2021年2月4日(10号)
第5部 第85話「溶けた」(1262回)

 地下闘技場戦士 vs 大相撲力士の副将戦が開始(はじ)まった。
 範馬刃牙(168cm 76kg) vs 小結・炎(165cm 97kg)という小兵対決だ。
 地下闘技場の王者・刃牙だが、炎に組みつかれて投げ飛ばされてしまう。
 刃牙、ちょっと手を抜きすぎじゃないか?

 地下闘技場の観客は刃牙が投げ飛ばされたことにどよめく。
 絶対王者である刃牙を投げ飛ばしたのだ。
 炎は強い。

「強ぇえ~~~!!!」
「俺 強ぇえ!!!」
「相撲 強ぇえ!!!」


俺 強ぇえ!!!

 投げられた刃牙か観客が言っているのかと思ったら、炎が自分で言っていた!
 とんでもない自画自賛だよ!
 まあ、実際スゴ技でした。
 刃牙の油断があってこそだろうけど。

 いつものように刃牙は安定して油断していた。
 強くなりすぎた刃牙は、油断したりイメージで負荷を増したりして苦戦したがる性癖なのだ。
 炎は、ここで勝った気になってはいけないぞ。

 投げられたけど、刃牙は足から着地して相撲的にも負けていない。
 おなじく投げられた愚地独歩は手から着地していた。(バキ道7巻 62話
 スマートでエレガントで、さすが地下闘技場王者だ。

 その愚地独歩は、渋川剛気、花山薫と共に試合を見ている。
 なぜか愚地克巳がいない。
 敗北した克巳には見学する権利が無いのか?
 いままで試合を見学していなかった花山はいる。
 やっぱり王者にして友である刃牙の試合は気になるのだろう。

 みんな、刃牙があっさり背後を取られて投げられたことに驚いている。
 小兵だが炎は強い!
 でも、刃牙が油断しすぎたのが原因だ。
 刃牙が時折このように油断するのを 見て見ぬふりをする情けが地下戦士たちにも存在した。

 それでも、炎がスピードとパワーを兼ね備えているのは理解(わか)る。
 投げられた刃牙はちょっと炎を見直したようだ。
 油断するのをやめて、本気出しちゃおうかな~の表情をする。
 今度の刃牙は、いつものファイティングポーズだッ!

 先ほどは炎に合わせて、組み技の構えをとっていた。
 だが、今度は自分のスタイルで勝負する!
 得意な打撃を出しやすく、動きやすい。
 刃牙にとって、もっとも馴染む構えだ。
 もう組み技には付きあわない!

 やっと刃牙が本気になった。
 こうなれば地下闘技場王者の貫禄だ。
 炎は刃牙に巨大横綱オーラを感じる。
 認識を改め、刃牙が強いと認めた。
 ここからは本気と本気の激突だッ!

『後日 小結 炎は述懐する』
『刃牙の――』
『左手が――』
『溶けた』


 またまた、試合中に試合後のインタビュー開始だッ!
 って事は、少なくとも炎は死んでいない、と。
 大塚平兵衛のように死後にインタビュー受けた場合もあるので、確定ではないが。(16巻 142話

 その炎が語るには刃牙の左手が溶けたらしい。
 いや、とけないでしょ!
 究極の脱力により肉体を液化するイメージを刃牙は完成させている。
 液化どころか気化すら可能だ。(範馬刃牙32巻 258話
 しかし、それは刃牙の脳内イメージで、他人に見えないはずだ。

 だが、炎は刃牙の液化を感じている。
 これは刃牙のイメージ力が強くなって、他人にも影響を与えているのだろうか?
 そのうちにスタンド能力に目覚めるかもしれない。
 エア勇次郎を召喚できるようになったら事実上無敵だ。

 刃牙がゴキブリダッシュを使う時は、全身を液化するイメージだった。
 だが、今回は左腕だけだ。
 最小の変化で最大の効果を狙うのか?
 刃牙は身体の使いかたが上手くなっているようだ。

 究極の脱力から放たれるのは、全格闘技最速の攻撃――――ジャブだッッ!
 範馬勇次郎も「骨っぽく」「漢(おとこ)らしい技」と認める攻撃である。バキ道4巻 29話
 駆け引きも、騙しも使わず、正々堂々と真正面から打ちこむッ!
 液化するほどの脱力から生み出されるジャブは、まるで水銀のムチだ!
 相撲には存在しない速度の一撃が炎のアゴをとらえる。
 炎はまともに喰らって、髪がほどけ尻もちをついたッ!

 刃牙が本気を出したら、即座にこれだ。
 炎は早くも相撲的に敗北してしまったぞ!
 これが地下闘技場王者・範馬刃牙が油断していない時の強さだ!
 果たして炎は立ち上がれるのか?
 次回へつづくのであった。
 でも、来週は休載だ! 休載の文字が小さいッ!

 本来の実力差なら、こんなもんだろうな。
 と言う感じの刃牙でした。
 でも、ちゃんと新技を開発していたな。
 左腕だけ液化するジャブってのは便利そうだ。

 鞭打の応用で完成させたのだろうか?
 こうなると克巳のムチ化イメージによるマッハ突きとどちらが速いのか勝負して欲しいかも。
 ムチと液体化、どっちが速い!?


週刊少年チャンピオン2021年10号
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・おまけ感想
『RIZIN』朝倉カンナvs『バキ道』板垣恵介 格闘技対談!(2019/4/17)
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新装版バキ15巻 その後のドイル感想2回目
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8巻は65話から73話までッ!

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