2009年01月16日

嘘から出た実 蛇口から出たジュース(後編)】

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愛媛へのラブレター

嘘から出た実 蛇口から出たジュース(後編)
〜イケメンのエネルギーを活用したまちづくりへの挑戦〜


私たちは昨秋、イケメン連のメンバーから四人を選び、みかんをPRするためのユニット『愛媛みかん王子』を結成した。愛媛みかんのPRの効果を最大限にあげようとするならば、考えてみて欲しい。デパートやスーパーで日常的にフルーツを買うのは男性と女性どちらだろうか? お歳暮に贈る品の選択権は夫婦のどちらに、より大きくあるだろう? 答えは「女性」で異論はないと思う。ならば、若い女性よりも、ここはむしろイケメンくんがとびっきりの笑顔で「愛媛の美味しいみかんです!ぜひ食べてみてくださいっ!!」(にこっ)とやったほうが、財布の紐はゆるむに決まっている。絶対に(笑)。
 
 しかも、こういうキャンペーン隊は今や全国津々浦々、どんなちっちゃな村にも、どんなマイナーな業界にも存在すると言って過言ではない。つまり存在自体は目新しくも何ともない。そんな中で、より多くのメディアに取り上げてもらうにはどうすればいいだろうか? 答えは簡単「他がやっていないことをやる」ということだ。事実、みかん王子を結成するやいなや、東京、大阪のテレビ局、新聞、出版社が相次いで取材に訪れた。
 
 メディアに取り上げられること、それはより多くの消費者にタダで宣伝してもらえるということ。銀座で千個の試食用みかんを配っても、それは千人へのPR。でも、その様子が記事になり、テレビで流れたら・・・一気に数万、数十万の消費者に「愛媛みかん」を意識づけることになる。いかに多くの消費者に、「ここに、こんなに美味しいみかんがありますよ〜」という情報を印象強く届けるか。すべてはこの点にかかっている。なぜなら、みかんにしろ他の農産物にしろ、消費者は「知らないモノ」は買わないのだから。
 
 安心・安全なおかつ美味しいものをつくり消費者に提供することはもはや当たり前のこと。それをどうやって消費者に知ってもらい、手にとり口にしてもらうか。時代のキーワード(消費者の気分)にどう寄り添い、こちらの伝えたいメッセージ(こだわりや優位性)を届けるのか。ここにもっと知恵を使わなければ、宮崎産品と同じ土俵にあがることすら出来ず、消費者に選んでもらう機会は限られてしまう。「知らない」から「選んでもらえない」。愛媛の実に豊かな農産物を目の当たりにするとき、それはあまりに“もったいない”ことだと思うのである。

ikeren at 22:34│Comments(0)TrackBack(0)

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