新渡戸稲造先生の言葉

「逆境を越えゆく者へ」より

「全力で努力する者は遅かれ早かれ逆境から浮かび上がる」
「最も必要なことは志を忘れないよう心にかけて記憶することである」
「牛の歩みのように遅くてもいいから、一歩一歩と進み続ければやがて必ず千里の遠さに到達することができる」
「いわゆる逆境があるから、我々は他人に対し思いやりの心を持つことができる。もし毎日浮かれ騒いでおもしろおかしく人生を過ごすならば、どうして人に対する思いやりの心を持つことができよう。思いやりの心を持たない者がどうして人情の本当の味を知ることができるだろう。」

日本のために団結を

師匠の池田先生の言葉より
発展する組織の要点・・・・・
「完璧な人というのはいません。皆、それぞれ、短所をもっています。しかし、団結があるならば、互いに補い合い、一個の組織体として十全の力を発揮していくことができる。ところが、互いに足を引っ張り合っているならば、補うどころか、傷口を広げあっていくようなものです。」

中村天風先生の言葉より
つまらない考え方・・・・
「心の弱い卑怯な人になると、「なにか自分には運命が向いていない」だとか「世間がまだ本当に認めてくれない」だとか、もっとあきれたやつになると、「整備が整っていない」だとか、「誰々が手伝ってくれない」とか、何かうまくいかない時に、自分以外のもののせいにする人がいますが、とんでもない了見違いですよ。
やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらないんです。いいですか、幸福も健康も成功も、他にあるんじゃないですぜ。あなた方自身のなかにあるんだぜ。」

荒谷 卓さんのことばより・・・
「日本の社会道徳は、「自分のためだけに生きる」憲法思想に取ってかわられ、上から下まで自己の欲求を最優先する輩が日本を占有している。「家族のような国を創ろう」という神武天皇建国の精神や「正しいと信ずることを貫き通すためには、自分の肉体の生死など気に掛けない」という武士道の犠牲的精神は憲法思想の敵として追いつめられてきた。
経済成長と経済効果がすべてで、何事も金に置き換えて価値判断するようになった戦後の日本人は金儲けのためには戦うが公共の理念や正義のためには戦わない。」

・・・今の日本に必要なのは、正義を貫き行動・戦える人間ではないだろうか?・・・

二宮金次郎こと二宮尊徳先生の言葉

今日は二宮尊徳先生のことばより・・・

①天道と人道の違いをよく認識している人が少ない。
②堤は崩れ、堀が埋まり橋が朽ちる。これも天道自然の道理である。それに対して人間として対応を工夫することが、人道である。
③落ち葉というものは、大自然の理に則るものであって、これはいわば天道である。しかし、少なくとも毎朝一度掃除をする。これは人道として勤めねばならない。
④人道で大事なことは、私欲に克つことです。私欲といえば、田畑に生える雑草の如しで、これをたえず除去することが日々の務めとして肝要で、「克己復礼」とはこの勤めです。
⑤礼とは人間界の規律である。
⑥宇宙不変の法則をわきまえて、人為的努力を怠らないのみが最善の努力を尽くすというのが、人間のあるべき姿です。
⑦分定まり、度を立てば存分外の財生ず。足ることを知れ!

以上が尊徳先生の言葉だ。

よく制度改革とか構造改革と言うがそれだけでは人間の幸福・発展を実現できないのであろう。

政治も経済も産業も教育も全て人間がもたらしている。したがって、何をどう改革するにしても、根本である人間自身がよくならなければならない。

そういう意味でも、結局は欲というものを私(わたくし)事に使うか公(おおやけ)事に向けるのか・・・ここが大事な分岐点ではないかと僕は思う。
今の選挙結果や世論調査みていてもよく思うのだが、公の政治に要求と「たかる」ことばかり考えている連中が今の日本には多すぎるのだ。
日本の衰退をいわれて甚だしいが、結局、この欲の割合を私か公のどちらへ向かわせているかが原因ではないだろうか?日本の高度成長を支えた大企業の経営者たちは、戦後、戦死した戦友のために生き残ってしまった自分たちがしっかりと日本を復興させなければとの思いで公の精神で経営されてきた。だからこそ発展したのだと思う。最近の経営者の方たちもそのような精神の方もいらっしゃると思うが、どう見てもその割合は減っているし、時には「自分の企業さえ生き残れば日本なんてどうでもいい」ととれる発言をする経営者もいるように思う。現在の財政状況をニュースでみてないこともないだろうに、特に働けない体でもないのに働きもせず生活保護を請求する連中。車は持っているが生活保護を申請する連中。自分の選挙当選という私欲のために高校無料化・子供手当を国民に煽った無責任な政治家連中。これらの連中は大反省すべきだと思う。悲惨な日本の財政を横目に自分は日本にさらに「たかっている」ということを知るべきだ。

分を定め、度を立てることだ、今の日本はどう考えてもこの道理に反している。
そして国民がもう少し賢くなって、「克己復礼」の精神を養えばこの国は、日本人の思うよりも早く立ち上がれるのではないだろうか?

分を定め、度を立て、私欲に打ち克ち公に尽くし、人間界の規律を守る
世界でこの精神を涵養できる素質があるのは日本人が一番だと思う。
だからこそ、その精神をもう一度よみがえらせたい。

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イケボン11

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