2012年5月19日(7号)
[第14話]◆解かれた封印

 最強の猛将・呂布が復活し、草間大作と十傑衆は危機をむかえる。
 そこで出したのが逆転の切り札だ。
 はたしてどんな策なのか?
 出てきたのは……

『赤影 参上!!』

 十傑衆のひとり赤影だ!
 って、赤影かよ。
 たしかに強い人だけど、呂布は十傑衆と九大天王の十九人と戦って倒せなかった男だぞ。(12話
 十傑衆がひとり増えたところで勝てないだろう。

 赤影は梁山泊に攻めこんで、逆に封印された。(地球が燃え尽きる日9巻 52話
 だけど、封印されただけで死んでないし、衰弱もしていないぞ!
 死んでいないのはともかく、元気ってのがチョット納得いかない。

 呂布は十傑衆がひとり増えても問題ないと豪語する。
 いっぽうの赤影も呂布が十人いても大丈夫だと言う。
 赤影の能力は"影"だ。
 影になる事ができる変幻自在の能力である。
 いくら強くても力押ししかできない呂布にとって相性が悪いのだ。

 属性の相性か!
 でも、呂布が襲ってきたのは偶然だし、赤影が役に立ったのって偶然だよね。
 たとえ行き当たりバッタリで上手くいっても、成功すれば最初から計画どおりとドヤ顔する。
 軍師・諸葛孔明の手腕を受け継いでいるな。

『くらえ!! 重激 十傑掌!!!』

 赤影が動きを封じ、トドメはみんなで攻撃だ。
 一連の流れはカッコイイのだが、本当に倒せたのか不安がのこる。
 力押し最強の呂布だから、打撃技じゃ倒せなさそうなんだよな。

 とりあえず動きを封じた呂布は置いといて、十傑衆たちはGR-IIとGR-IIIを破壊しようと言いだす。
 たしかに倒せるときに倒しとくべきだ。
 でも、もったいない。
 戦力として非常に魅力的だし、なによりGRシリーズが三体そろうのはロマンがある。

 大作・銀玲・鉄牛の梁山泊派は当然破壊に反対だ。
 しかし、十傑衆は折れない。
 ロボたちを修理する力は、もう梁山泊にもBF団にもないのだ。
 仲間にしても運用していくことはできない。

 ジャイアントロボも事情は同じだよな。
 破壊されたらそこで終了ですよ。
 自己修復装置は、もう使えないよね。
 もし、自己修復装置がまだ使えるのなら、ロボの間で使いまわせば無限に修理できそうだけど。

 いまは仲間になっているとはいえ、梁山泊とBF団だ。
 ながく戦ってきた仇敵どうしで、仲が良くない。
 まさに一触即発の状態だ。
 と、ここでイキナリ赤影が吐血する。

「おのれ よくも やってくれたな… どうだ俺の…"毒の血"は!!!」


 なんと、呂布は毒の血をもっていた。
 ただの力押しだけじゃなく、妙な特殊体質でもあったようだ。
 なんで毒の血なんだろう。

 三国志演義、つまり横山三国志の呂布は裏切りの男だ。
 最初の主であり義父の丁原を裏切り殺し、次の主であり義父の董卓も裏切って殺した。(三国志演義 第三回、第九回)
 そののち、劉備の客将になるのだが、劉備がスキを見せた時に裏切って領地をのっとる。(第十四回)
 敵より恐ろしいのは仲間の呂布だ。
 まさに"毒の血"ですね。

 歴史上の呂布は、主の丁原と董卓を裏切って殺した。
 丁原はただの主だけど、董卓とは『父子の契りを結ん』でいる。(呂布伝
 董卓殺しは呂布も『親子の間柄だから』と渋るなど、結構本格的な関係だったようだ。けっきょく殺すんですけど。
 養子の間は董布とでも名乗っていたんだろうか?

 その後、袁術の所にいくが『袁術は彼の変節ぶりを憎み、拒否して受け入れなかった。』
 で、今度は袁紹のところに行く。呂布は大活躍で働いてくれるが、乱暴者なのであつかいにこまる。
 意外と空気が読めた呂布は袁紹のところから出て行くことにした。
『袁紹は今度は自分がひどいめにあわされることになるのを恐れ、刺客をやって呂布を闇討ちしようとしたが、失敗した。』
 実績があるから、信用されていませんね。
 「呂布の忠誠心は100でも危ない」の法則は当時も健在なのだ!

 その後、呂布は張邈(バク)と陳宮に呼ばれて、曹操裏切り軍に加入する。
 で、気がついたら裏切り軍の主将になっているんだよね。
 それだけ呂布の名声が高かったのだろう。
 これも乗っ取りの裏切りだろうか?(呂布と張邈(バク)は一応親友です)
 劉備を裏切って乗っ取るのは、だいたい同じ。(呂布と劉備は一応義兄弟です)

 実に見事な裏切りの人生だ。
 それだけに信用もされていないし。
 乗っ取られた劉備はどれだけマヌケだったんだろうという話だ。
 もっとも劉備にもイロイロな事情があったと推測できますが。
 体内に入れると死ぬ。毒の血ってのは、呂布に似合った特殊体質かもしれない。

 復活の呂布に十傑衆は蹴散らされる。
 凶刃が次に狙うのは大作だ。
 ヤバし、死ぬ!
 と言うところで割って入ったのが美女担当の銀玲だ。

『弾丸が…』
『呂布の体内(なか)から…!??』


 大凶の呂布が凶弾に倒れる!?
 これは銀玲の能力なのだろうか。
 OVAのジャイアントロボに出てきた銀鈴はテレポートの能力を持っていた。
 こっちの銀玲も似たような能力をもっているのかも。

 弾丸を呂布の脳内に飛ばし、中から飛び出させる。
 さすがの呂布もこれでダウンか?
 でも、呂布のことだから脳なんて飾りです! と言い切って普通に活動しちゃいそうだなー


------
・おまけ 新刊情報
範馬刃牙 34 (少年チャンピオン・コミックス) 範馬刃牙34巻が5月8日に発売される。
脳の起こり勝負に始まり、ナデナデ地獄と予想外の展開が止まらない!
34巻は275話から283話まで!

ジャイアントロボ(2)~バベルの籠城~ (チャンピオンREDコミックス) ジャイアントロボの最終章「バベルの籠城」の2巻が発売だ!
少年王ビッグ・ファイアの登場で長かった回想も終わり、大作の新たな戦いがはじまる。
2巻7話から12話まで。

エクゾスカル零(2) (チャンピオンREDコミックス) 山口先生の最新作『エクゾスカル零 2巻』が、発売される!
想像を絶する強化外骨格(エクゾスカル)同士の死闘もついに決着か!?
発売日は3月19日です。収録は第七歌から第十三歌まで。

どげせん 3巻 (ニチブンコミックス) ついに最終巻である『どげせん3巻』が、11月28日発売だ!
土下座感の不一致により、瀬戸の土下座はここで終了だが、土下座道はまだつづく!
収録は17話から25話まで!

新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS) 原作『新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編』が9/21に発売される。
長田が久しぶりに登場し戦う。
そして丹波文七も驚天動地の大失態プレイから立ち直って(?)リングに帰ってきた。
相手はジャイアント馬場的ポジションのカイザー武藤だ。丹波は勝てるのか?
感想書きました。「新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編」感想