先月、核サミットで鳩山さんが渡米した時、オバマさんは、「今話し合ってもしょうがない」と、個別会談に応じませんでした(私は、この時期の個別会談はしないほうがよかったという意見です)。そしてようやく出てきた、くい打ち桟橋方式にしろ、徳之島訓練移転・九州訓練分散化にしろ、アメリカ側は、とうていのめないとしている案です。これで、アメリカとしてはますます「話し合ってもしょうがな」くなった、にも拘わらず、ワシントンで実務者協議が始まりました。

交渉ごと、それも外交交渉は、しろうとにはまったくわかりません。それでも考えられるのは、この時期に実務者協議を始めることは、形式的にしろ、日本にはプラスでしょう。日本には、なんとしても協議を始めなければならない事情がありました。鳩山さんが表明している5月末決着という期限が迫っていたからです。ですから、今回の実務者協議は、日本側の強い要請で開かれた、と考えるべきでしょう。裏返せば、アメリカが折れた、ということです。

アメリカが譲歩しなければならなかった理由はなんでしょう。まさに核サミットで飛び出したあの「ルーピー」発言が、キャンベル国務次官補のものだったことがわかり、クリントン長官らから叱責をうけた、来日もお詫びのためだったということがあった(日本のメディアはあくまでも、普天間移設について日本側をせっつくため、と報じましたが)との情報分析が、ネットに流れています(たとえばこちら)。もしもこれが事実とすると、アメリカは、失礼の段の埋め合わせに、実務者協議の日程にかんして日本のつごうを尊重した、という推測が成り立ちます。

今アメリカは、政権交代した日本はなんて頑固なんだ、これまではなんだかんだ言っても最後にはこちらの言いなりになったのに、と閉口気味なのではないでしょうか。向こうのつごうを尊重して開いた実務者協議にも、こちらがのめないとわかっている案を変更もせずに持ってきて、と。だとしたら、その認識は正しいです。そして、私たち市民は、こと米軍基地問題にかんして、鳩山政権以上に頑固です。それを鳩山さんによりわかってもらい、アメリカには徹底的な再考を促すためのアクションが、各地で催されます。たとえば、
沖縄は15、16日岩国は23日、京都はきょう14日です。東京も14日です。朝9時からは、桜井国俊さん(沖縄大学)が話をされる緊急院内集と記者会見も開かれます。

このくにの市民の頑固さかげんを思い知らせませんか。従来の政権下では、基地立地のアメリカ側の条件、「地元の合意」がこれほどクローズアップされたことはありませんでした。政権交代で、私たち市民は当事者なのだ、沖縄だけではない、岩国、九州だけではない、「全国で米軍基地負担を考える」という枠組みが新たに浮上したからには、どこに住もうが米軍基地問題はひとごとではないのだ、ということが明らかになったのですから。

私も、いちばん黄色い服を着て、国会前ヒューマンチェーンに参加しようと思います。以下に、東京アクションのお知らせを貼りつけます。東京地方の参加者のみなさん、私を見かけたらお声をおかけください。


NO BASE OKINAWA 5・14
国会前ヒューマンチェーンへ!

25日の明治公園でのキャンドル人文字アクションは大成功でした。

沖縄の9万人集会に連帯して、東京の市民の行動をつくり出すことができました。報道などを通じて沖縄の皆さんにも私たちの思いが伝わったと思います。 

つづいて5月16日には沖縄で「普天間基地包囲行動」が行われます。普天間基地の撤去をめざして、沖縄の人びとはあきらめずに、行動を続けています。

私たちもこれに連帯して、先の人文字行動に続いて第2波の「5・14国会前ヒューマン・チェーン」を行います。国会の前で沖縄に基地はいらないの人間の鎖を作りましょう。

キャンドル、ペンライト、リボン、プラカード、市民らしい意思表示のグッズを持って集まってください。その後、首相官邸前に移動したいと思います。(高田健/許すな!憲法改悪・市民連絡会)

日時:5月14日(金)18:30〜
場所:衆議院第2議員会館前路上(地下鉄永田町駅または国会議事堂前駅下車)を中心に
主催:「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションTOKYO

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