2020年10月8日(44号)
第5部 第74話「飲み会」(1251回)

 地下闘技場戦士vs大相撲力士の第三戦は、花山薫が圧倒的な攻撃力で鯱鉾を倒したッ!
 68話からはじまり、6話分試合をしたので、そこそこ長かったのか。
 いや、花山が待っていたり、回想したりで時間をくった。
 実際に闘っていた時間は少なかったぞ。

 鯱鉾は花山のパンチを3回喰らい、2回ダウンした。
 2回目のダウンはわりと長く失神していたので、ボクシングなら10カウントで敗北だろう。
 このダウンで、鯱鉾はいさぎよく敗北を認めた。

「立ち合いでの失神――――」
「ありゃ「死」だぜ…アンチャン」
「ホントなら最初のダウンで終了(おわ)っていた「立ち合い」だ」


 さすが両国のツッパリ野郎・鯱鉾だ。
 つっぱっているけど素直に敗北を認めた。
 相撲は神事でもあるから、見苦しいところを見せちゃいけないのかも。

 地下闘技場戦士は、はっきり言って常識外の怪物ばかりだ。
 花山は格闘技経験のない偉大なる素人かもしれない。
 だが、花山は実戦で戦いまくった歴戦の勇者である。
 拳銃(チャカ)と日本刀(ポントウ)相手に戦ってきた。
 むしろ試合しか経験のない力士のほうが、死合の素人といえるかも。

 花山vs鯱鉾は、花山のほうが格上だった。
 実力差もだけど、死闘の経験差も大きすぎる。
 花山が勝つのは予想していたが、考えていたより差が大きかったようだ。
 鯱鉾よりも、超巨漢の巨鯨と闘わせたほうが、まだ試合になったかもしれない。

 前の2試合を思い返すと、渋川剛気は老齢の達人だ。
 愚地独歩も55歳以上なので若くない。
 選手生命の短い力士から見たら、二人ともとっくに引退している年齢だ。
 力士に比べると、身体能力はかなり劣っている。

 おとろえた老齢の戦士がなぜ強いのか?
 それは卓越した技術だ。
 だから力士と闘うことは、力(パワー)vs技(テクニック)になる。
 ちがう分野の激突であり、駆け引きだった。

 だが、花山は年齢も20歳で若い。
 体格もパワーも、現役力士と同等以上だ。
 はっきり言って、パワー勝負をしたら力士は花山に勝てない。
 だから、渋川・独歩戦とは逆に、力士は花山に技術で戦うべきだったのかもしれない。
 おなじパワー分野で競ったら、実力差がはっきり見えてしまったのだろう。
 技巧派力士の猛剣のほうが花山にあっていたかも。

 ただ、鯱鉾は花山の予想より早く立ち上がったらしい。
 負けは負けだが、ちょっとだけ力士の意地をみせた。

「次 会う時ゃ チャンコで一杯だ」

 鯱鉾は飲み会の約束をして、クールに去る。
 飲み会というか、食事会だよね。
 次回は、ちゃんこ大食い勝負かッ!?

 そういえば、花山が食事をするところはあまり出てこない。
 酒はかなり飲むほうだけど、食事はどうなんだろう。
 あの体格なんだし、大食漢の肉食男子って感じがする。
 動物性たんぱく質を大量にとらないと、あの肉体にはならんだろう。

 花山は外伝だとオムライスを食べたりメロンソーダを飲んだりと、意外と可愛い好みを見せている。
 だが、外伝は時空に歪みを感じるから、別次元の花山かもしれない。
 少なくとも、マスター国松は別物だと思う。

 花山はジャック・ハンマーなみに、がっつり食う系だろうか?
 少量高たんぱく質な酒のつまみで補っているのだろうか?
 ここは、試合後にみんなで ちゃんこ食べて解明してほしい。
 花山の場合は酒好きだから、食べるより飲みのペースのほうがスゴそうだ。
 それどころか、ちゃんこにワイルドターキーを注ぎ込んで、ワイルドターキー鍋にしちゃいそう。


 花山の試合が終わり、次は第四試合だ。
 地下闘技場戦士は愚地克巳が出陣する。
 克巳は控室で、自分の両腕を見ていた。
 左手は身体と同じ肌色だ。
 右手は浅黒い。克巳本来の皮膚の色ではない。
 亡くなった畏友・烈海王の右手を移植したのだ。

 克巳は、刃牙が投げたコンビニ袋に右手で打撃を打ちこむ。
 叩き、打ち、斬る!
 空中に浮いたコンビニ袋を二つに裂いたッ!

 烈海王の右腕を違和感なく使いこなしている。
 克巳(186.5cm)と烈(176cm)は身長差があり、手の長さも違うはずだ。
 でも、違和感がないらしい。
 違和感が無いというのは、違和感があるなー

 むしろ、見ている刃牙が違和感を感じる。
 克巳の背後にッ!?

憑いてる!

「憑いてるわァ……」

 居るッ!?
 烈海王が、居るぞッ!
 夏は終わったけど、怪談特集かよ!

 本当は違和感があるはずなんだけど、烈の霊がサポートしているので違和感が消えているのか!?
 これは喜んで良いのか、それとも怖がるべきか?
 力士との勝負以前に、烈海王との共闘がどうなるのかを見きわめないと。

 烈海王は、どこまで克巳に影響するのだろうか?
 中華料理にうるさくなったり、一向に構わなくなっているかもしれない。
 格下相手でも容赦なく切れて怒りだしたりしそうだ。
 とくにダメな中華料理だされたら、すごい激昂しそう。

 今、視力と聴力を失ったドイルがいたら、克巳に烈の気配が混じっていると言いそうだ。
 いや、素直にニオイが混じっているだけかもしれないけど。
 ドイルの反応が見たいから、いますぐ呼んできて欲しいな。

 今の克巳は脳に良い打撃を喰らうと海王モードになって闘えるかもしれない。
 移植したのは腕なのに、驚愕の足技までも使えてしまう!
 そして、相撲など2000年前に通過していると怒りだしたりして。
 愚地克巳と烈海王の共闘がどうなるのか?
 この試合こそが最大の注目カードだッ!


週刊少年チャンピオン2020年45号
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