1: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:35:08.75 ID:SBJwxgzy.net

ようまり。



2: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:36:29.47 ID:SBJwxgzy.net

車内

鞠莉「突然呼び出したりして、ごめんなさいね」

運転手「いえいえ、なんなりとお申し付けください。本日はどのような?」

鞠莉「行き先は沼津。用件は明日のクリスマスパーティの買い出しよ」

運転手「かしこまりました。では、発車します」

鞠莉「お願いね」

運転手「はい」

鞠莉「…さて、と。初めて乗る車だからって、そんなに緊張しなくても良いのよ?曜」


3: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:37:43.18 ID:SBJwxgzy.net

曜「そうは言っても、こんな広い車、テレビでしか見たことないし…なんか、すごいね」キョロキョロ

鞠莉「ちょうど動ける車がこれしかなくてね。少しの間だけど、くつろぎましょう。飲み物もあるわよ、飲む?」

曜「ううん、お構いなく」

鞠莉「遠慮しなくていいのに。ところで、買うものリストは送られてきた?」

曜「うん、私のところに来てたよ。テープとかキャンドルとかだって」

鞠莉「まったく。果南もダイヤも、いきなりな話の振り方をするんだから」

曜「あはは、確かに突然だったよね」

鞠莉「買い物お願いね、って素直に言えばいいのよ。なのに、あのふたりときたら――」


4: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:39:10.85 ID:SBJwxgzy.net

――――――――

30分前、部室

果南「ダイヤ、準備の方はどう?」

ダイヤ「大方終わったのですが、いくつか足りないものや、買い忘れていたものがありまして」

果南「そっか、んー」

ダイヤ「どうします?」

果南「パーティは明日だし、今日のうちに準備を進めておきたいもんね。誰か2人くらいに買い出しを頼みたいけど…鞠莉、車はお願いできる?」

鞠莉「ええ、手配するわ。お金が足りない時は、立て替えもできるしね」

ダイヤ「いつもすみませんが、よろしくお願いします」

鞠莉「任せて♪」


5: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:40:14.40 ID:SBJwxgzy.net

果南「じゃあもう一人は、曜にお願いしようかな」

曜「私が?いいの?」

果南「適任だと思うよ。荷物持ち兼お目付役で」

鞠莉「ちょっと果南。何よお目付役って」

ダイヤ「言葉のとおりだと思いますが。曜さん、よろしくおねがいしますね」

鞠莉「ダイヤまで!」

果南「賛成多数ってね。いい、曜。鞠莉がはしゃいで暴走しないように、よーく見張ってるんだよ」

鞠莉「失礼ね。曜、あなたからも何か言ってよ!」

曜「任務了解であります!」

果南「うむ!」

鞠莉「ねえ、ここには私の味方はいないの?」

――――――――


6: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:41:00.26 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「まったく、ひどい言われようだったわ」

曜「まあまあ」

鞠莉「曜も共犯よ?本当にもう」

曜「でも、その結果こうやって、ふたりで出かけられるんだし」

鞠莉「まあ、それは確かに、果南たちの気遣いのおかげね」

曜「ん、気遣いって?」

鞠莉「つまりね。明日はAqoursのみんなでクリスマスだし、私たちが普段忙しくて、なかなか一緒になれないのを知っているから」

鞠莉「色々言いながらも、買い出しの名目でふたりきりになる時間を作ってくれたってことよ」

曜「あ…!」


7: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:42:03.89 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「抜け駆けを許してくれた、みんなにも感謝しないとね」

曜「うん。そうだね、本当に…」

鞠莉「ふふっ。ね、そっち行ってもいい?」

曜「あ、待って、私がそっち行くから。えへへっ」

鞠莉「ようやく、ふたりきりだね」ギュ

曜「ん」ギュ

鞠莉「頼まれごとだし、クリスマスショッピングを楽しむっていうのとは少し違うけど。みんながくれた時間、大事にしましょうね」

曜「うんっ!」


8: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:43:07.88 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

沼津

運転手「この付近で待機していますので、何かありましたらご連絡ください」

鞠莉「ありがとう、行ってくるわね」

曜「ありがとうございましたっ」ペコリ

運転手「どうぞお気をつけて」

鞠莉「さ、行きましょうか」

曜「ヨーソロー!」


9: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:43:48.11 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「混んでるのを覚悟してたけど、思った程ではないわね」

曜「少し風が強いけど、お日様は元気でお出かけ日和なのにね。さて、どこから回ろうか」

鞠莉「そうね。まずは、そこのコンビニかな」

曜「コンビニ?買う物なにかあったっけ」

鞠莉「これから色々歩いて回るわけだから、お供に温かい飲み物でも買おうかなって」

鞠莉「寒がりさんが体を冷やすといけないし、ね」

曜「あ、うんっ!」

イラッシャイマセー


10: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:44:37.63 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

アリガトウゴザイマシター

曜「えへへ、ご馳走になります!」

鞠莉「飲み物も買ったし、これで寒さは心配なさそうね」

曜「うん、ありがとっ!」

鞠莉「ふふっ、大事そうに持っちゃって。早く飲まないと冷めるよ?」

曜「えへへっ」

鞠莉「それはそうと、曜はトナカイよりもサンタ帽が好みなのね」

曜「えっ、なんの話?」


11: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:45:08.69 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「コンビニの店員さんよ。トナカイのツノをつけた店員さんもいたけど、サンタ帽の方に目が釘付けだった」

曜「く、釘付けなんてそんな」

鞠莉「目が泳いでる」

曜「えっ!」バッ

鞠莉「その反応、やっぱりそうだったのね」

曜「あっ、試したの!?」

鞠莉「嘘が下手すぎよ。曜のそういう正直なところ、好きだけどね」クスクス

曜「も、もうっ!あんまり変なこと言うと置いてくよ!」


12: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:46:14.35 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「お金を預かってるのは私だけど、いいの?」

曜「ぐっ」

鞠莉「それに、曜の役目は私のサポート兼モニタリングでしょ。持ち場を離れて、与えられた任務を放棄するわけには、いかないわよねぇ」

曜「ぐぬぬ」

鞠莉「あっ、そっか!荷物持ちってことは、今日の曜はトナカイ役ってことなのかも!」

曜「と、トナカイって――」

鞠莉「隙あり!」ツンッ

曜「うあっ!?な、なにするの!いきなり人の鼻をつついて!」

鞠莉「トナカイだけに、鼻が赤く光ったりしないかなーって」

曜「私はアカハナじゃないし、そもそもトナカイでもないよー!」


13: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:46:54.77 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

曜「夜はまた違うと思うけど、日中のクリスマスの雰囲気って悪くないよね」

鞠莉「そうね。こういう中を、ふたりで歩くのは初めてのことだしね」

曜「だね」

鞠莉「手とか、繋いじゃう?」

曜「んー。そうしたいけど、私たちスクールアイドルだし…」

鞠莉「確かにそうだけど。でも」ギュ

曜「!」

鞠莉「それとこれとは、話が別」

曜「…いいの?」


15: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:47:44.78 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「良いも悪いもないわ。私たちがしたいことをしましょう。だってクリスマスなんだもの、楽しい思い出を作らないのは勿体ないわ」

曜「鞠莉ちゃん…うん、そうだね!えへへっ!」ギュ

鞠莉「こーら、くっつきすぎると歩きづらいわよ」

曜「こうしたいの。寒いんだし、いいでしょ」

鞠莉「ココアを買ってあげたじゃない」

曜「体の外側は寒いんだもん」


16: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:48:18.30 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「しょうがないわね、急に甘えん坊で」クス

曜「えへへ、最初の目的地まではこのままだよ」

鞠莉「その後は?」

曜「荷物ができるから、手は繋げないかなって」

鞠莉「なるほど…じゃあ、ゆっくりと行きましょう」

曜「賛成!」


17: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:50:34.20 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

曜「明日の料理は、各自で持ち寄るスタイルだけど、何にするかまだ決めてないんだよね。鞠莉ちゃんは何作るの?」

鞠莉「それはもちろん、みんなでワイワイ楽しく食べられる――」

曜「わかった!シャイ煮でしょ」

鞠莉「ふっふっふ。ただのシャイ煮と思ったら大間違い。年に一度しか食べられないスペシャルバージョン」

鞠莉「その名も…シャイ煮ノエル風!」

曜「シャイ煮ノエル風!?」


18: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:51:11.61 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「イエス!サンタクロースがみんなにハッピーを届けるように、食べると笑顔が溢れちゃう。そんなスペシャルなシャイ煮よ」

曜「な、なんか想像つかないや」

鞠莉「食べてからのお楽しみね。きっと曜のど・ぎもを抜く味よ」

曜「ど、ぎも?」

鞠莉「ど・ぎも!」

――――――――

千歌「くしゅんっ!」

花丸「くしゅんっ!」

善子「まさか風邪?やめてよ、こんな時期に…はい、ブランケット」


19: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:52:15.38 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

曜「飲み物は重たいから後で買うとして。ちょっとしたお菓子とかも買っておきたいよね」

鞠莉「そうね。パーティらしく、キラキラしたのがあると楽しいかも」

曜「だね。あ、コンペイトウだ」

鞠莉「コンペイトウ?珍しいわね」

曜「…そうだ!コンペイトウをグラスに入れて、ひとりずつ配るってのはどうかな?オシャレだし、きっと可愛いと思うんだ」

鞠莉「良いアイデアね。クリスマスに和のお菓子、なかなか映えるかもしれないわ」

曜「じゃあ決定だね!」

鞠莉「お菓子なら私の家にもあるし、帰ったら探してみようかしら」

曜「うーん。お煎餅は違うよね。餡子系は流石にどうかなあ…」ブツブツ

鞠莉「あらまあ、真面目だこと」クスッ


20: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:52:57.04 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

曜「可愛いキャンドルがあったよ!これで買い物はだいたい済みそうだね」

鞠莉「あと頼まれてるのは…当日みんなでかぶる帽子ね。あ、こっちに紙製のパーティ用とんがり帽子があるけど、どうする?」

曜「んー。悪くはないけど」

鞠莉「良くもない感じ?」

曜「せっかくのクリスマスだしね。やっぱりサンタ帽がいいかな!」

鞠莉「曜の趣味だもんね」

曜「ま、また言った。だから違うって」


21: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:55:07.67 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「さあ、どうだか」クスクス

曜「ま、鞠莉ちゃんっ」

鞠莉「悔しいから、私もコンビニでバイト始めちゃおうかしら」

曜(…それはそれで見たいかも。コンビニ店員の鞠莉ちゃん、かぁ…)

鞠莉「曜、よーう」

曜「えっ?」

鞠莉「呼んでたのよ、いきなりぼーっとして」

曜(い、いけない。つい色んな想像を…ん?)

鞠莉「うふふっ。どう、似合うかしら?」

曜「あっ、それ!」


22: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:57:22.16 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「やっと見つけたよ、曜お好みのサンタ帽。念願叶った感想はいかが?」

曜「似合ってる!すっごく可愛いよ!」

鞠莉「ふふっ。本当に好きなのね」

曜「うん、鞠莉ちゃん本当に可愛いから!」

鞠莉「!」

曜「えへへ、コンビニで見かけたときから、サンタ帽が絶対似合うはずって思ってたんだ!」ニコッ

鞠莉「…ずるい」


23: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 06:58:36.71 ID:SBJwxgzy.net

曜「ん、何か言った――」

鞠莉「えいっ」ポスッ

曜「わっ!」

鞠莉「特別に貸してあげる。暖かそうだし、そのままかぶっているのもいいんじゃない?」

曜「これで街中を歩くのは流石に…っていうか、この帽子はまだ買ってないでしょ」

鞠莉「あら、トナカイのツノを見つけたわ!曜はこっちの方がいいかもね。鼻につける赤いやつは…」

曜「だから、もうアカハナはいいってばー!」

鞠莉(ふふっ。やっぱり、良いわね)


24: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:00:00.75 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

曜「帽子もゲット!ついでにトナカイのツノもだけど…とにかく、これで必要なものは全てそろったね!」

鞠莉「ええ。お菓子もよし、飲み物は買うものが決まってるから、一番最後に買うとして。この後はどうしようかな」

曜「私、少し見てきてもいい?」

鞠莉「良いわよ。荷物は私が持つわ」

曜「平気だよ!行ってきまーす!」

鞠莉「ふふっ、はしゃいじゃって」クス


「――ねえねえ、明日はどこ行くの?」

「あ、見てこれ可愛い!いいなぁ――」

「ケーキは買わなくていいから。なんでって?わかるでしょ、言わなくても」


鞠莉(…クリスマス、か)


25: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:01:28.81 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉(もし…もし将来、大人になって曜と一緒にクリスマスを過ごすとしたら…一体どんな風なんだろう)

鞠莉(そのとき、私は曜と、どんな風に――)

曜「鞠莉ちゃーん!」

鞠莉「――っと」

曜「鞠莉ちゃーん、こっちこっちー!」フリフリ

鞠莉「大声出さないの。どうしたの?」

曜「見て!すごいバルーンがあるよ!」

鞠莉「バルーン?風船はこの前たくさん買っておいたし、足りなくなる心配はないと思うけど…あら」


26: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:02:08.87 ID:SBJwxgzy.net

曜「ほらこれ、スノーマンとサンタの大きなバルーン!」

鞠莉「本当に大きいわね。子どものマネキンぐらいの大きさがある」

曜「高さはおよそ150センチ!しかも仕掛けがあって、土台のヒモをひっぱるとその場で一瞬で膨らむんだって!」

鞠莉「へえ、すごいじゃない。どういう仕組みなのかしら…ん、曜?どうかしたの」

曜「ひらめいたよ。これ、サプライズに使えるんじゃないかな」

鞠莉「面白そうね、聞かせて」


27: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:03:20.26 ID:SBJwxgzy.net

曜「例えば、部室の中に予めいくつか設置しておいてさ」

鞠莉「ふむふむ」

曜「パーティが始まってから、クラッカーとかメリークリスマスの掛け声と同時に膨らませて、みんなをビックリさせちゃうんだ!」

曜「この秘密のクリスマス作戦、どうかな?」

鞠莉「いいプランじゃない、気に入ったわ!」

曜「へへっ。あ、でも結構高い…」


28: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:04:16.00 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「私が出すから心配いらないわ」

曜「そういうわけにはいかないよ。私も…」

鞠莉「曜はアイデアを提供してくれたからいいの。荷物も運んでくれてるし。これからサプライズの仕掛け人として、しっかり働いてもらうしね」

曜「鞠莉ちゃん…!」

鞠莉「私たちふたりで、みんなのど・ぎもを抜く、絶対に忘れられないクリスマスパーティにしちゃういましょう。ね?」

曜「うん!」

鞠莉「ふふっ♪」


29: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:05:25.83 ID:SBJwxgzy.net

……………………………………

曜「さて。買うものは買ったし、そろそろ戻ろうか」

鞠莉「そうね。ん、果南からラインが入ってる」

曜「あ、私にもだ。なになに――」

果南『お疲れさま!こっちは準備が終わって解散したから、ふたりも自由にしていいよ。買ったものは、悪いけど鞠莉が預かってて』

曜「――だって」

鞠莉「これはどうやら、すっかり気を遣われちゃったみたいね」


30: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:07:50.25 ID:SBJwxgzy.net

曜「ふふっ、なんか果南ちゃんらしいね」

鞠莉「思った。本当にもう…というわけで、この後どうする?」

曜「私の希望でいいなら…鞠莉ちゃんの家に行きたいな。大丈夫?」

鞠莉「もちろんよ。今日の曜は、私の荷物を運んでくれるトナカイさんだものね?」

曜「うーん。まあ、そういうことになるのかな。あははっ!」

鞠莉「うふふっ」


31: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:08:59.33 ID:SBJwxgzy.net

ガヤガヤ…

曜「時間が経つにつれて、だんだん人も増えてきたね」

鞠莉「そうね…ねえ曜」

曜「ん?」

鞠莉「さっき少し考えていたんだけど。大人って、クリスマスをどうやって過ごすものなのかしら」

曜「うーん…夜景を見たり、美味しいディナーを食べたり?あと、お酒とか飲んだりするのかなぁ」

鞠莉「そういうイメージよね」

曜「そのくらいしか想像つかないけど…でも」

鞠莉「でも?」

曜「言ってて思ったんだけど、大事なのは『何をするか』じゃなくて、『誰と過ごすか』な気がするよ」

鞠莉「!」


32: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:12:02.83 ID:SBJwxgzy.net

曜「さっき鞠莉ちゃんも言ってたでしょ、せっかくのクリスマス。楽しい思い出を作らないのは勿体ないって」

鞠莉「うん」

曜「私も賛成。やっぱり素敵な思い出をつくりたい。そう考えると、一番は大切な人と一緒に過ごすことで、何をするかは後から付いて来るんじゃないかって…それじゃダメ、かな?」

鞠莉「…ううん。とってもいい考え方だと思う。きっとそのとおりだわ」

鞠莉「そういう日、私たちも必ず迎えましょうね」

曜「うん!えへへっ」

鞠莉「ふふっ。さ、行きましょうか。先導をよろしくね、可愛いトナカイさん」

曜「任務了解でありますっ!可愛いサンタさん」


33: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:12:46.85 ID:SBJwxgzy.net

鞠莉「クリスマス本番を待つ街は、楽しげで賑やかだけど、どこか静かで。息だって白くないし、イルミネーションも輝いていないけど」

鞠莉「今みたいに、ふたりきりでクリスマスの街を歩ける日が、きっといつか来るといいな」



終わり




34: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2018/12/22(土) 07:13:19.67 ID:SBJwxgzy.net

全弾撃ち尽くしました。アーリークリスマスようまりでした。

↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。


曜「頼りにしてます、鞠莉ちゃん先生!」


http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1544823645/

ありがとうございました。



35: 名無しで叶える物語(もも) 2018/12/22(土) 07:14:34.92 ID:4H4qd4B3.net

|c||^.- ^||乙ですわ


36: 名無しで叶える物語(禿) 2018/12/22(土) 07:18:34.74 ID:xJiN1i0m.net

最高ですわ…


37: 名無しで叶える物語(庭) 2018/12/22(土) 07:38:28.58 ID:HeN7JtXs.net

また撃ち尽くしたのか
毎秒弾込めろ





元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1545428108/