「一枚の写真が国家を動かすこともある」──フォトジャーナリズム月刊誌、「DAYS JAPAN」の表紙の片隅に必ず印字されていることばです。

ほとんど報道されない、されたとしても新聞のベタ記事にしかならない国内外の出来事が、DAYSの紙面からなまなましい映像として迫ってくるとき、マスメディアがもつニュースバリューの尺度が激しく相対化されます。そこで読者が掴むのは、いのちの尊厳という尺度です。それに照らせば、遠かった出来事が、わたしには関係のない、知る価値のないことなどではなくなります。また、マスメディアが報道していることも、そこには抜け落ちている、しかし本質的な問題をつきつけられ、愕然とします。そんな経験を毎号のように運んできてくれるのが、「DAYS JAPAN」です。この数年、わたしはDAYSのおかげでたくさんのことを学び、心を耕すことができました。

わたしは、創刊当時から、ほんのささやかなことしかできませんが、とにもかくにも伴走してきました。いまや世界的な評価をえている「DAYS JAPANフォトジャーナリズム大賞」の審査員も勤めさせていただいてきました。亡くなった筑紫徹也さんも審査員として、DAYSを応援していました(筑紫さんの後任のかたちで、次回からは姜尚中さんが審査に加わる予定と聞いています)。

「DAYS JAPAN」誌は、ときどき英語版も出しています。この、いまや世界にも数少ない硬派の写真ジャーナリズム雑誌をもっていることに、わたしたちは胸を張っていいのです。

続いているのが奇跡だとは、創刊3周年、4周年、5周年を迎えたときにも言われました。それが、あと数カ月で6周年を迎えるこの年末、雑誌は存亡の危機に立たされています。

なくしてはならない。DAYSは、大出版社が余力で出している雑誌ではありません。ほぼすべて購読料のみで、多くの編集・販売ボランティア、そして編集長広河隆一さんの人生を賭けた献身に支えられて、かろうじて存続してきました。

このくにから、ではありません、この世界からDAYSをなくさないための鍵は、このくにのわたしたちが握っています。わたしたちにできることは、購読者になる、お近くの図書館に購入をリクエストする、友だちに勧める。いろいろあると思います。

広河さんと、名古屋の応援団長・宮西さんのメールを転送します。どうかその思いに接してください。よろしくお願いします。

DAYA-JAPAN0912


広河隆一からのお願い(転送歓迎)

DAYSは12月9日に日本写真家協会賞を受賞しました。写真界では日本でもっとも権威ある団体から評価を受けてうれしく思っています。フランスのペルピニヤンでの審査員を務めるなど、海外での評価も高まっています。世界で今ではほとんど唯一となったフォトジャーナリズムの雑誌を絶やしてはいけないという励ましも、多く受けます。

東京都写真美術館では、サルガド展開催中にDAYSのサルガド特集号は300冊以上を売ることができました。週末の私の大阪講演で、年間定期購読者は19人増え、これでキャンペーン開始からの新規定期購読者は、370人になりました。私の写真展を開催していただいている三重県の宮西さんのメールが発信されてたった1日半で、21人の方々が定期購読を申し込んでくださいました。これで390人になりました。(宮西さんのメールは添付しますので、転送歓迎で広めてください)。

DAYSが存続をかけたキャンペーンをしているということを聞いて、朝日ニュースターの上杉隆キャスターは、22日(火)の8時から生放送を準備していただいています。皆さんのおかげで、DAYSはなんとか6周年に向けて進んでいます。「500人定期購読者が増えれば、存続できます」というキャンぺーンの500人という数字に、あと110人に迫ってきました。

しかし正直いますと、DAYSはまだ6周年を迎える3月以降も存続できるかどうか、確約することはできない状況です。お金が全くないというわけではありません。DAYSはこれまでまったく借金をしないで、6年近く続けてきました。そしてまだ私たちが手をつけていないお金があります。それはDAYSにもしものことがあって、休刊せざるを得ないことが起こったら、すでに定期購読をしていただいている方々に、残金を返金するためにとってあるお金です。このお金に手をつけざるを得ない状態になりそうになったら、私は皆さんに事情をお話して、DAYS休刊のお知らせをする覚悟でいます。

営業や拡販をする立場から言いますと、年末年始の休暇は、恐ろしい時期です。この時期には書店に行く人は激減し、すべての雑誌の売りあげが低迷するからです。今出ている12月号は店頭からあと数日で姿を消し、1月号が書店に並びます。しかし世間はすぐに年末・年始の休暇に入るのです。

その前にこのメールを出しておきたいと思いました。「努力すれば続けることができたのに、しなかったから休刊になった」などと、あとで後悔したくないからです。

これまでDAYSを支えていただいた方々にお願いします。

まず定期購読をお申し込みください。年内の特別キャンペーン中にお申し込みいただけますと、定期購読料は7700円と1000円引きになります。かつて購読していただいたけれども、最近は購読を止めているという方は、もう一度購読をご検討ください。すでにご購読いただいているは、周囲の人に広めてください。1人でも2人でも増やしてください。定期購読期間がまだ残っている方も、継続手続きを今していただけますと、7700円になります。

あと数日で書店から姿を消す12月号も、読んでいただいた方からは、高い評価をいただいています。まだお読みになっていない方は、ぜひとも書店でのDAYSを購入してください。書店の人に、「おや? DAYS販売の流れが変わってきたな」と思わせるような、動きを作りたいのです。

ボランティアの方々にお願いします。さまざまなイベントでのご支援、本当にありがとうございました。物販、定期購読拡大、周囲の人へのDAYS購読呼びかけなど、いま一度のご支援をお願いします。

DAYS JAPAN編集長
広河隆一


≪定期購読は下記の方法のいずれかでお願いします≫

方法1
DAYS本誌48ページ綴じ込みの振替用紙、または郵便局備え付け振込用紙にて7700円のご入金(通信欄に、◆存続キャンペーンお申込みの旨◆お名前◆ご住所◆電話番号◆希望購読開始号をご記入ください)

方法2
FAXにてのお申込み
◆存続キャンペーンお申込みの旨◆お名前◆ご住所◆電話番号◆希望購読開始号をご記入頂ければ別用紙でも結構です。(後日お手元に払込用紙とDAYS JAPAN本誌をお届けします)
FAX 03-3322-0353

方法3
E-mailにてのお申込み
◆存続キャンペーンお申込みの旨◆お名前◆ご住所◆電話番号◆希望購読開始号をご記入の上弊社まで送信ください。(後日お手元に払込用紙とDAYS JAPAN本誌をお届けします)
E-mail 
info@daysjapan.net

http://daysjapanblog.seesaa.net/article/135219671.html


宮西さんからの呼びかけメール

・・・・・・・・・・・・・・・ここから・・・・・・・・・・・・・・・

師走に唯一、半日のゆとりのある今日珍しく「朝から朝刊を」拡げました。社会面に大きく、今年休刊した雑誌(定期刊行物)がずらり・・・・と。瞬間広河さんの顔が浮かびました。

『DAYS JAPAN』を愛し、大事と思ってくださる方々に悲観的なこと、ご心配かけるようなことはお伝えしたくなくて控えていたのですが実は『DAYS JAPAN』も、今瀬戸際です。

『DAYS JAPAN』存続にお力を貸してください!といつもいつもご無理申し上げてきましたが今、本当にぎりぎりのところに来ています。「デイズは何で生き残っているの?」とあからさまに言われる方がありますが実はそのとおりなのです。毎月、刊行できていることが不思議なくらいの現状なのです。

書店さんの経営が危機的状況なのは周知のことです。廃業も相次いでいます。書店で買っていただくことが困難になってきています。

こういう状況ですので、定期購読で支えていただくことが一番確かな支えです。

どうかまだ定期購読なさっていない方、この年末にお願いできませんか。一年間8700円ですが、年内特別に7700円でお受けしています。

お願いします。どうか定期購読拡大にご協力お願いします。

とりあえず、このメールにその旨のご返信をいただければ手続きをお知らせ、または、代行させていただきます。勿論、直接本社(電話 03-3322-0233)へ連絡していただいてもいいのですが少人数で、この年末特に大忙しのDAYS社は、お一人お一人のお電話に丁寧に対応できないかもしれませんので取次ぎさせていただきます。

お願いします。この先の見えない世界情勢の中、『DAYS JAPAN』は、信頼できる唯一のフォトジャーナリズム誌と、国際的に認められています、これを廃刊させてはならない、と思います。生き延びさせてください。明日の地球の、世界の平和のために。

8700円、7700円は小さな額ではありませんのでおねがいしにくいのですが現状お察しくだされば幸いです。

このメールにご返信が殺到することを心から待っています! お願いします。

2009年師走に  
広河隆一写真展事務局・宮西いづみ
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote