けっこう前に読み終わっているんですが、小説・餓狼伝の感想です。
 今回のは刃牙とも少し関わっていますね。

 カイザー武藤との激闘を制した丹波文七に新たなオファーがある。
 闇試合である闘人市場のレフリーをやらないかと言う誘いだ。

「おまえさん、ふたりの試合を見たくはないかい」
「それも、一番近くでだ」

 と言うワケで丹波文七は今回戦わずにレフリーです。
 その試合は磯風露風vs姫川源三だ。
 曲者オッサン対決だぞ!

 姫川源三は例の菊式で毒を使うらしい。
 厳重なチェックを潜り抜けて姫川源三は菊の花を咲かせることができるのか!?
 この辺は見事なトリックというか、上手い罠を考えますね。

 で、レフリー丹波だけど闇試合だから、みんなレフリーすら武器にしようとしている!
 丹波君はレフリーやってても弄られる運命なのか。
 でも丹波もレフリーだけど負けていないぞ!
 カイザー武藤に勝ってからの丹波はなんか若返ったというか、良い意味で吹っ切れた感じですね。

 試合とは別に姫川源三は秘伝書『秘聞帳』を持っていて、その秘伝書争奪戦が最近のテーマだったんですが、今回問題解決しちゃった。
 今時、秘伝とか暗殺の歴史も無いでしょうと、当然と言えば当然のことを言いだす。
 でも昔やった悪事が世間に広まると風聞が良くない。
 という事で公開焼却処分されてしまう。
 たしかに日本史の貴重な資料なんだけど、どこまで本当かわからん資料だし、これもアリだろうな。

 そして、格闘技のイベントをやることが発表される。
 これは餓狼伝・最大トーナメントか!?
 ついに餓狼伝の最終局面に入るらしい。
 こりゃ、今までの猛者が勢ぞろいしてフィナーレを飾りそうだ。

 丹波と姫川勉はもちろん出るだろう。
 堤城平も退院しているぞ。
 磯村露風も刺客を送り込んでくるだろう。

 さらに謎の新キャラも出てきている。
 無銭飲食のオッサンはともかく、覆面忍者・葛城流忍術の猿神跳魚(さるがみとびお)は葛城流と言うだけに葛城無門との関係が疑われる。
 葛城無門が二十歳ぐらいのとき182cm 90kg強だったが、猿神跳魚は183cm 102kgだ。
 成長期は終わったが筋肉をつけたと考えれば同一人物かも。

 とにかく、秘伝書争奪戦も解決し、餓狼伝は決着へ向けて動きだした。
 グレート巽はイベントに出場するだろう。
 しかし、松尾象山はビッグネームすぎて出場しにくいだろうな。
 優勝賞品の隠し副賞が松尾象山への挑戦権だったりして。


 「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」感想で『地下格闘技大会』の存在が明らかになった。
 で、やっぱり夢枕獏が妄想を刺激されたらしく、生まれたのが『闘人市場』ですね。
 これはバキ外伝『ゆうえんち』の『ゆうえんち』と同じものだろう。
 同じ地下試合を別の名前で呼んでいるだけだ。
 今回の餓狼伝は『獅子の門』から久我重明がチョイ役で出てきた。
 やっぱり、地下試合への案内人は暗器の重明なんだな。

 それと、平直行『格闘技のおもちゃ箱』の帯は夢枕獏が書いている。

 試合前の作戦会議のシーンなどは、ぼくも勉強になった。と書いているんですけど、違う所で影響受けたようですね。
 平直行は前田日明に次のように言われた。
「お前にいつも、誰よりも近くで世界のトップの試合を見せてやる」
「平、リングスでレフェリーをやれ」
「そうして毎回世界のトップを近くで見ておけ」

 こりゃ、丹波も良い経験できたワケだ。
 悩みも無くなり、今の丹波文七は燃えたぎっている。
 このまま最終決戦に突入か!?