岡本倫の週刊ヤングジャンプ連載「極黒のブリュンヒルデ」第114回です。
間一髪、結花を助け出した美咲。
良太たちも現れ、イニシャライザー・レンが怪物を始末したものの、何と美咲のビーコンが作動し、その場で溶けてしまう。
そんな凄惨な場面を目撃し、衝撃を受けた結花。
その一方、黒服を手に入れた佳奈姉は車の中で歓喜するのだが…!?
研究所の責任者として任務失敗の件で何処かに謝罪する小野寺。
恐らくは高千穂だとは思いますが、呼び出しではなく電話で話している様子からすると違うのかな?
いつ孵卵するのか分からない為、運が悪かったと相手に伝えた小野寺。
「バカね…孵卵が本当に運次第だと思っているなんて…」
邪悪な笑みを浮かべる小野寺だが、どうやら今回はるるみが孵卵するのを知っていて送り出したらしい。
という事は、最初からこの任務を成功させる気はなかったのか?
3人のチームにしたのは2人をエサにする為であり、(研究所内であってもやりにくいと思われる)魔女を食べたモンスターがどういう反応をするのか見たかったのでしょうか?
一方で、偶然を装ってこういうものが存在する事を世間に知らしめようとしているとも考えられます。
小野寺がどういう経緯で魔女になったのかは分かりませんが、自分の力をアピールしたがっている様にも見えますし、世間を騒がせて自分が外に出る口実を作りたかったのかも知れません。
一方、学校を休んだ佳奈だが、脚は治ったものの今回の件はかなりショックだった様子。
「自分があんな風になってしまうのかと思うと…もうイジェクトして死にたくなる」
寧子がイジェクトする心配をしていた佳奈だが、どうやら寧子だけの話ではなかったらしい。
そんな彼女にかける言葉が見つからない良太。
こればかりはどしようもない良太ですけど、あるいはこの孵卵問題も鎮死剤製造問題の様にいつか解決の方向に向かうのでしょうか…?
そんな中、学校の帰りなのか佳奈を心配して結花が訪ねてくる事に。
自分もいずれ孵卵してあんたたちを食べると言う佳奈だが、佳奈は自分を食べるわけがないのだという。
「あの子化け物になる前からやな奴だったもの 私を高く放り投げて殺そうとしたり」
「だから理性を失ったあとに人を襲いだしたのよ」
何と、化け物になったのかるるみだからああなってしまったと言い切った結花。
まあ、襲われた事で「やな奴」という印象になった様ですけど、むしろ精神的に幼かったため理性が全く働かなかった様な気もします。
自分が死にかけているのに助けてくれようとしたのは理性ではなく本能だと言う結花。
「だからあんたは理性を失ったって私を食べたりしない 絶対に」
化け物になったら頑張ってベジタリアンになってもらうと、あくまでも前向きな発言をする結花だったのだが…!?
どんな姿になっても佳奈の事を信じるつもりらしい結花。
良太そっちのけで熱い友情を語る結花ですけど、こうなってくると魔法使いについても色々教えておく必要がある気がします。
高校で寧子たちに何かあっても良太がフォロー出来ますけど、佳奈が中学校で事件に巻き込まれてた場合すぐには動けませんからね。
一方で、良太が好きで天文台のマスコットになりたいとか言っていた結花ですけど、今回は目の前に良太がいるにも関わらず全く無視状態でした。
自分の事そっちのけでただ純粋に佳奈の事を考えていたらしい結花。
何とも熱い結花ですけど、良太が寧子たちを守るために何度も命の危機に晒されて来た様に、彼女もこれから何度も大変な目に遭う事になるのかも知れません。
その一方で、化け物になっても大丈夫な様な事を口にした結花ですけど、もし本当に本能に打ち勝つ事が出来たらその姿のまま生き続ける事は可能なのでしょうか?
だとすると良太の天文台ハーレムはいつか化け物博物館になる?(笑)
実は化け物の姿のままさらに成長が続くと脱皮の様な形で普通の人間に生まれ変わる(人類の誕生の真実?)という、驚愕の結末が待っているのでしょうか…?
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