2018年2月1日(10号)
第4部 第190話「おさばら」 (1169回)

 範馬刃牙vs宮本武蔵は武蔵優勢で戦いが進む。
 が、ここにきて刃牙が武蔵に刀を手渡し、自分も刀をにぎる。
 追いつめられた刃牙が相手の土俵にのってさらに自分を追いつめたッ!
 やっぱ、変態の考えることは理解(わか)らん。

 長年、刃牙を観察していた私ですが理解(わか)らない。
 宮本武蔵も理解(わか)らんようだ。
 武芸者として超一流の宮本武蔵にも理解(わか)らん。
 つまり、刃牙の行動は武術的じゃないのだろう。
 やっぱ、ド変態だな(確信)!

「本身も抜かぬまま」
「屠っちゃ気の毒すぎる」

「ここで」
「アンタとおさらばするつもりで来た」


 劣勢の刃牙が武蔵にほざくッ!
 謎の上から目線に、オリバ、柴千春、郭海皇、鎬兄弟、愚地克巳たちが、みんな驚愕する。
 さすが刃牙よ。観客を謎セリフだけで汗ダラダラにさせてしまう。
 刃牙の絶頂変人っぷりは、仲間内でも浮いているんじゃないかとチョット心配になってしまう。

 この発言で刃牙は武蔵に頭の心配をされる。
 武蔵は刃牙の事をよく知らない。
 だから、刃牙がたまに意味不明な妄言をはく人物だと知らないのだ。
 刃牙の発言をあまり正直に取らないほうが良いですよ。

 ところで、今回のタイトルは「おさばら」だ。
 「おさらば」ではない。タイトルだけ誤字っているようですね。
 前回のタイトルも「修行観」なのに、作中セリフだと「修業観」で、どっちが正解だよって感じでしたが。
 刃牙の言動にタイトルまでも翻弄されている!

 武蔵は死ぬわけにいかず、斬り登って出世すると言い切った。
 刃牙は出世など無理だと思っている。
 でも、武蔵はすでに斬り登って出世しているのだ。20巻 172話

 多数の警官を死傷させたことは無かったことになっているようだ。
 すでに警察の対応も「容疑者への尾行」から「重要人物の監視と護衛」になっているっぽい。
 とりあえず今現在では斬り登って出世したんだし、今後も出世できるんじゃなかろうか。

 武蔵の出世という現実を否定し、刃牙は武蔵が現代に居ちゃダメだと断言する。
 刃牙はリアルシャドーでこの先の展開をシミュレートしたのだろうか?
 常識的に考えたら刃牙の言う通りなんだけど、現実に出世したと武蔵は思っている。
 客観的に見ても、武蔵の待遇はかなり良くなった。
 状態の良い今のうちに武蔵には退場してもらおうという事かも。

 刃牙は得意のコピー能力で、武蔵の握りを再現する。
 だが、刃牙は斬らずに投げたッ!
 言っていることもワカらんが、行動も投げ槍……じゃなくて、投げ刀で変則的だ!
 しかし、蠅をハシでつまむことができる武蔵は当然のように刃を右手でキャッチする。
 意表を突けたようで、突けていないぞ。

「武蔵さん 信じていたよ…」
「アンタならきっと止めるッッ」
「結果――――」
「両手とも塞がってくれる……ッッ」


 左手に鞘に収まったままの大刀をもち、左手に刃牙が投げた小刀を握る。
 たしかに今の武蔵は両手がふさがっているぞ。
 そのスキを狙って刃牙が飛び蹴りだァ~~ッッ!

 久しぶりに刃牙の有効打だ。
 しかし、汚いッ!
 超ダーティープレーだ。
 もっとも武の世界じゃ、卑怯も武の内だし、アリなんだけど。

 なんか印象が、まともに戦ったら勝てないから反則使いましたって感じだ。
 主人公らしくないというか、異質な存在を屠るっていう手段がそれかよと言うか。

 しかし、この場合だと勝たないとどんな主張も通らない。
 力なき正義が無力とならないためにも勝たねば。
 実力で負けているんだから、これも仕方が無いのか。
 美しくないけど。

 しかし、武蔵もこの程度の奇襲に後れを取るとは、ニブったか。
 鞘ごと受けるとか、体さばきでかわすとか、方法はあるのに。
 キャッチと言う難しい動作をした直後で気がゆるんでしまったのかも。

 武蔵の頭から意識(?)が抜けだし、大の字にダウンだ!
 刃牙は投げつけた小刀をふたたびキャッチし、武蔵を見おろす。
 うむ、刃牙が調子コいてますね。
 増長王子の復活だ。

 ふたたび優位に立った刃牙は、凶器を手にしてどーするのか?
 意識を飛ばして無抵抗な武蔵に斬りつける容赦ない手に出るかもしれない。
 それとも、素手になっている武蔵に寝技をかけるのも良いだろう。
 最大のチャンスを得た状態だが、刃牙はこの好機をイカせるのかッ!?
 次回へつづく。


 セコイが有効な奇襲で刃牙が優位にたつ。
 これは刃牙の仲間内から どういう評価を受けるのだろう。
 卑怯技については みんな容認派だろうな。

 でも、これで決着がついちゃったら、闘技場内でもかなり議論がわきあがりそうだ。
 最終的に油断した武蔵が悪いで済むんだろうけど。
 いつの時代も、どの場所でも、油断を誉めてくれる人はいない。

 意識が飛んでしまったような武蔵だがコレで終わったりしないだろう。
 なにしろ、優位に立った刃牙がすでに油断しているっぽいからだ。
 次の油断は刃牙の番だぞ!


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