大塚明夫氏+津田健次郎氏トークショー (19/1/30)

 今週の『バキ道』はお休みです。
 と言うワケでもないですが、『バキ原画展』で開催された大塚明夫氏+津田健次郎氏トークショーのレポートを書きます。

 TVアニメ『バキ』で範馬勇次郎を演じた大塚明夫氏とシコルスキーを演じた津田健次郎氏が、バキの裏話をする!
 実際は司会者を含め三人が喋っているので、話が飛んだり それたりしていたんですが、その辺はまとめて雰囲気を伝える感じで書きます。

 司会者の紹介で津田健次郎氏、大塚明夫氏の順で出てくる。
 大塚さんはなぜかスキップで登場し、裏声で自己紹介だ。
 となりに『モブサイコ100』のイベントもあったんですが、大塚明夫氏演じるエクボ風の裏声でした。

 まずは、好きなセリフやシーンと演じるうえでのエピソードを順番に語る。
 津田さんはシコルスキー役なのだが、原作を知っていたので末路を思うと可哀そうだと。
 それでも、初登場時は自分こそ最強と言う気持ちで演じた。
 シコルスキーの全盛期は猪狩との戦いなので、その後が切ない。
 なので、好きな場面は猪狩のあたり

 他の死刑囚は過去があったり、交流があったり、救いがあるんだけど、シコルスキーには何もない。
 うらやましい。いいな~、オレもキャンディー欲しいな~
 シコルスキーの声でそんなこと言うから会場大爆笑でした。
 この台詞は録音して待ちうけにしたいほどの威力だ。

 司会者に最後のほうのシコルスキーは悲鳴しか上げてなかったですね振られる。
 しかもトドメは(ガイア役の)村瀬でしょ。
 あ~、オレ、村瀬にヤられちゃうんだ~って。
 せめて(ジャック役の)三宅くんなら良かったのに。

 などと言いつつ津田さんは、特につらかった事もなく楽しくシコルスキーを演じさせていただきましたと言っていた。
 これは何度か言っていたので、本当に楽しく演じていたのだろう。
 キャラクター的には不遇だったが。

 今度は大塚明夫氏が話す。
 地上最強の生物・範馬勇次郎を演じるにあたり、最強っぽさをどう出せばいいのか悩んだ。
 男塾で言えば江田島平八みたいなもんですよ。
 郷里さんが演じてらした。
「ワシが男塾塾長、江田島平八である!(※ モノマネ)」
 宇宙空間でも息止めていれば大丈夫とかいうムチャクチャな感じで。

 それと刃牙に対する父親としての思いもあるようだし。
 刃牙を演じる信長君とはちょうど親子ぐらいの年齢差……。
 信長君っていくつだっけ? 30ちょっと前? それぐらい?
 私は今年年男なんで、じゃあやっぱり親子ぐらいの年齢差だ。
 その辺の親子の情がある感じで。

 刃牙に対する思いもあって「色を知る歳か!」は好きなセリフです。
 でも、あれ、どういう意味で言ってんのか分んないんだよね。
 往来のど真ん中で仁王立ちだし。
 すぐ後ろで見ていたのかよとか。

 司会者が原作でも議論を呼んだセリフで、成長に対する感慨なのか、その年で彼女作ってうらやましいって感情なのか、と言う。
大塚「いや、嫉妬は無いよね。世界中に子供作ってんだし」

大塚「あげくに初体験の現場にも乗りこんじゃうしね」
津田「いや~、あれ、本当になにしに来たんですかね」
大塚「本当に分かんないよね」

大塚「この作品は今どき珍しく大御所がいっぱいいて、楽しかったですね。
昔は待ち時間にみんな雑談してにぎやかだった。
最近はみんな黙って椅子に座ってお通夜みたいな状態でちょっと寂しい」
大塚「ドリアンが最初に絡む話は別件があったので銀河さんは別撮りだったんですが、いきなりあの声で「ごめんなさいね~(ちょっとモノマネ)」って流れて、みんなびっくりしてスっ転んでました。

津田「本当に男臭い現場だったので、女性一人の雨宮テンちゃん(※ ママ)は端っこにちょこんと座ってましたよ。
そろいもそろって、低音ザラザラ5種類そろえましたみたいな配役で。
新キャラが出てくるたびに低音役者さんが足りないとボヤいていましたよ」

 作中の名台詞を生アフレコする!
 スケッチブックに書かれた候補3つの中から拍手の大きい物を選んで声を当ててもらう。

 シコルスキーは
「試合とは~」
「5人とも喰っちまおうか~」
「最強と最自由を~」

津田「(前2つは)シコルスキーの全盛期で輝いてましたね~。
 しかし、喰っちまおうって、BLじゃないんだから(笑)」

「喰っちまおう~」と「最強~」が競って、僅差で「最強~」になる。
けっこう長いセリフだけど、どこで息継ぎしているのかも不明になめらかで、しかもスゴい声量でさすがプロ!って感じでした。

 勇次郎は「飽くまで喰らえ~」「メスとして己を高めよ」、もう一個は忘れました。
「飽くまで喰らえ~」のスケッチブック2ページにわたる長台詞に、出た瞬間から笑いが起きる。
大塚「色を知る歳かは無いの?」
 「メスとして~」に熱烈な拍手をした二人がいたものの「喰らえ」に決定する。

大塚「何を言っているのか意味わかんないよね、これ。
 途中で笑っちゃったらごめん。」
と言う大塚さんだが、読む前から吹いてしまい、なかなか演じに行けない。
 結局後ろを向いて観客を背にした状態で言う。
 こちらも途切れることなく迫力満点のアフレコだった。
 全然笑っていない。さすがプロの仕事!

 最後はアニメ・バキの宣伝を。
 両氏が特典の板垣先生描きおろしSAGAポスターを取りだす!
「大丈夫、大事なところは隠れています!」
 ざわめく会場。
「オーディオコメンタリーでは、SAGAの回を信長くんと雨宮さんがコメントしています」
 謎のSAGA推しであった。

 さらに銀河万丈さんの「人生(ラヴィ)~」も収録されている。
 アニメが売れれば、続編もバキ道もアニメ化するかもしれないので、みなさん買ってね!
 と言う感じで、約一時間のトークショーは終了する。
 両氏とも気さくでサービス満点の楽しいトークショーでした。


週刊少年チャンピオン2019年9号
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新装版バキ15巻 新装版バキ16巻 新装版バキ17巻 新装版バキ18巻
『バキ』のアニメ化にともなって新装版が発売だ!
毎月2巻ずつ発売で、板垣先生描き下ろし新作エピソード収録(13巻以降)だぞ!
12月は17~18巻で完結だ!

新装版バキ13巻 その後のドリアン感想
新装版バキ14巻 その後のスペック感想
新装版バキ15巻 その後のドイル感想
新装版バキ16巻 その後のシコルスキー感想
新装版バキ17巻 その後の柳龍光感想