2017年4月6日(19号)
第4部 第152話「瞬斬」 (1131回)

 現代によみがえった剣豪・宮本武蔵とSTAT(特殊戦術急襲部隊)が激突する。
 だが、銃に不慣れなSTATは発砲できない。
 このまま武蔵に全員斬られてしまうのか?
 まあ、最終的に全滅するンだろうけど、せめて一発ぐらい銃弾を当てて欲しい。
 う~~ん、STATは精鋭なのに期待値が低いな。

 武蔵は、最初に隊長の島本頼至を斬った。
 隊長を失い混乱するSTATにヒット・アンド・アウェイで、少しずつ隊員を削っている。
 武蔵の攻撃に恐慌し、STAT隊員たちは動けない。
 平和な時代を生きてきた日本人は、実戦で戦えない体質になっているのかも。

 隊員は10人はやられたと思っている。
 数えてみたら、前回で少なくとも13人が斬られていた。
 被害を少なく見ているのは、状況を把握できていないって事だろう。
 これは気がついたら、立っているのは自分だけって状態になりそうだ。

「広がれッッ」
「離れろッッ」
「車両から離れろォッッ」

『ここに一人の男が気を吐いた』
『警部 田沼彦二』


 スキンヘッドのSTATナンバー2が指揮を引きついだッ!
 おおっ、ついに命令らしい命令がでたぞ。
 やっと鍛え抜かれた精鋭部隊らしさを発揮するか?

 田沼副長の命令は次の通りだった。
 1号車から6号車(に搭乗していた部隊?)は車両前方に移動する。
 のこりの7号車から12号車は車両後方で待機のままだ。
 2人以上で一組をつくり、車両のスキマを前後から確認する。
 銃撃すべき場所は脚だ。

「膝から下を狙えッッ」

 前回感想で書きましたが、ヒザから下を狙うのはチョット考えれば思いつく方法だ。
 STATがやっと、本気を出す気になり始めたような空気を感じます。(きわめて曖昧)
 なんか、いままでグルグルパンチやノーガード両手ブラリ作戦で戦ってきたボクサーがちゃんと構えてジャブを打ってきたような感じだ。
 このジャブ、まるでジャブのように速いッ!

 でも、この命令も次善の策ですらないんだよな。
 おとなしく全員斬られるまで待機、よりズッとマシだけど。
 現在における最大の問題点は、武蔵を見失っていることだ。
 なんで武蔵を見失っているのかと言うと、自分たちが乗ってきた装甲車が障害物になっているためである。

 だから、最初にやるべきなのは装甲車を移動させることだ。
 12台を、互いに離れたバラバラの位置に移動させる。
 最初に、屋根に武蔵が居るかどうかをヘリコプターから確認だ。
 で、10人とか20人で隊を組んで、装甲車に武蔵がひそんでいないか一台ずつ確認する。
 問題の無い装甲車は、あとで利用されないようにさらに遠くへ移動させよう。
 これなら武蔵を確実に発見できる。と考えるが、どうか?

 装甲車が生みだす死角が武蔵に利用されている。
 ワカっちゃいるけど、やめられない。
 田沼副長は屋根のチェックを指示していなかった。
 で、武蔵は屋根にいた。
 ああ、やっぱり。

 チャンピオンの名作『魔界都市ハンター』でも、実力者のモヒカンが上空への警戒を失念して不覚をとったことあったよな……。
 つまり人間は上空からの攻撃に弱い。
 あのバランスのいい山本選手ですら、中空からの攻撃に反撃できなかったッ!
 そうなると、ヘリから武蔵を狙撃すれば問題解決ですね。

 上空から先手を取ったのは武蔵であった。
 武蔵が吉岡一門と戦った時、先に来て隠れていて、吉岡の大将が来たところに不意打ちかけて斬ったエピソードを思わせる攻撃だ。
 宮本武蔵の魔剣が田沼副長を頭から股まで、両断するッ!
 せっかくマシな行動がとれたのに、指揮官をまた失った。
 足を撃とうと、ついに一人が発砲するが数が足りない。
 武蔵が反撃のヒザ蹴りで撃沈する。

 そして、武蔵が二本目を抜刀したッ!
 宮本武蔵の二刀流だッ!
 なかなか本気を出せないSTATに対して、武蔵は本気の本気で攻める。
 園児が学芸会のためにやっている練習と、プロの役者が大劇場でもっとも緊張する初日に向かう、ぐらいに本気の差があるぞ。
 STATは、このまま全滅一直線か?
 次回につづく。


 あいかわらず、真剣に戦わないSTATだが、少しはやる気になったようだ。
 でも、作戦を今思いついたようにしゃべっているけど、事前の演習をやっていなかったんだろうな。
 なにごとも準備は大事ですよ。

 武蔵は武蔵で、ついに本気の二刀流だ。
 今週の『少年ラケット』でも二刀流が出てきてシンクロニシティーだぞ。
 あと、今週のチャンピオンは「座っているのに勃(た)ってる」状態シンクロニシティーもあったが、刃牙道と関係ない。

 精鋭のSTATだけど、実戦経験が無いから本番に弱いんだろうな。
 武蔵みたいに、超実戦派の人から見たら初心者をイイように斬っている感覚なのだろう。
 上空にいるヘリコプター2機が、もうすこし働いてくれたら助かるんだけど。
 下を見ながら「STATの連中、屋根に武蔵がいると知らず、車の下をのぞきこんでいるよ」と笑っているんだろうか?

 縦割り組織は連携をとれず、能力を発揮できない。
 と言うのは日本のお役所に限らない現象だ。
 中国の清も、末期ごろには軍が弱体化し「敗不相救(負け戦の時に助け合わない)」という問題があったらしい。
 隣の部隊が敗走していても、ヘラヘラ笑って見ているだけだったとか。(中国の大盗賊
 地上部隊とヘリコプターだと管轄も違っていそうだし、仲間意識が弱いのかも。

 しかし、このSTAT(スタット)は本当に精鋭なんだろうか。
 実戦投入していなかったから、幻の精鋭部隊になっていたのかも。
 まさか、本当に出動するときがくるなんて想像もしなかった、って感じで。

 あと、発音がSTAP(スタップ)細胞に似ているのが不吉なのかも。
 人間のクローンとか何とかで、悪い方向にシンクロニシティーしているのかもしれない。
 STAP(スタップ)細胞は、あります!
 STAT(スタット)部隊は、撃ちます!
 ……いつか逆転する日がくるのだろうか。

週刊少年チャンピオン2017年19号 [雑誌]
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日本で武蔵が活躍しているころ、米国では大統領選が決着していたッ!
そうなったら、とうぜんアレですよ!
とにかく服を着ようや。
16巻は135話からッ!

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感想書きました。「新・餓狼伝 巻ノ三 武神伝説編」感想

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