2019年10月26日(47号)
連載 第71回 巻の九「ワシだってね、そのくらいはできるよ」

 格闘遊技場"ゆうえんち"での話はいったん置いといて、渋川剛気が神速子連れ観音という異名を持つ神野羽矢雄(かんの はやお)について語る。
 まさか、葛城無門を放置して二回も回想するとは思わなかったぜ。
 さすがに、三回目は無いと思うが……

 神野羽矢雄は、あらゆる攻撃をよける殴られ屋をやっていた。
 で、相手をしていたヤクザがとうとう拳銃を持ちだす。
 だが、神野は拳銃チャレンジを簡単に承諾してしまう。
 銃弾をも凌駕するという自信があるようだ。
 さすがに銃弾をよけたことは無いだろうが、それに近い経験があるのだろうか?

 鉄砲の上手に8メートルの間合いで、拳銃を撃たせる。
 神野は三枚重ねのフライパンで銃弾を受けるという勝負になった。
 やるか。
 やろう。
 そういうことになった。

 で、神野は表情もかえず、あっさり銃弾をフライパンで受ける!
 なんという神技か!
 本当にスゴいのは、平然と普通にスゴいことをやってのける事だ。
 ちょっと演出があったほうが世間受けするんだろうけど。

『ワシだってね、そのくらいはできるよ。』

 渋川先生、超負けず嫌い!
 拳銃を持っているなら、今ここでやると言い出す。
 日本ですから、拳銃なんて持っていないと見越して言っているのだろう。
 もっとも、本当に拳銃を撃ってきても受けそうだ。
 それどころか、合気フライパン返しで銃弾を撃ち返しそう。

 渋川剛気は分析する。
 拳銃で狙うなら的の大きい胴体だ。
 フライパンなら大部分をカバーできる。
 さらに拳銃を持つ手の動きから、着弾点を予想すれば可能じゃ!
 『キマイラ』シリーズの宇名月典善も同じこと言って拳銃をフライパンで受けていたな。
 うん、達人なら可能だ。
 可能なのだッッ!

『神野羽矢雄のやつ、柳龍光と出合っちまったってわけだね。』
『その席に、ワシも呼ばれてたってわけだね。』


 ついに、その時がきたッ!
 ヤクザ代理戦としての神野羽矢雄vs柳龍光だ。
 そして、その場に渋川剛気までいる。

 これは危険な組み合わせだ。
 渋川剛気はスキあらば柳龍光を倒そうと狙っていそうだし。
 ヘタすると大惨事が起きるぞ。
 誰が渋川剛気を呼んだんだよ。
 いや、柳がくると聞いて、渋川さん来ちゃったんだろうな。

 神野は柳龍光を見て、ルール変更を申しでる。
 自分も攻撃させて欲しいと。
 柳を見ただけで、その危険性を見破ったのか!
 神野は反射神経だけでなく、洞察力も優れているようだ。

『で、ふたりは、二畳の正方形の中で向きあったんだ。』

 この狭い空間で柳龍光と神野羽矢雄が殴りあう。
 それを神野の息子・神野仁がじっと見ている。
 さらに、背後で渋川剛気も見ているぞ。
 なんという光景だ。

 柳龍光は鍛えに鍛えて強くなった。
 逆に神野羽矢雄は、たぐいまれな素質があって、もともと強い。
 正反対の二人が勝負する。
 まずは、柳が鞭打で攻撃し、神野がよけた。
 互いの力量は、コレでわかったようだ。
 真の闘争はこれから始まる!

 と、言いつつ、話の流れ的に、神野羽矢雄は死にそうだ。
 息子・仁の目の前で柳に殺される。
 毒手なのか、空掌なのかはワカらんが、こりゃ死ぬな

 で、渋川剛気が襲いかかるスキを与えず柳は逃げる。
 神野仁は父のカタキとして柳を殺したい。
 葛城無門も師・松本太山のカタキ討ちで柳と戦いたいのだ。
 こりゃ、柳の取りあいですね。
 そうなると「勝ったほうが柳とやる」状態になって、戦うハメになりそうだ。

 葛城無門の出番が無いのに、強敵ばかり増えている。
 なんか、今回の"ゆうえんち"で柳と戦えるのかあやしくなってきた。
 このまま第三の回想と敵が出てきたら、柳はあきらめたほうが良いのかも。


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