2025年1月16日(7号)
数年後に最凶死刑囚と呼ばれる柳龍光と神速KID神野仁が、暗黒遊技場"ゆうえんち"で激突する!
柳は手袋+テグス+石で手作り鎖分銅を作成した!
殺しのDIYだ!
投石器を使用した投石は人体を貫通する威力がある。(戦争の考古学)
鞭が音速を超えるンだし、鎖分銅だって凄いぞ!
紐の長さ10mで秒速6回転すれば377m/sで音速を超える計算だ!
そこまで行かないだろうけど、すごい高速だろう。
さらに柳はテグスを操ることで変幻自在の動きを持たせる。
「草薙」「大蛇」「満月」「三日月」「つるべ落とし」「霞」
技名だけでも少年心が沸騰する!
柳はどんな顔で、この技を開発して命名したんだろう。
けっこう純情なところもありますね。
神野仁は靴を脱ぐ。
脱いだ靴を盾にもするし、テグスを絡めとることもできる。便利だ。
そして靴を柳に投げつけた。
武器には武器だ!
しかも、この靴を脱ぐという行為には、さらなる狙いがある……
反撃の神野だが、動きを柳に読まれて空掌を受けてしまう。
しかし、空掌対策は完璧だ!
肌にぬった撥水パウダーで空掌を一度だけ無効化する!
事前準備はしておくもんだぜ。
長年の恨みが成果となった。
だが、柳はテグス分銅を奪われただけじゃあ無かった。
ひそかに神野に引っかけて、たちまち縛りあげる。
「縛法 土蜘蛛」
テグスで神野を縛りあげた!
こんな技も持っていたのか!
だが、神野は研ぎ澄まされた爪でテグスを切断する!
「ただ伸ばした爪じゃないよ メラミン樹脂でコーティングし」
「限界まで研ぎあげた切れ味抜群の爪さ」
猛禽の爪を持つマスター国松から盗んだ爪技だろうな。
それをさらに発展させた武器だ。
100kgに耐えられるテグスも簡単に切断できる。
これには全世界の加藤清澄が泣いた!
だが、この爪も釣り餌だ。
神野仁の狙いは、別にある。
意識を爪に集中させて、足で空掌を仕掛けた。
足での空掌!
これもマスター国松から盗んだ技だ!
柳龍光と神野仁の闘いは、力と技、そして騙し合いだ。
こういう心理的な駆け引きって、本編バキだと少ない。
みんな、筋肉で解決しがちだからなぁ。
小説時よりも靴の脱ぎかたが自然になっている気がするぞ!
神野仁の策は柳に通用するのか!?
無門よりもちゃんと準備しているよなぁ。
毒手を発展させた、毒足だったら、これで大ダメージだったんだけど。
神野仁の執念は届くのか!?
次回、2/13の11号につづくのである。
週刊少年チャンピオン2025年7号