《前置き》
私は楽天のkoboを電子書籍端末として持っています。
去年の暮れあたり、友達の持っていたkindle paperwhiteの画面を見て「え、何これ。紙みたいな質感やん」と衝撃を受けたのがきっかけで購入。中古で4000円でゲットしました。
ちなみにフロントライトがついて暗いところでも使えるkobo gloというタイプです。
koboといえば初代kobo touchのドタバタがあったせいでモッサリしたイメージでしたが、なんだかんだ端末としてはよくできています(もともと楽天でなくカナダの会社の端末ですしね) 。
まず画面ですが、e-inkというらしいですが本当に紙のような質感。目が疲れない。読書としての違和感がない。
そしてこのe-inkのお陰でバッテリは一週間ぐらい持つし軽いし…素晴らしい!
ですが不満点も幾つか。特に自炊(自分でスキャンしたデータ)書籍を前提としていない作りなので、自炊データを扱うのは実に不便。
そのために有志の方がCFW(カスタムファームウェア)を作成してくださっておりまして、そちらを導入して快適に使っていました。
《トラブル》
が、ある日突然このkoboにデータを書き込めなくなったのです…。
逆に入っているデータを削除することも無理。内蔵メモリをフォーマットしようとゼロフィルしようと治らない。
まあ、あれですね。雑に抜き差ししていたせいで内蔵メモリのmicroSDがお亡くなりになったわけです。
というわけでmicroSDを手持ちの別のものに交換。簡単に治せるのは実にありがたいですね。
(koboは割と簡単に中を開けてメモリを交換できます。linuxベースのファームウェアと合わせて「改造天国」と言われてます笑)
しかしこうするとCFWの再インストールが必要になるわけでして…あれ?俺前の時どうやったっけ…
というわけで忘れっぽい自分用に、作業の工程をメモ。
案外ネットで調べても、今さらって感じだからか中々うまく情報が見つからなかったんですよね。
《本題:koboの初期化状態からのCFW導入手順》
基本的には
・ストック(初期)ファームウェアのバックアップ
・内蔵microSDの交換
・CFWのインストール
てな流れです。
まあとはいえやり方はネットに幾らでも転がってますからいつもどおりそちらは他所様にお任せするとして(ォィ
kobo glo の内蔵メモリを2GBから32GBに増量してみました 図解付き!
本当は簡単koboバックアップなるソフトを公開している方がいまして、そちらを使ったほうがバックアップは楽なのですが、何故か今回うまく動作せず、結局Linuxを使ってddコマンドでコピーしました(WinDDと同じです)。
簡単にカバーが外せて基板むき出しにできるkobo。内蔵メモリのSanDiskのmicroSDが見えます。
さて、これで初期ファームの入った新しいmicroSDに交換できました。
ここからどうするんだっけ?
・まずはファクトリーリセット(初期化)
kobo gloは電源を切った状態で「ライトボタン+電源ボタンをスライド」で数秒おくことで初期化できます。というわけでまずは初期状態に。
まっさらな状態からでないと、下手にいじるとややこしいことになるのはなんでも一緒です。
・PCでアカウント認証
さて、初期化するとアカウント登録を求められます。楽天とセットで使うのが前提ですから仕方ないですね。
しかしここでフツーに登録するとファームウェア(FW)のバージョンが最新になってしまう。
最新でまずいの?ええ、大問題です。何しろCFWは古いバージョンにしか対応していないのですから…。
koboはダウングレードの仕組みを用意していませんので、再度バージョンを下げるには初期化するしかありません。なお初期FWのバージョンは2.1.5。古っ
というわけで、認証にともなうアップデートを回避しつつ、CFWが使えるバージョン3.1.1に手動でアップデートします。
まず認証はPCに接続して、koboのデスクトップアプリを使って行います。実はこの場合も自動アップデートが入るのですが、これは回避可能。
認証後、kobo内部メモリの「.kobo」フォルダを見ると「KoboRoot.tgz」というファイルが有ります。こいつがアプデの本体ですので、これを削除すれば自動アップデートは回避できます。
・FW 3.1.1(or他の目的のFW)にアップデート
次にFWを手動でアップデートします。
koboのファームウェアはこちらで入手できます。おそらくCFWが安定動作するのが3.1.1まで…というのが定説らしいので、ver 3.1.1をダウンロード。
アップデートの当て方は簡単で、3.1.1アップデートファイル内の「KoboRoot.tgz」を含むファイルをそのまま先ほどの「.kobo」フォルダに放り込んでPCから接続解除するだけ。あとは勝手にアップデートが始まります。
まあ先ほどの自動アップデートと同じ仕組です。
・CFWの導入
CFWはおそらく0.96β2が最新です。というわけでこちらをダウンロード。
ダウンロードはこちらこちらから。
導入手順は先程のアップデートとほぼ同じ。KoboRoot.tgzを.koboフォルダに放り込むだけ。
ただ気をつけなければならないのが、同梱されているkoboCFW.confも「.kobo」フォルダに入れなければならないということ。これがCFWの設定ファイルですので、これが.koboフォルダ内にないとCFWが動作しません。
以上でFW3.11+CFW0.96b2になりました。
CFWを導入すると再起動画面はこんな感じになりますw
以上、メモでした。
最近はWeb小説も面白いのが多いですし、そういう用の読書端末としても自炊データが読める電子書籍端末は需要がわりとあると思うんですよね。
CFWなしでも自炊データを扱いやすい端末とか出ないかなぁ…(チラチラ
私は楽天のkoboを電子書籍端末として持っています。
去年の暮れあたり、友達の持っていたkindle paperwhiteの画面を見て「え、何これ。紙みたいな質感やん」と衝撃を受けたのがきっかけで購入。中古で4000円でゲットしました。
ちなみにフロントライトがついて暗いところでも使えるkobo gloというタイプです。
koboといえば初代kobo touchのドタバタがあったせいでモッサリしたイメージでしたが、なんだかんだ端末としてはよくできています(もともと楽天でなくカナダの会社の端末ですしね) 。
まず画面ですが、e-inkというらしいですが本当に紙のような質感。目が疲れない。読書としての違和感がない。
そしてこのe-inkのお陰でバッテリは一週間ぐらい持つし軽いし…素晴らしい!
ですが不満点も幾つか。特に自炊(自分でスキャンしたデータ)書籍を前提としていない作りなので、自炊データを扱うのは実に不便。
そのために有志の方がCFW(カスタムファームウェア)を作成してくださっておりまして、そちらを導入して快適に使っていました。
《トラブル》
が、ある日突然このkoboにデータを書き込めなくなったのです…。
逆に入っているデータを削除することも無理。内蔵メモリをフォーマットしようとゼロフィルしようと治らない。
まあ、あれですね。雑に抜き差ししていたせいで内蔵メモリのmicroSDがお亡くなりになったわけです。
というわけでmicroSDを手持ちの別のものに交換。簡単に治せるのは実にありがたいですね。
(koboは割と簡単に中を開けてメモリを交換できます。linuxベースのファームウェアと合わせて「改造天国」と言われてます笑)
しかしこうするとCFWの再インストールが必要になるわけでして…あれ?俺前の時どうやったっけ…
というわけで忘れっぽい自分用に、作業の工程をメモ。
案外ネットで調べても、今さらって感じだからか中々うまく情報が見つからなかったんですよね。
《本題:koboの初期化状態からのCFW導入手順》
基本的には
・ストック(初期)ファームウェアのバックアップ
・内蔵microSDの交換
・CFWのインストール
てな流れです。
まあとはいえやり方はネットに幾らでも転がってますからいつもどおりそちらは他所様にお任せするとして(ォィ
kobo glo の内蔵メモリを2GBから32GBに増量してみました 図解付き!
本当は簡単koboバックアップなるソフトを公開している方がいまして、そちらを使ったほうがバックアップは楽なのですが、何故か今回うまく動作せず、結局Linuxを使ってddコマンドでコピーしました(WinDDと同じです)。
簡単にカバーが外せて基板むき出しにできるkobo。内蔵メモリのSanDiskのmicroSDが見えます。
さて、これで初期ファームの入った新しいmicroSDに交換できました。
ここからどうするんだっけ?
・まずはファクトリーリセット(初期化)
kobo gloは電源を切った状態で「ライトボタン+電源ボタンをスライド」で数秒おくことで初期化できます。というわけでまずは初期状態に。
まっさらな状態からでないと、下手にいじるとややこしいことになるのはなんでも一緒です。
・PCでアカウント認証
さて、初期化するとアカウント登録を求められます。楽天とセットで使うのが前提ですから仕方ないですね。
しかしここでフツーに登録するとファームウェア(FW)のバージョンが最新になってしまう。
最新でまずいの?ええ、大問題です。何しろCFWは古いバージョンにしか対応していないのですから…。
koboはダウングレードの仕組みを用意していませんので、再度バージョンを下げるには初期化するしかありません。なお初期FWのバージョンは2.1.5。古っ
というわけで、認証にともなうアップデートを回避しつつ、CFWが使えるバージョン3.1.1に手動でアップデートします。
まず認証はPCに接続して、koboのデスクトップアプリを使って行います。実はこの場合も自動アップデートが入るのですが、これは回避可能。
認証後、kobo内部メモリの「.kobo」フォルダを見ると「KoboRoot.tgz」というファイルが有ります。こいつがアプデの本体ですので、これを削除すれば自動アップデートは回避できます。
・FW 3.1.1(or他の目的のFW)にアップデート
次にFWを手動でアップデートします。
koboのファームウェアはこちらで入手できます。おそらくCFWが安定動作するのが3.1.1まで…というのが定説らしいので、ver 3.1.1をダウンロード。
アップデートの当て方は簡単で、3.1.1アップデートファイル内の「KoboRoot.tgz」を含むファイルをそのまま先ほどの「.kobo」フォルダに放り込んでPCから接続解除するだけ。あとは勝手にアップデートが始まります。
まあ先ほどの自動アップデートと同じ仕組です。
・CFWの導入
CFWはおそらく0.96β2が最新です。というわけでこちらをダウンロード。
ダウンロードはこちらこちらから。
導入手順は先程のアップデートとほぼ同じ。KoboRoot.tgzを.koboフォルダに放り込むだけ。
ただ気をつけなければならないのが、同梱されているkoboCFW.confも「.kobo」フォルダに入れなければならないということ。これがCFWの設定ファイルですので、これが.koboフォルダ内にないとCFWが動作しません。
以上でFW3.11+CFW0.96b2になりました。
CFWを導入すると再起動画面はこんな感じになりますw
以上、メモでした。
最近はWeb小説も面白いのが多いですし、そういう用の読書端末としても自炊データが読める電子書籍端末は需要がわりとあると思うんですよね。
CFWなしでも自炊データを扱いやすい端末とか出ないかなぁ…(チラチラ
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