2016年1月14日(7号)
第4部 第92話「責任感」 (1071回)

 主人公・範馬刃牙の父親は『地上最強の生物』の異名を持つ範馬勇次郎だ!
 まさに最強の遺伝子を持っている。
 最近、出番ないけど。
 遺伝子の持ち腐れだ。

 刃牙の異母兄であるジャック・ハンマーも とうぜん勇次郎から最強の遺伝子を受けついでいる。
 そのジャック・ハンマーが緊急参戦だ!
 二度目の骨延長手術で243cmの巨体を手に入れたんだけど、大丈夫か? それで。
 ハンパな巨人は噛ませ犬と相場が決まっている。
 巨大化したジャック243cmは生き残れるのか!?(すでに悲観的な感想)

 ジャックは、鯉にエサをやる徳川さんの横に立っている。
 普通にジャックもエサを受けとっているぞ。
 さすがにエサをあげていないが、普通の行動が絵にならない男だ。
 ジャックがパジャマを着るだけで、なんか可笑しいし。
 非日常に生きるのがジャックなのである。

 ドーピング戦士でもあるジャックだけに、親切心でエサに薬を混ぜたりしなきゃ良いんだけど。
 鯉がマグロのように巨大化して暴れだしたらどうしよう。
 そうなったら、ジャックがドーピング巨大鯉とファイトしそうだ。
 動物虐待は範馬一族の宿命である。

 徳川さんはジャックに本部と戦うように言う。
 衝撃発言に、ジャックははやくも冷や汗を流している。
 戦う前から発汗するだなんて……
 ジャック、そりゃ負けパターンの汗だぞ。

「このワシも」
「おぬしジャックも」
あの本部以蔵なる人物の正体をまるで理解(わか)っていない!」


 最近の本部株は急上昇している。
 徳川さんも、ジャックも、勇次郎も、読者も、真の本部をまだ知らない。
 金竜山に良いとこなく敗北した本部は、本部のごく一部でしかなかった。
 勇次郎に日本刀を折られて心も折れた本部も、すべてじゃない。(バキ18巻 156話

 武器を装備した本部が強いことはワカる。
 しかし、武器アリ本部を過大評価しすぎじゃないだろうか。
 あまり期待値を上げると、落ちた時のダメージが大きくなりすぎるぞ。
 やっぱり本部はこの間の山籠りで強くなった説かな。

 ジャックは武装したチンピラと戦った経験がある。
 もちろん楽勝だ。
 刃牙だって自衛隊レンジャーや、街の武装不良と戦っている。
 高い戦闘力があれば武器相手でも素手で勝てるのが範馬一族だ。
 ジャックは、相手が武器アリ本部でも問題なく戦うぞ。

 徳川プロデュースの 本部vsジャックは、試合場の外で行われる。
 夜の公園での遭遇戦、ルールは前田光世方式だッ!

「このルールは かの「ブラジリアン柔術」の始祖」
「講道館柔道の古豪コンデ・コマこと前田光世が提案したものじゃ」

「相方共に普段着のまま」
「公園を散歩する」
「2人が出逢うその時まで」
「散歩は続く」
「出会う」
「試合開始」

 前田光世が時のレスリング世界ヘヴィ級チャンピオン「ロシアのライオン」ハッケン・シュミットに勝負を挑んだ時に提案したのが、この方式だ。
 いきなり勝負を持ちかけた前田に対しシュミットは大人の対応をする。

「アナタ柔道ナンバーワン」
「ワタシ レスリング ナンバーワン」
「ソレデ イインジャネ?」


 世紀の一戦は残念ながら実現しなかったのだ。
 大人の対応ってのは、この問題の本質である。

 夢枕獏によると、前田がシュミットに試合を申し込んだが、ルールの折り合いがつかなかったらしい。
 柔道家の前田は柔道衣を着用したジャケットマッチを望む。
 レスリングベースのシュミットは裸での戦いがしたい。
 互いに得意分野で戦いたいので、ルールが決まらなかった。
 そこで前田が提案したルールが上記の通りだ。
 裸で戦いたいなら、公園の中で脱げば良い。

 これは武術とスポーツの違いだ。
 武術は日常の中にある。
 だから服を着た状態を想定しているのだ。
 スポーツはお祭りのように、特殊な場で行う。

 路上でケンカになったら服を着たまま戦うだろ?
 と、前田は柔道の武術性を強調したかったのだろう。
 ちなみに、花山はスペックとの戦いで服を脱いでいます。
 服が破れる 取り返しのつかない脱ぎ方で。
 裸は、花山の日常だ!

 さて、ジャックは夜の公園を歩いている。
 いつ どこで本部と遭遇するかわからない。
 まさに試合ではない実戦の勝負だ。

 しかも、本部は何らかの武器を装備している。
 なにが飛びだすかワカらないぞ。
 さすがに三度目の煙幕はないと思うけど。

 ついにジャックは本部の姿を発見した。
 逃げも隠れもしない。
 夜の公園で戦士2人……………、勝負でしょう。

 本部は右手をポケットに入れたままだ。
 左手でタバコを吸っている。
 刃牙が本部の道場へ見学に来たとき、本部はタバコを武器にしていた。
 今回もタバコを武器にするのか?

 って、タバコ投げた。
 マナー悪いな、オイ。
 いや、このタバコも本部の策略かも。
 そして、ポケットに入れている右手が気になる。
 いったいナニを隠しているのか?

 本部以蔵 vs ジャック・ハンマー!
 武器・噛みつき・ドーピングなど、格闘士たちのなかでも異端な二人が戦う。
 この勝負は、どっちが勝つのか読めない。
 はたして最後に立つ者は、どちらなのか?
 次回につづく。


 本当に始まってしまいましたよ。
 まったくもって勝敗の行方がワカらん。
 話の流れとしては本部が勝ちそうだけど、普通に考えたらジャックが勝つだろう。
 本部の勝つ姿が、スッキリ思い浮かばない。

 ジャックと本部はアウトローなところが似ている。
 かなり反則気味なドーピング・噛みつき・人体改造をしてジャックは強くなった。
 本部も普通は許されない武器の使用で強くなる。
 この二人は、勝っても祝福の量が少なさそうだ。

 また、二人は最凶死刑囚に勝った点も共通している。
 ジャックはシコルスキーに勝った。
 本部は柳に勝っている。
 最凶死刑囚にも負けないアウトローっぷりが二人の共通点だ。

 ジャックは勝つためなら、手段を選ばない。
 本部だって、手段を選ばなければ刃牙や勇次郎すら煙にまける。
 この二人の戦いは噛みあいそうだ!

 手段を選ばないジャックは、本部に負けたら弟子入りするんだろうか。
「武器ヲ使エバ、俺ダッテ!」
 いや、やっぱり手段は選んだほうが良いかもしれない。
 ジャックは身長のばした時点で失敗しているかもしれないが。



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新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS) 原作『新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編』が9/21に発売される。
長田が久しぶりに登場し戦う。
そして丹波文七も驚天動地の大失態プレイから立ち直って(?)リングに帰ってきた。
相手はジャイアント馬場的ポジションのカイザー武藤だ。丹波は勝てるのか?
感想書きました。「新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編」感想