2022年6月30日(31号)
範馬勇次郎がなんか優しい!
そんな勇次郎の優しさに触れているのは蹴速だ。
優しく強さを試されているぞ。
この優しさはいつまで続くのか!?
今回は蹴速の独特フォームの蹴りがカラー表紙だ!
書き下ろしじゃないのが、ちょっと残念ですね。
やっぱこの独特なフォームは蹴速の特徴なのだろう。
宿禰が肋骨を掴んで投げるというオリジナルを持っているように、蹴速も変な蹴りというオリジナルを持っている。
本編では蹴速の蹴りを範馬勇次郎が足で挟んだところからだ。
蹴りが捕まった状態なので蹴速が焦るのかと思ったが、わりと冷静だ。
やはり、蹴速はなかなかの胆力を持っている。
修羅場経験も豊富なのかもしれない。
「まずは飛んでみますか」
膠着状態から蹴速が動いた。
左足を掴まれているのなら、右足で蹴れば良い!
蹴った足を掴まれたときの定番行動である、『軸足でジャンプしてから、軸足で蹴りに行く』だ。
でも、これだと捕まっているほうの足を振られたら空中でバランスを崩して地面に落下しそうだ。
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
蹴速は軸足で蹴りに行く。
と見せて、勇次郎に捕まっていた足をさらに蹴り上げる。
空中から空中に勇次郎を持ち上げ、天井に叩きこむ!
って、ええ~~!?
何が起きた!?
軸足でジャンプした運動エネルギーを勇次郎に乗せて、天井まで蹴りこんだらしい。
僧帽筋を切られて腕が使えなくなった宿禰が相手を抱えてジャンプすることで投げの高さを補ったみたいな感じだ。
片足ジャンプで勇次郎を運んだというあたりが凄い。
自分と相手、二人分の体重を片足で持ちあげる事ができるんだから、両足ジャンプなら4人分までイケる?
イスタスに関節技を極められながら、片腕で二人分の体重を支えてジャンプした克巳には負けるかもしれないけど。
それでもただ事ではない脚力だ。
天井に叩きつけられた勇次郎は、そのまま天井を破って落ちてこない。
どうなっているんだ?
さすがの範馬勇次郎もビックリだろうな。
と思ったら、背後から範馬勇次郎が声をかけてきた。
いつの間に移動したんだ?
「旧い屋敷ってのは」
「抜け道が多いものだ」
静かに移動してきたらしい。
天井に叩きつけられるというのは、ちょっとした失態だ。
クールな帰還でミスを誤魔化した感じか?
余裕ぶっているけど、内心屈辱に燃えたぎっていそう。
勇次郎って地上最強と言われている割に、こそこそと侵入するの得意だよね。
刃牙の家に侵入する時だけかもしれないけど。
おかげで侵入や抜け道に詳しくなったのだろう。
「あれも出したい………
これも使用(つか)いたい……」
引田天功なみの脱出を見せた範馬勇次郎に蹴速が感動しちゃっている。
自分のもつ技をあれこれ試したい!
まずは足で正拳を作る!
足の指をグーにした蹴りだ!
これは烈海王と同じ蹴り技だぞ。
中国4000年に、どこかで追いついていたらしい。
だが、勇次郎は姿が消失したようにかわし、後ろ蹴りで蹴速を蹴り上げた。
すさまじい勢いで蹴速は天井に叩きこまれて、天井を突き抜ける。
やっぱり勇次郎は天井に叩きつけられたことを恨んでいたんだろうか?
同じことをして留飲を下げたようだ。
範馬勇次郎は地上最強だけど、鷹揚に構えることができない人ですね。
勇次郎が叩きつけられてできた穴は円形に近い。
だが、蹴速がぶつかってできた穴は人型に近いようだ。
蹴速がぶつかった速度のほうが速いので、天井板が綺麗に破れたってことでしょうか。
蹴りの威力は、勇次郎のほうが上らしい。当たり前と言えば当たり前なんだけど。
しかし、天井が低すぎないか?

蹴速は天井裏でのびているのか、出てこない。
と思っていたら警備隊長・加納秀明がやってきて、蹴速が帰ったと告げる。
蹴るのだけでなく、逃げるのも速い!
範馬勇次郎の魔の手から無事に逃げ出せたようだ。
技を試したいと言っていながら、やっぱ無理となったようですね。
だが、逃げ足も実力の内だ。
大きなダメージを受けないうちに逃げるのは、なかなかセンスが良いぞ。
いや、逃げる時の姿を見ていないから、本当にダメージ少ないか不明ですけど。
本当はもっといろいろな技を試すつもりだったけど、思ったより強烈なのを喰らっちゃったので早退したのかも。
なんにしても、蹴速は五体も尻も無事だったようだ。
かなりの偉業だ。
蹴速はけっこうやり手ですね。
範馬勇次郎の試しが終わったところで次回につづく。
これで次回から、刃牙vsジャックの再戦に話題が戻るのだろうか?
だが、蹴速という新手の参加があったのだ。
第二回兄弟対決に蹴速が割り込んでくる可能性がある。
さらに宿禰も出てくるかもしれない。
先の読めない展開になってきたぞ。
そして、金竜山の計画は終わっているのだろうか?
地下闘技場で相撲を貶めても世間は変わらないよね。
日本が相撲に支配される計画とか準備していそうで怖いな。

週刊少年チャンピオン2022年31号
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