たとえば子供のときに、自転車に乗る練習をしたかもしれません。

 この場合、補助輪をつけないと走れなかったのが、
 練習の結果、補助輪なしでも自分でバランスをとって走れるように
 なるというものです(説明するまでもないですが)。


 では、いつ、走れるようになるのでしょうか。


 おそらく、「気づいたら走れるようになっていた」

 のではないでしょうか。


 不思議ですね。



 そのあとは、もう無意識でバランスとっちゃってます。

 危ない!と思ったらハンドルきって調整してます。


 その瞬間は、いつ訪れるのでしょうか。



 成長というのは、ほんとに右肩上がりの直線じゃなくて、

 階段のように、急にぐぐっと上がるような気がします。


 そして、階段を上がったことには、実は気づいてなくて、

 階段に登った自分が、ようやく後ろを振り返ったときに、


 「気づいたら階段をあがっていた」

 状態になっているような気がします。
 (あくまでも、私の表現ですが)




 あなたが子供のときできなかったことで、
 今ならできること、いくつありますか?


 そしてそれは、どうしてできるようになったのでしょうか。

 不思議ですね。


 また、こういうことをいうと、

 「私は、年を重ねるごとにできることが減っているような気がする」


 とおっしゃる方にも出会います。

 「でも、残ったものは、私にとって大切なものばかりだ」

 とその人は続けます。


 それも素敵ですね。



 鳥は、卵の殻を破って出てきます。

 もし可哀想だといって、人間がその殻を破る手伝いを
 してしまうと、鳥は自分で殻を破るという大切な成長の機会を
 失ってしまうことになります。


 自力で殻を破るのです。

 殻は、1つのひびさえ作ってしまえば、
 あとはダムが決壊(けっかい)するように簡単に割れます。

 でも、その1つのひびに到達するまでが、
 勝負です。



 途中で叩くのをあきらめてしまえば、一生その殻からは
 出ることができません。




 でも殻は、邪魔者ではないのですよ。

 今までその鳥を守ってくれていた
 とても大切な役割を果たしていたのです。

 
 そして殻は最後に、新しい世界でもやっていけるように、
 試練を与えるのです。

 
 いつか飛ぶために、その鳥は、卵から出るのです。



 人間にも卵の殻があります。


 自分ではコンプレックスに思っているかもしれません。

 でもそれが逆に、あなたを守ってくれていることにも、
 お気づきでしょうか。




 P.S.
 あなたの殻は何ですか?

 その殻は、あなたを何から守ってくれていますか?