May 01, 2011
科研費の採択通知遅延でやきもき
もうGWですね。4月の新年度開始早々にGWがあるので、5月末ぐらいからGWが来るのなら良いのになあ、と例年思っています。震災のために講義開始が遅れた今年度は、よけいにGWが早すぎるように感じます。
さて、私たち研究者と呼ばれる生きものは、研究費をいただいて調査研究をして、それを論文にまとめて発表するということを繰り返しています。そのために毎年研究費をどこからかいただかなくてはなりません。私たちは文系なので書籍代や現地調査のための渡航費ぐらいですみますが(もちろんお金のかかる人文系研究分野もあります)、試薬や分析機器などがないと話にならない理系は、研究費がとまると研究もストップしてしまいます(数学理論など例外もあります)。
研究費のうち、最大規模のものは文科省がコントロールしている科学研究費です。私も日本に帰ってきてからすぐに応募しましたが、申請書類にかけるエネルギーの膨大さにもかかわらず二年続けて外してしまい、一方でそのころの勤務校だった恵泉大では、個人研究費の自由度が高くて使い勝手がよく、さらに学内応募研究費が申請すればほぼ100%採択される実にありがたいものだったので、そちらでこと足りていました。
昨年度から現任校の國學院大へ移ったのですが、前任校といろいろとシステムが異なり、再び科研費に応募する必要が生じたので今回応募してみました。
4月あたまには採択通知が届くはずなのですが、下記のBlogなどを見ると国会マターのため今年は通知が遅れているようですね。
機関によってはそろそろ通知が届いているとの噂なので、あとすこし待ってみますか。
もしとれていなければ別の方策を考えないといけませんね…
April 27, 2011
論集 『LAUREA』 のご紹介

先ごろ完成した論集 『LAUREA』 のご紹介をば。
LAUREA(ラウレア)とはイタリア語で月桂樹のこと。スープ系の料理によく用いられるローレル、あの大きな硬い葉っぱのイタリア語名です。
ペトラルカら一級の詩人に対し、ローマの元老院が贈っていたのが月桂樹で編んだ“月桂冠”(こんな名前のお酒がありますね)。ここから、彼ら誉れ高き詩人たちのことを“桂冠詩人”と呼んでいます。
そこから転じて、イタリアで大学を卒業する学生は、昔も今も皆あたまに桂冠を戴きます。“大学を卒業する”という動詞は、Laureaからの派生語である“Laurearsi”。同様に、“卒業論文”のことは“Tesi di Laurea”といいます。
A5判で294ページもあるこの分厚い論集は、私の前任校である恵泉女学園大学での最後の卒業ゼミで学生さんたちがものにした卒論を編んだものです。
例によって、編集からレイアウト、デザイン、印刷所の手配などすべて学生さんたちがやっています。私は序文を書いただけです。
自慢は悪徳なのでしょうが、たまには自慢させてください。私のことではなく、卒業生たちによるこの論集のレヴェルの高さを。
12人の卒ゼミのうち、卒論を書いたのは8人。そのすべてが一定のレヴェルをクリアしているので、もれなく全編掲載されています。
掲載論文と執筆者は以下の通りです。
根本優子: グリム童話はいかに再生産されてきたか ―「白雪姫」をめぐる解釈史の問題
近藤彩音: 時間概念からみる「ピーター・パン」と十九世紀の西洋社会
山崎未央: 書く西洋美術史
荒井咲紀: 機能性・官能性・経済性から分析する西洋モード ―古代から近世まで
池田夏澄: 価値創造から見るブランド戦略
小林紘子: 記号としての制服/アイデンティティとしてのコスプレ
中山里絵: 異界の概念の東西比較
大江あゆ子: 異類婚に見る、性と動物の機能
どれもこれも、よく練られた面白い論考ばかりです。それぞれの論文の意義や新知見については序文を読んでいただくとして、これから配布させていただく機関でもし見かけられたら、ぜひ手にとってざっと眺めていただけるようお願いいたします。
これから文化史系の論文を書こうとする学生のための参考例などとしてもしお使いいただければ望外の幸せです。
April 20, 2011
放送されなかった部分(下記エントリへの追記)
案の定、放送されたのはほんの少しだったので、カットされた内容の一部をちょっとだけ付け足しておきます。
1974年4月20日から一般公開された<モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)>は、6月10日までの間に約150万5千人ほどの鑑賞者を集めます。この数字は、期間限定のいわゆる特別展(企画展)鑑賞者数の世界記録となっています。通常の企画展が約三か月の会期で開催されていることを考えれば、二か月足らずの期間でのこの数字は驚異的です。会期終盤となった6月の日曜日には、一日で6万人を超える鑑賞者が訪れました。行列は不忍の池をぐるりと巻くほどで、一人あたりの平均鑑賞時間も約二秒というものでした。作品そのものも有名でしたが、今ほど簡単に海外旅行に行けるような時代ではなかったことも、この熱狂の主たる理由のひとつでした。
この展覧会の開催は、その前年におこなわれた日仏首脳会談(田中角栄とポンピドー)の席上で決まりました。戦後の混乱期から脱し、飛躍的な経済発展をとげた高度成長期にあった日本が、オリンピックや万博の自国開催に続いて、世界の主要国となったことをアピールするまたとない機会となりました。なにしろルーヴルから同作品が貸し出されたのは、日本の他には、60年代のアメリカと、日本展ののち巡回したソ連という、冷戦時代の両極だった米ソ両国しか無いのですから。
ルーヴル側はしかし、高温多湿の日本へ貸し出すのに、ルーヴルとほとんどかわらない湿度と温度を維持するよう要求します。日本側は三層の防弾ガラスからなる強固な展示ケースを制作。さらに当時の技術を駆使して、ケース内の湿温度一定化の要件をクリアします。照明の色合いという難題もクリアし、最後にはそれまでのルーヴルでの展示状況よりも良いと評価されます。後にルーヴルが日本にならって三層ガラスケースを導入したほどでした。
作品は17日に羽田空港に到着。そこから会場の東京国立博物館まで、日通のトラックで作品が移動。トラックにはルーヴル美術館の館長が同乗し、そのトラックをパトカーが先導するというものものしいものでした。
April 17, 2011
またちょろっとテレビに出ます
またちらりとテレビに出るのでそのお知らせをば。
4月19日(火)
テレビ朝日 「やじうまテレビ」
“きょう発あの日あの時”のコーナー
<ラ・ジョコンダ(モナリザ)>の日本初公開日にあたるので、それについてのコメントです。研究室での収録で、例によっていろいろ話しましたがオンエアはごく短いものでしょう。
時間は、早朝の6時半から7時の間のどこかになる予定だそうです。
早起きの方はご高覧あれ。
さて昨日16日に44歳になりました。
この歳になると自分ではさほど感慨もないのですが、メールやメッセージを送ってくださった方々、どうもありがとうございました。
これからゆるゆると返信などしてまいります。
April 11, 2011
『Viva la Vita』 完成

完成したらあらためてここで紹介します、と書いておきながら、すっかり時間がたってしまいました。
國學院大學文学部哲学科、2010年度「美学演習」履修生8名による自主制作雑誌 『Viva la Vita』 は3月にめでたく完成しました。
学生さんたちがすべてゼロから一年間かけて作ったものです。担当教員は僕ですが、雑誌は学生さんたちの作品です。
内容をざっとご紹介しましょう。
・個人論考: 履修生による論考です。「ジョン・ケージと東洋思想」や「マイクロポップとピーター・ルート」、「アール・ヌーヴォーの多様性とミュシャ・スタイル」、「ロバート・スミッソンによるランドアート」など、それぞれ各自が考えたテーマで、なかなか読ませます。
・特集: 「フレスコ制作」と「対談」の二本。前者は講義で実習したフレスコの制作記録など。後者は哲学科の名物教授谷川渥氏と、舞踏家の和栗由紀夫氏との対談です。とっても面白いです。
・美学文献14選: 美学史上重要な基本文献をそれぞれ分担して、どういった美学概念を提出したか、何が新しくて何が問題となったか、といったポイントを整理して紹介するものです。これも講義中に実際に各自分担しておこなったレクチャーをベースにしており、プラトンの『饗宴』からゴンブリッチの『芸術と幻影』までを扱っています。
・レビュー: 各自、本や映画、CDなどを選んでレビュー記事を書くものです。これは講義とはまったく関係なく、文体から何からそれぞれ自由に個性を発揮する場となっています。
残念ながら冊数があまりないのですが、いくつかの図書館や大学図書館には入りますから、ご高覧いただければ幸いです。
April 08, 2011
前期講義
國學院大学では地震後の状況をうけて前期講義の開始日が延期となり、4月23日開始となっています。
なぜか大学院は学事暦通り今週から始まっているので、院生で学部講義も履修する場合は混乱なきよう注意してください。
ということで、私の学部講義は26日(火)が初回となります。
私の大学院講義は14日(木)が実質的な初回。16:00には終わるので、恵泉OGの院生や科目等履修生、自主参加者(?)は、都合がつきしだい同日夕方から研究室に集まりましょうかね。
私は昨年度までの二校兼任状態も終わり、非常勤や文化セミナーのたぐいも入れていないので、今年度は國學院のコマだけを担当します。
こんなにシンプルな時間割になるのは何年ぶりでしょうか。
昨年より増える時間は、古典語の学習と論文書き、それと父親業にまわしたいなあと考えています。
列島中が大変な時期ですが、私たちにできることははやく以前の日常の活動リズムを取り戻すこと。それが日本経済を停滞から脱却させ、ひいては被災地域の復興にもつながるはずです。
それでは今年度もよろしくお願いします。
March 26, 2011
引越しと恵泉卒業

このところ、自分の引越しでBlogはおろかメールもおろそかになっていました。
引越し業者さんが見積もりの時に、あまりの本の量に絶句してました。結局、トラック三台…
ようやく新居に移り住んだはよいものの、あたりは段ボールの山。
すべてを開梱するのはかなり先になりそうです。
この間、卒ゼミ生だけの卒業式がありました。正式な卒業式がなくなったので、その代わりも兼ねて(いつものようにゼミ生による自主企画です)。
こちらから伝えたいことは個別に伝えたのでここでは特になにも書きませんが、あのゼミのおかげで本当に濃い数年間をおくることができました。
思えば恵泉での六年間は、教員として幸福な時間でした。いきなり熱かった一期生からはじまって、さまざまなことを一緒に体験することができました。なにもかも学生さんたちのおかげです。
この一年間は新任校との掛け持ち状態でしたが、これで私も、彼女たちと一緒に恵泉を卒業します(私も学生さんから卒業証書をもらいました!もちろん手作りです)。
ふたつの大学に研究室があるという珍しい教員生活をおくっていましたが、昨日鍵を返却しました。感慨深かったです。
本当にありがとうございました。
(↑まだ棚に何も入れていない状態なのですが、とりあえず、ゼミ卒業式で学生さんからいただいたお花を活けてみました)
March 19, 2011
「エア卒業式」のお知らせが来たので
私の前任校にあたる恵泉女学園大学では、今回の地震によって卒業式が中止となりました。本来は昨日(18日)おこなわれる予定だったものです。
私も四年ゼミだけまだ持っていて、彼女たちと一緒に卒業する感じなのですが、おごそかな雰囲気のあの卒業式がなくなってしまうのは彼女たちとそのご家族の方々にとって残念なことだと思っていました。
できれば、9月卒業の学生のためにある9月の卒業式にくっつけて、半年後でも良いのであらためてやってあげるといいなと個人的に思っていたのですが、複数の学生さんからtwitter上でのvirtualな卒業式が今日の夕方に開催されると連絡があったので、以下にそのおしらせを貼り付けておきます。
私はtwitterをやっていないので詳細はよくわかりませんが、一応ここでも告知させていただきますね。
::::::::::::::::::::::::::::
2011年3月19日18時よりtwitter上にて、“2010年度恵泉女学園大学卒業証書授与式パート2”が行われます。
k_graduationさん主催で、twitterのアカウントを持っている方は事前にk_graduationさんにリプライ(返信)すると、卒業証書授与式にて自身のアカウント名とともに卒業証書が授与されます。
アカウントが無くても、https://twitter.com/k_graduation#
を見ることで、卒業式に参列することが出来ます。
“パート2”な理由、どうした成り行きで開催されたか等は
https://twitter.com/k_graduation#
や k_graduationさんの過去ツィートを遡ることでわかります。
March 13, 2011
イタリアで地震を知る。
昨日までイタリアにいて、今日日本へ帰ってきました。
地震発生の日、日本からの電話で第一報を聞き、それからボローニャ大学へ講義をしに行ったのですが、すでにイタリアの教員や学生たちは日本の地震のニュースを知っていて、口々に「家族は大丈夫ですか?」と声をかけにきてくれました。
その日はテレビも新聞もみていなかったのですが、講義の合間に学生たちがスマートフォンでニュースサイトを次から次へと見せてくれて、状況がよくわかりました。
その甚大な被害状況に、そして犠牲者ひとりひとりにいるだろうご家族やご友人の悲しみを思って青くなりました。そして、なにかできることはないかと、次々に声をかけてくれたりニュースを見せてくれたり、日本への連絡にスカイプを使えとわざわざPCまで自宅から持参してきてくれたり、「飛行機がキャンセルになってもう一泊するようになったらうちに泊まって」という申し出など、本当にイタリア人のあたたかい気持ちに触れて思わず嗚咽しそうになりました。おそらく彼らは地震の被害状況の内容で嗚咽したのだろうと思ったはずですが。
海外では、被災地での生活物資の購入などで日本人が整然と列をつくっている様子が報道されていました。商店襲撃や略奪などが多発したロス地震のようなケースも世界にはありますから、これは見習うべき日本の美点という論調で話されていました。
それにしても、スマートフォンなどの高機能モバイル機器の利点を痛感しました。あと、僕自身はまだやっていないのですが、こういう状況下では、使い方によってはtwitterやfacebookがいかに有益なツールとなるかもわかりました。
さて、そうこうしているうちに「成田空港が閉鎖中」という知らせがはいり、僕のフライトを手配してくれたボローニャ大学の事務の人たちは、いざというときの代替便の問い合わせなどで振り回されていました。結局は、僕の帰国便は若干の遅延のみで予定通り離陸し、到着時には成田空港もエクスプレスも多少の混乱はありつつも動いていました。
成田空港の到着ゲートを出たところで、海外からのレスキュー隊でしょうか、オレンジ色の服を着た一団が点呼を取っていました。救助のために飛んできてくれた集団だとすぐにわかりますから、まわりにいた日本人からは自然発生的に拍手が起こりました。かなり長い時間の拍手でした。本当に感動しました。
学生さんから、地震の時の対処法に関する多言語サイトを学生が作っているので紹介してほしいというメールが入っていたので、ここに貼り付けておきます。→HP
March 04, 2011
あぁうらやましい@ルーヴル

先週訪れていたパリの、ルーヴル美術館で見た光景です。
これまで何度か書いてきましたが、ヨーロッパの美術館では、この写真のようにその場で美術教育をおこなっているシーンに頻繁にでくわします。
幼稚園児の集団から大学生のゼミっぽいものまでグループもさまざまですが、このように堂々と名作の前に陣取っていても誰も文句を言いません。写真の子どもたちは、なんとジェリコーの名作<メデュース号の筏>の前を占拠しています。
子どもたちははじめ先生の解説を聴いてから、いろいろと質問に手を挙げて答えたり、賑やかに議論していたりします。
実際の作品を観ながらなんて、なんと贅沢な教育法でしょう。
私自身も留学中にこのような講義の恩恵にあずかってきた学生だったので、ぜひ日本でも、と思ってこれまで何度も日本の美術館で同様のトライをしてきました。しかし、一般開館外の時間を開放してくださるような協力的な美術館も数館あるのですが、ほとんどの館で断られるか、作品の前で学生に向かってちょっとしゃべっては怒られてきました。
いろいろと事情があるのも、業界内の人間なので理解しています。今では私は、この手の学外授業や鑑賞会をするモチベーションを著しく失ってしまいました。そのような身からすると、このような光景は本当にうらやましいです。もと学生としても、美術史の教員としても。
写真のように作品の前に座らなくてもいいのです。作品の前でちょっと立ってひと言ふた言解説させてもらえれば御の字なのです。
小声で解説しはじめても、すぐに監視員がとんできて注意されますが、それこそ美術鑑賞を「崇高なる趣味」に追いやってしまう結果につながるのではないでしょうか。大声での無関係なおしゃべりはもちろんいけませんが、小声での手短な美術教育であれば許可する方が、将来的に鑑賞者層を増やすことにもつながると思うのですが…
いつかこの写真のような光景が、日本でも普通に観られますように。美術館に行くことが、もっともっと身近なことになりますように。
February 21, 2011
日比谷レオナルド展閉幕。ありがとうございました
昨年の12月7日から日比谷公園特設会場で開催されていた特別展「ダ・ヴィンチ〜モナ・リザ25の秘密」が、2月20日をもって好評のうちに閉幕しました。
ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。関係者とスタッフの皆様、おつかれさまでした。
二か月とちょっとの開催期間でした。展覧会の監修系の仕事は開催前が主なのですが、この特別展は開催中もさまざまなイヴェントがあったため、開催後もいろいろな経験をさせていただきました。
日本展監修という分不相応な役目を仰せつかりましたが、こうした経験を通じて今回もまた実の多くのことを勉強させていただきました。
お世話になりました。
オリジナル絵画作品が無い展覧会は珍しく、どうなるのか自分たちでも見当がつきませんでしたが、さすがレオナルド、好奇心のアンテナが広い人たちからは「実に面白い!」という評価を多くいただきました。
またいつか、レオナルドについて知る面白さをご紹介できるような機会があればなあ、と願っています。
ほんとうにありがとうございました。
February 19, 2011
『西洋中世研究』に書いた書評
西洋中世学会による学会誌、『西洋中世研究』に書評を書いたので覚え書き。
レオン・バッティスタ・アルベルティ著、『家族論』
池上俊一、徳橋曜訳、講談社、2010年
『西洋中世研究』、No.2, pp.220-221
評者: 池上英洋
書評対象のタイトルが誤って印刷されていてちょっとヘナヘナとなったのですが、このような労作を紹介出来て光栄です。
ちなみに同号は「メディアと社会」特集号で、中世におけるメディアの定義とその機能をとりあげた興味深い内容の論考が並んでいます。大学や図書館でみることができるので、関連分野の方はぜひご覧ください。
February 16, 2011
Fontana、国会図書館へ
恵泉大ゼミの学生さんたちによる自主制作雑誌 『FONTANA』 が、国会図書館へ入りました。
→(あるいはこの検索ページから、FONTANAのタイトルで検索)
『LUCE』に続いての国会図書館入り。
ISBNがつかない自主制作雑誌にとっては光栄なこと。
「蔵書としてのレヴェルをクリアしている」とご判断いただき、収蔵のためにご尽力いただいた国会図書館のスタッフの方々に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
February 12, 2011
『Viva la Vita』 サイト
一方こちらは、現任校にあたる國學院大学文学部哲学科の「美学演習」(3&4年ゼミに相当します)の中で、一年間かけて履修生が制作している雑誌のHPです。
こちらも学生さんによる自主制作雑誌で、私は見ているだけ。時々口をはさむ程度で、すべて学生さんによる手作りです。國學院大学には、学生立案企画に助成金を出してくれるシステムがあり、そこから印刷費などを出していただいています。これは学内の競争的資金なので、学生さんが計画書やプレゼンによって勝ち取ったものです。
内容は、うちの哲学科の名物教授谷川渥氏と舞踏家和栗由紀夫氏の対談と、「美学演習」でおこなったフレスコ制作をとりあげる特集記事に、各自による自由な美学美術史論考を加え、さらに同演習で各自分担してまとめた“美学美術史上重要な15基本文献”の概要紹介記事などで構成されています。美学美術史を学ぶ学生さんにいきなり役に立つような内容です。
順調に行けば完成は来月の予定。できあがったらまた当Blogでとりあげます。
さて同雑誌は前述したように大学からの全面的な支援をえて制作されるものですから、大学の公式HPの哲学科ページからもリンクが貼ってあります。下記はその該当ページ。
ところで、大学HPからのリンクに関してひとこと。
前記事で紹介した 『FONTANA』 に関して、恵泉女学園大学HPからのリンクや関連記事が無いのは、私が同大学から異動してしまったせいです。
その前の学生自主制作雑誌の第一弾 『LUCE』 の時は、恵泉大HPやさまざまな場でとりあげていただいたので、今回このような結果となってしまって、制作した学生さんたちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、『FONTANA』 も 『LUCE』 同様、大学からの支援が無かったら誕生していません。同誌が恵泉大の助成によって制作されたものであることを、ここでもあらためて感謝の意とともに記しておきたいと思います。
February 10, 2011
『FONTANA』 サイト
以前ここでもご紹介した、約一年前にできた学生自主制作雑誌 『FONTANA』 ですが、今日はその公式HPをご紹介します。
このサイトも、雑誌本体同様、学生さんたちが自分で作ったものです。
僕の前任校でもある、恵泉女学園大学人文学部文化学科の学生さんたちです。
三年生のゼミで作ったので、現在は四年生。もうすぐ卒業ですね。
雑誌制作で発揮された高いデザインセンスが、サイトのデザインにもそのままいかされています。
いくつかのページをサンプルとして見ることができるので、ぜひご覧ください。
メンバーが書いているBlogもサイト内にありますよ~
February 06, 2011
2月12日のガイドツアー
来たる2月12日(土)の朝、リソー教育グループさんの主催で、日比谷レオナルド展のガイドツアーをおこないます。
親子25組(50名)のみなさんと一緒に展覧会を観てまわる企画です。レオナルドはお子さんたちにとって良き教材となりうるので、このツアーがなにかしら有益なものとなれば良いなあと思っています。
ご応募はこちらから→リソー教育グループのHP内
February 04, 2011
5日の深夜番組に出演のお知らせ
5日の深夜(日付としては6日になります)、昨年末に一度出させていただいた「ベストヒット LIVE」が、あらためて日比谷レオナルド展をとりあげてくださいます。
前回はスタジオからの放送でしたが、今回は展覧会場をパックン・マックンと一緒にまわります。
「ベストヒットLIVE」 テレビ朝日
2月5日(土) 27:25~28:35
今回も、とても楽しく収録させていただきました。
日比谷レオナルド展もいよいよ終盤。多くの方に楽しんでいただけたら幸いです。
February 02, 2011
ミッツ・マングローブさん一日館長の様子(公式サイトより)
先月26日にミッツ・マングローブさんに一日館長をしていただき、日比谷レオナルド展をご案内したのですが(その時の様子は27日のテレ朝で放映済み)、同展の公式サイトにその日のことがアップされているのでここからもリンクをば。
(特別展「ダ・ヴィンチ―モナ・リザ25の秘密」公式サイト、ブログページ)
【ニュース】1/26はミッツ・マングローブさん一日名誉館長の日でした!!
January 29, 2011
NHK文化センター青山での単発講義について
きたる2月7日(月)、NHK文化センター青山教室で単発講義をするので告知をば。
2月7日(月)、13:00~15:00
「“赤い街”ボローニャ ―諸文化の“交差点”に学ぶ」 池上英洋
これは、地中海学会とのタイアップ企画で、「地中海への誘い 地中海とイタリア。輝く都市と建築を訪ねて」と題された、全10回シリーズのうちの第8回にあたります。
10月から始まった連続講座で、すでに陣内秀信先生(法政大)などが講義なさっています。
まだ4回分残っているので、日付と講師、タイトルを列挙しておきます。
1月31日 赤松加寿江
フィレンツェの都市空間と祝祭
2月 7日 池上英洋
2月21日 片山伸也
シエナ ─絵画と建築にみるシエナの都市美
3月 7日 野口昌夫
ミラノ ─伝統と近代の融合に向けて
どの回からでも受講できます。その場合、残りの回数に応じた受講料だけを支払うシステムのようです。
ボローニャは私が留学していた街で、都市の形成や流派の影響関係などを学ぶのにとても適したモデル都市でもあります。
January 27, 2011
もうひとつ、明日(27日)の番組のお知らせ(こちらは夜)
続けて、同じ27日にはもうひとつ別の番組の告知があります。
夜のTBSの番組です。
「スパモク !! 教科書にのせたい!第3弾!」 TBS
1月27日(木)、19:00~20:54
さまざまな分野の専門家に「あまり知られていない事実」を取材して紹介する番組です。
スタジオに何人か研究者の方も並んでいるのですが、近い分野だとポンペイの専門家として知られる東大の本村凌二先生も参加なさっています。
私はアナモルフォーズ絵画とミケランジェロについて取材をうけたのですが、スタジオ収録日が日比谷レオナルド展のイヴェントと重なってしまったため、スタジオ収録に入っていません。
というわけで研究室でのインタビュー撮りだけで勘弁していただいたのですが、ひとつの件に関しては明らかに否定的なコメントをしてしまったので、まるごとバッサリカットされているかもしれません(笑
放送されるとしたらどこの時間帯で流れるのかも知りません。
そんな状態なのですが、もしよろしければご覧ください。