2017年5月11日(24号)
第4部 第156話「お迎え」 (1135回)

 現代によみがえった宮本武蔵を止めるため、喧嘩師・花山薫が立ちあがったッ!
 なんか、ダマされている気がするんだけど良いのか、立ちあがって良いのか?
 でも、損得ぬきで人のために尽くすのが任侠道なのかも。

 宮本武蔵は危険な相手であり、冗談ヌキで斬殺してくる。
 何度も斬られたり撃たれたりしながらも素手で勝ってきた花山だが、剣豪クラスと戦った事はないハズだ。
 そもそも現代日本に、もう剣豪は居ない。
 未経験の戦いは、かなり不利だ。

 ただ、花山の握力なら餓狼伝・丹波文七流の真剣白刃取りだってできるだろう。
 勇次郎もやっていたし、たぶん花山もできる。(10巻 83話
 それに、本部が武蔵に勝ったんだから、花山だって勝てるよね!(最近発見した魔法の言葉)

 さて、花山の腹心・木崎は徳川さんに呼びだされていた。
 格上が格下を呼びだす。これが世界のルールですな。
 さすが徳川さん、偉そうだ。
 みんな、この人がこの騒動の首謀者です。
 反省して、徳川さんのほうから出向いても良かったんだぞ。

 で、徳川さんは例の武蔵はクローンの本物だと言う。
 クローンは漫画・アニメ・小説・映画の定番ネタだから、小学生でも知っているぞ! もはや説明不要!
 疵面(スカーフェイス)でも、クローンやろうとしていたし。疵面5巻 32話
 もっとも、知識と現実ではかなり差がある。
 二足歩行ロボット兵器は知っていても、実物のロボットが作成されていないように。

 武蔵が本物であると知らせて木崎をビビらせた徳川さんは、さらにダメ押し情報を伝える。
「烈海王がブッだ斬られとる」
 木崎の顔面が汗まみれになった。
 血の気が引く音が聞こえるかのようだ。
 木崎が期待通りのリアクションをして、徳川さんも満足だろうな。

 徳川さんは、もっと積極的に事態をおさめるように動いてほしい。
 あと、烈のことを他人事のように話すもの印象悪いぞ。
 徳川さんは都合の悪いことを全部かくすつもりなのだろうか。
 最近は徳川さんの信用度が低下しているけど、ますます下がった。

 というか、木崎は烈の事を知らなかったのかよ!
 もちろん花山も知らなかったらしい。
 刃牙たちは誰も花山に伝えなかったのだろうか?
 いや、伝えていないから知らないんだろうけど。
 思っていたより、みんな冷たいな。

 そもそも花山と烈はどれぐらい親しかったのだろうか?
 死刑囚編では地下闘技場代表として、いっしょに戦った。
 でも、顔をあわせた時間は短い。
 やっぱり、あまり親しくなかったのだろう。

 中国武術は反権力な秘密結社と密接にかかわる歴史がある。
 烈が初登場の時は、当時英国領だった香港から来たと紹介されていた。
 海外での華僑ネットワークや裏社会と関係があったと考えられる。
 だとすると、花山とはヤクザ同士で競合する立場だったのかもしれない。
 花山と烈は、誤解されないように意図的に距離をとっていたのかも。

 木崎の報告を聞き、花山が目をむく。
 汗を流していないのはさすがの胆力だが、やっぱり驚いたようだ。
 花山も烈海王の強さはしっかり知っている。
 烈も花山の握力がスゴいことは知っていた。(バキ23巻 200話
 花山と烈は、親しくないが強者としてお互いの事を意識していたのだろう。

「裏 取りました」
「壮絶な……」
「まさしく壮絶な…」「見事な……」
「ご立派な……」
「散り際だったと……」
「徳川の御老公が仰ってました」


 裏、取れてねェッ!
 それ、徳川さんの話だけじゃないかッ!
 あの人は、いま現在 地球でイチバン信じちゃいけない人だ。
 なにしろクローンのことを、ごまかして話しているっぽいし。

 木崎は、けっこうお人よしなんだろうな。
 徳川さんの言葉にダマされちゃって。
 花山もお人よしなんだから、せめて腹心の木崎は疑り深くなってくれないと。
 組織を運営するためには、部下に嫌われるようなこともしなくちゃいけない。
 そういう汚れ仕事をやるのがナンバー2ですよ。
 花山組の経営がちょっと心配になった。

 ただ、この未確定でゴマかされているような情報伝達は何なのだろう。
 なんか烈海王がひそかに生きているような期待をしてしまうが。
 徳川さんと鎬紅葉が手を組んで、意志を持たない人間兵器を作っていたというオチはカンベンして欲しい。

 クローン武蔵は、魔拳・烈海王を倒すほどの手練れだ。
 それを聞いた花山の手から血がしたたる。
 盟友のカタキと知って拳に力が入ったのか?
 それとも、純粋に強者と戦いたいという喧嘩師の血がさわぐのか?
 とにかく、花山の闘争本能に火がついたようだ。

 相手は戦うには危険すぎる本物の宮本武蔵である。
 だが、花山は危険を承知で戦うつもりだ。
 自分の手が傷つくほど、つよく硬く拳を握っている。
 花山は、その超握力ゆえに「本気で拳を握ったことがない」という説があった。疵面1巻 1話
 自重で自らが崩壊・圧縮するブラックホールのように、自らの握力で拳が砕ける可能性があるのだ!

 今度の花山は、自壊の必殺技ブラックホールパンチを使用(つか)うのかッ!?
 いや、名前を克巳のマッハ突きとそろえるならブラックホール突きかも。
 ちょっと語呂が悪いんで、暗黒超重拳とか無明崩壊拳とか。
 名前については、実際に技が出てきて名無しだったら考えましょう。

 花山組の捜査網は、渋谷から新宿へ移動している武蔵の姿をとらえている。
 いまどき二本差しの人が歩いていたら、めだちまくるぞ。
 Twitterとかをちょっとチェックしたら、リアルタイムで居場所がわかりそうだ。

 このあたりは花山の縄張り(しま)だそうで、さっそく花山が出迎えにいく。
 背中に彫られた侠客立ちの刺青とフンドシのみを身につけて、花山薫が動きだす。
 さすがに、ほぼ全裸で外に出るのはマズいのか上からコートをはおる。
 って、それは変質者の恰好っぽくなっているぞ
 コートの前をあけたらほぼ全裸、略して「ほぼぜん」だッ!

 武蔵に会う前に、不審者として通報されないか心配になる。
 花山の言う通り、最短・最速で現場に向かわねば。
 ここまでやったんだから、もう後戻りできない。
 抜身の刃を振るう宮本武蔵と、抜身な生身で戦う花山薫が激突するぞッ!
 次回へつづく。



 さすがにこのファッションは、ツッコミ待ちなんじゃないかと疑ってしまう。
 いや、花山のことだから天然なんだろうけど。
 こういう時に木崎が止めないでどーする。
 なんのために国立大学(こくりつ)を出たんだッ!(学歴 関係無い)

 ソデに腕を通していないので、これは最短・最速で脱げる。
 武蔵が抜刀する速度に対応して脱ぐにはには、この着こなししか無いのだッ!
 そう考えれば変質者と間違えられそうな格好も実戦向きに見えてくる。

 花山がスペックと戦ったときのように、服を破り捨てるんじゃダメなんだろうか?
 時間がかかるし、止めといたほうが良いんだろうな。
 それに武蔵が「花山敗れたり。勝って帰るつもりなら、なぜ服を捨てた!」と言って動揺させようとするかもしれない。
 もっとも、服着て帰れるように脱いだら「花山敗れたり。決死の覚悟無くして、我に勝てると思うたか!」みたいに言われそう。
 問答だと勝てそうに無いんで、花山は無口をつらぬいた方が良いぞ!


週刊少年チャンピオン2017年24号 [雑誌]
週刊少年チャンピオン2017年24号

------
・おまけ 新刊情報
刃牙道(16): 少年チャンピオン・コミックス 刃牙道16巻が発売される!
日本で武蔵が活躍しているころ、米国では大統領選が決着していたッ!
そうなったら、とうぜんアレですよ!
とにかく服を着ようや。
16巻は135話から143話までッ!
※ 連載時とコミックス時では話数が違っています

新・餓狼伝 巻ノ三 武神伝説編 (FUTABA NOVELS) 『新・餓狼伝 巻ノ三 武神伝説編』で、ついに松尾象山と磯村露風の出会いが語られる。
丹波文七も、梶原も、そして姫川も動きだす。
この風呂敷は、どこまで広がるのか?
感想書きました。「新・餓狼伝 巻ノ三 武神伝説編」感想

バキ外伝疵面 7 (チャンピオンREDコミックス) バキ外伝疵面7巻が発売だ!
ついにグランドマスター編も決着するぞ!
そして非日常な日常にもどる。
46話から53話まで!

真・餓狼伝 6 (少年チャンピオン・コミックス) 真・餓狼伝6巻が発売された!
真なる餓狼の伝記もこれで最後だ。せまる丹水流の闇に、丹波親子は対抗できるのかッ!?
最終巻は47話から!

獅子の門 鬼神編 (カッパ・ノベルス) 獅子の門 鬼神編が発売される!
ついに完結!
羽柴彦六と久我重明の死闘があるらしいぞ!
なんか主人公の少年たちの名前があまり出てないけど、完結なのにそれでイイのか?

バキ外伝 拳刃(1) (チャンピオンREDコミックス) バキ外伝拳刃1巻が発売だ!
若き日の愚地独歩がやっちゃイケないような技で暴れる!
基本的に必殺だから敵は再起不能だぞ。教育的に良くないから秘密だ!

バキどもえ(2) (少年チャンピオン・コミックス) 板垣先生公認の刃牙パロ『バキどもえ 2巻』が、発売だ!
梢江いじりは止まらず、漢キャラは萌え化が止まらない!
刃牙は生きのこれるのか!?

謝男(3) (ニチブンコミックス) 土下座・新伝説『謝男(シャーマン)3巻』が発売される。
土下座の男・拝にたいし、謝らない女が登場する! この勝負、どこに転がる!?
3巻は11話から。