、です。ありがとうございます』

海未「…これって……」

真姫「……エリー?」

絵里「ふふ……女の子にね、電話してる時にふと思い立って電話していたの」

ラジオMC『かしこいかわいいERCKさんからのメッセージ。「大好きだったあなたへ、いつも一緒にいてくれるみんなへ贈る歌です」……とのことです』

ラジオMC『…それでは聞いてください。「だから、ありがとう」』


907: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:32:08.29 ID:F12AfIjM.net

~♪
伝えたいことがあるよ

照れくさくて言い出せないけど

いつだって近くにいる

あなにだから言いたいよ


一人じゃない世界で

強くなれた だから……


ねえ
ありがとう
ありがとう .
ありがとう、と
いつだって私に勇気をくれたね

ありがとう
ありがとう .
ありがとうだよ
こんな私のままだけど、がんばれるよ


908: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:39:28.42 ID:F12AfIjM.net

真姫「……エリー」

絵里「私のね、好きな歌なの」

海未「……」

にこ「……っ、ぐすっ……」

海未「……にこ?」

にこ「っ、だぁぁぁぁ!もう!泣かせてんじゃないわよ!!」

絵里「!?」

にこ「あーーもうこのクソポンコツっ!」バシッ

絵里「いった!!!ちょっと、運転中よ私!」

にこ「知らないわよそんなの!!」バシバシッ

絵里「いたいいたいいたい!!!」

にこ「……うう、もう、こちらこそ…ありがとう、よ…」グスッ

海未「……」

真姫「……にこちゃん…」

絵里「ええ…どういたしまして。にこ」

にこ「……ふん」

絵里「……みんなも、ありがとう…」

海未「……はい、こちらこそですよ」

真姫「別に……ま、まあ私だって感謝してるわ」

絵里「……ふふっ。それとね…」

真姫「なに?」

絵里「この曲はアルバム『東京1/3650』に収録されてるわ」

にこ「聞いてないわよっ!!!!」


910: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 21:56:43.39 ID:F12AfIjM.net

~~~~~~~~~

海未(私のお見合い騒動から早2年…)

真姫「眠い……」ボーッ

海未(……真姫は不純な関係を見直したから必要以上に夜更かしをすることをなくなったはずなのに…前のように朝には弱いようです)

絵里「起きて!真姫!しっかり!」

真姫「……そういうあなたはパジャマのボタン掛け違えてるけど」

絵里「はらっ…!?」

海未(……絵里は……まあこの通りです…)

ガチャッ

にこ「あんた達いつまで寝ぼけてんの!ほらさっさと顔洗うー!」

真姫「でも眠くて…」

希「顔洗ったらしゃんとするよ?洗ってき!」

絵里「ほらほら、希も言ってるわ。真姫、しっかりしっかり」

真姫「ヴェェ…」

海未(……にこと希はたまに喧嘩をすることもあるらしいですが…順調らしいです。喧嘩をした時…にこも希もよくこのうちに来るようになりましたね)

絵里「んーー今日も仕事頑張らなきゃ!」

希「頑張ろな、えりち!」

絵里「ええ!」

海未(……そしてこれは一番の変化かもしれませんが……絵里がフリーターを卒業して保育士になった、ということ。突然勉強しだした時は驚きましたね……)


911: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:05:16.92 ID:F12AfIjM.net

にこ「なにニヤニヤしてんのよ……」

海未「……ふふ、なんでもないのです」

にこ「……?変なの…」

海未「……そうそう、皆さん聞きましたか?ことりが最近お店の方といい雰囲気らしいです」

真姫「……!?それほんとなの!?」

海未「ええ。名前は……なんだったでしょう。優木……なんとか…」

絵里「うふふ、真姫ったら食いつきすぎ」

真姫「ヴェ!?…べ、別に…ただちょっと気になっただけよ……」

絵里「へぇ~」ニヤニヤ

真姫「なっ……!ニヤニヤしない~!」

絵里「あはは!顔真っ赤よ…!」

真姫「……っ!///」

絵里「……はぁ、そういう私達3人は…」

真姫「……そうね…」

海未「……まっっっっ、たくのご無沙汰ですね……」

絵里「……はぁ」

希「なんやぁ、皆綺麗なんやからすぐ恋人なんてできるよ」

絵里「そうね…なら希がっ!」

にこ「こらぁ!!!」バシッ

絵里「いった!!!」

海未(……もうこのやりとりを何度見たでしょう……)


912: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:11:12.85 ID:F12AfIjM.net

真姫「なんとなくだけど…私達は当分はこのまま独り身な感じがするわ」

海未「なっ……!?」

絵里「…奇遇ね、私もよ」

海未「絵里まで…そんな縁起でもないことを…!」

真姫「まあいいじゃない。なんだかんだ独り、ではないんだし」

絵里「そうね。前までのツケが回ってきたと考えれば妥当よ」

海未「そ、そんなぁ……私は…私は…」

真姫「なんなら老後は私の病院で世話みるわよ?」

絵里「あはは!それいい!」

希「うわぁ……」

にこ「……海未、ドンマイ」

海未「うう……」


海未(……でも、なんでもないこの日常が…私は、大好きな気がします)

海未(……前よりも、輝いてて……そして、充実してて……)

海未(ま、まあ……このまま独り身は多少嫌ですが……)

海未(これはこれで……)

海未「ハッピーエンド、ですね♪」


おしまい





913: 名無しで叶える物語(なし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:12:12.17 ID:F12AfIjM.net

終わりです
ながーい間ありがとう
保守しててくれた人はほんとうにありがとう



915: 名無しで叶える物語(かぶらずし)@\(^o^)/ 2016/01/21(木) 22:16:16.58 ID:yBDv1SrB.net

とても良かった乙


916: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 01:26:12.94 ID:u5z9zNbj.net

乙はらぁ
おしまいまで書いてくれてありがとう


920: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 09:45:37.68 ID:t+P3Rg1d.net

何だかんだ半年近く書いてたんだなお疲れ様
楽しかったよ


921: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/01/22(金) 10:36:01.14 ID:LOkPgDgY.net

乙!
保守してたかいがあったわ
ほのかツバサあたりはどうなったんだろうか


925: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/01/24(日) 01:25:03.95 ID:zIUO4ch6.net

最初から読み直してきた
夏から続いてたんだな乙













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