1: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 19:46:37.78 ID:YLyZEfQU.net

鞠莉「えぇ。パパが勝手に婚約者を決めちゃったらしくて」

果南「へ、へぇ、そうなんだ。早く言ってくれれば良かったのに」

鞠莉「…ごめん、果南。私ずっと果南と結婚しようって思ってたのに…」

果南「いいよ。仕方ないことだし、わざわざ言ってくれてありがとね」

鞠莉「え…ちょ、果南?」

果南「じゃあ、私店の手伝いあるから。結婚式の招待状とか待ってるよ」

鞠莉「う…うん」

バタン

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果南「…うっ…えぐ…ひっく…」ポロポロ


果南「前私と結婚してくれるって言ってたのに…一緒に遊園地にも行ったのに…」ポロポロ

果南「うっ…えぐ…鞠莉、鞠莉ぃ…」



4: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 19:50:12.17 ID:YLyZEfQU.net

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鞠莉「……果南」

ガチャ

鞠莉パパ「…ちゃんと言ったか?」

鞠莉「えぇ、祝ってくれるって」

鞠莉パパ「いい友達じゃないか」

鞠莉「友達じゃなくて恋人よ!」

鞠莉パパ「鞠莉…これはお前の将来のことを考えてのことだ。せめてもと婚約相手を女にしてやったことに感謝しなさい」

鞠莉「でも…」

鞠莉パパ「鞠莉、確かに高校は好きにしろといった。だがそれはこの先のことを考慮してのことだろう」

鞠莉「私は果南と結婚するって約束したの!……果南と」

鞠莉パパ「松浦……ダメだ。あの家系は野蛮すぎる。果南と言ったら長女のことだろう」

鞠莉「そうよ。松浦果南。私も松浦鞠莉になるつもりよ。なのに…なんで勝手に決めちゃうの?」

鞠莉パパ「松浦果南の危なっかしさはお前もよく理解しているだろう。この前もお前が泣きわめくから見つかってウチのボディガードが三人怪我をした」


5: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 19:50:55.14 ID:YLyZEfQU.net

鞠莉「それは…パパたちが無理やり連れて行こうとするから!」

鞠莉パパ「…とにかく決まったことは決まったことだ。従わないなら高校も終わりにするぞ。いいな」バタン

鞠莉「……」

鞠莉(やっと…やっと分かり合えたのに…)

鞠莉「…果南」


9: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 19:59:58.45 ID:YLyZEfQU.net

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ダイヤ「なるほど…そういうことでしたか」

果南「うん…聞いてた?」

ダイヤ「いえ…私もつい先日知りまして」

果南「どうしてかな…やっぱり両親とか…」

ダイヤ「えぇ…。お母様の方はとても大らかな方でしたが…お父様の方はなかなかに頑固で」

果南「私が鞠莉さんをください!って言ってもダメだろうなぁ…」

ダイヤ「というか逆効果でしょうね」

果南「やっぱり名家は名家と結びつかなきゃいけないのかな」

ダイヤ「果南さん…」

ダイヤ「今回の件、私も反対です」

果南「えっ…」

ダイヤ「私たちは高校生なのですよ?色恋の一つや二つ、あるのは当たり前です」

ダイヤ「それを権力によって踏みつぶされるなど、笑止!この黒澤ダイヤが許しません」

果南「ダイヤ……」


10: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:00:35.57 ID:YLyZEfQU.net

ダイヤ「果南さん、私は貴女たちが好きですわよ」

果南「それは…私も」

ダイヤ「えぇ。好きだからこそ、幸せになってもらいたいのです」

ダイヤ「私にとっての幸せは皆さんの笑顔無しには語れませんから」

果南「…でもどうするの?下手に力づくでいったら…」

ダイヤ「……」

ダイヤ「ですわね…。打つ手無しも否めません…」

果南「いいなぁ…婚約者の女の子。どんな子なんだろう」

ダイヤ「鞠莉さん自身も聞かされていないようですし…気になりますね」

果南「むむぅ…」

ダイヤ「一度皆さんにも相談してみましょう…。明日にでも」

果南「そうだね…。出ておいでよ。聞いてるんでしょ」

ダイヤ「…?」

ルビィ「ご、ごめんなさい…」

ダイヤ「ルビィ…!いつの間に」

果南「いいよ。どっちにしろ知っちゃうことになるから」

ルビィ「鞠莉ちゃん…遠くに行っちゃうの?」

果南「わかんない…。もしかしたら行っちゃうかも」

ルビィ「…鞠莉ちゃん…」

ダイヤ「ルビィ、貴女が重荷を背負う必要はありませんわよ。私たちに任せてください」

ルビィ「でも何も知らない人と結婚って…ちょっと」

果南「……」

ダイヤ「政略結婚…聞かない話ではないですけど。まさか今の時代にもあるとは」

果南「はぁ…駆け落ちしようかな」

ダイヤ「果南さん?!」

ルビィ(やっぱり重症だ…)


12: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:14:37.07 ID:YLyZEfQU.net

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千歌「どぇぇぇええええ?!?」

ダイヤ「しっ…静かに!声が大きすぎます!」

千歌「ごっ、ごめん…。私たちには知られちゃいけなかった?」

ダイヤ「いえ、そういうわけではありませんが…」

千歌「でも…無理矢理結婚か…」

曜「ちょっと…気の毒だよね」

果南「……」

梨子「果南さん…」

果南「ん?」

梨子「どうすればいいんでしょうか…」

果南「ど、どうもこうもないよ。何も…できないし」

ダイヤ「…関係はどうされるつもりですか」

果南「そんなこと…」

ダイヤ「……」

果南「結婚…する前に、話はつけようと思う。いつまでも私に未練があったら向こうにも悪いでしょ」

ダイヤ「…そうですか」

果南「まっ、未練があるのは私なんだけどね」

千歌「果南ちゃん…」

善子「…ねぇ、やっぱりどうにかできないの?おかしいわよ、これ」

花丸「うん…」


13: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:15:20.51 ID:YLyZEfQU.net

善子「なんで大人の事情で果南さんと鞠莉さんが引き裂かれなきゃいけないの?」

果南「ふふっ…善子…仕方ないよ。ありがと」

善子「なんでよっ!いいの?!果南さんはそれで」

善子「鞠莉さんのこと…好きじゃないの?」

果南「好きだよ…好きだけどさ…」

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鞠莉『ねぇ、果南、もう私に隠し事しないって約束してくれる?』

果南『わかってるって。ちゃんと言葉で伝えるってことでしょ』

鞠莉『そういうことよ。言ってくれないと…わからないから』

果南『うん…』

私だって言いたいよ…好きだって。

好きだよって。でも素直に言えないんだ。恥ずかしいからかな。照れ臭いからかな。

果南『……』

鞠莉『果南が言ってくれなきゃ結婚できないじゃない』

果南『え…?』

鞠莉『果南、将来…私を迎えにきてね』

果南『うん…。行くよ。絶対』

鞠莉『ありがとっ…』

-----

果南「どうすればいいか…何してあげればいいかわかんないんだもん…。もう…」ポロポロ

ルビィ「果南さん…」


14: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:15:53.23 ID:YLyZEfQU.net

ダイヤ「…」

ダイヤ「やはりおかしいですわ。善子さんの言う通りです」

ダイヤ「ここはひとつ…ガラガラ

鞠莉「チャオー♪」

果南「鞠莉……」

鞠莉「やっほ、かなん♡」

鞠莉「今日は何処にデートに連れてってくれるの?」

果南「ぇ…?」

善子「……」ゴクリ

鞠莉「何シケた顔してんのよ。ほら、練習終わったら遊びに行くわよ?」

果南「でも…鞠莉、婚約者が…」

鞠莉「いいのよ。どうせ高校卒業してからだし、気にすることじゃないわ」

鞠莉「それに、私は果南と縁を切るつもりはないから」

果南「…鞠莉」

鞠莉「そうと決まったら練習しましょ。終わったらデートよ、デート♡」

果南「う、うん…」

千歌「流石鞠莉さん…」

曜「風格を感じるね…」

花丸「ずら…」

ダイヤ「……」


15: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:33:06.95 ID:YLyZEfQU.net

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ダイヤ「ふぅ…」ガラガラ

ルビィ「あ、お姉ちゃん!どこいってたの?」ハァハァ

ダイヤ「少しデザートを買いに…ってどうしんですの?」

ルビィ「だって…だって…!」

ダイヤ「…?とりあえず息を整えなさい。ちゃんと聞きますから」

ルビィ「お姉ちゃんの…「あら、おかえりなさい、ダイヤさん」


ダイヤママ「ここではアレですので場所を変えましょうか。客室にきてください」

ダイヤ「は、はぁ」

ルビィ「……」

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ダイヤ「失礼します」シャッ

ダイヤママ「どうぞ座って」

ダイヤ「えぇ」スッ

ダイヤ「それで…どんなご用でしょうか」

ダイヤママ「そうね。貴女の婚約相手が決まったのよ」

ダイヤ「…はい?」

ダイヤママ「次期黒澤家当主として、相応しい婚約相手ですわよ」


16: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:33:55.61 ID:YLyZEfQU.net

ダイヤ「待ってください!…どういうことですか?」

ダイヤママ「ですから貴女の婚約相手を決めさせていただいたのです。お父様には反対をされましたが」

ダイヤママ「良いですか、貴女は次期当主なのです」

ダイヤ(…何処かで聞いたことあるシチュエーションですが…)

ダイヤ「ちなみに男性の方ですか?」

ダイヤママ「なにをおっしゃるのですか。もちろん女性の方ですわよ」

ダイヤ「そうですか…」

ダイヤママ「それに…貴女のよく知ってる…」

ダイヤママ「小原鞠莉さんってご存知よね」

ダイヤ「はい…鞠莉さんがどう……まさか!」

ダイヤママ「由緒正しき小原家の長女。容姿端麗に才色兼備と聞きますわ。これ以上の方はおりません」

ダイヤママ「それに鞠莉さんとは気の置けない仲でしょう。拒否する理由はないはずです」

ダイヤ「駄目です!今すぐに婚約を取り消してください」

ダイヤママ「小原家では不満ですか?」

ダイヤ「そういうわけではありません!…ですが……」

果南『いいなぁ。婚約者の娘。どんな娘なんだろう…』

ダイヤ「私たちも年頃の女子です。自分の色恋には自分で向き合わせてください」

ダイヤママ「…それは拒否するということ?」

ダイヤ「当たり前です。政略結婚など笑止。いくらお母様の言いつけと言えど私は守れません」

ダイヤ「私たちはもう高校3年生。大人になる準備をしているのです。それを大人が妨げるなど私は反対です」

ダイヤママ「……」


17: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 20:34:46.07 ID:YLyZEfQU.net

ダイヤ「それにもし鞠莉さんのことが好きな方がいたらどうするのですか。そういう人のお気持ちを思い浮かべて見てください」

ダイヤママ「ダイヤさん、貴女は頭でも打ってしまったのです。今日は頭を冷やしなさい」

ダイヤ「私は認めません!絶対に!」

ダイヤママ「今週には面会が入っていますから。それまでにはよろしくお願いしますね」

ダイヤ「嫌です!今すぐにでも取り消しなさい!」

ダイヤママ「…貴女、誰に口を聞いているのですか」

ダイヤママ「高校までは自由にしてあげたでしょう!言うことを聞きなさい!」

ダイヤ「……果南さん…」ボソッ

ダイヤ「拒否します。どうしてもと言うなら私はお母様と縁を切りますよ」

ダイヤママ「…貴女ッッ!!!」バッ

ダイヤ「…!」

ダイヤパパ「まぁまぁやめなさい」ガシッ

ダイヤママ「貴方…」

ダイヤパパ「ほら、ダイヤもこう言ってるんだし、何か理由があるんだろう。ちょっとだけ考えてあげよう」

ダイヤ「お父様…」

ダイヤママ「面会には言ってもらいますよ」

ダイヤ「鞠莉さんとは毎日会っています」

ダイヤママ「学校生活と面会は違います」

ダイヤ「…わかりました」

ダイヤパパ「……」


24: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:13:36.12 ID:YLyZEfQU.net

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鞠莉「どういうこと?」

ダイヤ『どうこうもそういうことです!聞かされていないのですか?』

鞠莉「パパは面会までのお楽しみだなんて言うし、私も今知ったわ」

ダイヤ『そうなのですか…』

鞠莉「逆らえないからね。面会は行くわよ?」

ダイヤ『一応黒澤家で…と言うことなので構いませんが、よろしいのですか?』

鞠莉「良いわよ、別に。…果南には話したの?」

ダイヤ『…まだです。明日にでも二人で行きませんか』

鞠莉「そうね」

ダイヤ『申し訳ありません…』

鞠莉「ダイヤが背負うことじゃないわよ。これは私たちの親の問題。どうにもできないわ」

ダイヤ『でも…果南さんが…』

鞠莉「やめてよ…もう…」

ダイヤ『私は…お二人にくっついて欲しいです』

鞠莉「なによ、私と結婚するのがそんなに嫌?」

ダイヤ『そっ、そう言うわけではありません!つまり…』

鞠莉「あーあー、もういいわよ。ありがと、ダイヤ。じゃあ私忙しいから切るわね」

ダイヤ『え、えぇ。こちらこそです。では…』

鞠莉「うん…」ピッ

鞠莉「……はぁ」

鞠莉(まだ知らない人なら良かったんだけどな…)

鞠莉「ダイヤ……」

鞠莉(ちょっと複雑じゃない…)


26: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:14:39.74 ID:YLyZEfQU.net

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鞠莉「おはよ、果南」

果南「おはよう」

ダイヤ「……」

果南「え?…なに?どうしたの、二人とも」

鞠莉「……」ジー

果南「なっ、なになに?何かついてる?」

ダイヤ「果南さん…」

果南「…?」

ダイヤ「可愛いですわね」

果南「はぁ?//」

ダイヤ「筋肉質な身体にそのスタイル、そして美貌とは。貴女はやはり鞠莉さんに相応しい」

果南「なに言ってるの…?」

鞠莉「果南、婚約者の話だけど…」

果南「あぁ、うん…」

鞠莉「私の婚約者、ダイヤだったのよ」

果南「…へ?」

ダイヤ「実は私たちも昨日知ったことなのですが、そう言うことだったらしいのです」

果南「ちょっと、なにそれ!ダイヤ、変わって!」

鞠莉「なに言ってるの「そのつもりです」

鞠莉「…?」

ダイヤ「私は変わるつもりです。鞠莉さんにはやはり果南さんではないと」

ダイヤ「それに前も言った通り、私はみなさんの笑顔が幸せなのです。政略結婚などで奪われるなんてことはあってはいけません」

果南「ダイヤ…」


28: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:15:24.45 ID:YLyZEfQU.net

果南「私に…何かできるかな」

鞠莉「あら、嬉しいわね~」

ダイヤ「駆け落ちをしたところで…見つかりますわよね」

果南「流石に無理でしょ…。小原家と黒澤家だよ」

鞠莉「パパも…警戒してるっぽいしね」

果南「じゃあ私が説得するよ」

ダイヤ「絶対無理でしょう…貴女」

果南「えぇ…」

鞠莉「果南、すぐ手出すから」

果南「出さないよ!」

鞠莉「この前暴れた癖に」

果南「あれは鞠莉が泣いてたから…」

鞠莉「……//」

ダイヤ「やはりラブラブじゃありませんか」フフッ

果南「小原家のボディーガード数人なら私でもなんとかなるかもしれないけど…」

鞠莉「流石に全員出てこられると危険よ。見る限りやばいヤツもいるし」

果南「ダイヤも一応武道やってるんでしょ?」

ダイヤ「は、はぁ…一応だいたいの武道は…。ただ果南さんに敵いませんよ」

果南「剣道ならわかんないよ」

ダイヤ「剣道はお母様が出でこられたら詰みです…」

鞠莉「何でそんな戦闘狂みたいになってるのよ。最終手段よ、ソレは」

果南「わかってるって。おとなしくしとくよ」

ダイヤ「私たちは…まず面会ですわね」

鞠莉「そうねぇ…」

果南「………」


30: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:16:38.15 ID:YLyZEfQU.net

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果南「……」

果南「いいなぁ…」

果南(でも…どうするんだろ。いくら二人が拒否したところで…)

果南「わかってもらえるとは思えないけどな…」

千歌「果南ちゃーん」ガチャ

果南「千歌…珍しいね。忘れ物?」

千歌「うん。ちょっとね…果南ちゃんを忘れちゃったのだ!」

果南「ふふっ…持って帰ってくれる?」

千歌「いいよ!」

果南「じゃあ今日は十千万でお世話になろうかな」

千歌「え?!ほんと?!」

果南「うん。今日は…どうせ暇だったし」

千歌「そっか…」

千歌「鞠莉ちゃんとダイヤさん…結婚するの?」

果南「…聞いちゃったか」

千歌「うん、ルビィちゃんから…。ごめんね」

果南「いいよ、みんなにも言おうって話になってたし」

千歌「いいの?…果南ちゃん」

果南「…いいわけないじゃん」

千歌「だよね…」

果南「ごめんね、千歌。せっかく千歌のおかけで…その、一緒にスクールアイドルできるようになったのに…」


32: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:17:12.28 ID:YLyZEfQU.net

千歌「んーん!私も果南ちゃんたちと一緒で楽しいよ。それに果南ちゃんが謝ること?」

果南「ごめんね…っていうよりありがとうかな。千歌の行動力にいつも助けられてるからさ」

果南「ありがとね、千歌」

千歌「えっへへ~照れますな」

果南「このままじゃ…やっぱり駄目だよね」

千歌「…」

果南「せっかく皆んなでスクールアイドルやって、鞠莉との恋も成就したのに…」

果南「私がしっかりしないと…」

千歌「そんなに悩まなくても大丈夫だよ」

果南「…千歌」

千歌「私もね。東京で駄目だった時も、この前の大会の時も思ったんだ。リーダーの私がしっかりしなきゃって」

千歌「私がしっかりしないと、みんなに悪いなって、迷惑かけちゃうなって」

千歌「でもそんなこともなかったんだ。皆んなは皆んなで色々なこと考えてて、私もみんなを支えてて、みんなも私を支えてて」

千歌「そしたらなんか一人だけで悩んでるのが小さく見えてきたの!」

千歌「だから…果南ちゃんも、鞠莉ちゃんも一人じゃないんだよ。皆んなついてきてくれる。大人の権力の前でも、簡単には崩れないから」

果南「…ふふっ。そうかもね。…実際、ソレは私たちの壁を壊してくれたから」

果南「千歌には…やっぱり敵わないな」

千歌「えー、果南ちゃんの方が強いよ」

果南「そーゆーことじゃないのっ」ワシワシワシッ

千歌「うわぁ!ちょっと、汗かいてるから頭臭いよ!」

果南「臭くない臭くない。千歌、今日は背中流したげよ」

千歌「え?!ホント!?わーい!」

果南「大浴場久しぶりだね」

千歌「私と一緒に汗をながそー」

果南「千歌は変わらないね」

果南(ありがと…)


33: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:43:36.41 ID:YLyZEfQU.net

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ダイヤ「……」

ガラガラ

ダイヤ「ようこそ」

鞠莉「えぇ…」

ダイヤ「そんなに気構えなくても大丈夫ですわよ。お父様が私たちの二人きりの空間にしてくださいました」

鞠莉「そうなの?」

ダイヤ「えぇ。一応面会だから、と」

鞠莉「ダイヤのその甘いところは父親譲りってことね」

ダイヤ「私はいつも厳しいですわよ」

鞠莉「は~い、ルビィ、お姉ちゃんからのご褒美でちゅわよ~♡」

ダイヤ「私はそんなことしません…」

鞠莉「でも…まぁありがたいわ」

ダイヤ「えぇ…」

鞠莉「何か話しなさいよ」

ダイヤ「…鞠莉さん、一揆です!」

鞠莉「は…?」

ダイヤ「私と反乱を起こしましょう!」

鞠莉「なに行ってるの、ダイヤ」

ダイヤ「では果南さんと別れてもいいのですか」

鞠莉「それは…卑怯よ」


34: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:44:30.80 ID:YLyZEfQU.net

ダイヤ「卑怯と言われても構いません。下世話と言われても構いません」

鞠莉「……」

ダイヤ「鞠莉さんと果南さんはお互い運命の人に違いありません」

鞠莉「…運命の人…」

ダイヤ「えぇ」

鞠莉「運命の人って…どうやったらわかるのかしら…」

鞠莉「果南は好きよ。これからも一緒に歩んで行きたいし。でも運命の人だなんて誰も決めてないじゃない」

鞠莉「それに…私は…」

ダイヤ「婚約を断るのが怖いですか」

鞠莉「…」

ダイヤ「鞠莉さん、別に私との婚約を蹴るということに対して、私は険悪な気持ちは抱きませんわよ」

鞠莉「でも…私はダイヤも好きなの」

ダイヤ「え」

鞠莉「いや、もちろん親友としてよ?」

ダイヤ「は、はぁ///」

鞠莉「なに期待しちゃってるのよ」

ダイヤ「い、いえ、人に好きと言われたことがあまりありませんので…」

鞠莉「何言ってるの。皆んなダイヤのことが好きよ。ダイヤも皆んなのこと好きでしょ?」

ダイヤ「…はい、大好きです」

鞠莉「ね?」

ダイヤ「…はい。ですが果南さんとは親友兼恋人です。立場も違います」

ダイヤ「婚約破棄は私への反抗にはなりませんし、」

ダイヤ「貴女と私が両思いなことは重々承知しておりますから」フフッ


35: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 21:45:24.78 ID:YLyZEfQU.net

鞠莉「…何よ、からかってるの?」

ダイヤ「貴女がいつもやっているではありませんか」

鞠莉「素直じゃないんだから…」

ダイヤ「素直じゃないのは貴女もでしょう。果南さんも」

鞠莉「3年組は面倒臭い人ばっかりだからねぇ」

ダイヤ「えぇ、とっても面倒臭いですわよ。私も」

ダイヤ「鞠莉さん、このまま私たちが結婚するのは…」

鞠莉「わかってるわよ。私もダイヤなんかと結婚しちゃったら毎日うるさそうで嫌だもの」

ダイヤ「なんとっ?!詳しく聞かせなさい!」カチーン

鞠莉「ふふっ、そういうところよ」

鞠莉「具体的にやることは決まっているの?」

ダイヤ「いいえ、まったく。ですがAqours全員で奮起すれば…超えれない壁はありません!」

鞠莉「ダイヤらしいわね…。まあいいわ、私も、頑張ってみる」

鞠莉「果南は渡さないわよ。誰にも」

ダイヤ「えぇ。その意気です。鞠莉さん」

鞠莉「……」

ダイヤ「それにしても…」

鞠莉「…?」

ダイヤ「果南さんには……敵いませんわね」

鞠莉「どういうこと?」

ダイヤ「…なんでもありませんわ。さぁ、私も手伝いますから。一緒に最後まで足掻きますよ」


37: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 22:43:45.72 ID:YLyZEfQU.net

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ダイヤ『お父様の説得は…あまりご無理なさらないように』

鞠莉『わかってるわよ』

鞠莉パパ「……そうか」

鞠莉パパ「念のためにと音声だけ隠し撮ってみたが…英断だったな」

鞠莉パパ「黒澤家長女も、鞠莉もあくまで逆らおうとするか」

鞠莉パパ「思春期の彼女らは…理解できんだろうな」

ガチャ

鞠莉「パパ」

鞠莉パパ「…なんだ、説得でもしに来のか?」

鞠莉「…!」

鞠莉パパ「鞠莉…言ってもわからないか」

鞠莉「…わからないわ」

鞠莉パパ「……」

鞠莉「そこのレコーダー…音声でも撮ってたんでしょう」

鞠莉パパ「察しがいいな」

鞠莉「パパの娘だもの」

鞠莉「ダイヤも言ってたでしょ。もうやめにしましょう」

鞠莉パパ「ダメだ。お前の将来のことを考えてのことなんだぞ?なぜわからない」

鞠莉「パパには女の子の気持ちはわかんないわよ」

鞠莉パパ「わからないな。なぜ松浦にこだわる」

鞠莉「果南が大好きだからよ」

鞠莉「ダイヤも…もちろん大好きよ。…でも、私に愛を教えたのは果南だから」

鞠莉「私の手を握ってくれたのは果南なんだから…!私のことを暖めてくれたのは果南だから!」

鞠莉パパ「……」


38: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 22:44:31.88 ID:YLyZEfQU.net

鞠莉パパ「そうか…わかった」

鞠莉「パパ…」

ピシュッ

鞠莉「え…」

鞠莉(あれ…?目の前が……みぇ……)

果南-----。

ドサッ

鞠莉パパ「許してくれ、鞠莉。そしてわかってくれ…」

鞠莉パパ「お前には頭を冷やしてもらおう…。運んでくれ」

使用人「はい」

鞠莉「…か…な…」

使用人「……」

鞠莉パパ「すまんな…鞠莉…」


39: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 22:45:24.29 ID:YLyZEfQU.net

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果南「あっ…!」ドパッ

千歌「わっ!ちょっと果南ちゃん!こぼしちゃダメだよ」

果南「ごめんごめん。タオル…汚しちゃったね」

千歌「いーのいーの!」

果南「洗濯しとくね」

千歌「別にいいのに…。じゃあ後で私の部屋きてね。一緒にゲームしようよ」

果南「わかったってば」

千歌「果南ちゃんとゲームだなんて何年振りだろ~」タッタッタッタッ

果南「ふふっ…」

志満「千歌ちゃんよっぽど嬉しかったのね」

果南「志満さん」

志満「ごめんね。色々忙しいのに」

果南「いえ…私も楽しいので」

志満「…聞いたわよ。話」

果南「やっぱり耳に入っちゃってますか」

志満「まぁ狭い町だからね…」

果南「……」

志満「果南ちゃん、何かあったらいいなよ。力になるから」

果南「ありがとうございます」

志満「ふふっ。でも果南ちゃん強いから何でも一人で解決しちゃいそう」

果南「志満さんに言われたくないですよ…。それに…私は弱いです」

果南「鞠莉とダイヤ…二人とも大切だから、ハッキリした決断ができない…」

志満「ふふっ…それは強さよ」

志満「強いなんて色々な意味を含んでいるんだから、そんなに考える必要はないわ」

志満「二人のことが大好きで、大切に想ってあげてるならそれは果南ちゃんの強さであり、長所だから」

志満「ほら、自信持ちなさい」

果南「は、はぁ」


40: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 22:46:38.02 ID:YLyZEfQU.net

志満「根っこでは…もう決まってるんでしょ?どうするかだなんて」

果南「…バレてましたか」

志満「一応私もちょっとは青春を過ごしてきたオバさんだからね」

果南「オバさんって…若いでしょ」

志満「女の子の賞味期限は短いのっ」

果南「生々しいですって…」

志満「そういうものでしょ。でも果南ちゃんはいつまでたっても美人そうね」

果南「…ありがとうございます。やっぱり整理してみたらまだ伝えないこと、伝えたいこと、たくさんあるので」

果南「私は…もうちょっと頑張ってみます」

志満「それがいいわ。陰ながらサポートするから頑張ってね。あと、千歌ちゃんもお願いね」

果南「はい!」

-----

美渡「あんな無責任なこと言って良かったの?」

志満「理屈をぶつけたところで意味もないでしょ」

志満「高校生なんて、まだまだ夢を追っかけてて良いのよ」

志満「若さって良いわね」

美渡「はいはい…」


41: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/14(木) 22:47:03.88 ID:YLyZEfQU.net

志満「それよりも美渡ちゃん…」

美渡「…?」

志満「倉庫の鍵あけといてくれる?」

美渡「え?」

志満「準備よ。みたでしょ、あの果南ちゃん。もしかしたらおっぱじめるかも…」

美渡「まじか…!大丈夫なの?」

志満「さぁ…お母さんもいないからね。何とかなるかしら」

美渡「帰ってこれないの?」

志満「東京での仕事が忙しいって」

美渡「どーすんだよ…」

志満「大丈夫大丈夫。果南ちゃんも千歌ちゃんもしっかりしてるから」

美渡「…んー…」

プルルル

志満「あら」

美渡「何処から?」

志満「もしもし…」

志満「--えっ」


44: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:04:39.14 ID:5dp+UPHU.net

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果南「…嘘でしょ」

千歌「本当なの…?」

志満「えぇ。さっき連絡があって」

果南「…」

美渡「それにしても小原家の親父さんも変な趣味してるね。娘を幽閉だなんて」

果南「無事なんですか」

志満「うん。監禁まではいかないけど、部屋に閉じ込めてるって」

果南「鞠莉…」

果南「私のせいだよね…これ」

志満「……」

千歌「そんなことないよ、果南ちゃん」

果南「私が鞠莉と付き合ってたから…障壁になって…こんなになって」

果南「鞠莉…鞠莉…!」ギリッ

志満「果南ちゃん、そんな風にしちゃダメ」

果南「…でも」

志満「鞠莉ちゃんにまだ言いたいことあるんでしょ」

志満「そんな状態で言えるの?」

千歌「そーだよ、果南ちゃん」

果南「わっ、私がっ」

志満「ほら、愚痴は鞠莉ちゃんと会ってから。その前に動くよ」

志満「考えるより先に体が動くのが果南ちゃんでしょ?」

果南「……志満さん」

千歌「ダイヤさんから連絡もきてるよ!皆んな集まって、だって」

果南「千歌は危ないよ」

千歌「私だって果南ちゃんと鞠莉ちゃんに幸せになってほしいし、行くよ。果南ちゃんだけじゃない、みんなの問題だもん」

千歌「果南ちゃんも鞠莉ちゃんに会わなきゃいけないんじゃないの?」

果南「うん…」


45: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:05:07.72 ID:5dp+UPHU.net

果南「私まだ鞠莉に好きって言えてない。まだ、鞠莉にハッキリ気持ちを言えてないから」

果南(言わなきゃ、言わなきゃ…鞠莉に、聞いてもらわなきゃ)

待ってて鞠莉。今は閉じ込められた王女様かもしれないけど--迎えに行くから。

------

ダイヤ「果南さん!遅いですわよ」

果南「ごめん。ちょっと準備してて」

善子「で、どうなってるのよ」

ダイヤ「どうもこうも…鞠莉さんが捕まっているのです」

花丸「でも実家だよね」

ルビィ「そうだけど…鞠莉ちゃんが結婚OKするまで捕まえておく気だよ」

千歌「酷い…」

ダイヤ「お母様も先ほど出ていかれましたし…何か動いていることに間違いはないでしょう」

果南「鞠莉が危険な目に合うってこと?」

ダイヤ「それはないとは思いますが…わかりません」

梨子「でも今行っても逆効果なんじゃ…」

曜「うーん…」

果南「ううん。行くよ。私が直接鞠莉に会って、話をつけたい」

果南「もちろん親父さんにも。動かなきゃ始まらないから」

果南「皆んなには悪いけど…私は行く」

ダイヤ「皆んなには悪い…とは。もちろん私も行きますが」

果南「…」

ダイヤ「知っての通り武道はほぼ網羅していますので。それにもしかして自分だけ鞠莉さんに会うつもりですか?」フフッ

ダイヤ「抜け駆けは許しませんわよ」


46: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:05:39.97 ID:5dp+UPHU.net

果南「もう…わかったよ」

千歌「私たちも連れてってくれる?」

果南「…危ないけど…いいの?」

千歌「なんだか面白そうだから!」

曜「千歌ちゃん…」

ダイヤ「善子さん、鞠莉さん家の情報をゲットすることはできますか?」

善子「まぁ…できないこともないけど、こういう時にマリーがいないと困るわね…」

善子「そもそも小原家の侵入ルートなんて二人が一番知ってるんじゃない?」

果南「そうだけど…結構広いしね」

ダイヤ「私たちが動くことを想定して警備も厳重ですし…」

果南「でも戦闘をするなんて予想はついてないはずだよ。そこを突く」

曜「戦闘って使用人と?」

梨子「私…あの人たちに勝てる気が全くしないんだけど…」

ダイヤ「みなさんの得意分野で役割を分けましょう」

ダイヤ「皆さん再確認ですが、怪我をする可能性もあります。良いのですか?」

千歌「もちろん!」

曜「まぁ…私は大丈夫だけど」

梨子「戦うこと以外なら…」

ルビィ「私も!」

善子「このままじゃguilty kissが揃わないからね」

花丸「ずら!」

果南「久々に腕がなるね」ゴキゴキ

曜「果南ちゃん…やめなよ」

ダイヤ「この前も暴れてたでしょう…貴女…」

果南(鞠莉…)

ダイヤ「では私と果南さんで正面戦闘を受け持ちましょう」

善子「じゃあ私とリリーとルビィでサポートするわ。機材は…私の家の使っていいから」

千歌「あるの?」

善子「まぁ…ね」

善子(サバゲーしようとして通信機とか揃えたなんて言えない)


47: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:06:14.40 ID:5dp+UPHU.net

花丸「オラと曜ちゃんは何をすればいいずら?」

果南「…やっぱり変えようか」

ダイヤ「え?」

果南「私と曜と…千歌で正面戦闘。 善子とマル、ルビィで情報通達して。梨子とダイヤはバック頼んでいい?」

ダイヤ「私も戦えますわよ?」

果南「別に戦闘が第一目的じゃないからさ、それにダイヤはリベロ位置じゃないと」

果南「梨子やサポート組に何かあったとき、頼むよ」

ダイヤ「なるほど…承りました」

千歌「私たちは鞠莉ちゃんの部屋まで直行だね。私、結構強いから!」フンスッ

果南「何かあったら絶対二人を逃すから。私を置いて逃げてね。これは約束」

曜「……うん。わかった」

ダイヤ「曜さん…」コソッ

曜「…?」

ダイヤ「もしも戦闘になったら果南さんから離れて千歌さんと二人で戦ってください」

曜「え?」

ダイヤ「正直危険ですので…」

曜「あ、あぁ、そういう…」

ルビィ「き、気をつけてね」

ダイヤ「では準備に取り掛かりましょうか。お母様が戻ってこられる前に」

-----

鞠莉「……」ガチャガチャ

鞠莉「まぁ、開かないわよね」

鞠莉「…はぁ」

鞠莉(チェックメイトかしら)

鞠莉(パパの目を盗んで携帯だけは持ち運んで置いてよかったわ)

鞠莉(まさか胸の谷間に隠してるなんて思わなかったでしょう…善子やルビィじゃできない芸当よ)

鞠莉「……」


48: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:06:48.19 ID:5dp+UPHU.net

-----

ブーブ

果南「…?」

果南「えっ?!」

ダイヤ「どうかしましたか?」

果南「いや…鞠莉から連絡が…」

ダイヤ「なんと!無事なのですか?」

果南「こっそり連絡してるっぽいよ」

『ハァ~イ♡元気?果南。今どこにいるの?』

ダイヤ「なんでこんなに呑気なんですの…あの人は……」

果南「もー…シラきるつもりかな」ピッピッピッ

---

ブーブー

鞠莉「…?」

『今行くから。』

鞠莉「…」

鞠莉「…バカ」

コンコンッ

鞠莉「…!」

鞠莉「なによ」

ガチャ

鞠莉パパ「…そう怖い顔をするな」

鞠莉「パパ…どうしてこんなことするの?」

鞠莉パパ「鞠莉…お前のためだ」

鞠莉「何度も言ってるでしょう!私はパパに強制される権利はないの!」

鞠莉パパ「…その横暴さは母に似たか」

鞠莉「良いわよ。出してくれないなら、私、自分で出るから」


49: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:07:48.33 ID:5dp+UPHU.net

鞠莉パパ「……好きにしろ」

鞠莉パパ「できるかどう…ドガァァン!!!!

鞠莉パパ「…なんだ?!」

鞠莉「…緊急事態じゃない。行かなくて良いの?」

鞠莉パパ「チッ……」バタン!

鞠莉「果南…」

-----

パラパラ…

果南「ふぅ…」

千歌「ちょ、ちょ…」

曜「いくら正門から入れないからって壁突き破るのは良くないよ…」

果南「いいよ、あとで弁償するから。それより、気をつけなよ」

善子『なに派手にやってんのよ!!すぐ人が集まってくるわよ?!』

果南「コソコソ言ったってらちがあかないよ。二人とも付いてきて」

千歌・曜「……」

使用人「き、君たち、何者だ」

果南「…」

使用人「…答えろ」

果南「やだなぁ。使用人さん、昔からよく遊びにきてるんだけど」

使用人「…は?」

果南「ねぇ、鞠莉はどこ?」

使用人「しっ…知らない」

果南「そう…」ダッ


50: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 00:08:16.36 ID:5dp+UPHU.net

鞠莉パパ『おい!その女を止めろ!急げ!』

使用人「小原さん…!えっ、っ」

果南「邪魔しないで…!」ヒュオッ

ドゴォォン!!!!

千歌「ちょっと!果南ちゃん!」

果南「ほら!急ぐよ!」タッタッタッタッ

曜「……」チラッ

使用人「…ヵ…」ピクピク

曜(生きてた……)ホッ


66: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 07:32:41.28 ID:5dp+UPHU.net

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ダイヤ「どうやら…始まったようですわね」

梨子「あの…果南さんって…」

ダイヤ「…?」

梨子「何者ですか…?」

ダイヤ「さぁ…人間なんでしょうかね、アレ」

ダイヤ「お父様とお母様も異常なほどの筋力をお持ちなのですが…ハッキリ言って怪物です」

梨子「凄い人と一緒に練習してたんだ…」

ダイヤ「さて…私たちは果南さんたちの後ろについてバックに努めましょう」

梨子「はい…ちなみにダイヤさん…それって…」

ダイヤ「…?薙刀ですわよ」

梨子「…3年生ってやばい人しかいないんですか?」

ダイヤ「ご安心ください。木で出来ていますから」

梨子「知ってますよ…」

ダイヤ「-!」

カァァン!!!

梨子「?!」

ダイヤ「…危なかったですわね」

ダイヤママ「…ダイヤさん、これはどういうことですか」

ダイヤ「申し訳ありません、お母様」

ダイヤママ「謝って済む問題ですの?」

ダイヤ「…梨子さん、下がっていてください」ボソッ

梨子「はっ…はい」


67: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 07:33:25.62 ID:5dp+UPHU.net

ダイヤママ「おかしいですね。私は貴女をそんな風に育てた覚えはありませんの」

ダイヤ「…えぇ。私はお母様に清く正しく育ててもらいましたわ」

ダイヤママ「そう…ならばなぜこのようなことを…」

ダイヤ「それは…誰にでもあります…」

ダイヤ「ただの反抗期ですから」チャキッ

ダイヤママ「貴女が武術に秀でているのは知っていますが…それは誰から教わったものですか?」

ダイヤ「……」

ダイヤママ「教育が必要ですね…。一から」

-----


花丸「やばいずら…。ダイヤさんまで戦闘に入っちゃったずら…」

ルビィ「お姉ちゃんと…お母さん」

善子「大丈夫なの?!勝てるの…?」

ルビィ「お、お姉ちゃんは…強い…けど」

花丸「けど?」

ルビィ「お母さんはもっと強いから…」

善子「やばいじゃない…。どうするのよ」

花丸「果南ちゃんたちに連絡入れとくずら」

ルビィ「…お姉ちゃん…」

-----

鞠莉「果南たちが…きてるのね」

ガチャガチャガチャガチャ

鞠莉「…なんで開かないのよ…!!みんな…果南!」


68: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 07:34:11.17 ID:5dp+UPHU.net

鞠莉「もう…!!」

ドゴォォン!

鞠莉「音が凄いわ…」

鞠莉(果南…)

----

鞠莉『運命の人?』

果南『うん…。恥ずかしいけど、私さ、鞠莉とは運命の出会い、だと思ってるよ』

鞠莉『そ、そう…?』

果南『うん…。星とか見てると…思うんだ。いつも』

果南『この世にはこの空にある星ぐらい…人が沢山いて…色んなものがあって』

果南『それで出会ったんだよ』

鞠莉『意外。果南ってそんな女の子らしい話好きだったっけ?』

果南『私だって……それくらい見るよ』

鞠莉『運命…ね。でもね、果南。運命の人とかって…そう簡単にわからないんじゃない?』

果南『…?どういうこと?』

鞠莉『今度教えてあげる』

果南『むー、今でいいじゃん』

鞠莉『ダ~メ♡果南も自分で考えなさい』

果南『ケチ~…』


69: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 07:34:50.24 ID:5dp+UPHU.net

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鞠莉「果南……!果南…!果南!!」ガチャガチャガチャ

カチャ

鞠莉「えっ--」

鞠莉「開いた…!!」

美渡「よっす」

鞠莉「か…果南!!」ダキッ

美渡「いや、共通点なさすぎだろ」

美渡「おーい、鞠莉さん、落ち着いて」

鞠莉「…えっ」バッ

鞠莉「か…果南じゃない…」シュン

美渡「悪かったねこんなオバハンで」

鞠莉「って…美渡さん?!」

美渡「今気付いたの…?」

鞠莉「なんで…」

美渡「ウチの姉貴と千歌に頼まれてね、迎えに来たよ」

鞠莉「千歌っち…」

美渡「なんか、好きな女…果南に会いたいんだって?」

鞠莉「そうよ」

美渡「とりあえず出るよ。アイツら下の階で今どんぱちやってるから…私らも頑張ってバレずに降りる」

鞠莉「美渡さん…どうやってここに来たの?」

美渡「裏ルート…ていうか…非常階段っていうか…」

鞠莉「でも…あそこは一番警備が厳重なところよ」

美渡「…う、うん。まぁ…多少の手荒は…ね?」

鞠莉「…?」


70: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 07:35:50.00 ID:5dp+UPHU.net

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使用人「ぐっ……」

志満「…ごめんなさいね。ちょっとだけ動かないでくれるだけでいいから」

使用人(こいつも…松浦の仲間か…?)

志満「ウチの子たちが沢山迷惑かけちゃってるらしいんだけど…高校生の反抗期くらいで許してあげないかしら」

志満「歳頃の女の子がまともに色恋もできないのは…かわいそうでしょ?」

警備員「…!なんだ、お前は」

警備員「これは…お前がやったのか」

志満「……」

警備員「小原さんからおかしな奴らが侵入したと聞いた。…それはお前か」

志満「さぁ…少なくとも私じゃないんじゃないかしら。私はちょっと遊びに来ただけよ」

警備員「……」

志満「ねぇ…。小原の娘さんはなんで政略結婚をしなければならないの?」

警備員「詳しいことは私たちも知らない。ただ、娘さんのためであると」

警備員「それを邪魔しにきたのなら、私たちも仕事を全うするまで…」ゾロゾロ

志満「そう…。別にいいじゃない、ちょっとぐらい許してあげても。あの娘たちの人生でしょ?」

警備員「悪いな。これは仕事だ」

志満「…なら、私も、仕事ってことにしておこうかしら…」

警備員「…!!」


77: 名無しで叶える物語(庭) 2017/12/15(金) 10:29:07.62 ID:KT38pIKd.net

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美渡「…鞠莉…で、いいの?」

鞠莉「えぇ」

美渡「鞠莉はさ、なんかお嬢様って感じがしないよね」

鞠莉「えっ?」

美渡「だって、こんなに破天荒で…どことなく乙女でね」

美渡「嫌いじゃないよ、そういうの」

鞠莉「私は…ただ果南に会いたいだけ」

美渡「ふふっ…黒澤の長女は嫉妬しちゃうね」

鞠莉「…?」

美渡「羨ましいよ。私は未だにそういう人と出会ったことないから…はは」

鞠莉「きっと出会えるわよ…。いつか…」

美渡「運命ってヤツ?」

鞠莉「運命ね…。そういうの、あんまり好きじゃないんだけど」

美渡「…」

鞠莉「何か押さえつけられてる感じがしない?運命、運命ってまるで何もかも決まっているかのように…」

鞠莉「どんな未来だって、将来だって、自分たちの努力で変わるかもしれないのに」

鞠莉「無限の可能性を無視しているようで…」


78: 名無しで叶える物語(庭) 2017/12/15(金) 10:29:56.84 ID:T6iHGr6p.net

美渡「そうかもね…。良いときにも運命、悪いときにも運命、人間ってそういうもんでしょ」

美渡「でも…アンタの気持ちもわかるよ。それこそ千歌やアンタを見てたらね…」

美渡「ま、んな陰気臭いことは外に出てからよ!今は逃げること優先!」

鞠莉「そうね…。パパにももう一度、私が真剣に話せばどうにかなるかもしれないし」

美渡「……」

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果南「ふぅ…」パンパン

警備員「…ぐ…」ピクピク

警備員(小原家の専属だぞ…私たちは…!)

警備員(これだけの人数をもってしても止められないとは…。松浦果南…バケモノだ…)

果南「千歌たちとはぐれちゃったな…」

果南(警備員ぐらいならどうにかなるだろうけど…)

果南「善子、聞こえる?千歌たちは無事?」

花丸『千歌ちゃんたちは無事ずら。それに鞠莉ちゃんも解放されたって』

果南「え?!…どういう…」

善子『美渡さんが鍵開けてくれたんだって。そのうち降りてくるだろうけど』

果南「それなら私は待機かな」


79: 名無しで叶える物語(庭) 2017/12/15(金) 10:31:16.88 ID:T6iHGr6p.net

善子『そうね…鞠莉たちにも場所を教えておくわ』

果南「うん」

シュッ

果南「…ッッ!」

善子『じゃあ…って果南?聞こえる?』

善子『果南!?ちょっと…!かな…ブツッ

鞠莉パパ「悪いが……眠っていてもらう…。君に暴れられると大変なんだ」

鞠莉パパ「黒澤家にも有無を言わせない状況を作ってもらっている。君たち子供が出る幕ではない」

果南「……」

鞠莉パパ「すまないね…」



85: 名無しで叶える物語(茸) 2017/12/15(金) 13:37:23.89 ID:4o0c3DcG.net

特殊部隊カナン



91: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 17:57:57.03 ID:5dp+UPHU.net

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善子「果南!!」

花丸「無駄ずら。機械壊されちゃったし」

ルビィ「ど、どどうしよう…」

花丸「千歌ちゃんたちに連絡ずら。待機してって」

ルビィ「でも…!」

花丸「果南ちゃんを助けに行きたいのはわかるけど…どうにもならないずら…」

善子「私が行く」

ルビィ「善子ちゃん…!無理だよ……」

花丸「果南ちゃんもやられちゃうんだよ…?返り討ちにされるだけずら」

善子「だからって見捨てるなんて、私が許さないわ。千歌と曜だって戦ってる」

花丸「でも…」

「ちょ、ちょっと…!!」

善子「…!リリー?!」

梨子「はぁはぁ…」

花丸「梨子ちゃん?!大丈夫ずら!?」

梨子「た…助けて」

ルビィ「え…?」

梨子「ダイヤさんが…」

善子「ダイヤ……!そういえば通信が……」

梨子「勝てないよ…あれじゃ。いくらダイヤさんでも…」

ルビィ「……」


92: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 17:58:47.23 ID:5dp+UPHU.net

善子「…どうすればいいのよ…」

-----

ダイヤ『申し訳ありません…ルビィ。このようなことに巻き込んでしまって』

ルビィ『いいよ、別にお姉ちゃんのせいじゃないし。ルビィも、みんなに幸せになって欲しいんだ』

ダイヤ『ルビィ…貴女の周りを想う気持ち……大切にしなさい。ただ…』

ダイヤ『くれぐれも戦いには参加しないでください。私は……貴女に傷ついて欲しくありませんから……』

ルビィ『お姉ちゃん…』

----

ルビィ「--!」バッ

梨子「ルビィちゃん!」

花丸「何処いくずら」

ルビィ「……ちょっと用事思い出しちゃって」

花丸「なんで武器なんか持ってるの…?」

ルビィ「……」

ルビィ「る…」

善子「…る?」

ルビィ「ルビィ、…トイレ行ってくるね…!」ダダッ

梨子「ちょ、ちょっと!」

花丸「ルビィちゃん…!」

善子「ずら丸、ほら、行くわよ」

花丸「…ずら」

善子「リリー…ルビィをお願い。私たちは果南のところに行くわ」

梨子「うん…!」


93: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 18:01:21.96 ID:5dp+UPHU.net

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志満「胸騒ぎがするわね…」

志満「まあまぁ楽しめたし…そろそろ潮時かしら」

警備員「まだ数人残っているぞ」

志満「あら、元気なこと」

警備員「ウチの職員は全員防弾チョッキを着ているからな」

志満「その割にはほとんど倒れちゃったけど…。本当に防弾?」

警備員(ありえん…この人数だぞ…?!)

警備員「うわあぁぁあ!」ブンッ

志満「…」サッ

警備員「なんで…一個もあたらねぇんだよ…!」

志満「千歌ちゃんの方がまだ早いわよ?」ゴッ

警備員「なっ…」

ドドドドッ

警備員「ごはっ…」ドサッ

志満「…あとは貴方たちだけね」チラッ

警備員「ぁ…あぁ…」

志満「鞠莉ちゃんと果南ちゃんが何処にいるか…教えなさい」

警備員「は…はひ…」ペタッ

警備員「お…鬼だ…」

志満(大丈夫よね…。みんな)


94: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:47:46.51 ID:5dp+UPHU.net

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ガキンッ

ダイヤ「ぐっ…」ドサッ

ダイヤ「…中々やりますわね」

ダイヤママ「あら…まだ威勢を貼る余裕があったのですか…」

ダイヤ「……」

ダイヤママ「懐かしいですわね…。この雰囲気」

ダイヤママ「昔貴女に稽古をつけたのを思い出します」

ダイヤ「…随分世話になりましたね」

ダイヤママ「貴女は才能があります。何もこんなところで朽ち果てようとしなくとも良いのですよ」

ダイヤ「そうですか…。ただ…貴女に私が倒せますか?実の娘を…。私はそこまでのことができる母親だとは思いません」

ダイヤママ「…挑発のつもり…?」

ダイヤ「事実を述べたまでです」

ダイヤママ「舐められたものですね…。貴女…私が昔のままだと思ったら大間違いよ」

ダイヤ「…その言葉そっくりそのままお返しします」

ダイヤ「私…私たちはもう高校生です。全てを親に頼り、支えてもらう時期は過ぎたのです」

ダイヤ「どうか…ご理解を」ザッ

ダイヤママ「やはり言ってもわかりませんか」

ダイヤママ「貴女は…私には勝てない」ビュオッ

ダイヤ「--!」

バッ

ダイヤママ「…!」


95: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:48:22.42 ID:5dp+UPHU.net

ダイヤ(躱せた…?いや…)

ダイヤママ「これは…どういうことか説明しなさい……ルビィ!!」

ルビィ「…ごめんね、お姉ちゃん。やっぱりきちゃった」

ダイヤ「ルビィ!貴女…言ったでしょう!話を聞いていなかったのですか?!」

ルビィ「ううん、ちゃんと聞いてた。お姉ちゃんがすっごく心配してくれてたのも、ルビィ、知ってるよ…」

ルビィ「でも…お姉ちゃん言ってたでしょ。もう頼りっきりの時期じゃないんだって」

ダイヤ「貴女…聞いて…」

ルビィ「お姉ちゃん…立って」

ルビィ「ルビィも…お姉ちゃんの知らないところで強くなってるんだよ」

ルビィ「もうお姉ちゃんに頼りっきりは卒業だから」

ルビィ「ルビィたちの想いをぶつけに…いこう、お姉ちゃん!」

ダイヤ「ルビィ……」

ダイヤママ「姉妹揃いって親に反抗しますか…。仕方ありません」

ダイヤママ「いいでしょう。貴女たちの発言、少しは尊重します」

ダイヤママ「ですからその成長した姿とやらを…どうか見せてください!」バッ

ルビィ「-!」

ガキンッ!

ルビィ「ルビィだって…」シュパパパパ

ダイヤママ「なっ…ぐっ…!」

ルビィ「お姉ちゃんに…教えてもらってたもん!」

ダイヤ「ルビィ……」

ダイヤママ「お辞めなさい…!」ビュン

ダイヤ「…ッ!」カァァン

ダイヤ「…ルビィ」

ルビィ「…?」

ダイヤ「私と…貴女の二人で一緒に困難を乗り越えましょう」ニコッ

ルビィ「お姉ちゃん…!」



梨子「ど、どうしよう…」←出るタイミング誤った人


96: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:49:26.47 ID:5dp+UPHU.net

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鞠莉パパ「黒澤は戦闘中か…」

果南「……」

鞠莉パパ(鞠莉があそこでおとなしくしているとは思えない…。一応行ってみるか…)

ガシッ

鞠莉パパ「--?!」

果南「…待て…」

鞠莉パパ「なっ…動ける…だと?!」

果南「ふぅ……」グラァ

果南「立っとくのがやっとだけどね」

鞠莉パパ「念のためにと大型猛獣用のガスを使用したはずなんだが…」

果南「もっと強力なモノを用意するべきだったんじゃない?」

果南「ま…鞠莉は渡さない」ハァハァ

鞠莉パパ「それは私が決めることだ」

果南「鞠莉は…大切な…私の恋人だから」

果南「鞠莉のところへは…行かせない…!!」

鞠莉パパ「--!」

警備員「…!」ババッ

果南「うるぁぁああ!!」ブオンッ

鞠莉パパ(麻痺状態でウチの警備員たちを軽く遇らうか…。やはりコイツ…)

ドゴォ

警備員「がっ……」

果南「貴方も人に任せてばかりでないで戦いなよ」

鞠莉パパ「そうだな…。やめておこう」

果南「…え?」

鞠莉パパ「…邪魔が入りそうだからな…。それに手負いといえど私も武士では済まなさそうだ…」

鞠莉パパ「鞠莉…よく抜け出したな」


97: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:49:57.69 ID:5dp+UPHU.net

鞠莉「…この人が助けてくれたのよ」

美渡「こ、こんにちわ~…」ハハ…

鞠莉「パパ…なんで果南が倒れてるの?」

美渡「最悪の鉢合わせってか…」

鞠莉パパ「……」

果南「ま…り、逃げて…」

鞠莉「果南…!パパ!果南に何をしたの!?」

鞠莉パパ「ちょっと麻痺剤を吸わせただけだ。もっとも気絶まではいかなかったが」

鞠莉「もう…やめて」

鞠莉「もう…やめてよ。パパ」

鞠莉「私の気持ちは…パパが思ってる以上に強いんだよ?!」

鞠莉パパ「……」

美渡「…なぁ、父親なら娘さんの意向に耳を傾けるのも仕事なんじゃない?」

鞠莉パパ「……」

鞠莉パパ「小原家…代々名家と結びついてきた家系だ」

鞠莉パパ「お前の母親も…政略結婚をさせられた身だ。名家とは…そういうものだ」

鞠莉「え…?」

鞠莉パパ「小原家の血を汚してはならない…,。わかれ」

美渡「…自分がされたからって…」

鞠莉パパ「妻のことは…確かに愛しているよ。私はな」

鞠莉「は…?」

鞠莉パパ「だが向こうは政略結婚の末、だ。どう思っているかは…」

鞠莉「じゃあ…私はいらなかったってこと?」

鞠莉パパ「…そういうことではない」

鞠莉「パパとママが…私を産んでくれて…今ここにいるんでしょ…?」

鞠莉「全部…全部嘘だったの?!」

鞠莉「遊園地連れてってくれたことも……。私と一緒に遊んでくれたことも……。可愛がってくれたことも…!」


98: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:50:47.53 ID:5dp+UPHU.net

鞠莉「全部私の勘違いだったってこと…?」

鞠莉パパ「…違う」

果南「も、もういい…喋らなくていいから」

鞠莉「果南……フラフラじゃない」

果南「鞠莉の…お父さん。本当…なの?」

果南「鞠莉への愛情は…」

鞠莉パパ「それは…本当だ」

鞠莉「じゃあ…私の気持ちも少しは聞いてよ」

果南「鞠莉…小原鞠莉は…私の恋人です…!!」

鞠莉パパ「…そんなに大切なのか」

鞠莉「そんなの…わからないよ…」

果南「…!」

鞠莉「わからないよ。そんなの。だって私たちまだ付き合ってすぐなんだから」

鞠莉「でもきっと…そうなってくれる」

鞠莉「果南と過ごしていく日々が……果南と一緒にいる時が…きっと私たちを大切な人にしてくれるから…!!」

果南「鞠莉……」


99: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:51:59.25 ID:5dp+UPHU.net

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鞠莉『運命運命って言うけどね。私はそういうの後から付いてくるものだと思うの』

果南『…この前の話?』

鞠莉『うん…。良い出会いがあったら…これは運命だって、言うでしょ?』

果南『うん』

鞠莉『でも…悪い出来事が起きても、これは運命だって、自分に言い聞かせる』

鞠莉『そういう都合の良いものでしかないんじゃないかなって…』

果南『言われてみれば……そうだね』

鞠莉『でもね。私はきっと…果南が運命の人になってくれるって信じてる』

果南『…照れるね』

鞠莉『果南と一緒に過ごす日々が、果南と楽しんできた日々が…私と果南を運命の人にしてくれるはず』

鞠莉『私たちの日々が運命を作り上げてくれるんだって』

鞠莉『だから…果南……』

果南『…?』

-----

鞠莉「…果南。私と一緒にいてくれる?」

果南「……!!」

果南「喜んで」ハグッ

鞠莉パパ「……」

美渡「…アッツイね~」

美渡「ねぇ、パパさん。もう良いんじゃない?」

美渡「無駄なプライドと…可愛がってきた娘、天秤にかけてみなよ」

鞠莉パパ「……」


100: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:53:00.40 ID:5dp+UPHU.net

美渡「それに…どのみちもう詰みでしょ?」

ザッ

志満「ごめんなさい。遅れちゃって」

千歌「早すぎるよ……」

曜「ちょっと手強かったね」

善子「クックック…間に合ったようね」

花丸「間に合ってないし、涙目ずら」

善子「あ~!!うるさい!」

鞠莉パパ「……」

鞠莉パパ「……勝手にしろ」

鞠莉「ホント…?!」

鞠莉パパ「…すまなかったな、鞠莉。お前に背負わせすぎた」

鞠莉パパ「お前ら二人は…こんな親になるなよ」

鞠莉「ううん。そんなことないよ。ママだってきっとパパのことが好き。私も…パパには確かに酷いことされたけど」

鞠莉「でも…パパの愛情は嘘じゃないって信じてるから」

鞠莉パパ「そうか…」

知らない間に…大きくなったな…。

果南「うっ…」ドサッ

果南「ふぅ…流石に疲れたね…」


101: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 19:53:40.15 ID:5dp+UPHU.net

曜「か、果南ちゃん…大丈夫?!」

鞠莉パパ「松浦果南…直ぐに運ぶぞ。治療が必要だ」

果南「え…?」

鞠莉パパ「…すまなかった」

果南「……こっちこそ、手荒な真似してすみませんでした」

鞠莉パパ「ふふ…君から謝罪が聞けるとは…。驚いたな」

果南「何…?挑発ですか?」

「ハ~~イ!!喧嘩は終わった?」

鞠莉パパ「……!!」

鞠莉「えっ?!?」

志満「私が呼んでみたの。ふふ…下世話だったかしら」

鞠莉ママ「チャオ~♪…って」


鞠莉ママ「あれ…?みんな思った以上にボロボロね」


103: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 22:23:27.44 ID:5dp+UPHU.net

------

ダイヤ「ふっ…!」ゴォン

ダイヤママ「…!」

ダイヤママ「そろそろ終わりですか…」

ダイヤ「ふふ…まだまだですわよ」

ダイヤ(強い……。流石お母様…)

ルビィ「る…ルビィも……まだまだだからね」ガタガタガタ

ダイヤママ「…震えてるじゃありませんか。無理はいけませんよ」

ルビィ「う…う…」

ルビィ「うるさい!!」

ダイヤ「?!」

ルビィ「ルビィは…お姉ちゃんの味方だもん!!」

ダイヤママ「…仲の良い姉妹ですこと」ヒュオッ

ダイヤ「ルビィ…!危ない!」

ガキィイン

ダイヤ「あっ…」

ダイヤ(ここまで吹っ飛ばされるものなのぇすか…!?)


104: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 22:24:00.50 ID:5dp+UPHU.net

ルビィ「お、おねい--」ヒュッ

ルビィ「うわぁ!」バチッ

ダイヤママ「…まだまだですわね」

ダイヤママ「これでわかりましたか…?まだ半人前の貴女たちが出る幕ではないのです」

ダイヤママ「まだ…子供なんですから…」

ダイヤ「大人というのは…ただ力が強いわけではありません…!」

ダイヤ「皆に寄り添い、時には我慢し、時には力添えができる…そういう人のことを…大人というのです!!」

---鞠莉さん。貴女のような…

ダイヤママ「小原の娘との結婚は貴女の望んだ結果ではないの?」

ルビィ「……」

ダイヤ「……私は果南さんと鞠莉さんの結婚を望んでいますから」

ダイヤママ「小原の…鞠莉さんのこと、好きじゃないんですか…?」

ダイヤ「…!」

ルビィ「お、お母さん…」

ダイヤママ「貴女のためでもと思ってこの婚約も申し入れたのに…!違うの?!貴女は…「やめてください!」

ダイヤママ「…!」

ダイヤ「やめてください」

ダイヤ「私は……果南さんと鞠莉さんに全てを注ぐと決めたのです。あの二人の時間を奪ってしまったのは…私の責任でもありますから」

ダイヤ「それが私の幸せです!」ヒュオッ


105: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 22:24:28.95 ID:5dp+UPHU.net

ダイヤママ「でも…!」ガキッ

ダイヤ「はぁぁぁぁ!!」ドドド

ダイヤ「それに…」

ルビィ「……」

ダイヤ「鞠莉さんと果南さんを見てください。幸せそうじゃないですか」

ダイヤ「私は到底敵いませんわ」ツー

ルビィ「これがお姉ちゃんの本音」

ルビィ「お母さん…駄目?」

ダイヤママ「でも…貴女…泣いて……」

ダイヤパパ「もう一人前だよ」ザッ

ダイヤ「お父様……!!」

ルビィ「ピギッ?!」

梨子「間に合った……のかな?」

ダイヤ「梨子さん!」

梨子「二人が心配だってよっちゃんが言うから…途中でお父さんも来てくれるって」

ダイヤパパ「…なぁ、お前。もういいだろう」

ダイヤママ「あ…なた」

ダイヤママ「でも…!!」

ダイヤパパ「いい加減にしろ!!」

ダイヤママ「…!」

ダイヤパパ「親子で潰し合いなんて、縁起が悪い」

ダイヤパパ「二人とも、もう子供じゃないんだ。しっかりした考えも持ってる。今のが証拠だ」

ダイヤママ「でも…!まだ…まだ…」


106: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 22:24:57.32 ID:5dp+UPHU.net

ダイヤママ「必ず間違います…!失敗をします…!もっと…もっと…」

ダイヤ「お母様……」

ダイヤパパ「良いんだよ。何回失敗しても。それが成長の糧になる」

ダイヤママ「…貴方は…!」

ダイヤパパ「それに…その時には私たちを頼れば良いんだよ。それが親っていうものじゃないかい?」

ダイヤパパ「せっかく娘が成長しようとしているんだ。そこで躓いたら支えてあげるのが親の役目さ」

ダイヤパパ「子供でも大人でもない……この時期にこそ、私たちが寄り添って支えてあげるんだ」

ダイヤママ「貴方……」

ルビィ「お父さん……」

梨子「ふふ…」

梨子「確かに、ダイヤさんやルビィちゃんも失敗することは沢山あります」

ダイヤママ「…!」

梨子「でもそれは私たちも同じ。私だって困った時はダイヤさんやルビィちゃんに助けてもらうんですよ。もちろん、その反対も…」

梨子「私たちは私たちで支え合って、みんな両親や町の人にも支えてもらって」

梨子「よくわからないけど…何かあったかい、そういう関係なんです」

ダイヤ「梨子さん…」

ダイヤママ「……そう」

ダイヤママ「…おふたりとも…」


107: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/15(金) 22:25:42.53 ID:5dp+UPHU.net

ルビィ「…?」

ダイヤママ「良い仲間をお待ちになっていますね…」

ダイヤパパ「良い親もな…!」フフッ

ダイヤ「えぇ…お母様、お父様」

ダイヤ・ルビィ「育ててくれてありがとうございました」

ダイヤ「これからも、末永くよろしくお願いしますね…」フフッ

ダイヤパパ「結婚みたいだな…」

ダイヤママ「…もちろんですこと。私たちも親の役目とやらをこなしませんとね…」

ルビィ「梨子ちゃんも……ありがとう」

梨子「うん…!」


108: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 01:18:22.41 ID:mZwRyMwg.net

------

鞠莉ママ「かなりグレイジングなことをしてたようね」

鞠莉パパ「お、お前……」

鞠莉ママ「急いで。いくら果南ちゃんでもあれだけ強力なガスを食らったらひとたまりもないでしょ?」

鞠莉「私が運ぶわ」ガシッ

鞠莉ママ「うん…」

鞠莉「果南……ごめんね」

果南「大丈夫。私は丈夫だから」

果南「……ありがとね。鞠莉」

鞠莉「果南の奥さんになるんだから、これくらい当たり前よ」

千歌「鞠莉ちゃん!私も手伝うよ」

曜「そうだね。人は多い方がいいし。ほら、花丸ちゃんと善子ちゃんも!」

善子「だからヨハネ!…わかったわよ」

花丸「みんな満身創痍ずら」

果南「ありがと」

鞠莉「千歌っちたちにも…迷惑かけたわね」

千歌「ううん!鞠莉ちゃんの幸せそうな顔見れたから、いいよ」

鞠莉「うん…」

千歌「きっと…お父さんもお母さんとも…もう一回見つめ直す機会にもなっただろうから…」


109: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 01:19:10.11 ID:mZwRyMwg.net

鞠莉「そうね…」

千歌「私ね、思うんだ。子を産んで後悔する親なんていないんだって」

千歌「ちゃんとそこには…愛情があるんだって」

曜「うん…!」

鞠莉「…ありがとう、千歌っち。家族で……また話してみるね」

善子「って、早く運ばないと、果南やばいんじゃない?」

果南「もー…遅いよ」

花丸「か、果南ちゃん?」

果南「ふぅ…だいぶ身体が動くようになってきたね。あ、もう大丈夫、歩けるから」

鞠莉「…は、はぁ…」

ルビィ「鞠莉ちゃーーん!!」

鞠莉「ダイヤ…!ルビィ!」

梨子「みんな無事で良かった…」

鞠莉「なんか…若返った?」

ダイヤ「歳をとった気がしますわね…フフッ」


110: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 01:19:38.85 ID:mZwRyMwg.net

鞠莉パパ「…すまなかったな」

鞠莉ママ「ノープロブレム♪男って結局いくつになっても子供よね」

鞠莉パパ「なっ…」

鞠莉ママ「…私に愛がないと思った?」

鞠莉パパ「…聞いていたのか」

鞠莉ママ「これでも地獄耳だからね」

鞠莉パパ「すまない…」

鞠莉ママ「確かにあの時は…すったもんだあったけど」

鞠莉ママ「私はこの結婚を後悔したことはないよ」

鞠莉ママ「鞠莉にも会えたしね!」

鞠莉パパ「そうか…。私もだ」

鞠莉ママ「この件が落ち着いたら、3人でゆっくり話しましょ。色々言いたいこともあるだろうし」

鞠莉パパ「ああ…そうだな…。そのためにも早く片付けなければ」

鞠莉パパ(随分と破壊されてしまったからなぁ…)


111: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 01:20:11.03 ID:mZwRyMwg.net

ダイヤパパ「私たちも手伝いますよ」

鞠莉ママ「あら…」

ダイヤママ「婚約の件は申し訳ありません。面倒なことになってしまって…」

鞠莉ママ「いいのいいの、ほら、私たちでまたお話ししましょう?」

ダイヤママ「は、はぁ…」

鞠莉ママ「そこのお姉さんもね?ツケは払ってもらわなくっちゃ」

志満「…私?」

美渡「……」

志満(相当乱暴しちゃったのだけれど…)

美渡「こぇ~…」


113: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 08:31:12.13 ID:mZwRyMwg.net

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数日後--

鞠莉「なんとか…この前の件も落ち着きそうよ」

果南「そう…良かった。一応警備員の人とかに謝りたいんだけど」

鞠莉「大丈夫よ。防弾チョッキを着てたから大怪我はしてないし」

鞠莉(それでも骨ヤってそうな人が何人かいたけど)

千歌「みんな大怪我しなくて良かったね」

曜「うん…。流石にあれはやり過ぎだと思うけど…」

ダイヤ「……」

ルビィ「……」

梨子「ダイヤさんとルビィちゃんは…ちょっと痛々しいね」

ダイヤ「虐待ですよ!あれは」

ルビィ「でもお姉ちゃんも喧嘩売ってたんじゃ…」

ダイヤ「お黙りなさい!」

ルビィ「ピギィ…」

果南「私は幸い麻痺の後遺症はなさそうだし、大丈夫かな」

善子「そもそもなんでアレ食らって平気なのよ…」

花丸「怪物ずら…」

果南「大切な人かどうかは…まだわからない…か」


114: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 08:31:56.50 ID:mZwRyMwg.net

鞠莉「…?」

果南「鞠莉…私も、鞠莉が運命の人になるように頑張るから」

鞠莉「…!」カァ~ッ/////

千歌「あ!鞠莉ちゃん照れてる~!」

曜「顔真っ赤だよ」

鞠莉「む~!!果南の意地悪!すけべ!変態!」バシッバシッバシッ

果南「痛い痛い~♪」

ダイヤ「……」

ダイヤ(良かったですわね…。鞠莉さん、果南さん)

この人でいいのか、いけないのか。そんなことは直ぐにはわからない。まして、運命などという飛躍した言葉なんて。

まだ未熟な私たちが、今一緒に過ごしているこの日々が、今横にいる人との純白の日常が、私たちの足跡を創る。

その足跡が…きっと運命の人にしてくれる。

私が愛したこの時間を、私が愛されるこの時間を、私が歩んだこの道を。


115: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 08:33:17.18 ID:mZwRyMwg.net

鞠莉(めいいっぱい広げて…みんなに注いでいきたい…)

鞠莉「果南……」

果南「…?」

鞠莉「大好き…」

果南「……私も」

千歌「お、お、おぉ~!!//」

梨子「千歌ちゃんまで照れてどうするのよ…」

曜「アツイですな~」

ダイヤ「まったく…」

ダイヤ「私もその中に入れなさい!」ハグッ

ルビィ「お姉ちゃん…!」

ダイヤ「ぎゅ~ですわ!」

果南「痛い痛いって!」

鞠莉「ふふ…ふふっ…」

鞠莉「もう!みんな大好きよ!!」ギュッ

ありがとう--果南、ダイヤ。

ありがとう--みんな。
~fin




116: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 08:34:03.26 ID:mZwRyMwg.net

ちょっと無理やり駆け抜けましたが終わりです。見てくれてた人ありがとうございました。



118: 名無しで叶える物語(庭) 2017/12/16(土) 09:42:03.92 ID:+yMONJZ1.net

おつおつー
こういう熱い展開嫌いじゃないよ



120: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 12:03:29.76 ID:mZwRyMwg.net

おまけ


鞠莉「ふわぁ~…」..。zZZ

鞠莉ママ「おはよ」

鞠莉「ママ…おはよう」

鞠莉パパ「……」

鞠莉パパ「おはよう…」

鞠莉「おはよ」

鞠莉ママ「ほら、食卓について。もうご飯できてるよ?」

鞠莉パパ「あ、あぁ…」

----

鞠莉「やっぱりママのご飯は美味しいわね」

鞠莉ママ「あら、そう?貴女も…料理は学んでおくのよ?果南ちゃん好みの味付けにしないと♪」

鞠莉「イジるのはなしって言ったでしょ!」

鞠莉ママ「てへぺろ☆」

鞠莉パパ「…おめでとう」

鞠莉「え…?」

鞠莉パパ「松浦果南のことが…大好きなんだな」

鞠莉「…えぇ」

鞠莉パパ「すまなかった」

鞠莉「どうしたの?!パパ…?!」

鞠莉パパ「いや…その…」

鞠香ママ「鞠莉、貴女のたまに素直じゃないとこ、この人のせいだからね」

鞠莉パパ「ち、違う…そういうわけでは…」

鞠莉パパ「まあ、なんだ、一緒にご飯でも食べに行こうか」


121: 名無しで叶える物語(きびだんご) 2017/12/16(土) 12:04:15.10 ID:mZwRyMwg.net

鞠莉ママ「…」クスッ

鞠莉「やだ」

鞠莉パパ「えっ」

鞠莉「ママの料理が一番美味しいもん。外食はやだ~」

鞠莉パパ「ぐぬぬ…」

----
鞠莉『パパ…次あれやる!』

鞠莉パパ『ふふ…鞠莉は観覧車が好きだな…』

鞠莉『うん。この遊園地の夜の景色とっても綺麗なの!パパと見たい!』

鞠莉パパ『よし…じゃあ見るか!』

鞠莉パパ『いつか…友達とも見れるといいな』

鞠莉『友達…ねえねぇパパ!そういえば最近優しい友達ができたの』

鞠莉パパ『そうかそうか…。大切にしろよ。きっとそういう人がお前と一緒に歩いてくれる』

鞠莉『うん…!ありがと!パパ!』

鞠莉『また連れてってね…パパ…!』

------

鞠莉パパ「……」

鞠莉パパ「…じゃあ、遊園地にでも行くか、久しぶりに」

鞠莉「……」

鞠莉「…うん!」

鞠莉ママ「あら~♪周りの人から見たらデートね♡デート♡」

鞠莉・鞠莉パパ「う、うるさ~い!!」

鞠莉ママ「結局似た者同士なのかしらね♪」

おわり




126: 名無しで叶える物語(湖北省) 2017/12/16(土) 20:15:05.75 ID:SqzdCOFJ.net

おつ






元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1513248397/