November 18, 2009
恵泉銀座センター・中央区連携講座
恵泉銀座センターと中央区(中央区民カレッジ)による連携講座でお話ししてきました。
タイトルは「レオナルド・ダ・ヴィンチとともに歩く、ルネサンスのイタリア」というものです(全二回)。
レオナルドについて話すのは半年ぶりぐらいでしょうか。レオナルドは、ルネサンスを知るための最良のモデルでもあります。彼の生涯を追いながら、激動の時代の魅力を楽しむのが目的です。
今日は初回。後半は12月9日になります。
築地社会教育会館(定員100名。もう空席は無いそうです)。
November 15, 2009
「古代ローマの遺産展」

へ学生引率で行ってきました。
神々の像や絵だらけなので、「神話と聖書」の受講生にはよい学習機会となったと思います(W解説をしていただいた、ギリシャ哲学がご専門の大久保正雄氏に感謝)。
アウグストゥス帝の家族の像も多いので、家系図をなんとなくでも頭に入れておいたほうがより楽しめます。
それにしても、よくあれだけ大きな彫像を運んできたものです。
また大理石像やブロンズ像だけでなく、日々の生活に用いられていた秤や暖房器具なども数多く展示されている点が良いですね。
個人的には、
・すばらしい骨壺(大ガラス壺というだけでも貴重です。火葬された骨もそのまま入っています)、
・エウマキア像(皇族でも神でもない、一般人の婦人像というだけでも珍しいですが、レヴェルもとても高い作品です)、
・バルテウス(馬の胸懸け。合戦場面を描いた、実に見事なレリーフが施してあります)、
・豹を抱くディオニュソス(東大発掘チームのおかげ。憂いを帯びた横顔の美しいこと…)、
・庭園風景のフレスコ(左図。ポンペイの“黄金の腕環の家”から出土。これほどの植物壁画はなかなかありません)、
といったところが今回のいちおしです。
絵画よりも、建築と彫刻は写真で想像できる姿と実物とのギャップが激しいので、ぜひご覧あれ。
→国立西洋美術館(上野)にて、12月13日まで(その後、愛知県美術館などへ巡回)。
November 12, 2009
『ユリイカ 特集・若冲』 に書いたエッセイについて
先日、『ユリイカ』の若冲特集号(2009年11月号)が出ました。
次の私のエッセイが掲載されています。
「細部に宿る神――若冲とレオナルド」
池上英洋 pp.138〜145
一応、参考までにエッセイ中につけた小見出しを:
・なぜならそれは存在しない
・なぜなら私は女に興味がない
・なぜなら私は執念深い
・なぜなら私はそれを畏れている
・そして彼らは飛翔する
彼ら東西の奇才にみられる共通性は意外に多く、それらは彼らの作品が持つ特徴にもかなり濃い影を落としています。
以前『ユリイカ』に書かせていただいたときもそうでしたが、タブー無しに突っ込んだ話題を好きなように書かせていただけるので、とても楽しませていただきました。
同特集号では、辻惟雄と山下裕二の対談や、横尾忠則、高山宏、茂木健一郎といった書き手によるエッセイが並んでいます。
ユリイカならではの若冲の切り方を、ぜひご一読あれ。
November 10, 2009
聴いていただいてありがとうございました。
November 08, 2009
Keisen Latinvs ライヴのお知らせ
今年の多摩フェスでも、Keisen Latinvsのライヴをやります。
11月8日(日曜日) 14:45〜
恵泉女学園大学正面広場(時計台下)
Keisen Latinvs
福田大治 ギター
荻野優 サックス
植野研 ドラム
杉田絢子・眞加部佑貴 ピアノ
佐藤壮広 パーカッション/ギター
池上英洋 ベース
ジャズ・フュージョンです。雨天の場合はラウンジになります。
こっぱずかしいのですが、聴いていただければ幸せです。ぜひ…
(演奏当日までは、この記事がトップに来ます)
November 04, 2009
『恋する西洋美術史』 重版のお知らせ
October 18, 2009
NHK「テレビでイタリア語」 11月号に書いた記事について

『テレビでイタリア語』の11月号が発売になりました。
連載「イタリア 一歩奥へ Italia: un passo avanti」(巻頭カラー口絵2ページ+本文4ページ)では、「まさに驚嘆の技―Roma (Sant’Ignazio)」と題して、ローマのパンテオンのすぐそばにあるサンティニャーツィオ聖堂をとりあげました。
サンティニャーツィオ聖堂はイエズス会の教会で、内部にある天井画は美術史上もっとも優れた“だまし絵”となっています。描いたのはアンドレア・ポッツォという画家で、イエズス会の神父さんでもあります。
卒論でとりあげて以来、これまでずっと追っかけてきた研究対象です。
同天井画はまさに「驚嘆の技」。図版をみているだけでも楽しめます。ぜひご一読ください。
October 14, 2009
『Amarena』 11月号に書いた記事について

『Amarena』(扶桑社)の11月号が発売になりました。
今月の世界遺産連載では「サン・マリノ歴史地区とティターノ山」をとりあげました(p.157)。
イタリアで一時期、その近くの小さな町に住んでいたことがあるので、サン・マリノ共和国は一応“別の国”ではあるのですが、わりと身近に感じていました。その頃の話をちょっと書きました。
今月号の特集はナポリ。執筆者はなんと坂本鉄男先生!イタリア語を学ぶ時にも、イタリア史に関しても、坂本先生による本で勉強したなぁ…、というイタリア学におけるビッグネームです。ぜひご一読あれ。
それにしても、いつもながら写真が美しい雑誌ですね。ただファッションを紹介する(女性誌によくある)ページでも、たとえば今月号の100ページとか、110ページの写真など、とても味があって素敵ですね。
October 10, 2009
『美術の窓』 10月号に書いた記事について
October 07, 2009
NHK「テレビでイタリア語」 10月号に書いた記事について

これも遅れての紹介となりましたが、『NHKテレビ テレビでイタリア語』10月号、発売中です。
連載「イタリア 一歩奥へ Italia: un passo avanti」(巻頭カラー口絵2ページ+本文4ページ)では、「愛の楽園―Tivoli (Villa Adriana e Villa d’Este)」と題して、ティヴォリにあるふたつの庭園をとりあげました。書いた時期は違うのですが、くしくもアマレーナに書いた記事と一部かぶってしまいました。
ハドリアヌス帝は、イギリスとスコットランドの境に残る「Hadrian’s Wall(ハドリアヌスの長城)」などで有名ですが、ヴィッラ・アドリアーナ(ハドリアヌス帝の別荘)を自ら設計したことでも有名です。
同性愛者の彼はアンティノウスという青年を熱烈に愛し、その彼が事故死した後は、神として崇拝までさせたほどでした。ヴィッラ・アドリアーナにもアンティノウスの彫像をそこかしこに飾り、その数は300体以上にもなりました。晩年の皇帝は、かつて愛した青年の彫像に囲まれて暮らしたのです。
今回の記事では、この話をより詳しくとりあげました。ぜひご一読あれ。
October 04, 2009
『Amarena』 10月号に書いた記事について
September 30, 2009
恵泉 in Italia、次回は二年後の予定
September 28, 2009
恵泉@Pompei
September 27, 2009
恵泉@Capri
September 26, 2009
恵泉@Napoli
まずは豪華なパラッツォ・レアーレ(王宮)の中やガレリア、卵城周辺の海岸線(ナポリっ子のデートコース)などを見学してから、下町のスパッカ地区(左の写真)を歩いてホテルまで帰ると、そのギャップに誰もが驚きます。
目の高さにある窓ごしに、ベッドに座ってくつろいでいるおばあさんと目があったりと、実にディープな雰囲気の地区なのですが、壊される前の香港の九龍城のように、ここも有名になったのでなかば観光地化されています。ドゥオーモなど、史的価値の高い教会が多くある地区でもあります。
ごちゃごちゃしていて歩きにくいですし、持ち物をとられた学生さんがいたりしたので、学生さんたちにはすこぶる評判の悪い場所になってしまいました。でも夜に食べたピッツァなどは、さすがナポリ!というおいしさと安さだったので、少しはイメージも改善されたでしょうか。店の人たちの明るく気さくな雰囲気も北とはずいぶん違うので、人によって合う合わないがあるかもしれませんね。
September 25, 2009
恵泉@Roma
September 24, 2009
恵泉@Assisi

今回、学生さんたちに最も人気が高かったのが、ここアッシジです。
美術史の聖地のひとつ、サン・フランチェスコ大聖堂には世界中から観光客がやってきますが、今でも巡礼地として多くの信者が訪れる場所でもあります。
実に小さな街ですが、坂道と階段ばかりなので住むのは大変だろうなあ、とは思います。ですが、単に古いだけでなく、すみずみまで綺麗にしてあり、小道の辻々に、そして家の一軒一軒に味わいがあるところです。
サン・フランチェスコ大聖堂やサンタ・キアーラ聖堂だけでなく、古代の神殿が広場にでーんと残っていたり、円形闘技場の楕円形に沿って家が並んでいるような場所などもあります。
写真は、街のてっぺんにある要塞(ロッカ・マッジョーレ)です。ここも、延々と続く通路や、見張り塔からの絶景など、かなり楽しめる場所です。
September 23, 2009
恵泉@Siena
September 22, 2009
恵泉@Firenze

ボローニャでの語学プログラムを終えると、半島を南下します。
まずはフィレンツェ。
全員でまわったのは、ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会)+ジョットの鐘楼とサン・ジョヴァンニ洗礼堂、シニョーリア広場、ウッフィツィ美術館、ブランカッチ礼拝堂(サンタ・マリア・デル・カルミネ教会)、ヴェッキオ橋とピッティ宮+ボボリ庭園、バルジェッロ美術館、アッカデミア美術館。
小グループごとにまわってもらったのは、メディチ=リッカルディ宮、捨児養育院、メディチ家礼拝堂(サン・ロレンツォ教会)、サンタ・クローチェ教会、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、サン・マルコ修道院、ラ・スペーコラなどなど。
さすがルネサンスの華の都、二泊の滞在中ひたすら歩きまわって、重要な施設をなんとかクリアできるといった感じです。
写真は美術史の聖地のひとつ、ブランカッチ礼拝堂でのひとこまです。









