2020年1月11日(6号)
連載 第80回 巻の九「きみには、ひとつ忠告しておこう」

 夜の格闘遊技場"ゆうえんち"では、各地で最初の戦いが終了しようとしていた。
 敗者は倒れ、病院送りになる。
 勝者は疲労とダメージを抱えながら、次の相手を探す。
 強敵ゴブリン春日を倒した葛城無門は、師・松本太山のカタキである柳龍光を探して歩くのだった。

 観覧車の近くで葛城無門は、地面に倒れている男を見つけた。(ゆうえんち65回
 ここから回り道が長かったな。
 回想に次ぐ回想ッ、そして別地点での死闘だ!
 葛城無門の出番がないまま年を越してしまった。

 倒れたふりをしているのかもしれない。
 葛城無門は警戒しながら倒れている男に近づく。
 男の前歯は全部折れていた。
 左の頬骨が陥没している。
 傷つき気絶している男は、神野仁であった。

 って、前回まで神野仁は柳龍光と戦っていたじゃないか!
 無門とゴブリン春日の死闘が長引いていたから、神野仁vs柳龍光のほうが先に片付いちゃったようだ。
 しかし、メチャクチャにやられている。
 柳に勝つため長年かけて鍛えて準備して、通じなかった。
 神野仁はどんな絶望の表情をして悲鳴をあげたのだろう。
 そして、柳は神野の恐怖を堪能していたんだろうな。

 瀕死の神野仁だったが、まだ意識はあった。
 神野は柳龍光にやられたと言う。
 左手の肉が失われて骨がムキ出しになっているので、空掌勝負に負けたようだ。

「やつの、柳の右手、右手の手袋に、気をつけろ……」

 そう言った後、神野仁は恐怖の叫びをあげて、ふたたび気絶した。
 柳龍光の右手袋には、なにか仕掛けがあるようだ。
 神野はちゃんと情報を伝えてから気絶すればいいのに。
 頬と歯にダメージを負っているので、顔面を狙った攻撃だろうか?
 あまり手袋に気を取られると、別の部分にスキが生まれそうだし、あまり警戒しすぎないほうが良いかも。

 気配を感じて無門がふり返ると、黄海王がいた。
 158センチぐらいの小兵だが、凄腕の拳法家だ。
 黄海王はレフェリー的な立場として"ゆうえんち"に参加している。
 蘭陵王、蛟小金丸、久我重明はモニターで鑑賞中だ。

 そそられたら蘭陵王も参加すると言っていたが、まだ動いていないようだ。
 まずは、柳龍光をめぐる因縁の死闘を見学したいのだろう。
 柳の近くに無門や神野を配置したので、期待通りの死闘になったぞ。

「普段は、口を出さないんだが、葛城くん。きみには、ひとつ忠告しておこう」

「誰かをやっつけたら、ちゃんと金をもってゆかなきゃいけないよ」


 お金は大事だ!
 ということ以外にもなんか理由があるらしい。
 あとで治療費とかが必要になるから、金を貯めておけって事なのか?
 わざわざ忠告してくれたんだから、お金をゲットしておこう。

 黄海王はそれ以上は話さない。
 葛城無門も柳龍光を探して歩きだす。
 園内には後の横綱・龍金剛もいる。
 今度こそ葛城無門は柳龍光と戦えるだろうか?
 話の流れ的にしばらく無理だろうな。
 たぶん、新手の回想が襲いかかってくるぞ!


週刊少年チャンピオン2020年6号
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