1: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:21:23.10 ID:YjWgGpyC.net

女生徒A「は、はいっ……もしよかったら受け取ってくださいっ!」

海未「でしたら頂きますね。ありがとうございます」ニコッ

女生徒A「……!」

女生徒B「園田先輩……あ、あのっよかったら私のもっ……」

海未「嬉しいです。ありがとうございます」ニコッ

女生徒B「……!」

海未「後でゆっくりと頂きますね。それでは」ニコッ

女生徒A「キャ~! 園田先輩にチョコ受け取ってもらっちゃった~」ヒソヒソ

女生徒B「やっぱり園田先輩素敵~!」ヒソヒソ

スタスタ

穂乃果「はぇ~海未ちゃんすごい人気だね~」



2: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:22:33.22 ID:YjWgGpyC.net

海未「もうこれで朝から何個目でしょうか。今日はやけにチョコレートを貰うのですが」

穂乃果「え? 海未ちゃん今日はバレンタインだよ? もしかして忘れてたの?」

海未「はっ! そういえばもうそんな時期でしたか、ここ最近は新しい曲の作詞のことで頭がいっぱいで……」

ことり「あははっ、海未ちゃん最近忙しそうだったもんね~」

海未「だいだいですね最近の若い人たちは、やれクリスマスだやれお正月だ節分だバレンタインだと行事に熱をあげすぎです。もっと他にやるべきことがあるでしょう」

穂乃果「もー海未ちゃん真面目だなぁ~、せっかく貰ったんだから素直に喜べばいいのにぃ~」

海未「……まぁ貰って嫌な気はしませんが」

穂乃果「素直じゃないんだから。それにしても海未ちゃん今年は今までよりもたくさん貰ってたね~」


3: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:23:48.34 ID:YjWgGpyC.net

海未「そうですね、主に下級生の子達から貰う数が増えました。やはりスクールアイドルとしての活動の影響でしょうか」

ことり「海未ちゃん、下級生の子達から人気ありそうだもんねっ」

穂乃果「むむっ……それもあるんだろうけどだったら私にくれる子ももう少しいたっていいじゃん! 私まだ同じクラスの女の子と雪穂とお父さんからしか貰ってないんだよっ!?」

ことり「雪穂ちゃんは分かるけど何でお父さん?」

穂乃果「雪穂は友達にあげるチョコの余りを『お姉ちゃんあんまり貰えなさそうだからあげる』って私に恵んでくれて、お父さんはほむら新作のチョコほむまんの失敗作を私に……」ズーン

ことり「あ、あはは~失敗作……」

穂乃果「しょっぱかった、とてもしょっぱかったよ。あれはきっと涙の味……私も可愛い後輩からのチョコが欲しい……」

海未「そうだったのですか……で、でもまだこれから穂乃果にチョコをくれる子がきっと――」


4: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:25:45.19 ID:YjWgGpyC.net

穂乃果「だ・か・らっ!! 海未ちゃん!! そんな可哀想な私にそのチョコレートをちょっぴり恵んでよぉ~」

海未「ダ、ダメですっ!! これはきっとあの子達が私のために一生懸命に作ってくれたものなんですから! ちゃんと私が全部食べなければあの子達に申し訳ないでしょう」

ことり「…………」

穂乃果「ぶぅ~海未ちゃんのケチ~! あ、そんな量一人で食べたらきっと……太っちゃうよぉ~?」

海未「ぐっ! ……そ、それはそれ、これはこれですっ」

穂乃果「ふっふっふっ……海未ちゃん、体重計に乗るのが楽しみだね~」ニヤニヤ

海未「ぐぬぬ……ら、来週から練習量を増やしますから」ボソボソ

ことり「もぉ~穂乃果ちゃんったらあんまり海未ちゃんをいじめないの。あんまり言うことを聞かない悪い子には~……チョコはあげられないかなぁ」チラッ


5: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:26:52.77 ID:YjWgGpyC.net

穂乃果「えっ!? ことりちゃんチョコくれるのっ!?」バッ

ことり「さぁ~? どうでしょ~? 良い子にはあげちゃうかもなぁ~♪」

穂乃果「い、良い子になるっ! 私良い子になるからっ!」

海未「どれだけチョコが欲しいのですかあなたは……」

ことり「後からね~。じゃあ早く部室に行こっか、みんなも待ってるだろうし」

海未「そうですね、行きましょうか」

穂乃果「チョコ……チョコ……」ボソボソ








7: 名無しで叶える物語(わんこそば)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:50:19.23 ID:Ek3ZdWhD.net

穂乃果ちゃんもなんだかんだいってたくさん貰えてるイメージが‥


8: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:52:34.70 ID:2A4DA4NW.net

友達多そうだしね


9: 名無しで叶える物語(中部地方)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 14:53:19.74 ID:QzQqrjsB.net

良い子(意味深)



12: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:19:47.99 ID:YjWgGpyC.net

ガチャ

穂乃果「みんな、遅れてごめ~ん」

希「お、穂乃果ちゃん。うちらもさっき来たばっかりやから気にせんでええよ~」

にこ「……誰かさんが人気者なおかげでねぇ~?」チラッ

絵里「な、なんでこっちを見るのよにこ?」

希「えりちいっぱいチョコ貰ってたもんな~」

凛「ってことはもしかして絵里ちゃんの鞄がパンパンだったのって……中身全部チョコだったのかにゃ!?」ガタッ

真姫「なんで凛が驚いてるのよ」

花陽「ちょっと凛ちゃん落ち着いて~」


13: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:24:11.85 ID:YjWgGpyC.net

絵里「え、えぇそうだけど……今年はやけに多くの子から貰ったわね。スクールアイドルを始めた影響かしら?」

にこ「かぁ~やってられないわよ! 同じ三年生で同じスクールアイドルなのにこの差! ね、あんたもそう思うでしょう希?」

希「んー、でもうちもえりちほどじゃないけど何人か後輩の子から貰ったしー」

にこ「な、な、な……この裏切者っ!!」

希「でもにこっちだってクラスの子からは貰ったんやろ?」

にこ「ああいうのはとりあえず……って感じじゃないっ、そこに尊敬だとか憧れっていう想いがないのよ想いがっ!」

希「ふーんそういうもんなん? 同じチョコには変わりないやん」

にこ「そういうものなのっ! とにかくクラスの友達から貰ったチョコはノーカウントよっ! ノーカウント!」

花陽「そういうルールだったんだ……」


14: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:31:35.66 ID:YjWgGpyC.net

海未(今日のにこはやけに熱が入っていますね……)

にこ「ま、真姫はどうだったのよ?」

真姫「私は別にそういうのに興味は……あ、でもそういえばここに来る前に『私、本気だから』って言われて上級生からチョコレートを貰ったわね」

凛(あ、ガチなやつにゃ……)

花陽(本気のやつだ……)

にこ「そ、そうだったの? まぁそれにはあんまり深く突っ込まないことにして……花陽、ことり、海未! あんた達はどうだったのよっ!?」

ことり「私も後輩の子から何個かはぁ~……」

海未「私もいくつかは……」

花陽「私も先輩からたくさん貰っちゃって……。『花陽ちゃんはすっごく美味しそうに食べてくれるから~!』って」


15: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:36:24.66 ID:YjWgGpyC.net

希「確かに花陽ちゃんにあげたくなる気持ちは上の学年としてはよく分かるなぁ~」

絵里「花陽が嬉しそうに食べているところを見ると幸せな気持ちになるものね~」

にこ「くっ! 凛、穂乃果あんたたちは仲間よねっ!?」

穂乃果「もちろんだよっ!」ドンッ

花陽「もちろんなんだ……」

凛「バレンタインなんか知らないにゃー!」

にこ「さっすが! それでこそあんたたちよっ!」

穂乃果「私たちは別にチョコくらい貰えなくたっていいもーん!」

凛「そうにゃそうにゃ!」

にこ「そうよそうよ!」


16: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:42:11.30 ID:YjWgGpyC.net

希「……まるでチョコを貰えなくてお互いを慰め合ってる男子高校生みたいなノリやん」ボソッ

にこ「希っ! 聞こえてるわよっ!」キッ

ことり「ねぇ三人は本当にチョコいらないの?」

にこ「そんな軟弱なものなんていらないわ!」

凛「凛はチョコなんかよりラーメンの方がいいにゃ!」

ことり「えー残念……せっかくみんなにあげようと思ってチョコレートケーキを焼いてきたんだけどなぁ」ボソッ

にこ「前言撤回、チョコレート最高だわ」

凛「さっすがことりちゃんにゃー!」

穂乃果「わーい! ことりちゃん大好きぃー」


17: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:54:28.77 ID:YjWgGpyC.net

絵里「単純なんだから」

真姫「単純ね」

ことり「じゃあみんなの分切り分けちゃうねっ♪」







ことり「これで……よしっと、みんな食べて食べて~」

穂乃果「じゃあことりちゃんいっただきま~す!」

ことり「はいどうぞ召し上がれ♪」ニコニコ

凛「んーっおいしーっ!」モグモグ

花陽「うん美味しいねっ!」モグモグ

絵里「ハラショー、さすがことりね。まるでお店で売っているものみたいだわ」

ことり「えへへ~、そんなこと言われちゃうと照れちゃう~」


18: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 17:58:11.53 ID:YjWgGpyC.net

海未「あ、あの……ことり」

ことり「うん? どうかしたの海未ちゃん?」

海未「ことりが切り分けてくれたケーキなのですが私の分だけその……やけに小さいような気が」

ことり「……気のせいじゃないかな?」

海未「あ、気のせいですか……そうですよね気のせい――」

希「あれ? ことりちゃん、海未ちゃんの分だけやけに小さくない?」

ことり「あ~それはそのっ……う、海未ちゃんは今お腹がいっぱいって言ってたから~」

希「そうだったん? ごめんな海未ちゃん、余計なこと聞いて」


20: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 21:02:13.02 ID:YjWgGpyC.net

海未「い、いえ……」

海未(気のせいじゃなかったのですか!? もしかして私、何かことりに嫌われるようなことを……?)

穂乃果「ふ~っ! ことりちゃんご馳走さま~美味しかったよ~」

真姫「ご馳走様、美味しかったわ」

ことり「ふふっ、お粗末さまでした。みんなが美味しいって言ってくれるだけで私は嬉しいから♪」ニコニコ

海未「…………(何でことりは怒っているのでしょうか)」チビチビ

絵里「さてと、ことりのおかげでエネルギーも補給できたし練習に入りましょうか! ライブだって近いんだから」

希「おっ、えりちやる気やなぁ~! ほなみんな屋上行こか」


21: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 21:17:47.50 ID:YjWgGpyC.net

穂乃果「よしっ! 今日も頑張るぞ~!」

絵里「あ、そういえば海未、例の新曲の作詞は順調?」

海未「それがその、まだあまり……」

絵里「そう、大丈夫よ。それじゃあことりは衣装、海未は作詞の続きをしばらくお願い。いつもゴメンね」

ことり「うんっ、気にしないで。ひと段落したらそっちに合流するね」

海未「……はいわかりました」シュン

絵里「……?」

凛「じゃあ今日も元気に行っくにゃ~!」タッタッ


22: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 21:27:08.48 ID:YjWgGpyC.net

花陽「あっ凛ちゃん待って~」タッタッ

真姫「もう、そんなに急いで行かなくても」スタスタ

にこ「よしっやるわよぉ~」スタスタ

希「ふふっ、みんな元気やなぁ~」スタスタ

穂乃果「じゃあ海未ちゃん、ことりちゃん先に行ってるね! 頑張って!」スタスタ

絵里「じゃあ私も行くけど何か困ったことがあったらすぐに言ってね」

ことり「うんっ♪」

海未「……はい」シュン

スタスタ


23: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 21:45:14.04 ID:YjWgGpyC.net

海未「……二人きりに、なってしまいましたね」

ことり「うん」

海未「そ、それじゃあ二人で一緒に作業をしましょうか?」

ことり「いやっ、私は少し別の用があるから海未ちゃん一人でやってて。それじゃっ」タッタッ

海未「…………」ポカーン

海未(い、行ってしまいました。私と一緒にいたくないほど怒っていただなんて……)







カッチカッチ

海未「…………」


24: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 21:58:11.00 ID:YjWgGpyC.net

カッチカッチ

海未「…………」

カッチカッチ

海未「ことりの事が気になって全然作詞が捗りません……。やっぱり今からでもことりに謝ってきた方が……」

ガチャ

ことり「ふっふっふっ、海未ちゃん作詞は捗っているかね~♪」

海未「こ、ことりっ……! あなた用があったのでは……」

ことり「用事っていうのはぁ~……じゃんっ! これを取りに行っていたからでしたぁ~♪」サッ

海未「そ、それは……チョコレートのお饅頭?ですか?」


26: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:07:31.79 ID:YjWgGpyC.net

ことり「うんっ! 海未ちゃんここのところずっと作詞のことで大変そうにしてたでしょ? だから海未ちゃんの分だけ特別っ♪ 海未ちゃんお饅頭好きだもんね~」

海未「は、はぁ」ポカーン

ことり「あ、あれ……? もしかしてそんなに嬉しくない?」

海未「いえ、とても嬉しいのですがその……ことりは私に怒っていたわけではないのですか?」

ことり「え? なんで~?」キョトン

海未「さっきのケーキの切り分け方だったりもですが、今日はやけに私に対して冷たかったような気がしたので……」

ことり「えっ私そんな嫌な感じだった~!? ごめん海未ちゃ~ん、だって私すぐに顔に出ちゃうから海未ちゃんへのサプライズが台無しになっちゃうって思って……」

海未「そ、そうだったのですか。確かにことりは人に嘘なんてつけませんもんね」

ことり「それにさっきのケーキでお腹がいっぱいになっちゃったら後でお饅頭を食べてもらえなくなるって思ったから……気にしてたのなら本当にごめん海未ちゃん」ウルウル


27: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:19:20.48 ID:YjWgGpyC.net

海未「なぜことりが泣きそうな顔になっているのですか、泣きたいのはこちらの方です。本当にありがとうございますことり」ニコッ

ことり「え、えへへ……」グスグス

海未「ではせっかくことりが持ってきてくれたので今いただきますね。これはもしかしてことりの手作りですか……?」

ことり「うんっ、名付けて『ことりチョコまん』! お饅頭は作ったことなかったから少し苦労したけど。こんなに大変なら穂乃果ちゃんのお父さんに教えてもらえばよかったぁ~」

海未「ふふっ、さっき穂乃果のお父さんもチョコレートのほむまんを試作中だと穂乃果が言っていましたもんね。では、いただきます」パクッ

ことり「……ど、どうかな?」ドキドキ

海未「…………」モグモグ

ことり「や、やっぱりあんまり美味しくないかな~?」ドキドキ

海未「……いいえ、とても美味しいですよことり」ニコッ


29: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:26:54.85 ID:YjWgGpyC.net

ことり「本当っ!? よかったぁ~」

海未「本当に美味しいです。甘すぎないとても優しい甘さで、まるで……」

ことり「まるでー?」ジーッ

海未「……いいえ、何でもありません」ニコッ

ことり「え~海未ちゃんずる~い!」

海未「ふふっ、何でもないです。それと私の見間違えでなかったらことりの手に持っている袋にまだたくさんのことりチョコまんが入っているような気がするのですが……?」

ことり「あ、あはは~海未ちゃんのために頑張ろうっ!……って少し張り切って作りすぎちゃって~」

海未「確かに一人分の量ではありませんもんね」

ことり「こんなにたくさんは海未ちゃんも食べられないだろうし少しだけ残念だけど他のみんなに配ろうかな。それに海未ちゃん下級生の子達からもたくさんもらってたし……」


30: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:34:37.62 ID:YjWgGpyC.net

海未「誰が食べられないと言ったのですか? ことりが私のために苦労して作ってくれたのでしょう? 私が味わって全部いただきます」

ことり「……ぷっ! あはははっ」

海未「な、なにが可笑しいのですかことりっ!」

ことり「いや、海未ちゃんはやっぱり海未ちゃんなんだなぁ~って思って」

海未「はい? まぁ、私は私ですが」

ことり「さっき下級生の子達から貰ったチョコも全部一人で食べるって穂乃果ちゃんと話してたでしょ? 貰う数がたくさん増えても全部自分で食べちゃうんだね」

海未「当たり前ですっ! 人にあげるなんてことはしません。義理であろうが何であろうがそこには送ってくれた人の想いがこもっているんですからっ」

ことり「私はね……海未ちゃんのそういう素直で優しいところ、大好きだよっ」

海未「いきなりなんですか改まって。は、恥ずかしいじゃないですか……」

ことり「本当のことを言ってるだけだよ~? それで海未ちゃんから私には言ってくれないの?」


31: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 22:42:53.46 ID:YjWgGpyC.net

海未「わ、私だってことりのこと……」

ことり「わたしのことぉ~?」ジーッ

海未「わ、私はチョコを貰った側なのですから何も言うことはありませんっ!」

ことり「え~残念っ。こんな時でもないと海未ちゃんから私に何か言ってくれることなんてないのに~」

海未「は、恥ずかしいのでやめてくださいっ! それに長い付き合いですしわざわざ言葉にせずともことりには伝わっているだろうといつも思っていたのですが?」

ことり「……まぁね♪」

海未「じゃあそのことりチョコまんは全部頂いて帰りますね。ですが……自分で言っておいて明日からの自主練はどれだけ増やしたらいいのやら……」ズーン

ことり「それが私もことりチョコまんの試作中に試食やつまみぐいをしてたら体重が……ほんのちょっぴり増えちゃって」ズーン


32: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:04:30.13 ID:YjWgGpyC.net

海未「ふふっ、奇遇ですね。では明日からの自主練も二人で一緒に頑張りましょうか」

ことり「うんっそうだね!」

海未「それにしてもこのことりチョコまん、本当に美味しいですね。ほむらのお饅頭にも負けないくらいの……」モグモグ

ことり「海未ちゃんそれは言い過ぎだよぉ~……あ、口の横にチョコがついてるっ」スッ

海未「あ、すいませんありがとうございます」

ことり「えへへっ、いえいえ~」ペロッ

海未「…………」ハッ

ことり「どうしたの? そんなに驚いて?」

海未「もう本当にあなたは……甘いんですから」ボソッ


33: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:13:42.43 ID:YjWgGpyC.net

ことり「甘い? 甘いことなんて私は何にも……」

海未「ほらっことり、さっさと練習に合流しますよ。食べた分しっかりと動かないと」

ことり「練習? で、でも海未ちゃんまだ作詞ノートは真っ白だけど……」

海未「いいんですっ! もう今日はどこかの誰かさんのせいで作詞どころではありませんから」

ことり「そ、それって私のこと!? でもいいのかなぁ~?」

海未「絵里や真姫には後で謝りましょう……とにかく今日はもう作詞を出来る状態ではないんですっ!」

ことり「そうなの? だったらしょうがないのかもしれないけど……」

海未「じゃあ行きましょうか」

ことり「うんっ」


34: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:27:47.90 ID:YjWgGpyC.net

海未「……あ、ことり。ことりチョコまん本当に美味しかったです、ごちそうさまでした」

ことり「うんっ」ニコッ

海未「それで、もっ……もしよかったら来年の分も予約しておきたいのですが予約は受け付けてますか、店主さん?」

ことり「はいっ♪ お菓子処『ことり』はお客様からのご予約はいつでも受け付けておりますっ♪」

海未「そうですか。安心しました」

ことり「ですが園田様に限っては来年だけと言わずその次も、さらにその次もずっとずっと先までご予約が可能ですがどうなさいますか?」ニコッ

海未「……はい、じゃあお願いします」

ことり「……ぷっ」

海未「ふふっ」


アハハハハハハハハ








35: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:31:47.80 ID:YjWgGpyC.net

絵里「ねぇ穂乃果」

穂乃果「うーん? なぁに絵里ちゃん?」

絵里「もしかしてことりと海未って何か喧嘩みたいなことしたのかしら?」

穂乃果「してないと思うけどなんでー?」

絵里「部室を出る前に何か二人が気まずそうにしていた気がしたから」

穂乃果「そうだった? そんなことなかったような……」

ガチャッ

海未「すいません、遅れました」

ことり「ごめんみんな~」

花陽「あ、ふたりともお疲れさま~」


36: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:33:07.58 ID:YjWgGpyC.net

穂乃果「ほら絵里ちゃん、二人ともいつも通りじゃん」

絵里「???」

希「おー早かったねー。海未ちゃん作詞はもう出来たん?」

海未「それはまだですが……。ま、まぁそれは明日から頑張ります。今日はいろんなことがあって少し気持ちがふわふわしているので」

真姫「別に構わないけど珍しいわね、海未がそんなこと言うなんて。何か嬉しいことでもあったの?」

海未「さぁ、どうでしょう」チラッ

ことり「どうだろうね~」チラッ

にこ「どうしたのよ? 二人で顔を見合わせて」

海未「……なんでもありませんよ」ニコッ

ことり「……なんでもな~いっ! さっみんな練習練習~♪」スタスタ


37: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:35:50.74 ID:YjWgGpyC.net

絵里「まぁ、私の思い違いだったみたいね。それじゃあみんな休憩終わりー、さっきのダンスのおさらいからいきましょうかー」スタスタ

凛「うぅ……凛あのステップ苦手にゃ~」スタスタ

花陽「頑張ろう凛ちゃん、練習あるのみだよ」スタスタ

にこ「私の真似をしてもいいのよ?」スタスタ

真姫「にこちゃんの真似……ねぇ」スタスタ

穂乃果「さて、と。海未ちゃん私たちも行こっか」

海未「そうですね。それと穂乃果、少し前にバレンタインのことで最近の若い人は……などと言いましたが、バレンタインというものも意外と悪くないものですね」ニコッ

穂乃果「え? それってどういう?」

海未「さっ! 食べた分しっかりと動きますよ~!」スタスタ

穂乃果「???」





穂乃果「…………!!」

穂乃果「ねぇ海未ちゃんとことりちゃん二人だけで何か楽しいことしてたでしょ~! そんなのずる~い私も混ぜてよ~!!」タッタッ



おわり




38: 名無しで叶える物語(黒酢)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:36:45.42 ID:YjWgGpyC.net

これで終わりです
何とか今日のうちに終わって良かった…



39: 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/02/14(日) 23:37:28.20 ID:laSd+s/o.net

おつ
今年のバレンタインはことうみ多いね










老女的少女ひなたちゃん 1 (ゼノンコミックス)
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元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1455427283/